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JESは技術士試験専門予備校として、全部門(21部門)の合格ノウハウを教えることを宣言いたします。【代表取締役:坂林和重】 各コース一覧表(PDF)

坂林和重の技術士試験コラム

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学会論文との違い

2024.04.26

【コラム本文】学会論文との違い

技術士は、技術責任者(技術リーダー)であると同時に技術の専門家です。すなわち技術士は、専門的な話をする(論文を書く)必要があります。ただし重要なのは、話をする(論文を読む)相手です

貴方は、技術士が専門的な説明をしたり論文を提出する相手をどのような人か意識しているでしょうか?

技術士の話を聞く相手は会社経営者社長です。一般的に会社経営者は、経営のプロであって技術については、素人です。そのため貴方には、技術の素人にも理解できるような極めて高度な説明力が求められます。

これが学会論文の場合は簡単です。学会は、プロの集団です。プロが相手の説明では、多少の省略などしても自分の知識で補って正しく理解してくれます。受け手が、貴方のレベルに合わせてくれるからです。しかし技術士の場合は、ダメです。省略すれば、省略した状態で理解されます。

例えば、貴方が、「ガスクロ解析した結果がこのグラフです」と説明したとします。相手が専門家であれば、「ガスクロマトグラフ分析した」と理解します。そして、ガスクロマトグラフでは、解析できないので「分析を解析と言い間違えたか、分析結果を解析したのかな?」と説明間違いの修正までしてくれます。

これが、相手が会社経営者であれば、ダメです。まずガスクロマトグラフを知りません。そこで「ガスクロ?そのような物か何かるのかな?」と考えます。そして、「ガスクロとは、解析できる組織かな?人かな?」とも考えます。すなわち、技術士とは、会社経営者社長へ専門的な説明をするので高度な説明力を必要とするのです。これ以外でも技術士論文では、注意すべき点があります。機会があったときに説明します。

では、一発合格を目指して頑張りましょう。

平成24年度無料セミナー開始

きょうから2024年7月15日(月・祝)の第2次筆記試験まで80日です。

<第一次試験>今日の第一次試験 です(今日は、河川に関する問題です)

2024年の試験日である2024年11月24日(日)第1次試験日まであと212です。2024年は、ぜひ合格しましょう。

さて、JESでは、第一次試験の過去問題も分析しています。繰り返し出題される問題を知りたい人は、動画ページ(←ここをクリック)から確認してください。

第一次試験の勉強用に基礎科目、適性科目、専門科目(機械部門、電気電子部門、建設部門、環境部門、上下水道部門)について第一次試験の動画をvimeoにUPしています。 2023年の合格を目指している人は、vimeoに登録して視聴してください。

もしご視聴されたい人は、下の科目名をクリックしてご覧になってください。

基礎科目(←ここをクリック)

適性科目(←ここをクリック)
機械部門(←ここをクリック)
電気電子部門(←ここをクリック)
建設部門(←ここをクリック)

環境部門(←ここをクリック)

上下水道部門(←ここをクリック)

 

では、今日のコラムです。さて今日の第一次試験の問題 です。(今日は、河川に関する問題です)

 

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過去問クイズ(河川)

河川法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

(1) 二級河川のうち指定都市の区域内に存する部分であって、
当該部分の存する都道府県を統括する知事が当該指定都市の
長が管理することが適当であると認め、かつ同意を得た場合は
指定する区間の管理は当該指定都市の長が行う。

(2) 河川管理者は、河川整備基本方針に沿って計画的に河川整備を
実施すべき区間について「河川整備計画」を定めておかなければ
ならない。

(3) 堤防等河川管理施設の敷地である土地の区域は、河川法上
当然に河川区域となるものとされ、河川区域の指定等の行為は
必要とされていない。

(4) 河川区域内の土地において工作物の新築等をしようとする者は
その土地が河川管理者以外の者が権原に基づいて管理する土地
である場合には「工作物の新築等の許可」及び「土地の占用の
許可」を受けなければならない。

(5) 一、二級河川以外の河川lで市町村長が指定したものを
「準用河川」といい、指定した市町村長が二級河川に関する
規定を準用して管理する。









⇒答え(4)

(1)適切。

(2)適切。 

(3)適切。

(4)不適切。
河川法第26条に基づいた手続きが必要となります。
「土地の占用の許可」ではなく、「河川区域内の行為許可」を
受けなければなりません。

(5)適切。


日本の河川は、「一級河川」「二級河川」「準用河川」の3つの
種類に分けられます。

一級河川:
定義:一級河川は、流域面積が大きい水系の中で、経済的または
安全上の観点から重要度が高いと認められ、国土交通大臣が指定
した河川です。

特徴:全国に109あります。
国土保全上または国民経済上特に重要な水系で、政令で指定された
河川が該当します。一般に、洪水や高潮などの災害時の被害が
大きいため、防災対策が重要です。

二級河川:
定義:二級河川は、比較的流域面積が小さい水系の中で重要度が
高いと認められ、都道府県知事が指定した河川です。

特徴:全国に7,029あります。
一級河川以外の水系で、公共の利害に重要な関係がある河川が
該当します。一級河川よりも規模が小さく、災害時の被害が
少ない傾向があります。

準用河川:
定義:準用河川は、一級河川・二級河川以外の河川で、市町村長が
指定した河川です。河川法を準用することとなります。
特徴:一級・二級河川以外で、市町村長が指定したものです。
 一級・二級河川同様、河川法に基づいて管理されます。

※平成21年の過去問です(一部変更)。

以上です。

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では、次の試験での合格を目指して頑張りましょう。このコラムは、拡散希望です。 1人でも多くの人に技術士になっていただきたく思います。このコラムが、読者の励みになればと思います。 転記転載転送をよろしくお願いします。