坂林和重の技術士試験コラム
2012年1月
技術士試験で複数回受験の人は、勉強方法を変えてください。
1月28日(土)の1日完結・千円セミナーで模擬問題を実施して再認識しました。
技術士試験で複数回受験している人は、勉強方法を見直してください。 なぜかと言うと、選択科目(専門問題)でBやC評価で問題も最後の行まで記述解答できないとして、専門知識を勉強している人が大半です。 ですが、この専門知識を勉強する対策は、正しい対策でありません。実施すべきは、論文をどのように記述するかの記述方法を勉強すべきです。 論文の正しい記述方法を勉強すると選択科目(専門問題)のBやC評価が、A評価に変わります。解答用紙の最後まで記述できないのが、最後まで記述できるようになります。専門知識を増やしてもダメです。 では、一発合格を目指して頑張りましょう。
指導してもらうときの論文用紙について。
前回、2月や3月から勉強を始める人は、独学で無く誰かに指導を受けてくださいと書きました。2月や3月に勉強を始めて独学では、試験日までに間に合いません。
またベテランの指導者であれば、3月からで間に合います。経験の浅い指導者の場合は、念のため2月から指導を受けてください。
きょうは、指導してもらうときの論文用紙について書いてみます。
論文用紙は、試験本番と同じものを使います。そしてE-mailで指導を受けるのであれば初めは、Wordで記述してください。理由は、赤ペンを入れてもらうためです。Word以外のファイルでは、赤ペンが入れにくいのです。論文添削の終盤で、手書きの確認を受けてください。
もし面談で指導を受けるのであれば、始めから手書きの論文で添削を受けてください。
手書きで指導を受けるのは、誤字脱字や癖字などを確認してもらうためです。
どの様な状態で指導を受けるか、早目に指導者に確認すると良いでしょう。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
どうすれば、今年の試験に合格するか。
昨日の1月28日(土)に技術士セミナーを実施してきました。大勢の人に参加していただき、好評でした。
セミナーの内容は、どうすれば、今年の試験に合格するかです。話した内容は、主に次の項目でした。
1、技術士試験に合格するには、いまから何をすべきか。
2、独学による合格の困難さの克服方法。
3、合格までの勉強日数を短縮する方法。
4、模擬問題による一人一人の個別弱点補強。
5、2012年度の出題予想について。
参加された皆さんは、大いに納得されたようです。
これで合格者が増えると思います。今年の試験が楽しみです。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
試験に出そうなキーワードの集め方。
みなさん今やっているキーワードは、何から集めていますでしょうか?
一番良いのは、過去問題です。過去問題は、技術士として解答できてほしい問題です。その問題にあるキーワードを集めるのが一番効率的です。
次に良いのは、専門雑誌です。専門雑誌で特集記事から集めるのが良いです。
なぜかと言うと、特集記事が同業者で注目されている出来事です。作問委員もまた、同業者だからです。
その他には、白書・学会誌・業界紙なども良い情報源です。
今年の合格を目指して、試験に出そうなキーワードをどんどん集めてください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
無駄をしないため、適当な間隔で指導者にチェックを受ける。
さて皆さん。キーワードの作成状況は、進んでいますでしょうか?
現状でキーワードリストは200~300個をリストアップ済みで、キーワードの解説シートの作成は20~30枚程度済みが目安です。7月の下旬で300枚を超えるのを目標にしましょう。
もしこの進捗状況より遅れている場合は、挽回してください。
それからキーワードの解説シートは、1か月に1度程度で指導者にみてもらいましょう。
万が一、やり方が間違っていた場合、時間の無駄になります。時間の無駄をしないためには、適当な間隔で指導者にチェックしてもらうことが重要です。
ただし、指導者に何かやってもらうことは、なるべく避けましょう。何かやるべき事があれば、自分でやります。例えば、正誤確認や、データ確認などです。自分でやることが一番身に付きます。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
合格論文構成を理解し、キーワード学習に専念が、筆記試験合格のコツ。
論文添削は、合格論文を理解できるまで添削回数を増やしてください。ときどき論文数を増やす人がいますが、お勧めできません。お勧めは、論文数を3~5通と少なくし、添削回数を増やすことです。そして、合格論文が書けるようになったら、なるべく早く論文添削を終了して、キーワード学習に専念してください。
論文添削の目的は、合格論文の構成を理解することです。合格論文を覚える事でありません。
合格論文を覚えて学習するのであれば、27,000,000通の論文添削を受ける必要があります。人間には、不可能です。
JESでお勧めしている学習は、3~5通の論文が合格論文になるまで無制限に添削を受けることです。そして、キーワード学習を300個以上となるべく多く行うことです。これを行うことで、27,000,000通の論文添削を受けたのと同等の効果が得られます。
論文数を少なく、添削回数を多く、合格論文の構成を理解してキーワード学習に専念するのが、筆記試験合格のコツになります。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
論文添削の目的を理解して、一発合格を目指しましょう。
昨日は、良き指導者について書きました。良き指導者が、的確に指導すれば、3月からの学習でも試験に間に合います。ですが、指導者が、指導に慣れてない可能性もあるので、念のため2月から指導してもらいましょう。
指導を受ける姿勢ですが、基本的に正解は教えてもらわないようにしましょう。教えてもらうのは、正解を出す方法です。(正解を教えてもらい正解を暗記するのは、知識試験です)
JESの技術士セミナーでも時々いるのですが、講師の赤ペンが入った理由を考えずに、単純に赤ペンの通りに論文を修正して再提出する人がいます。
単純に赤ペンの通りに修正するだけであれば、講師の論文になってしまいます。
受講生にやってほしいのは、講師の赤ペンの意味を理解することです。赤ペンの意味の理解ができたのであれば、論文修正は、不要です。論文添削は、合格論文を作成するのが目的で無く、合格論文を作成する方法を理解するのが目的だからです。
論文添削の目的を理解して、一発合格を目指しましょう。
技術士試験の良き指導者選びについて。
来週から2月に入ります。このコラムで2月からは、会社や知人に指導してもらう予定の人を考えながら書いていこうと思います。
まず指導者選びですが、次の条件を満足している人を探します。
1、平成19年の試験制度変更を熟知している人。
2、本音で話しをしてくれる人。
3、相手の都合などに遠慮せず何時でも質問できる人。
4、社内で技術士が増えて希少価値が下がっても困らない人。
5、最後に自分の合格がその人の実績になること。
最後の「5、」は、満足しなくてもボランティア感覚で指導してくれる人であれば良いです。
ですが、「1、~4、」は、重要です。
「1、」が不足している場合、間違った指導になる場合があります。「2、」が不足している場合、何を指導してくれるのか理解できません。「3、」が不足している場合、疑問を残したままで受験日を迎えるかもしれません。「4、」が問題ある場合、例えば、技術士が社内で普通の資格になり、資格手当が無くなると大きな問題です。「5、」指導者も合格が実績になるのであれば、熱意の入った指導になります。
以上を考えて指導者を選び、できれば2月から、遅くとも3月から指導を受けてください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
正攻法の解答ノウハウを学ぶ必要があります。
巷では、技術士試験の予想問題や過去問題などの解答例で合格すると思い込んで勉強する人がいます。
技術士試験で2次試験の巷にある解答例が、試験に出ないことをご存知でしょうか?
毎年の試験問題は、新作です。別のコラムで試験問題は、過去問題や予想問題と同じ問題が出ないことを説明しました。(作問委員は、問題作成前に十分調査しています)
問題が違えば、解答も違います。さらに、2次試験は、受験生の考え方を問う問題です。受験生が違えば、その考え方も違います。(もし同じ解答を書いた場合は、カンニングとみなされます)
以上から、巷の技術士2次試験の解答例は、技術士試験の解答に使えません。
解答例は、「この問題には、このような解答方法もある」程度です。(もちろん「この問題」は、試験に出ません)
皆さんは、使えない解答例を気にすること無く、試験会場で自分が解答できるようにする必要があります。
試験会場で実際の問題に解答するには、正攻法の解答ノウハウを学ぶ必要があります。
正攻法で、技術士試験の合格を勝ち取りましょう。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
いま勉強しなければ、いつ勉強するのか考えて。
予定通りに勉強できて無い人に質問します。
勉強でき無い今、何を考えていますか?
勉強でき無い理由を考えている人は、合格までほど遠いです。
(勉強する時間が無い。まだ試験まで時間がある。・・・などなど)
勉強できる理由を考えている人は、遠くない将来合格できると思います。
(こうすれば勉強できるはず。こうやって勉強する。・・・などなど)
あなたは、勉強できる理由を考える人ですか?勉強でき無い理由を考える人ですか?
あなたは、いま勉強できなければ、これからも勉強できません。
いま勉強しなければ、いつ勉強するのか考えて勉強を始めてください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
独学で頑張る人は、今月(1月)が重要です。
皆さんキーワード集の作成は、順調でしょうか?
独学の人は、現状でキーワードが、30個~50個程度を完成して無いと厳しいと思います。
さて今日は、勉強が進まない人に提案です。下記のいずれかを始めたらいかがでしょうか。
1、参考書を購入して机の上に置く。
2、目標を紙に書いて目立つところに張り出す。
3、会社で技術士試験の受験を宣言する。
4、家族に勉強時間を宣言して協力をお願いする。
5、毎週の休日は、図書館で勉強する。
これ以外でも勉強を始めるきっかけがあると思います。
どの様なきっかけでも良いので、今すぐ勉強を始めることをお勧めします。
何しろ皆さんが受験するのは、難関の技術士試験です。頑張って勉強しなければ合格しないのが、難関試験です。
もしモチベーションを上げるのであれば、セミナーに参加するのも良いです。
無料セミナーであれば、下記で実施しています。
独学で頑張る人は、今月(1月)が重要です。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
試験に出るキーワードや合格論文の機械的作成法など紹介。
技術士の勉強は、始めましたか?
JESの受講生は、自宅へ送った教材を読むことから勉強を始めています。
教材では、試験に出るキーワードや合格論文の機械的作成法などが紹介してあります。
例えば、論文を書くときに「あなたの意見を論じなさい」と「あなたの考えを述べなさい」では、解答の書き方が違います。
皆さんシッカリと今月から勉強を開始してください。1月に勉強を始めれば、まだ間に合います。2月から始めたのでは、厳しいです。何としてでも今年の合格を目指して頑張りましょう。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
課題・問題・将来動向の3点を区別できるよう勉強して。
1月14日(土)と15日(日)のセミナーで模擬問題を確認してみると参加者の8割~9割の人が、課題と問題を混同していました。イメージとしては、ほぼ全員が混同しているような感じです。
課題は、達成したい目標です。そして問題は、トラブルです。この課題と問題を明確に区別して論文を書けない人は、筆記試験が、厳しい結果になります。当日のセミナーでも説明したのですが、それでも皆さん間違えていました。頭で理解できても論文に書くと間違えるようです。
さらに模擬問題で将来動向についても書いてもらいました。課題と将来動向についても区別して論文を書く必要があります。
課題・問題・将来動向の3点について、区別して模擬問題を書く事のできた人は、0人でした。
筆記試験まで7か月です。それまでに区別して記述できるように頑張りましょう。通常は、指導を受けて勉強している人でも区別できるまでに2~3か月かかります。独学では、数年かけても区別できない人もいます。(これが、難関資格の一つの理由です)
1月28日(土)の無料セミナーで区別の仕方をお教えします。自信の無い人は、参加されてはいかがですか?
申し込みは、下記からできます。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
独学者は、1月に試験問題の傾向分析から勉強。
独学で受験の人は、今月中に勉強を開始してください。来月では間に合いません。
技術士試験は、いろんな見方がありますが、やはり難関試験です。勉強時間が必要です。
特に独学の人は、試験問題の分析を始めることから勉強です。1月から勉強を始める必要があります。
おそらく2月から分析を始めたのでは、間に合わないと思います。
1月と2月で試験問題の傾向分析などをしてください。傾向分析で試験に出そうな内容を絞り込んでください。
試験問題を作成する試験委員は、3年間同じ人です。複数人の試験委員が交代する時は、全員が同時に交代するのでなく1人ずつ交代です。そのため、試験問題に傾向が出ます。
試験委員の傾向をつかみその傾向に合わせて勉強するのが得策です。
1月と2月で試験問題の傾向分析をして、効率的に勉強してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
なぜ技術士試験が、難関試験か。どうすれば合格か。
きょうは技術士試験が、なぜ難関試験か解説してみたいと思います。
まず筆記試験では、次の能力が論文で確認されます。
1、専門知識(選択科目)
2、応用能力(選択科目)
3、論理的考察力(必須科目)
4、課題解決能力(必須科目)
この能力を筆記試験の時に論文で表現できる人は、筆記試験に合格できます。
次に、口頭試験では、次の能力が「受験申込書と業務経歴票・技術的体験論文・口頭試問」で確認されます。
1、技術士にふさわしい経歴と応用能力
2、体系的専門知識
3、技術に対する見識
4、技術者倫理
5、技術士制度の認識
この能力を口頭試験で発揮できれば、口頭試験に合格できます。
さてここからが本論です。皆さんは、どのような勉強をすれば、以上の能力が発揮できると理解していますか?
例えば「1、専門知識(選択科目)」は、論文の中に専門的な内容がふんだんに入っていればOKです。もう少し具体的には、専門用語を使って論文を書く事です。「2、応用能力(選択科目)」は、論文の中に具体的な応用例が入っていればOKです。
この能力の発揮方法が、理解できなければ不合格なので難関試験なのです。
これから受験する皆さんは、各項目についてどのように能力を発揮するか研究して合格してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
14日(土)、15日(日)模擬問題を実施したが、皆さん不合格でした。
14日(土)と15日(日)に技術士セミナーを実施してきました。
その中で専門知識豊富で得意な問題を選んで模擬問題を実施してもらったのですが、ほとんどの人が、不合格でした。この結果は、実施前から予想できました。
なぜ予想できたかと言うと、多くの人が、技術士試験の正しい対策方法を理解して無いからです。多くの人が、行っている受験対策は、専門知識の習得です。ですが必要な受験対策は、違います。
その証拠に、14日(土)と15日(日)にセミナー内で実施した専門知識豊富で得意な問題でも合格点が取れませんでした。(セミナー内で、一人一人に何を実施すれば合格できるか指導をしました)
皆さんは、正しい受験対策をして一発合格を果してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
バランスの取れた解答の書き方。
きょうは、バランスの取れた解答の書き方を紹介します。
多くの人が、筆記試験練習の時に解答用紙に試験開始と同時に解答を書き始めています。技術士の論文を書くときにいきなり解答用紙に記述してはいけません。
いきなり解答を書き始めると、論文の記述バランスが悪くなります。
論文を書く前に、何かの裏紙に下書きをします。またその下書きで、解答用紙にレイアウトを書きます。レイアウトが完成してから、解答を書き始めてください。こうすることで記述漏れや記述のアンバランスを防ぐことができます。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
理解しやすい文章を書くように練習して下さい。
わたしは、セミナーをして受験生の文章を見るときがあります。その時に気になることは、次の点です。
(1)1文の文章が長い。(1文が数行になっている)
(2)1文に複数の内容が書かれている。
(3)解答用紙への記述量が少ない。(空白が目立つ)
(4)漢字に誤字がある。
この4点は、ときとして不合格の判定材料になります。技術士試験の採点官は、非常に忙しい人たちです。普段の業務の合間に時間を作り採点作業をします。そのため上記4点があると、読みづらい文章として判定され不合格となることがあります。
1回で合格するためには、少しでも理解しやすい文章を書くように練習して下さい。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
予想問題は、3つのAランクキーワードから。
予想問題の作り方について書いてみます。
予想問題を考えるときは、過去問題をベースにします。過去問題で重要キーワードをピックアップします。これをH19年~H23年で行います。この時に複数回出題されるキーワードが見つかります。このキーワードを出題回数によってAランク~Cランクに分けます。
次に専門雑誌で特集記事を集めます。特集記事でキーワードを見つけます。この時のキーワードの出現回数で同じくAランク~Cランクに分けます。
過去問題と特集記事の両方からAランクになるキーワードを最有力とします。
その次が特集記事でAランクのキーワードを有力とします。
過去問題のAランクをその次の候補とします。
ここまでの3つのAランクキーワードから試験問題が作成されるとして試験勉強をしてください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士に求められるのは、知識と知識を結びつけた知恵。
みなさんは、TVのクイズ番組を視ることがあると思います。見たこともない難解な漢字の読みをこともなげに解答したり、書き出したりするクイズ番組です。
インテリ芸能人・高学歴アナウンサーなどとして多くの人が参加しています。
皆さんは、あのように何でも解答できる才能ある人が、技術の勉強をしたら技術士に簡単に合格すると思いますか?
私は、声を大きく「否」と言います。
もちろんあれだけの才能です。努力をしたら合格する人もいるかもしれません。ですが、クイズ番組で発揮している才能は、技術士に求められている能力と異質のものです。
技術士試験で求められているのは、知識でありません。求められているのは、知恵です。
クイズ番組で発揮されている能力は、知識です。漢和辞典や百科事典が脳内にあるようなイメージです。
技術士に求められているのは、知識と知識を結びつけた具体性ある知恵です。膨大な知識が有っても技術士試験は、合格できません。知識量が、合否を決めているのでありません。ベテランであれば当然持っているべき程度の知識と知識を結びつけた、具体性ある知恵が技術士試験で問われているのです。この知恵が、応用能力です。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
同じ設問でも資格試験によって模範解答が変わる。
本日、面白い問題を見つけたので紹介します。問題は、技術士(情報工学部門)の問題ですが、考え方は、全部門に当てはまります。
問題は、初めに航空会社の航空券予約システムの手順説明があって次の設問があります。
【設問】上記の手続きをフローチャートまたはアクティビティ図であらわせ。フローチャートについてはJIS、アクティビティ図についてはUMLに準拠することとするが、必要に応じて凡例を示せ。なお、次項の図1に部分的なアクティビティ図を示している。(H22年情報工学部門ソフトウエア工学)
さて皆さんは、この設問の答えとして完璧な「フローチャートまたはアクティビティ図」のみを解答用紙に記述すれば、合格点をもらえると思いますか?
答えは、「否」です。合格点をもらえると思った人は、技術士試験を理解していません。
完璧な「フローチャートまたはアクティビティ図」の記述を求められるのは、プログラマーです。技術士に求められるのは、会社経営者への技術的助言や技術者への技術的指導です。
そのために技術士の記述する「フローチャートまたはアクティビティ図」は、重要ポイントを記載してその解説です。
同じ問題文でも資格試験の種類によって書くべき模範解答が違う事を理解してください。
合格に必要な努力を理解して、短期で一発合格。
あなたは、合格に必要な努力をしていますか?
これは、非常に重要な話です。受験生のほとんどは、同じ努力をしています。(「自分は努力して無い」と言う人は、幸いです。努力すれば合格できます)
同じ努力をしても、1回で合格する人と長年合格できない人がいます。
その違いは、受験生の能力でありません。合格に必要な努力をしているかどうかで決まります。
その証拠に合格者は皆「合格してみれば、それほど難しい試験で無かった」と言います。
事実として合格に必要な努力は、それほど難解でありません。どのような努力が必要かを理解するのが難解なのです。
何を努力するかを理解するのに数年、理解してみれば勉強に短時間、これで合格できるのが、技術士試験です。
みなさんが合格に必要な努力を理解して、短期で一発合格を果して戴ければと思います。
試験問題を作成するネタは、専門雑誌・白書・学会誌・TV特集番組など。
みなさんは、専門雑誌を確認しています?
なぜこのような事をいうかと言いますと、1月・2月で技術士試験の試験委員が推薦されます。おそらく今年の試験委員予定者は、すでに意識していると思います。
試験委員の関心事は、試験問題です。どのような試験問題を作成するかに関心があります。試験問題を作成するネタは、専門雑誌・白書・学会誌・TV特集番組などです。情報源は、皆さんと同じですが、今月あたりから情報収集すると考えてください。(実際に試験問題の問題文を作成するのは、6月ごろです)
みなさんは、試験委員と同じ気持ちになって「これを試験問題に出せば面白い」などと考えながら情報収集を開始してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
今年は、昨年と違った勉強法を実行して合格する。
「今年こそは、しっかり勉強して合格するぞ!!」と考えている人は、要注意です。
昨年の反省を踏まえて新年の意気込みが感じられますが、悪い結果になりやすいパターンです。
まず昨年は、勉強できなかったとしても年頭に同じ決意だったと思います。
なぜ昨年勉強できなかったか原因を考える必要があります。
良いのは、「今年は、昨年と違った方法を実行して合格するぞ!!」と考えることです。
決意や意気込みだけでは、具体性がありません。昨年と同じことをどれだけ真剣に決意してもだめです。必要なのは、昨年と違う勉強です。
同じ決意からは、同じ結果しか生まれません。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験に合格するまでに必要な勉強時間。
みなさんは、技術士試験に合格するために何時間勉強が必要と思いますか?
通常の資格試験では、バラツキがあるものの試験合格までの勉強時間を示すことができます。いくつかの試験紹介サイトで紹介もされています。例えば、司法試験は8000時間で、社労士は3000時間などです。
ですが、技術士試験は、合格までの勉強時間を紹介しにくい資格試験です。あえて紹介すれば、150~5000時間だと思います。
150時間と5000時間は、極めて差があります。これだけ大きな差のできる理由が、「技術士試験は、考え方試験」だからです。
技術士試験の考え方が理解できれば、最短で150時間で合格できます。ですが、多くの人は、考え方試験を理解するために複数年必要です。複数年必要なのは、専門知識を暗記する時間でありません。考え方試験を理解するために必要な時間です。
長い時間をかけて考え方試験を理解して、理解できたら150時間程度で専門知識を整理して、一気に合格できる試験が技術士試験です。
では、効率的に勉強して、一発合格を目指して頑張りましょう。
学習効果を目に見えるように管理して勉強している人が、合格率が高い。
新年が始まって1週間です。技術士試験の勉強は、始められましたでしょうか?
まだ始めてない人もそれほど心配ありませんが、独学の人は、今月から勉強を開始してください。
要領よく勉強すれば、2~3か月で合格も可能です。ただし、独学は、わき道にそれても指導してくれる人がいないので、1か月でも早く勉強を始める方が良いです。
8月は、筆記試験です。筆記試験では、毎年合否判定されます。不合格の人が、努力不足と言うわけでありません。技術士試験では、合否に関係なく全員が努力しています。
では、なぜ合格と不合格に分かれるのでしょうか?
その分岐点は、効果的に勉強しているかどうかです。とくに学習効果を目に見えるように管理して勉強している人が、合格率が高いようです。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
正しい試験対策が、実力通りの結果(合格)を導く。
1月14日(土)と15日(日)に技術士セミナーを予定しています。
今回は、「①考え方試験と知識試験の違い」や「②なぜ実力があっても合格できない人がいるのか」を解説してみようと思います。
この2つは、非常に近い関係にあります。①が理解できなければ、正しい試験対策ができません。そして正しい試験対策ができて初めて、②実力通り合格できます。
パワーポイントを使って解説し質疑応答で理解して頂こうと思っています。複数年受験しても不合格の人は、ためしに参加してみてください。参考になると思います。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
筆記試験で最後の行まで記述できない理由。
技術士筆記試験で「3枚以内に記述しなさい」など解答を記述する枚数指定があります。
技術士試験に合格するためには、指定枚数の最後の行まで記述する必要があります。複数行が、空白になれば、採点の前からほぼ最悪の結果が確定します。(採点されるかもしれませんが、ほとんど合格できません) あなたは、指定枚数をきちんと書く事ができますか?それとも3枚と指定されて、2枚半など最後の行まで記述できない人ですか? この時に、多くの人が、「自分は、専門知識の不足で記述できない」と誤解します。原因の判断を間違えると対策も間違えてしまいます。大多数の受験生で専門知識が不足していることは、ありません。ほとんどの場合、記述方法を知らないために、最後の行まで記述できないのです。真の原因対策は、記述方法の習得です。 記述方法を習得し最後の行まで記述して、技術士試験に合格しましょう。 では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験に独学で合格する方法。
技術士試験は、非常に難関試験ですが、独学で合格も可能です。きょうは、独学で合格する方法を書いてみます。
1、合否判定の仕組みを理解する。
まず合否判定の仕組みを理解する必要があります。なぜ受験申込書と業務経歴票を提出させるのかを理解してください。受験申込書と業務経歴票は、口頭試験の時に合否判定の資料として活用されます。試験センターが、受験申込書と業務経歴票を受付けても不合格とされる場合が多くあります。試験センターは、基本的に記入漏れが無い場合、全て受付けます。内容チェックしません。内容で合否判定するのが、口頭試験だからです。
2、筆記試験の採点基準を理解する。
必須科目(一般問題)と選択科目(専門問題)でそれぞれ別の採点基準があります。その採点基準を理解して受験対策する必要があります。また、作問委員は、通常3年間同じ人が継続します。そのため少なくとも3年前までの問題を確認して、傾向対策をする必要もあります。
3、技術的体験論文の要求レベルを理解する。
平成19年から技術的体験論文は、自宅で記述して良い事になりました。そのため、要求レベルが格段に高くなりました。なにしろ、8月~10月の3カ月間かけて記述するのですから、極めて高い完成度が、要求されます。論理構成・実績・説得力のどれをとっても群を抜いている必要があります。
4、口頭試験では、模範解答を準備しておく。
口頭試験は、ほぼ毎年聞かれることが決まっています。そのため、模範解答を準備できます。模範解答を準備した人が、合格できると理解してください。
以上の内容の詳細は、多くの参考書に記載されています。このホームページで紹介している「合格のコツ」等にも記載しています。なお独学での合格率は、予想ですが5~10%程度と思われます。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
短期合格を目指すのであれば、考え方試験の勉強方法を理解する。
みなさんは、技術士試験が、考え方試験だというのを理解していますでしょうか?
皆さんが過去に受験してきた入学試験や一般の資格試験は、知識試験です。知識試験は、問題と模範解答をセットで暗記すれば、合格できます。しかし、考え方試験で暗記による試験対策では、永遠に合格できません。
知識試験と考え方試験で勉強方法を変える必要があります。
多くの受験生は、この違いを理解するのに複数ヶ月を必要としています。
ただし、知識試験と考え方試験の違いを理解してしまえば、あっという間に合格できる実力者になる人もいます。
短期合格を目指すのであれば、考え方試験の勉強方法を理解するのは、非常に重要です。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
明けましておめでとうございます。
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
坂林は、本年も本気で技術士試験に合格したい人を支援していこうと思っています。
皆さんも合格に向けて頑張っていただければと思います。
努力は、必ず報われます。結果は、努力に比例するのです。
努力している人が最後の勝者となります。
ただ元日の今日だけは、のんびりと1日過ごしてみたいと思います。
それでは、今年も良い年にいたしましょう。
技術士試験コラムリスト
技術士試験コラム 最新一覧
- 2024.05.05 三分割展開法とは
- 2024.05.04 5月連休は勉強時間です
- 2024.05.03 技術士試験は国家試験
- 2024.05.02 努力は才能に勝る
- 2024.05.01 やれば誰でも合格
- 2024.04.30 ギリギリセーフはギリギリアウト
- 2024.04.29 貴方が勉強している?
- 2024.04.28 社会人の勉強とは
- 2024.04.27 業務多忙の準備不足で受験断念
- 2024.04.26 学会論文との違い
カテゴリ別コラム
- 新試験制度の解説 ( 4088 )
月別コラム
- 2024年5月(5)
- 2024年4月(30)
- 2024年3月(30)
- 2024年2月(28)
- 2024年1月(31)
- 2023年12月(31)
- 2023年11月(30)
- 2023年10月(31)
- 2023年9月(30)
- 2023年8月(31)
- 2023年7月(32)
- 2023年6月(30)
- 2023年5月(31)
- 2023年4月(30)
- 2023年3月(31)
- 2023年2月(28)
- 2023年1月(31)
- 2022年12月(32)
- 2022年11月(30)
- 2022年10月(31)
- 2022年9月(30)
- 2022年8月(31)
- 2022年7月(31)
- 2022年6月(30)
- 2022年5月(32)
- 2022年4月(30)
- 2022年3月(25)
- 2022年2月(27)
- 2022年1月(31)
- 2021年12月(31)
- 2021年11月(31)
- 2021年10月(31)
- 2021年9月(30)
- 2021年8月(31)
- 2021年7月(31)
- 2021年6月(30)
- 2021年5月(31)
- 2021年4月(30)
- 2021年3月(31)
- 2021年2月(28)
- 2021年1月(31)
- 2020年12月(31)
- 2020年11月(30)
- 2020年10月(31)
- 2020年9月(30)
- 2020年8月(31)
- 2020年7月(31)
- 2020年6月(30)
- 2020年5月(31)
- 2020年4月(30)
- 2020年3月(32)
- 2020年2月(29)
- 2020年1月(31)
- 2019年12月(31)
- 2019年11月(30)
- 2019年10月(32)
- 2019年9月(30)
- 2019年8月(31)
- 2019年7月(31)
- 2019年6月(30)
- 2019年5月(31)
- 2019年4月(30)
- 2019年3月(31)
- 2019年2月(28)
- 2019年1月(31)
- 2018年12月(31)
- 2018年11月(30)
- 2018年10月(31)
- 2018年9月(30)
- 2018年8月(31)
- 2018年7月(31)
- 2018年6月(30)
- 2018年5月(31)
- 2018年4月(30)
- 2018年3月(31)
- 2018年2月(28)
- 2018年1月(31)
- 2017年12月(31)
- 2017年11月(32)
- 2017年10月(32)
- 2017年9月(30)
- 2017年8月(31)
- 2017年7月(31)
- 2017年6月(30)
- 2017年5月(31)
- 2017年4月(30)
- 2017年3月(31)
- 2017年2月(28)
- 2017年1月(31)
- 2016年12月(31)
- 2016年11月(30)
- 2016年10月(31)
- 2016年9月(30)
- 2016年8月(31)
- 2016年7月(31)
- 2016年6月(30)
- 2016年5月(31)
- 2016年4月(30)
- 2016年3月(31)
- 2016年2月(29)
- 2016年1月(31)
- 2015年12月(31)
- 2015年11月(30)
- 2015年10月(31)
- 2015年9月(30)
- 2015年8月(31)
- 2015年7月(31)
- 2015年6月(30)
- 2015年5月(31)
- 2015年4月(30)
- 2015年3月(31)
- 2015年2月(29)
- 2015年1月(31)
- 2014年12月(31)
- 2014年11月(30)
- 2014年10月(31)
- 2014年9月(30)
- 2014年8月(31)
- 2014年7月(31)
- 2014年6月(30)
- 2014年5月(31)
- 2014年4月(30)
- 2014年3月(31)
- 2014年2月(28)
- 2014年1月(31)
- 2013年12月(31)
- 2013年11月(30)
- 2013年10月(31)
- 2013年9月(30)
- 2013年8月(31)
- 2013年7月(31)
- 2013年6月(30)
- 2013年5月(31)
- 2013年4月(30)
- 2013年3月(31)
- 2013年2月(28)
- 2013年1月(31)
- 2012年12月(31)
- 2012年11月(30)
- 2012年10月(31)
- 2012年9月(30)
- 2012年8月(31)
- 2012年7月(31)
- 2012年6月(30)
- 2012年5月(31)
- 2012年4月(30)
- 2012年3月(31)
- 2012年2月(29)
- 2012年1月(31)
- 2011年12月(30)
- 2011年11月(26)
- 2011年10月(26)
- 2011年9月(27)
- 2011年8月(22)
- 2011年7月(26)
- 2011年6月(30)
- 2011年5月(29)
- 2011年4月(20)
- 2011年3月(22)
- 2011年2月(24)
- 2011年1月(25)
- 2010年12月(31)
- 2010年11月(30)
- 2010年10月(31)
- 2010年9月(30)
- 2010年8月(28)
- 2010年7月(30)
- 2010年6月(30)
- 2010年5月(31)
- 2010年4月(29)
- 2010年3月(30)
- 2010年2月(25)