技術士試験専門予備校 全部門 完全対応宣言
JESは技術士試験専門予備校として、全部門(21部門)の合格ノウハウを教えることを宣言いたします。【代表取締役:坂林和重】

坂林和重の技術士試験コラム

今のお勧めコース

複数部門受験可能

2025.02.12

【コラム本文】複数部門受験可能

技術士制度において、21部門ある技術部門の存在は、多くの技術者の皆様にとって周知の事実でしょう。機械部門を筆頭に、建設、電気電子、化学、環境など、様々な専門分野を網羅し、最後の総合技術監理部門まで、実に多岐にわたります。総合技術監理部門については、その特殊性から他の部門とは異なる受験要件が設定されており、そのため一般的な技術部門を指す際には、機械部門から原子力・放射線部門までの20部門として言及されることも少なくありません。

しかし、受験を志す方々の中には、『私は、〇〇部門の受験なのでその他の部門は無関係です』という認識を持つ方が散見されます。これは、大きな間違いと言わざるを得ません。現代の技術社会において、各部門は密接な関連性を持ち、相互に影響し合っているのです。

特に顕著な例として環境部門が挙げられます。環境技術は、現代のあらゆる技術分野において不可欠な要素となっています。機械部門から原子力・放射線部門に至るまで、すべての技術分野において環境への配慮は必須となっています。情報工学部門でのグリーンIT推進や、経営工学部門でのサステナビリティ経営の視点など、例外は存在しません。このような観点から、〇〇部門の受験でなく環境部門の受験を選択することが、キャリアパスとして最適な場合も少なくありません。

さらに重要な点として、技術士=技術責任者という本質的な役割があります。技術責任者には、個別の専門性に加えて、広範な視野と総合的な判断力が求められます。この俯瞰的な視点は、まさに経営者的な感覚と言えるでしょう。そのため、当初〇〇部門の受験を考えていた方でも、実際には経営工学部門の受験の方が、より自身のキャリアや強みを活かせる可能性があります。

このような考えに基づき、JESでは、希望者の全受講生に3部門程度の提案を行っています。多くの受講生は、『え!!** 〇〇部門しか受験できない**』という固定観念を持っていますが、貴方も同様ではないでしょうか。しかし、一つの部門にこだわることは、必ずしも最善の選択とは限りません。

事実、貴方には最適な受験部門・選択科目・専門事項が存在するはずです。これらの選択を間違えると何回でも不合格という結果に終わりかねません。最短での合格を目指すのであれば、自身のキャリア、専門性、そして将来の方向性を総合的に考慮し、最適な受験部門・選択科目・専門事項を慎重に選択することをお勧めします。

では、最短合格を目指して頑張りましょう。

平成24年度無料セミナー開始

きょうから2025年7月21日(月・祝)の第2次筆記試験まで159日です。

<第一次試験>今日の第一次試験 です(今日は、電力土木 に関する問題です)

2025年の試験日である2025年11月23日(日)第1次試験日まであと284です。2025年は、ぜひ合格しましょう。

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昨日2/10(月)、日本技術士会のサイトで、「令和6年度技術士第一次試験正答訂正等について」(←ここをクリック)の発表がありました。機械部門で1問正答に訂正がありました。ギリギリで不合格の人は、逆転合格の可能性があります。確認してみてください。

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さて、JESでは、第一次試験の過去問題も分析しています。繰り返し出題される問題を知りたい人は、動画ページ(←ここをクリック)から確認してください。

第一次試験の勉強用に基礎科目、適性科目、専門科目(機械部門、電気電子部門、建設部門、環境部門、上下水道部門)について第一次試験の動画をvimeoにUPしています。 2023年の合格を目指している人は、vimeoに登録して視聴してください。

もしご視聴されたい人は、下の科目名をクリックしてご覧になってください。

基礎科目(←ここをクリック)

適性科目(←ここをクリック)
機械部門(←ここをクリック)
電気電子部門(←ここをクリック)
建設部門(←ここをクリック)

環境部門(←ここをクリック)

上下水道部門(←ここをクリック)

 では、今日のコラムです。さて今日の第一次試験の問題 です。(今日は、電力土木に関する問題です)

 

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過去問クイズ(電力土木)

火力発電所の冷却水取水に深層取水方式を採用した場合の効果に
関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

(1)夏季に低温の深層水を取水することにより,プラントの
熱効率向上が期待できる。

(2)汚染度の低い良質の冷却水を取水できる。

(3)海底付近を浮遊する塵芥,漂流物の取水口への流入を阻止
できる。

(4)放水口から放水される温排水の取水口への再循環を抑制
できる。

(5)外海に面した海域では,取水路内への波浪侵入を低減でき,
冷却水ポンプの安定した運転が保たれる。







⇒答え(3)

(1)適切。
深層取水方式では、海水の深い層から比較的低温の水を取水
できるため、特に夏季において冷却効果が高まり、プラントの
熱効率向上が期待できます。

(2)適切。
表層の海水と比較すると、深層の海水は陸域からの汚染物質
(油分やゴミ、プランクトンなど)の影響を受けにくいため、
汚染度が低く、冷却水として良質です。

(3)不適切。
海底付近には、沈降した塵芥や堆積物が存在し、取水口の
設置位置によっては、それらが取水口に流入する可能性が
あります。 深層取水方式を採用したからといって、海底の
浮遊物や沈殿物の流入を完全に阻止できるわけではありません。
むしろ、取水口の設計によっては海底の沈殿物を巻き上げる
可能性もあるため、不適切な記述となります。

(4)適切。
深層取水方式では、取水口の位置を適切に設定することで、
温排水の再循環(取水した水が放水された温水と混ざる現象)を
抑制することが可能です。
これにより、冷却水の温度が上昇しにくくなり、効率的な冷却が
可能となります。

(5)適切。
外海に面した海域では、波浪が大きくなることがありますが、
深層取水方式により取水口を海底付近に設置することで、
表層の波浪の影響を低減できます。
その結果、取水路内への波の侵入を防ぎ、冷却水ポンプの
安定した運転が確保されます。


※平成28年度の問題です。

以上です。

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では、次の試験での合格を目指して頑張りましょう。このコラムは、拡散希望です。 1人でも多くの人に技術士になっていただきたく思います。このコラムが、読者の励みになればと思います。 転記転載転送をよろしくお願いします。

では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。