坂林和重の技術士試験コラム
2010年8月
技術的体験論文は、テーマ選定が重要です。
技術的体験論文の作成は、進んでいますでしょうか?
皆さんの現在の進捗は、第1回目のたたき台が完成しはじめているでしょうか?
JES技術士セミナーの受講生は、第1回ヒヤリングを受けています。
第1回のヒヤリングを受けて約1割程度の人が、第1回目のたたき台を提出し始めています。
たたき台を見ると、「まだまだ荒削りで、磨くところがある」印象を受けています。
これから2.5か月で磨きに磨きをかけて、素晴らしい論文になる予感がしています。
まず論文は、テーマの選定が重要です。
【技術士法第二条】+【受験申込書】+【業務経歴票】の三者に一致したテーマである必要があります。
ヒヤリングで決定したテーマで論文の骨格を作成して満足できる内容にする予定です。
皆さんも頑張ってください。
技術士にふさわしい優れた知識と経験から得られた経験を論文表現。
皆さんは、技術士試験を落とす試験だと思いますか?
それとも合格させる試験だと思いますか?
私は、技術士試験を合格させる試験と思っています。(ほとんどの国家試験は、合格させる試験だと思いますが)
なぜならば、技術士試験センターや国は、技術士が増えることを望んでいます。
そのため、可能であれば、より多くの人を合格させたいと考えています。
ただし合格とするための条件があります。
技術的体験論文の中で、技術士にふさわしい知識と経験が感じられることです。
多くの受験生は、実績を求めらていると思っていますが、そうでありません。
技術士試験に求められている技術士にふさわしい優れた知識と経験から得られた経験を論文表現して、合格を勝ち取ってください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験に合格しやすい人の行動や傾向。
資格試験に合格する人と不合格の人で何となく違いがあります。今日は、いつもと趣向を変えて合格しやすい人の行動や傾向を考えてみます。
資格試験に合格しやすい人は、一般に次の行動をとっています。
1、合格するには、何をすべきかを考えている。
2、勉強するための計画を持っている。
3、計画を実行している。
また、性格的には、次の傾向があります。
1、合格に役立つ意見を積極的に取り入れて、素直に従う。
2、自分への投資は、惜しまない。
3、苦しくとも逃げない。(勉強できない理由を言わない)
以上は、100%で無いですが、合格する人の何となく持っている傾向です。(例外も多数あります)
このような人は、1回は体調不調などによって不合格になる場合もありますが、翌年に必ず合格しています。
皆さんの一発合格の参考にしていただきたく思います。
ディスカッションからリーディングとライティングを行い優れた論文を作成。
技術士試験の答えは、みなさん(受験生自身)の中にあります。その答えをどのように取出し論文に表現するかが合否を決めます。
技術的体験論文も、どのような技術的体験をしたか、みなさん(受験生)自らが語ることで記述されていきます。
そのためJESでは、受講生と講師がディスカッションを活発に行いリーディングとライティングを行う事で優れた論文を作成しています。
ディスカッションでは、技術士になるために(技術的体験論文を作成するために)何が重要かを議論します。
その中からみなさん(受験生自身)の最近約10年以内の体験で論文にしていく内容を2案見つけます。
2案を講師との間でリーディングとライティングを繰り返すことで、宝石の原石を磨くようにブラシアップしていきます。
JESでは、これを論文提出の3ヶ月後まで繰り返して、光り輝く技術的体験論文に仕上げて、合格を勝ち取っています。
みなさんも、ぜひ今年の一発合格のため、頑張りましょう。
技術的体験論文は、技術士らしい考え方を記述した論文に仕上げて。
技術的体験論文で重視されるのは、技術士にふさわしい考え方をしているかどうかです。
多くの人は、結果を重視して技術的体験論文を書かれていますが、結果はそれほど重要でありません。
どのような素晴らしい結果があったとしても、それが、偶然の結果であれば、技術士になれません。
重要なのは、結果に至るプロセスで「どのように考えたか」です。
「どのように考えたか」⇒「技術士にふさわしい考え」⇒「技術士試験合格」となります。
そのため「数年以内で画期的な業績が無いので論文にするネタは無い」と悩まれる受験生もいます。
そのようなはずはあません。何も仕事をしていなければ別ですが、一生懸命仕事をしているはずです。
ベテラン技術者がなしえた「良い結果」であれば、技術的体験論文のネタになる可能性が十分あります。
考え方によっては、「悪い結果」であっても、技術的体験論文のネタになる可能性がありますが、「失敗ネタ」は、避けた方が無難だと思います。(良い考え方をすれば、良い結果を期待しますので)
そのため(1)どのように考え、(2)どのような結果が出て、(3)将来的にどのような事が期待できるか、を意識して考えを記述するとよいでしょう。
技術的体験論文は、良い結果だけを記述する論文で無く、技術士らしい考え方を記述した論文に仕上げてください。
では、一発合格を目指しましょう。
技術的体験論文で使用する図表は、シンプルなものを使用してください。
技術的体験論文で使用する図表は、シンプルなものを使用してください。
複雑な図表や美的に凝ったものは、採点官に不評です。
なぜならば我々は、技術者であり芸術家でありません。
複雑な図表や美的に凝ったものは、目的が違います。シンプル イズ ベスト。
技術表現するのに必要なものが何かを考えて、必要最小限に絞り込んで図表にするのが、「必要な情報」を理解判別した技術者と言えます。
逆に複雑な図表や美的に凝った図表は、理解判別されていない図表となります。
論文を読む人が、理解しやすいシンプルな図表を使用しましょう。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士にふさわしい技術的体験論文を作成して、一発合格。
きょうは、技術的体験論文をどのように考えて書くかを述べたいと思います。
技術士試験の論文とよく比較されるのが、(1)博士論文(2)学会論文(3)特許などあります。
受験生の中には、(1)~(3)の論文をそのまま持ってくる人がいます。
技術士試験の技術的体験論文と(1)~(3)の論文は、目的が違います。目的が違えば、書き方も変えなければなりません。
そのため、(1)~(3)をそのまま持ってきた場合に良い結果になりません。
技術的体験論文の目的は、記述した人が技術士にふさわしい人物かどうかを確認する事にあります。
別の言い方をすると、技術的体験論文の目的は、技術士として必要な知識・経験・思考過程を備えた人物かどうかを確認する事です。
それでは、技術士にふさわしい技術的体験論文を作成して、一発合格を目指しましょう。
技術的体験論文で「詳述しない1例」にも気配りをしてください。
「技術的体験論文」の記述テーマを業務経歴票から選定するのですが、良いテーマを決めましたでしょうか?
論文提出の課題としては、次のように書かれています。
あなたが受験申込書に記入した「専門とする事項」について実際に行った業務のうち、受験した技術部門の技術士にふさわしいと思われるものを2例挙げ、それぞれについてその概要を記述せよ。さらに、そのうちから1例を選び、以下の事項について記述せよ。
さてここで意外とおろそかになるのが、2例のうちで「詳述しない1例」です。
詳述する1例は、データを揃えて論理的に記述していきます。書き終わった後は、想定問答を行い模範回答も準備します。そのため、理想的な内容になっているはずです。
ですが「詳述しない1例」は、詳述しないので論理的な考察も行いませんし、データも準備しません。そのため、もし「簡単に概要を説明してください」と質問された場合にパニックになってしまう場合があります。
論文記述段階において、「簡単な概要と記述しなかった理由」程度は、10分程度説明できるレベルで考えておく必要があります。
試験官が納得できる10分間程度の説明ができれば、あまり追及する質問は、無いと思います。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術的体験論文の作成日程の提案です。
技術的体験論文の作成日程は、次のよるのも良い方法です。
1、~8/31:論文の大まかな構成を作成する。
2、~9/30:論文に必要な業務データを収集する。
3、~10/31:論文の推敲を重ねて清書する。
4、~11/第1週:論文を提出する。
さて、この日程で進めるとすれば、いまは、論文テーマの選定と論文構成の検討です。
論文テーマによっては、受験申込書に記載した「専門とする事項」に一致しない場合も考えられるので、早め早めに進めるのが良いでしょう。
早めに進めるのは、論文テーマの変更をできる余裕のある日程にするためです。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術的体験論文の要求品質について。
今日は、技術的体験論文の要求品質について考えてみます。
旧試験制度において、試験時間の中で体験を記述する時は、極めて短時間で記述していました。
その時の採点官の見る目は、「短時間で記述しているのだから」という見方でした。
そのため、決定的な問題でなければ、多少のミスは、減点になりませんでした。
しかし、現在の試験制度においては、8月8日(日)の試験終了から11月上旬の論文提出まで3ヶ月間の長い時間があります。
これだけ長い時間をかけて記述した技術的体験論文の品質は、小さなミスが無いどころか高度な内容でなければなりません。(3ヶ月間の時間をかけて作成する論文です)
旧試験制度で通用していた考えは、現在通用しません。
高度な内容とは、難しい内容と言う意味でなく、技術士としての見識を持った論文と言う意味です。
難しい内容の論文が良いと思う誤解がさらに行き過ぎて、難解な論文にならないように注意してください。
技術士としての見識を持った論文は、採点官の一歩先を行く、時には採点官に感動を与える論文であれば理想的と考えます。
3ヶ月間で推敲に推敲を重ねて良い論文を作成してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術的体験論文は、受験部門・選択科目・専門とする事項に一致させる。
あなたがこれから書く技術的体験論文ですが、受験部門・選択科目・専門とする事項に一致する必要があります。
名刺などに技術士と肩書表示する場合について、技術士法第四十六条に次のように書かれています。
また技術的体験論文の採点項目は、次のようになります。「受験者の技術的体験を中心とする経歴の内容と応用能力(経歴及び応用能力)」
技術的体験論文は、技術士法第二条に適合した内容で記述する。
さて昨日までに技術的体験論文の構成を話しました。今日は、技術的体験論文の内容について話してみたいと思います。
技術士法第二条に次のように書かれています。
この法律で重要なのが、科学技術・・・(省略)・・・・・・指導の業務です。この条件を満足し、なおかつ、業務経歴票に記載してある業務を技術的体験論文に記述する必要があります。
この条件に一致している技術的体験論文をデータやグラフを示しながら、具体的に記述していきます。
指導してくれている講師と書きこむテーマを決定したら、テーマを記述するのに必要なデータを集める必要があります。
また、必要であれば、データを新しく測定する必要があります。データを新しく測定するのであれば、あまり時間がありません。急いで指導してくれている講師と打ち合わせしましょう。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
(5)現時点での技術的評価及び今後の展望は、評価され将来ある技術。
きょうは、最後の項目(5)現時点での技術的評価及び今後の展望です。
(1)あなたの立場と役割
(2)業務を進める上での課題及び問題点
(3)あなたが行った技術的提案
(4)技術的成果
(5)現時点での技術的評価及び今後の展望
この項目は、「現時点での」「技術的評価」及び「今後の展望」に分かれます。
現時点でのとあるので、今でもその技術が評価されている必要があります。
評価が終わり、どこにでもあるありふれた技術では、問題ありです。
また、「技術的評価」「今後の展望」なので現時点でも有効な技術である事が必要です。
すなわち、いまでも評価され将来ある技術です。
書き方としては、次のように書くのが良いでしょう。
(5)現時点での技術的評価及び今後の展望
1、技術的評価
・・・・・・・・・・・・・・
2、今後の展望
・・・・・・・・・・・・・・
以上です。さて、ここまでで技術的体験論文の構成を提示してきました。ただし、今日までの(1)~(5)の提示は、基本です。
この基本が理解できて、さらに自分の技術的体験に合わせたアレンジがお勧めです。技術的深みのある文章を記述する事も重要です。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
(4)技術的成果は、技術士らしい成果である事。
次は、「(4)技術的成果」です。
(1)あなたの立場と役割
(2)業務を進める上での課題及び問題点
(3)あなたが行った技術的提案
(4)技術的成果
(5)現時点での技術的評価及び今後の展望
この技術的成果は、次のようなものがあると思います。
1、金額的な利益
2、技術的な向上
3、CO2排出量の削減
4、省エネルギー
5、将来への技術的発展
6、新技術の開発
この成果は、複数あるのが良いでしょう。また、内容も定量的で、技術士らしい技術的成果であることが、望まれます。
では、一発合格に向けて頑張りましょう。
(3)あなたが行った技術的提案は、主体があなたです。
今日は、「(3)あなたが行った技術的提案」です。
(1)あなたの立場と役割
(2)業務を進める上での課題及び問題点
(3)あなたが行った技術的提案
(4)技術的成果
(5)現時点での技術的評価及び今後の展望
この文は、「あなたが」「行った」「技術的」「提案」と分解できます。
よって「あなたが」主体になります。他の人ではダメです。
また「行った」から、実施が必要です。空論ではダメです。
そして「技術的」から、技術的である必要があります。技術士法第二条を確認してください。
最後に「提案」から、あなたが提案している事が必要です。
以上を踏まえて「(3)あなたが行った技術的提案」を記述してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
(2)業務を進める上での課題及び問題点は、課題と問題点を区別して。
次に「(2)業務を進める上での課題及び問題点」です。
(1)あなたの立場と役割
(2)業務を進める上での課題及び問題点
(3)あなたが行った技術的提案
(4)技術的成果
(5)現時点での技術的評価及び今後の展望
「(2)業務を進める上での課題及び問題点」は、課題と問題点を区別して書くのが良いと思います。
1、課題としては、・・・・・。
2、問題点としては、・・・・・。
ところで「課題」と「問題点」は、しっかりと区別できていますでしょうか?
課題:これから達成すべき目的・目標です。
問題点:解決すべきトラブルです。
この違いを意識して書いてください。
では、合格に向けて頑張りましょう。
(1)あなたの立場と役割は、技術士らしい役割と立場にする。
さて技術的体験論文です。
(1)あなたの立場と役割
(2)業務を進める上での課題及び問題点
(3)あなたが行った技術的提案
(4)技術的成果
(5)現時点での技術的評価及び今後の展望
「あなたの立場と役割」で技術士らしい役割と立場にする必要あります。
技術的責任者です。責任者である立場を説明して、技術的体験の中で、中心的業務を担当した事を説明します。
これは、課長や部長と言う意味でありません。課長や部長でもマネージメント業務であれば技術的体験になりません。
技術的な思考業務である必要あります。その意味では、担当者で問題ありません。技術的責任者である事が解る立場と役割を記述します。
技術的な内容は、(2)以降で記述しますので(1)では、「立場と役割」のみを記述します。
では、(2)以降を明日記述します。頑張りましょう。
技術士試験で技術的体験論文の構成について。
昨日は、技術的体験論文の要求事項について考えました。さて今日は、論文の構成について考えます。
論文構成は、下記になります。
(1)あなたの立場と役割
(2)業務を進める上での課題及び問題点
(3)あなたが行った技術的提案
(4)技術的成果
(5)現時点での技術的評価及び今後の展望
各項目は、自分の技術的体験論文へうまく適用してください。
論文は、次のようになります。基本的に「あなた」を「私」に換えただけです。
そして「・・・・・・・・・・・・・・・」が本文になります。
(1)私の立場と役割
・・・・・・・・・・・・・・・
(2)業務を進める上での課題及び問題点
・・・・・・・・・・・・・・・
(3)私が行った技術的提案
・・・・・・・・・・・・・・・
(4)技術的成果
・・・・・・・・・・・・・・・
(5)現時点での技術的評価及び今後の展望
・・・・・・・・・・・・・・・
では、明日は、1件1件について考えてみます。
今日からは、技術士試験の技術的体験論がテーマです。
このコーナーは、今日から技術的体験論文について書いていきます。論文のテーマは、下記です。(以下は、試験センターからの転載)
(1)総合技術監理部門以外の技術部門
課題 | あなたが受験申込書に記入した「専門とする事項」について実際に行った業務のうち、受験した技術部門の技術士にふさわしいと思われるものを2例挙げ、それぞれについてその概要を記述せよ。さらに、そのうちから1例を選び、以下の事項について記述せよ。 (1)あなたの立場と役割 (2)業務を進める上での課題及び問題点 (3)あなたが行った技術的提案 (4)技術的成果 (5)現時点での技術的評価及び今後の展望 |
さて今日は、「あなたが受験申込書に記入した「専門とする事項」について実際に行った業務のうち、受験した技術部門の技術士にふさわしいと思われるもの2例挙げ、それぞれについてその概要を記述せよ。さらに、そのうちから1例を選び、以下の事項について記述せよ。」の部分です。
論文条件が下記となります。
1、「あなたが」と書いてあるので、他の人の経験ではダメです。自分の経験です。
2、「受験申込書に記入した」は、受験申込書に記入してある必要があります。
3、「専門とする事項」とあるので、受験部門・選択科目・専門とする事項で一致する内容とする必要があります。
4、「実際に行った業務」は、自分が参加した業務と言う意味になります。
5、「受験した技術部門の技術士にふさわしい」は、技術士法第二条を満足する必要があります。技術士法第二条を確認しながら書く必要があります。
6、「2例挙げ」とあるので、上記の1、~5、を満足する例を2例記述する必要があります。
7、最後に「それぞれについてその概要を記述せよ」と書いてあるので、2例の概要を書きます。
8、「さらに、そのうちから1例を選び」は、記載した2例のうちで1例を選択する必要があります。
9、「以下の事項について記述せよ。」とあるのは、(1)~(5)を項目を分けて記載する必要があります。
では、明日は、(1)~(5)を見てみましょう。
技術士試験受験対策の王道は、「技術士として考えて行動し表現する」事です。
さて今日から技術的体験論文の作成を開始しましょう。
詳細は、試験センターの下記URLか、または、先日受験票に同封して郵送された「技術的体験論文について」を参照してください。
http://www.engineer.or.jp/examination_center/ex_report/ex_report2010.html
筆記試験受験対策で理解できたように、技術士試験受験対策の王道は、「技術士として考えて行動し表現する」事です。
これから作成する技術的体験論文も「技術士ならばどのようにするだろうか?」を考えて作成してください。
それと、技術士の言動が想像できない人は、「自分が理想とする高級技術者ならばどのようにするだろうか?」と考えて作成してください。
試験官は、「技術士として充分な技術的体験内容か?」と評価検討して判断します。
そのため受験生としては、技術士と名乗らないだけで、すでに、技術士と同様の技術的体験を論文にします。
さてこれから受験申込時に提出した「業務経歴票」が、重要になります。
業務経歴票に記載した内容で、どの業務を技術的体験論文にするか検討します。(←ここは、非常に重要です)
論文テーマが決まっている人は、データ収集から初めてください。
では、3月の合格発表を楽しみに頑張りましょう。
次のターゲットは、圧倒的に優れた技術的体験論文の作成です。
今日の試験、お疲れ様でした。しっかり回答は、書けましたでしょうか?
記憶の新しい今のうちに、回答の復元をしてください。
さて次のターゲットは、技術的体験論文の作成です。
合格発表を待ってはいけません。今から作成して、プロの添削で圧倒的に優れた論文を作成しましょう。
なぜなら技術的体験論文だけで合否が決まる人もいます。採点の仕組みは、次のようになります。
新合格判定【1】技術的体験論文が良判定、かつ【2】質疑応答が良判定で両方を満足して合格です。 第一関門は「合格論文」の提出、第二関門は口頭試験「想定外質問対処法」で一発合格。
確認事項 Ⅰ.受験者の技術的体験を中心とする経歴の内容と応用能力 (経歴及び応用能力) Ⅱ.必須科目及び選択科目に関する技術士として必要な専門知識及び見識 Ⅲ. 技術士としての適格性及び一般知識 体系的専門知識 技術に対する見識 技術者倫理 技術士制度の認識その他 成 績 × ○ ○ ○ ○ 全てが○で合格です。(×が1個でもあれば不合格)
この採点表を見て解るように、口頭試験でうまく質疑応答ができてもだめです。
質疑応答の前に「技術的体験論文」ですでに不合格が決まる人もいます。(質疑応答で挽回不可能)
では論文提出まで3ヶ月間の充分な準備をして、一発合格を目指しましょう。
試験直後にやるべきは、回答復元と技術的体験論文作成開始。
みなさん明日の8月8日(日)は、技術士試験です。
試験直後に実施するのは、回答内容を復元して、指導講師へ連絡です。
ベテラン指導講師は、回答を見れば合否判定ができます。
また筆記試験での回答によっては、口頭試験でフォローする必要があります。フォローの有無を指導講師に確認してください。
さて、これから技術士試験対策の第2弾です。
第2弾で実施するのは、技術的体験論文です。
筆記試験が終わりましたら、ただちに技術的体験論文を始めてください。
なぜなら、筆記試験対策でご理解いただいたように、理想的論文を書くのに時間が必要です。
合格発表の10月下旬から2週間での提出では、無理があるのです。
8月~10月の3ヶ月間で理想的な技術的体験論文を作成して、一気に合格しましょう。
それでは明日の試験、頑張ってください。
最後の確認は、「今後の動向と課題」の確認です
いよいよ技術士試験まで2日になりました。準備は、予定通りできていますか?
勉強について、全てをやりつくすという事は、ありえないです。勉強については、考えていた範囲に少しでも手がついていれば満足しましょう。
試験当日の持っていく物は、確認できていますか?
服装は決まっていますか?
電車の時刻は、確認できていますか?
試験日にやるべきことは確認できていますか?(試験終了後に回答の復元をしてください)
全てが確認できたら、明日は、何もしない予定で今日だけ少し勉強するのも良いでしょう。
ですが、夜更かしは厳禁です。朝型の行動パターンにしてください。
今日の勉強は、「キーワード集とその解説」の確認です。特に「今後の動向と課題」の確認です。
(ついでに、回答で「やるべき事」と「やってはいけない事」も確認しておきましょう)
明日は、何もしないでのんびりと過ごしましょう。試験日は、技術士らしく考えて回答しましょう。
では、合格を祈念しています。
技術士試験までに合格テクニックを整理整頓しておきましょう。
みなさん、いままで勉強してきた事の整理整頓や点検は進んでいますか?
技術士試験は、いままでの業務姿勢が問われる試験なので付け焼刃では太刀打ちできません。
試験まで日にちがありませんので、いまから新しい事を勉強するよりも、いままで勉強した事を整理しましょう。
受験テクニック的なものでは、合否に直接影響する事や間接的に影響する事があります。
全てを総動員して合格点を勝ち取るために、受験テクニックを整理しておくのをお勧めします。
例えば次の事です。
1、「ですます調」よりも「である調」にする。
2、「口語体」より「文語体」にする。
3、「否定文」より「肯定文」にする。
あるいは、次の事です。
1、空白を少なくする。
2、箇条書きを効果的に使う。
3、図解する。
上記以外でも多くを勉強してきたと思います。試験日まで整理して抜けの無いようにされるとよいです。
採点官が、「この回答は、どこかに問題ありそうだ」と思いがら採点するのと「これは素晴らしい回答に違いない」と採点するのでは、同じ回答でも結果が大きく違います。
全体に空白の目立つ回答は、「記述量不足」と採点されます。今までのテクニックを駆使して、空白が目立たないように、最後の1行までしっかりと記述してください。
では、合格を祈念しています。
技術士試験で試験前の不安解消法。
昨日ですが、受験勉強で不安になり、苦しんでいる人がいました。きょうは、なぜ不安になるかを書いてみます。
まず技術士試験は、難易度の高い試験です。勉強していても、不安になるのが当然の試験なのです。
同じ受験生で約9割の人が、同じ不安と格闘しています。残りの約1割のほとんどは、合格を初めからあきらめている人です。
すなわち、合格しようと思いの強い人が、不安になっているのです。
だとすれば、不安を受け入れて、どのように乗り越えるかを考えた方が良いです。
一つの方法として、合格した後の事を思い描くのも良い方法です。
「合格証の到着・名刺に技術士と書く・仲間と合格祝賀会をする・職場で技術士として活躍する」などあると思います。
合格した後の良い事を思い描いてこのハードルを乗り越えてください。
では、合格を祈念しています。
試験会場での試験時間外の過ごし方。
今日は、試験日の休憩時間や帰宅時間など時間外の過ごし方についてお話します。
まず試験前の休憩時間です。
何人かの受験生は、知人らと一緒に受験していると思います。あるいは、懐かしい人に合うかもしれません。
ですが、その時は、その知人と軽い挨拶だけにしておきます。
何人かの受験生は、受験談議や結果談議をしているのを見かけます。良くありません。
「勉強した?」「いや~、忙しくて勉強できなかった」や「問題書けた?」「あんな問題が出るとは思わなかった」「全然書けなかった」などです。
仲間と話をするのは、楽しいです。親しみや共感も湧きます。ですが、今日は試験日です。
試験の日に親交を温めても試験結果にプラスになりません。親交を暖めあうのは、別の日にしましょう。
相手にとっても迷惑なはずです。(おそらく試験に集中したいと思っているはずです)
それよりは、試験直前であれば、キーワード集を眺めておきましょう。
次に試験直後です。
試験直後であれば、どのような回答をしたか記録しておきましょう。
筆記試験の回答いかんによっては、口頭試験で質問があるかもしれません。
あるいは、筆記試験のミスを口頭試験の時に補足説明する必要があります。
もし不合格になっても、翌年の受験対策で「何が失敗だったか」を分析できます。
試験会場では、知人にあっても軽い挨拶だけにして、試験に集中して合格を勝ち取りましょう。
では、合格を祈念しています。
あと6日間をどのように過ごすかで技術士筆記試験の合否が決まる。
技術士の筆記試験まで今日を入れてあと6日間になりました。
技術士試験の前日は、軽めの勉強にするので除くとすれば、あと5日間です。
4月の受験申込書提出から苦労して勉強してきました。あと少しで一つの結論が出ます。
この5日間をどのように過ごすかですが、いままで勉強した事の復習がお勧めです。
新しい知識は、脳内に定着させるのに時間が必要です。少数であれば問題ないでしょうが、多くを望めません。
それよりも今までの知識であれば、多くを定着させる事が可能です。
定着させる知識は、もちろん三区分法でまとめたキーワード集の「今後の動向と課題」です。
「今後の動向と課題」は、技術士に求められている見識のネタになります。
このネタを使って論文を記述するのですからしっかりと見ておく必要があります。
「今後の動向と課題」は、技術士としてどのように考えているのか、自分独自の考えです。
自分独自の考えとは、教科書に記載されて無いけれども多くの人が認める見識です。
キーワード集を持ち歩いて、時間があれば読みふけってください。
では、一発合格に向けて頑張りましょう。
気温30℃超で受験は、実力発揮のため万全な対策が必要です。
先程、今年の受験生から「受験会場を見てきました」の連絡が来ました。
試験会場は、すでに相当の暑さのようで、「当日は、暑さ対策をしていきます」とのことでした。
気温が、30℃を超える中で受験だと実力が発揮できません。万全な対策が必要です。
そこで私なりに考えつく暑さ対策を書いてみます。
1、服装
まず服装は、上から「帽子・首にタオル・Tシャツ・短パン・サンダル」とします。
ただし、エアコンの吹き出し口の真ん前の席になった場合を考えて、1枚着る物を持参します。
2、頭や体を冷やす物(汗対策)
頭や体を冷やす物(汗対策)として、「凍らせたペットボトル2本・濡れタオル・乾いたタオル・小さなハンカチ・冷感シール・頭や首に巻くアイスノン・団扇」を準備します。
特に小さなハンカチは、手の下に敷く必需品です。回答を書いている手が、汗ばんで用紙をぬらすと悲惨な結果になります。
それから風を送るのに、扇子よりも団扇が良いでしょう。
3、持ち物
保冷剤をお弁当と一緒に準備します。目的は、お弁当の食中毒対策です。
以上です。
上で書いた物すべてを準備する必要無いですが、暑さ対策をしてなるべく快適に受験してください。
では、8月8日(日)に充分実力を発揮して、技術士にふさわしい技術者である事をアピールしましょう。
合格を祈念しています。
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