坂林和重の技術士試験コラム
2011年1月
(再受験の人注意)一発合格できる人とできない人の違い。
きょうは、一発合格できる人とできない人の違いについて書いてみます。
みなさんは、何が違うと思いますか?
1、知識量?
2、頭が良い?
3、経験が豊富?
答えは、いずれでもありません。答えは、試験の目的を理解しているかどうかです。試験の目的を理解している人は、一発合格できます。
すると皆さんは、「わたしは、試験の目的を理解してるのに合格できない」と言うかもしれません。
ですが、私(坂林)がセミナーで何度となく受講生の皆さんに「試験の目的」を説明しても「理解できました」と言いながら、1回で理解できていません。複数回説明してやっと理解できています。技術士試験の目的は、技術コンサルタント能力の有無です。この一言の意味を理解するのに複数回の説明を必要とします。
皆さんは、技術士試験の目的を理解して、一発合格を目指してください。
時間があるのに勉強に手がつかない場合の対処。
きょうは、時間があるのに勉強に手がつかない場合の対処について書いてみます。
1、とにかく始める。
時間があるので阻害要因は何もないはずです。勉強が手につかないのは、精神的なものが原因です。そこで勉強を単純作業と思ってとにかく始めます。多くの場合、10分間も続けていれば、気分が高揚して勉強モードになります。「ランナーズハイ」の状態です。
2、自分の得意分野を勉強する。
それでも勉強に手がつかない場合は、自分の得意分野を勉強します。勉強の目的は、苦手な分野を得意分野にすることです。そのため得意分野を勉強するのは、目的から外れますが、気分が高揚して勉強モードになるまでは、得意分野を勉強します。
3、その他。
勉強が手につかない状態を想定して事前に準備しておきましょう。例えば、勉強の目的をはっきりさせておきます。紙に書いてどこか見やすいところに掲示しておきましょう。また、勉強したくなるような資料などを準備しておきましょう。例えば試験に合格した後の計画書などです。
さあ皆さん2月になります。少しずつですが、勉強モードになりましょう。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
「何としてでも今年合格する」と思い勉強しましょう。
あなたの技術士試験に対する本気度は、どの程度でしょうか?
難易度の低い資格試験であれば、それほど本気を出さなくても合格できます。
しかし、技術士試験など難易度の高い資格試験は、本気にならなければ合格できません。
勉強するときは、「今年の受験で合格する」と強く念じて勉強します。いつか合格と思って勉強してはいけません。
また、何かの予定と勉強が重なったときどこまで勉強を優先できるかも本気度です。まず勉強するのは、変えません。本気の人は、勉強するのが前提で、重なった予定をどうするかを考えます。
皆さんは、勉強するのを本気度を試されていると思って勉強してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
天命を待てるほど人事を尽くしましょう。
性格で「肯定的に考える人」と「否定的に考える人」がいます。
お勧めは、「肯定的に考えて行動」することです。(行動の伴わない肯定的な考えは、単なる楽観主義です)
肯定的に考える人は、考えれば考えるほど資格試験の合格に近づきます。
例えば、「どうやれば合格できるだろうか?よし、あれをやってみよう。きっと実力がつくはずだ。よし頑張ってやろう」となります。
否定的に考える人は、考えれば考えるほど資格試験の合格から遠ざかります。
例えば、「合格できるだろうか?やりようが無いかもしれない。きっとやっても無駄だ。やめておこう」となります。
皆さん、「肯定的に行動する人」になりましょう。
諺にもあります。「人事を尽くして天命を待つ」です。天命を待てるほど人事を尽くしましょう。やれる事を全てやれば、結果はついてきます。(人事を尽くさずに天命を待つことのないように)
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
合格するために、資格取得者にふさわしい人財になるのが試験対策
試験センターが試験を実施する目的は、資格取得者にふさわしい人財をより多く合格者として認めるために実施します。そのために試験センターは、より多くの合格者を出したいと思っています。これは、作問委員も同様に考えていることです。そのために、試験関係者は、まず合格させることを前提で試験実施を進めます。(合格させないのが目的であれば、試験を実施しないはずです)
ここで重要なのは、「資格取得者にふさわしい人財」の部分です。すなわち「合格するために、資格取得者にふさわしい人財になる」のが試験対策になります。
この「資格取得者にふさわしい人財」とは、技術士法第二条に記述されています。さらに技術士法第二条に適合した人財かどうかを確認するための評価基準が発表されています。
これから受験される人は、これらの情報をもとに「自分自身の能力を評価し」技術士法第二条に適合した人財になっていただければと思います。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
自分の考えた解答を多くの人が認めれば、正解。
技術士試験の勉強は、学校の勉強と違う学習方法をする必要があります。
学校の勉強は、先生が生徒に対して知識と情報を流します。そして生徒は、知識と情報を理解して暗記することで勉強します。この勉強が成り立つ試験は、「必ず唯一無二の(一つの)答えが存在している場合」です。
例えば、大化の改新「大化2年(646年)1月」や重力加速度g=9.8m/s2など学校で習う知識や情報は、より多くのことを理解や暗記することで正解に近づきます。正解は、教科書の中にあります。
技術士試験の場合は、違います。正解は、解答者の人数分だけあります。正解が、解答者の人数分だけあるということは、「正解が解答者の頭の中にある」という意味になります。
よって技術士試験の勉強方法は、講師に解答を教えてもらうのでありません。自分が解答を作り周りに認めてもらえる正解かどうかを講師に判断してもらうのが、技術士試験の勉強方法になります。
言い方を変えれば、「自分の考えた解答を多くの人が認めれば、正解」です。(異端の解答は、不正解ということです)
それでは、一発合格を目指して頑張りましょう。
指導者を信頼し、一気に合格するのが最短の合格法。
勉強をうまく進めて能力を伸ばすには、疑問を持たないで信じる事も必要です。
機械であれば、同じことをすれば、同じ結果になります。人間は、感情に影響される動物です。同じことをやっても、感情によって結果が変わってきます。
例えば、中学生は、「担任の先生が良かったからこの科目が得意になった」というのをよく聞きます。これは、担任の先生に好感を持ち勉強の効率が上がったからです。
社会人である皆さんは、良き指導者を得て自分の能力を伸ばすのが当てはまると思います。
逆に、指導者に対して疑問を持つと自分の能力を伸ばすのが難しいかもしれません。
良き指導者を見つけて、信頼して、一気に合格するのが最短の合格法です。
では、一発合格に向けて頑張りましょう。
試験のときに要求される能力の120%を目標にしてちょうど良い。
勉強の環境が整わないと悩まれている人はいますでしょうか?
例えば、「話し声が聞こえる」「エアコンが効かない」「時間が無い」などです。
ですがそれはそれで、受け入れて勉強してください。本番試験会場では、悪条件で受験するかもしれません。あるいは、試験途中で間違えに気づいて解答を書き直すかもしれません。それでも実力が発揮できて合格できるように、普段から集中力を養う訓練と思ってください。
試験のときに要求される能力の120%を目標にしてちょうど良いと思ってください。
JESでは、筆記試験の直前に模擬試験を行います。その時の受験時間は、本番の半分の時間で受験していただきます。
JESでは、本番の半分の時間でも合格論文を書けるように訓練します。
みなさんも厳しい環境で頑張って一発合格を目指してください。
難関試験に合格する必要項目3点。
難関試験に合格する人について書いてみます。
難関試験に合格する人は、次の必要項目3点を持っています。
1、自分のやるべき事が分かっている。
2、やるべき事の計画を持っている。
3、計画を実行している。
それでは、それぞれについて考えてみます。
1、やるべき事について。
難関試験を受験するのですから、合格までに相当勉強が必要です。無駄をしているわけにいきません。必要な勉強をしっかりと把握する必要があります。自分が何を勉強すべきか、しっかりと理解しましょう。あるいは誰か(指導者など)に教えてもらいましょう。
2、計画について。
計画は、どのようなことにでも必要です。資格試験の場合は、本番試験に向けて勉強計画を作成します。現在の能力から合格までへの能力アップの「やるべき事の日程表」を作成します。あるいは誰か(セミナーなど教育機関)に作成してもらいましょう。
3、計画の実行について。
やるべき事が分かって計画を持っていても、実行しなければ意味がありません。実行は、誰にも代わってもらえません。自分が実行するしかないのです。できるとしたら、誰かにあおりを入れてもらうくらいです。そういう意味では、信頼できる人に勉強の成果を見てもらうのも良いかもしれません。
「やるべき事」を「計画」に従って「実行」して、今年の試験に一発合格しましょう。
技術士試験、途中で挫折しそうな人へ。
きょうは、途中で挫折しそうな人へと題して書いてみます。
皆さんは、技術士試験で合格まで行き着く人と、途中で挫折する人の違いが分かりますか?
多くの人は、能力に違いかあると思っていますが、大きな違いはありません。(ごくまれに、きわめて能力の高い人がいますが、例外です) 私が何人も見てきて気づく一番大きな違いは、途中であきらめるかどうかです。 途中で挫折する人は、「これが自分の限界」と自分で決めてあきらめています。合格する人は、「次の試験で合格する」と信じて勉強を続けています。自分に限界を決めていません。 これが、JESの説明している「自分に限界を決めないでほしい」と言っている理由です。自分の限界を決めるとその限界を超える能力が発揮できません。自分には出来ると信じて目標にチャレンジしていただきたいと思います。 では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験の勉強は、継続させるのが重要です。
「継続は力なり」という言葉があります。技術士試験において、まさにこの言葉がぴったり当てはまります。技術士試験は、1年間の長きにわたる試験期間です。突然勉強を始めても実力の付かないのが技術士試験です。
さてその継続法の一つを提案したいと思います。
1、受験動機をはっきりさせる。
受験動機を明確にすることです。例えば、転職を考えるのもよいでしょう。起業独立を考えるのもよいでしょう。年収アップを考えるのもよいでしょう。どのような動機でも構わないので、強い動機を作ることです。受験動機があれば、多少のことではへこたれないと思います。
2、勉強を習慣化する。
勉強をパターン化します。例えば、電車通勤の時間は、必ず勉強に当てます。通勤時間が片道で1.5時間の人であれば、往復で3時間になります。200日勉強すれば、それだけで600時間になります。
3、勉強仲間を作る。
お互いに刺激し合える勉強仲間を作ります。勉強の意欲を高めあう仲間を作ることで競争して勉強します。勉強会をするのもよい方法です。
さて資格は、難関資格を取得するのがおすすめです。誰でも取れる資格は、ほかの人に取得してもらいあなたは難関資格に挑戦しましょう。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
「勉強における質問方法」と「仕事における質問方法」の違い。
きょうは、「勉強における質問方法」と「仕事における質問方法」の違いについて書いてみます。
技術士試験を受験する人は、社会人です。毎日会社で仕事をしています。
仕事をしている中で不明点があれば、上司から「解らないことは知っている人間に聞きなさい」と業務指導されていると思います。
この業務指導は仕事上においては正しいのですが、勉強においては不適切です。目的が違うからです。
仕事における目的は、会社にとって良い結果を出すのが目的です。勉強は、本人にとって良い結果を出すのが目的です。
この違いによって次の違いが出てきます。
1、会社の場合
途中経過はともかく正しく適切な答えが得られれば問題ありません。そのために、答えを出す人間は、あなたでなくてもかまいません。早く正確な答えを出せる人間を見つけることが重要になります。
2、個人の勉強の場合
結論はともかく正しい答えが得られる途中経過(プロセス)が身につけば問題ありません。そのために、問題点が何かを考えて、課題を設定して、答えを導く方法をあなたが、学ぶ必要があります。
すなわち、会社は結果が重要で、個人は途中経過が重要なのです。
以上から勉強において質問するときの内容が違ってきます。
1、まず過去に会得したスキルで自分なりの答えを見つけます。
2、指導者に考え方が正しいかを質問してみます。(その時に答えが正しいかを聞いてもかまいませんが、重要なのは、考え方です。答えが正しいかどうかで無いです。)
3、考え方が正しければ、別の場面で正しく応用できるかを確認します。
以上です。それでは、一発合格を目指して頑張りましょう。
勉強疲れを取る方法。
きょうは、勉強に疲れたときの対処の仕方について話します。
皆さんは、勉強に疲れたときにどのようにされますか?
1、何もしないで休憩をする。
2、TVや雑誌などを見る。
3、それでも勉強する。
もし重要な勉強であれば、「3、」の選択をお勧めします。
多くの人は、「1、」または「2、」を選択されますが、本当に疲れがとれるかどうかです。
おそらく変わらないと思います。精神的な疲れは、筋肉疲労と違います。筋肉疲労では疲労物質が体内にたまるのですが、精神的な疲れは単調な勉強に飽きたことによる疲れです。
勉強に飽きると「勉強に疲れた」という状態になります。気分転換をすれば、精神的疲れが取れるのです。
その証拠に、「勉強に疲れた。ハードな映画でも見よう」という人もいます。ハードな映画では、かえって疲れるかと思うでしょうが、気分転換で精神的疲れが取れます。「1、」の何もしない人も脳は、活動しているのです。精神的疲れを取るのに行うのは、気分転換です。
すなわち気分転換の方法として、「勉強する内容を変える」や「勉強場所を変える」などすればよいのです。「体を動かす」というのも気分転換する方法です。
ぜひお試しください。
勉強しようと思う強い意志が、勉強時間をねん出する。
あなたは、勉強の時間がありますか?
きょうは、勉強する時間が無いと思っている人に時間について話してみます。
まず誰でも時間は、1日で24時間あります。少ない人も多い人もいません。
また会社の勤務時間は何時間でしょうか?残業時間を含めると多くの人は、8~12時間です。
この時間差の16~12時間をどのように使うかが資格試験の合否を分けます。
16~12時間の多くは、睡眠時間と通勤時間かと思います。睡眠時間を5時間とすると勉強に割り当てられる最大時間が、11~7時間になります。
勉強は、この時間を最大限に活用します。「食事をしながら勉強する。歩きながら勉強する。風呂に入りながら勉強する」など工夫をします。歩きながら勉強するのは、ICレコーダーを使えば可能です。問題を1問読んでから、入浴すれば風呂場でも勉強できます。
もし年度末などで時間が取れないという人でも、休日はあると思います。1か月で休日無しという人はいないはずです。(もし1か月休日無しの人は、会社自体を考えたほうがよいかもしれません)
どんなに忙しい人でも勉強する時間は、作ることができます。重要なのは、「どのような工夫をしても勉強する」という強い意志です。
では、合格を目指して頑張りましょう。
1年早く合格すれば、178万円の得をする。
今日は、皆さんに一回の受験での合格をお勧めしようと思います。
まず1回不合格になった場合は、経済的損失が大きいです。経済的損失には、次のものがあります。
1、収入増加の機会損失
資格に合格した場合は、得られたであろう資格手当がもらえないです。技術士の資格手当の相場が2万円なので下記となるかもしれません。
2万円×(12か月+ボーナス4か月)=32万円
2、時間的損出の金額換算
「時は金なり」といいます。多くの人は、時間をお金で買っています。例えば、食べ物を購入するのは、自分で取得する時間をお金の支払いで節約しています。電化製品購入も自分で電化製品の製作する時間をお金で節約しています。毎日2時間勉強を365日継続するとして、時給2千円であれば、1年節約で下記となります。
2時間×365日×2千円=146万円
3、その他
その他としては、家族とのだんらんが1年間制限されます。収入が少ないことによる年金納付が少ない分は、将来の年金などに影響も出ると思います。
以上から、32万円+146万円=178万円+αが1年分の損失になります。逆に言えば、1年早く合格すれば、178万円の得をすることになります。
皆さんは、1年でも早く合格するように、多少のお金を使ってでも一発合格を目指してください。
では、がんばりましょう。
今のうちに平成22年度の問題を解いてみましょう。
きょうは、来年初めて技術士を受験される人へ平成22年度の試験問題の解答の提案をします。
あなたは、来年の平成23年度の受験が何回目ですか?
もし初受験であれば、できるだけ早い時期に平成22年度の試験問題を解答してみるのを提案します。解答してみて、信頼できる人に採点してもらってください。結果は、ほとんどの人が、不合格のはずです。
不合格の結果になっても問題ありません。試験勉強をする前なので、不合格になるのが当たり前です。この提案の目的は、あなたの実力と合格との距離を確認するためです。
試験勉強は、あなたの実力を合格レベルにするためのものです。あなたが、目標までの距離を確認して、合格計画をたてるために重要な確認です。
また、採点してくださった人に、採点の結果で勉強すべきポイントを聞くとよいでしょう。
文書構成が不合格なのか?論説力が不足なのか?などを確認すれば、勉強計画をたてやすくなります。
では、合格まで頑張りましょう。
技術士の勉強をする基本の書籍は、1冊にしましょう。
技術士の勉強をするときに使用する基本の書籍は、1冊にしましょう。(この書籍を基本書といいます)
なぜ1冊にするかというと、体系的に重複せず勉強するためです。
本を何回も変えていくと重複して勉強してしまいます。必要であれば、サブテキストとして増やすのは構いません。
基本にする書籍は、1冊にしましょう。
それから書籍は、理解できなくても全ページを通読しましょう。全ページを通読した後で不明箇所を熟読します。
さらに理解できない場合に、他書で詳しく調べます。理解できたら、いつも使う基本書に戻るようにしましょう。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
考え方試験は、考え方を学び、自分で答えを出すのが基本的な進め方。
「知識試験(普通の資格試験)」と「考え方試験(技術士試験)」の違いによる勉強の進める気構えについて書いてみます。
知識試験の場合は、どこまで知識が増えたかや、法則や公式を大量に記憶することで合格に近づきます。そのため、知識試験は、何をどれだけ覚えるか?どの様な解答が正しい答えなのか?が重要になります。すなわち答えを覚える感覚で勉強します。
それに比べて、考え方試験は、どのように考えるかが重要です。良い考えであれば、よい解答が出るという感覚です。また考え方は、千差万別で考える人で変わります。解答が、解答者の人数だけあります。ということは、自分で考えなければ答えが出ないという意味です。
勉強する方法としては、考え方を学び、自分で答えを出すのが基本的な進め方です。
では、一発合格を目指しましょう。
一発合格を目指す人は、やるべきことを理解してから勉強しましょう。
あなたは、技術士試験の難易度をどのように思いますか?
私は、難しい試験ですが「見方によっては簡単な試験」と思います。
矛盾しているようですが、次の意味です。
1、どのようにすれば合格するかが解らないと、難易度が高い資格である。
2、やるべきことが理解できれば、簡単に合格できる資格である。
これが私が、「自分自身で試験に挑戦して、さらに、受験指導して」の実感です。
また受講生が、1回の受験で合格していくのを見ての感想です。
技術士試験に合格するためにやるべきことは、誰でもできることばかりです。それほど難しいことをしなくても合格できます。
ですが、合格できないで何度も受験している人がいます。何度も受験している人は、合格のためにやるべきことを理解できてないから不合格なのです。
もしあなたが、複数回受験しているのであれば、勉強を始める前に「何をすべきか」理解してから勉強することを強くお勧めします。やるべきことを理解せずに前年と同じ勉強を継続しても不合格です。
また、一発合格を目指す人は、「まず指導者と何をやるべきか納得するまでディスカッションしてから勉強すること」をお勧めします。
では一年間合格するまで頑張りましょう。
技術士試験の求めている理想像は、技術指導者。
技術士試験を何年も受験する人は、知識習得を勉強の中心にしています。一発合格を目指す技術士試験の受験生は、知識習得を受験対策にしては、いけません。
多くの受験生は、経験年数が10年以上です。10年以上の経験年数で蓄積した知識があれば、問題なく合格できます。もし不足していたとしても、あと少し知識を足すだけで合格できます。
経験10年以上の技術者が、不合格になる理由は、知識不足でありません。技術士試験は、知識に頼ってはいけません。知識を蓄えることで受験対策にしていると、次回の試験も危険です。
技術士試験を受験する人がやるべきは、次の2点です。
1、すでに持っている知識や入ってくる知識の整理。
2、整理した知識の記述方法の習得。
なぜならば、技術士試験の求めている技術者像は、研究者でなく技術指導者だからです。
技術士試験が求めている理想像を理解して、一発合格を目指しましょう。
一発合格するには、他の人と同じ失敗をしない事です。
技術士試験では、1~2回で合格するのがお勧めです。年数で言いますと、1~2年での合格がお勧めです。遅くとも3年以内が良いと思います。この理由は、次によります。
1、4年間は、勉強する気力が続かない。(一番気力充実は、2~3年と思います)
2、実力のピークは、2~3回目の受験と思います。
もし、4回目の受験をするのであれば、勉強方法を変えたほうが良いです。JESに新しく入塾してくる複数回受験の受講生には、まず過去の受験ヒヤリングから始めます。複数回受験する原因は、次の場合が多いです。(約9割の人が、下記に該当します)
1、受験部門や選択科目のミスマッチ。
2、筆記試験の文書記載力の不足。
3、業務経歴票の記載の不適切。
4、技術的体験論文の文書記載力の不足。
5、口頭試験での準備不足。
皆さんは、指導者に指導を受けて、事前に準備して一発合格してください。
技術士試験での問題の正解は、自分の中にある。
技術士試験とほかの資格試験で問題の解答に大きな違いがあります。
それは、技術士試験の解答が、一つと限らないことにあります。もっと言えば、解答者の人数分の数だけ正解があると言えます。
この事は、解答者が、自分の正解を自分で作る必要があるということになります。今までの他の資格試験では、模範解答を暗記したり記憶したりして勉強することができました。この勉強方法が、技術士試験ではできないのです。
なぜ暗記や記憶で勉強できないかといいますと、自分の正解は、自分の中にしかないからです。そのために、勉強すべきは、自分の中にある正解をどのように表現するかということです。
この表現方法が、論文を書く起承転結であったり、箇条書きであったりするのです。
皆さんは、問題の正解は、自分の中にある。指導して下さる人は、「自分の中にある正解をどのように表現すれば良いかを教えてくれる人」と理解してください。
では、一発合格に向けてがんばりましょう。
技術士試験に最短で合格する「良い計画・良い指導者・良い練習」がある。
技術士試験は、マラソンや駅伝と非常に似ています。
マラソンや駅伝は、ゴールがあります。技術士試験にも合格というゴールがあります。
どのような名選手(受験生)でも合格というゴールの方向を間違えると永遠に合格できません。
まず合格の方向を見定めて、その合格するまでの計画を事前に考えます。
合格までの計画を立てますが、途中で山があり谷があります。勉強が進まない時もあると思います。合格までは、平坦で無いのが普通です。
合格まで頑張るのは、ランナーである受験生ですが、指導者の存在も重要です。
マラソンや駅伝では、指導者不在のチームなどありません。
指導者に従った練習(勉強)も必要です。効率的な勉強を無しには、合格はできません。
良い計画・良い指導者・良い練習がマッチして最短で合格にたどり着きます。
皆さんは、技術士試験を最短で合格しましょう。
一発合格に向けて全力を出し切りましょう。
今日(1/2)は、大学対抗の箱根駅伝を見ていました。東洋大学の柏原竜二選手は、素晴らしい走りでした。トップと3分間弱の差を逆転しての往路優勝を導きました。
ですが、私が一番感動したのは、ゴールしてから身動きできないほど全力を出し切った精神力です。解説者が「精神力で走る選手です」と説明していました。
私たちは、分野が違いますが「技術士試験」に挑戦しています。柏原選手と同じように全力を出し切っているでしょうか?試験終了後、「あれもできた。これもできた」と思わないだろうか?
私は、結果はともかく、あとで悔いの無いように「全力を出し切る。できる事を全てやる」そんな2011年にしたいと思います。
では、一発合格に向けて全力を出し切りましょう。
サクセスストーリー合格計画を立てましょう。
あけましておめでとうございます。新しい年が始まりました。今年は、あなたの勝負の年です。技術士試験に一発合格しましょう。
では、技術士試験に合格するための計画を立てる必要があります。
理想的な計画は、このホームページに掲載していますが、おおよそ次のようにしてください。
~3月:技術士試験の傾向分析
4月~5月:受験申込書と業務経歴票の作成
6月~7月:筆記試験対策
8月~10月:技術的体験論文作成
11月~:口頭試験対策
それでは合格に向けてがんばりましょう。
技術士試験コラムリスト
技術士試験コラム 最新一覧
- 2024.05.05 三分割展開法とは
- 2024.05.04 5月連休は勉強時間です
- 2024.05.03 技術士試験は国家試験
- 2024.05.02 努力は才能に勝る
- 2024.05.01 やれば誰でも合格
- 2024.04.30 ギリギリセーフはギリギリアウト
- 2024.04.29 貴方が勉強している?
- 2024.04.28 社会人の勉強とは
- 2024.04.27 業務多忙の準備不足で受験断念
- 2024.04.26 学会論文との違い
カテゴリ別コラム
- 新試験制度の解説 ( 4088 )
月別コラム
- 2024年5月(5)
- 2024年4月(30)
- 2024年3月(30)
- 2024年2月(28)
- 2024年1月(31)
- 2023年12月(31)
- 2023年11月(30)
- 2023年10月(31)
- 2023年9月(30)
- 2023年8月(31)
- 2023年7月(32)
- 2023年6月(30)
- 2023年5月(31)
- 2023年4月(30)
- 2023年3月(31)
- 2023年2月(28)
- 2023年1月(31)
- 2022年12月(32)
- 2022年11月(30)
- 2022年10月(31)
- 2022年9月(30)
- 2022年8月(31)
- 2022年7月(31)
- 2022年6月(30)
- 2022年5月(32)
- 2022年4月(30)
- 2022年3月(25)
- 2022年2月(27)
- 2022年1月(31)
- 2021年12月(31)
- 2021年11月(31)
- 2021年10月(31)
- 2021年9月(30)
- 2021年8月(31)
- 2021年7月(31)
- 2021年6月(30)
- 2021年5月(31)
- 2021年4月(30)
- 2021年3月(31)
- 2021年2月(28)
- 2021年1月(31)
- 2020年12月(31)
- 2020年11月(30)
- 2020年10月(31)
- 2020年9月(30)
- 2020年8月(31)
- 2020年7月(31)
- 2020年6月(30)
- 2020年5月(31)
- 2020年4月(30)
- 2020年3月(32)
- 2020年2月(29)
- 2020年1月(31)
- 2019年12月(31)
- 2019年11月(30)
- 2019年10月(32)
- 2019年9月(30)
- 2019年8月(31)
- 2019年7月(31)
- 2019年6月(30)
- 2019年5月(31)
- 2019年4月(30)
- 2019年3月(31)
- 2019年2月(28)
- 2019年1月(31)
- 2018年12月(31)
- 2018年11月(30)
- 2018年10月(31)
- 2018年9月(30)
- 2018年8月(31)
- 2018年7月(31)
- 2018年6月(30)
- 2018年5月(31)
- 2018年4月(30)
- 2018年3月(31)
- 2018年2月(28)
- 2018年1月(31)
- 2017年12月(31)
- 2017年11月(32)
- 2017年10月(32)
- 2017年9月(30)
- 2017年8月(31)
- 2017年7月(31)
- 2017年6月(30)
- 2017年5月(31)
- 2017年4月(30)
- 2017年3月(31)
- 2017年2月(28)
- 2017年1月(31)
- 2016年12月(31)
- 2016年11月(30)
- 2016年10月(31)
- 2016年9月(30)
- 2016年8月(31)
- 2016年7月(31)
- 2016年6月(30)
- 2016年5月(31)
- 2016年4月(30)
- 2016年3月(31)
- 2016年2月(29)
- 2016年1月(31)
- 2015年12月(31)
- 2015年11月(30)
- 2015年10月(31)
- 2015年9月(30)
- 2015年8月(31)
- 2015年7月(31)
- 2015年6月(30)
- 2015年5月(31)
- 2015年4月(30)
- 2015年3月(31)
- 2015年2月(29)
- 2015年1月(31)
- 2014年12月(31)
- 2014年11月(30)
- 2014年10月(31)
- 2014年9月(30)
- 2014年8月(31)
- 2014年7月(31)
- 2014年6月(30)
- 2014年5月(31)
- 2014年4月(30)
- 2014年3月(31)
- 2014年2月(28)
- 2014年1月(31)
- 2013年12月(31)
- 2013年11月(30)
- 2013年10月(31)
- 2013年9月(30)
- 2013年8月(31)
- 2013年7月(31)
- 2013年6月(30)
- 2013年5月(31)
- 2013年4月(30)
- 2013年3月(31)
- 2013年2月(28)
- 2013年1月(31)
- 2012年12月(31)
- 2012年11月(30)
- 2012年10月(31)
- 2012年9月(30)
- 2012年8月(31)
- 2012年7月(31)
- 2012年6月(30)
- 2012年5月(31)
- 2012年4月(30)
- 2012年3月(31)
- 2012年2月(29)
- 2012年1月(31)
- 2011年12月(30)
- 2011年11月(26)
- 2011年10月(26)
- 2011年9月(27)
- 2011年8月(22)
- 2011年7月(26)
- 2011年6月(30)
- 2011年5月(29)
- 2011年4月(20)
- 2011年3月(22)
- 2011年2月(24)
- 2011年1月(25)
- 2010年12月(31)
- 2010年11月(30)
- 2010年10月(31)
- 2010年9月(30)
- 2010年8月(28)
- 2010年7月(30)
- 2010年6月(30)
- 2010年5月(31)
- 2010年4月(29)
- 2010年3月(30)
- 2010年2月(25)