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技術士 第一次試験の解説

【1】技術士第一次試験について

技術士第一次試験に挑戦です。

最近技術士第一次試験について質問される事が多いのでこのコーナーで解説してみます。

技術士資格を取得するには、修習技術者となって下記の経路1経路2経路3のいずれかを選択して技術士第二次試験に合格する必要があります。

技術士資格取得までの仕組み

技術士資格取得までの仕組み

さて、この修習技術者は、全ての技術士第二次試験受験者に必須条件です。上図で経路1経路2で技術士第二次試験を受験する場合は、受験の4年以上前に合格している必要があります。

経路3の場合は、技術士第二次試験を受験する前年に合格していれば問題ありません。ちなみに、技術士第一次試験に合格して経路3を選ぶ人が、技術士第二次試験受験生の全体の8割です。

その修習技術者になるには、2通りの選択肢があります。

1つ目は、認定された教育課程の修了者に成る事です。一般には、JABEEの認定プログラムと呼ばれている制度です。しかしこの制度は、始まったばかりであり認定されてからの卒業生も少なく全体の1.8%です。平成14年頃から卒業した人が対象なので、おそらく30歳前後で一部の人が該当すると思います。日本技術士会のホームページで確認できます。

これにたいして2つ目の選択肢が、98.1%と大部分の人が該当する技術士第一次試験です。この記事を読んでいる人のほとんどが、技術士第一次試験を受験すると思います。

【2】技術士第一次試験は、下記になります

1.技術士第一次試験の実施内容

(1)技術士第一次試験は、機械部門から原子力・放射線部門まで20の技術部門ごとに実施し、技術士となるのに必要な科学技術全般にわたる基礎的学識及び技術士法第四章の規定の遵守に関する適性並びに技術士補となるのに必要な技術部門についての専門的学識を有するか否かを判定し得るよう実施します。

(2)試験は、基礎科目、適性科目及び専門科目の3科目について行います。出題に当たって、基礎科目については科学技術全般にわたる基礎知識(設計・計画に関するもの、情報・論理に関するもの、解析に関するもの、材料・化学・バイオに関するもの、環境・エネルギー・技術に関するもの)について、適性科目については技術士法第四章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性について、専門科目については技術士補として必要な当該技術部門に係る基礎知識及び専門知識について問うよう配慮されています。

基礎科目及び専門科目の試験の程度は、4年制大学の自然科学系学部の専門教育程度です。簡単に言えば、大学の定期試験を考えればよいと思います。ある大学の大学院入学試験では、技術士第一次試験合格で筆記試験免除の学校もあります。

(3)基礎科目、適性科目及び専門科目を通して、問題作成、採点、合否判定等に関する基本的な方針や考え方を統一するよう配慮されています。なお、専門科目の問題作成に当たっては、教育課程におけるカリキュラムの推移に配慮されています。

2.技術士第一次試験の試験方法

(1)実施時期

  1. 受験申込:6月中旬~6月末
  2. 筆記試験:10月の祝日(第2月曜日)
  3. 合格発表:12月中旬

3.受験申込書類

  1. 技術士第一次試験受験申込書
    (6ヵ月以内に撮った半身脱帽の縦4.5cm、横3.5cmの写真1枚貼付)
  2. 技術士法施行規則第6条に該当する者については、免除事由に該当することを証する証明書又は書面を提出すること。

4.受験手数料

11,000円

5.試験の実施に関する事務を行う機関及び申込書類提出先

指定試験機関 公益社団法人 日本技術士会
〒105-0001 東京都港区虎ノ門4丁目1番20号 田中山ビル8階
電話番号 03-3459-1333

6.試験の方法

①試験は筆記により行い、全科目択一式です。

②試験の問題の種類及び解答時間は、次の通りです。

問題の種類 試験方法
(択一式)
解答時間 配点

Ⅰ 基礎科目

科学技術全般にわたる基礎知識を問う問題

  1. 設計・計画に関するもの〔設計理論、システム設計、品質管理等〕
  2. 情報・論理に関するもの〔アルゴリズム、情報ネットワーク等〕
  3. 解析に関するもの〔力学、電磁気学等〕
  4. 材料・化学・バイオに関するもの〔材料特性、バイオテクノロジー等〕
  5. 環境・エネルギー・技術に関するもの〔環境、エネルギー、技術史等〕

出題は左記5分野
各6問
計30問出題

解答は左記5分野
各3問
計15問解答

1時間

15点

Ⅱ 適性科目

技術士法第四章の規定の遵守に関する適性を問う問題

15 問出題
全問解答

1時間

15点

Ⅲ 専門科目

当該技術部門に係る基礎知識及び専門知識を問う問題

35 問出題
25 問解答

2時間

50点

③ 受験者が解答するに当たっては、電子式卓上計算機(四則演算、平方根、百分率及び数値メモリのみ有するものに限る。)等の使用は認めることができるが、ノート、書籍類等の使用は禁止されています。

7.合否判定基準

平成25年度の合否判定基準を探したのですが、2月19日の時点で見つかりませんでした。平成24年度技術士試験の合否決定基準は、次のとおりです。おそらく平成25年度は、平成25年度より廃止される共通科目の言葉が無くなるだけだと思います。

合格適格者は、適性科目、共通科目、基礎科目及び専門科目(免除される試験科目を除く。)について、次に掲げる全ての要件を満たす者とする。

  1. 適性科目の得点が50%以上であること。
  2. 共通科目として選択する2科目の各々について、得点がその科目の平均点以上であること。
  3. 基礎科目及び専門科目の各々の得点が40%以上、かつ基礎科目及び専門科目の合計得点が50%以上であること。基礎科目を免除される者については、専門科目の得点が50%以上であること。

8.受験対策

先にも書きましたように試験の難易度は、大学の定期試験程度です。ある大学の大学院入学試験では、技術士第一次試験合格で筆記試験免除の学校もあります。そのため、学校を卒業してから年数の経過している人には、厳しい試験です。大学の教科書で勉強するのは、効率が悪いので専用の参考書などを使うと良いと思います。

(1)試験センターの過去問題で学習

試験センターのホームページに過去問題が掲載されています。自信のある人は、これを使うだけでも合格できるかもしれません。もし自信が無くても過去問題を解いてみて、自分で何点正解できるか確認すると良いと思います。

(2)教育機関を使って学習

多くの人は、独学での合格に時間がかかります。まして技術士に成るためには、第二次試験に合格する必要があり先が長いです。早く技術士に成るには、公共機関などの教育機関を使うのが良いと思います。

例えば、下記などが参考になるかもしれません。

◎通信教育「技術士一次試験対策講座」
(基礎科目・適性科目・電気電子部門・機械部門)

JTEX 職業訓練法人 日本技能教育開発センター

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