坂林和重の技術士試験コラム
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学会論文との違い
【コラム本文】学会論文との違い
技術士は、技術責任者(技術リーダー)であると同時に技術の専門家です。すなわち技術士は、専門的な話をする(論文を書く)必要があります。ただし重要なのは、話をする(論文を読む)相手です。
貴方は、技術士が専門的な説明をしたり論文を提出する相手をどのような人か意識しているでしょうか?
技術士の話を聞く相手は、会社経営者(社長)です。一般的に会社経営者は、経営のプロであって技術については、素人です。そのため貴方には、技術の素人にも理解できるような極めて高度な説明力が求められます。
これが学会論文の場合は、簡単です。学会は、プロの集団です。プロが相手の説明では、多少の省略などしても自分の知識で補って正しく理解してくれます。受け手が、貴方のレベルに合わせてくれるからです。しかし技術士の場合は、ダメです。省略すれば、省略した状態で理解されます。
例えば、貴方が、「ガスクロで解析した結果がこのグラフです」と説明したとします。相手が専門家であれば、「ガスクロマトグラフで分析した」と理解します。そして、ガスクロマトグラフでは、解析できないので「分析を解析と言い間違えたか、分析結果を解析したのかな?」と説明間違いの修正までしてくれます。
これが、相手が会社経営者であれば、ダメです。まずガスクロマトグラフを知りません。そこで「ガスクロ?そのような物か何かるのかな?」と考えます。そして、「ガスクロとは、解析できる組織かな?人かな?」とも考えます。すなわち、技術士とは、会社経営者(社長)へ専門的な説明をするので高度な説明力を必要とするのです。これ以外でも技術士論文では、注意すべき点があります。機会があったときに説明します。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
きょうから2024年7月15日(月・祝)の第2次筆記試験まで80日です。
<第一次試験>今日の第一次試験 です(今日は、河川に関する問題です)
2024年の試験日である2024年11月24日(日)第1次試験日まであと212日です。2024年は、ぜひ合格しましょう。
さて、JESでは、第一次試験の過去問題も分析しています。繰り返し出題される問題を知りたい人は、動画ページ(←ここをクリック)から確認してください。
第一次試験の勉強用に基礎科目、適性科目、専門科目(機械部門、電気電子部門、建設部門、環境部門、上下水道部門)について第一次試験の動画をvimeoにUPしています。 2023年の合格を目指している人は、vimeoに登録して視聴してください。
もしご視聴されたい人は、下の科目名をクリックしてご覧になってください。
・適性科目(←ここをクリック)
・機械部門(←ここをクリック)
・電気電子部門(←ここをクリック)
・建設部門(←ここをクリック)
では、今日のコラムです。さて今日の第一次試験の問題 です。(今日は、河川に関する問題です)
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では、次の試験での合格を目指して頑張りましょう。このコラムは、拡散希望です。 1人でも多くの人に技術士になっていただきたく思います。このコラムが、読者の励みになればと思います。 転記・転載・転送をよろしくお願いします。