坂林和重の技術士試験コラム
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技術士試験に独学で合格する方法。
技術士試験は、非常に難関試験ですが、独学で合格も可能です。きょうは、独学で合格する方法を書いてみます。
1、合否判定の仕組みを理解する。
まず合否判定の仕組みを理解する必要があります。なぜ受験申込書と業務経歴票を提出させるのかを理解してください。受験申込書と業務経歴票は、口頭試験の時に合否判定の資料として活用されます。試験センターが、受験申込書と業務経歴票を受付けても不合格とされる場合が多くあります。試験センターは、基本的に記入漏れが無い場合、全て受付けます。内容チェックしません。内容で合否判定するのが、口頭試験だからです。
2、筆記試験の採点基準を理解する。
必須科目(一般問題)と選択科目(専門問題)でそれぞれ別の採点基準があります。その採点基準を理解して受験対策する必要があります。また、作問委員は、通常3年間同じ人が継続します。そのため少なくとも3年前までの問題を確認して、傾向対策をする必要もあります。
3、技術的体験論文の要求レベルを理解する。
平成19年から技術的体験論文は、自宅で記述して良い事になりました。そのため、要求レベルが格段に高くなりました。なにしろ、8月~10月の3カ月間かけて記述するのですから、極めて高い完成度が、要求されます。論理構成・実績・説得力のどれをとっても群を抜いている必要があります。
4、口頭試験では、模範解答を準備しておく。
口頭試験は、ほぼ毎年聞かれることが決まっています。そのため、模範解答を準備できます。模範解答を準備した人が、合格できると理解してください。
以上の内容の詳細は、多くの参考書に記載されています。このホームページで紹介している「合格のコツ」等にも記載しています。なお独学での合格率は、予想ですが5~10%程度と思われます。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。