技術士試験専門予備校 全部門 完全対応宣言
JESは技術士試験専門予備校として、全部門(21部門)の合格ノウハウを教えることを宣言いたします。【代表取締役:坂林和重】

坂林和重の技術士試験コラム

今のお勧めコース

自分の文書を自分で修正できない

2021.12.09
【お知らせ】教材をお送りしています。&1次2次連続合格を狙う人の無料セミナーです

2022年教材現在、2022年の合格を目指すABコースの教材をグーグルドライブでお送りしています。もし連絡の無い人は、お知らせください。

無料セミナー12/12(日)に2次試験の試験対策を説明する無料セミナーを実施します。今回のセミナーは、11/28(日)の1次試験に挑戦した人を対象に実施します。1次試験合格見込の人は、無料セミナー(←ここをクリック)に参加ください。

 

【コラム本文】自分の文書を自分で修正できない

みなさんは、ご自分の①文書②自分で修正できますか?

多くの人は、自分の文書を自分で修正できると思っていますが、簡単でありません

なぜ難しいかと言うと、①「文書化した現物」は、自分の考えを表現(解答用紙に転記)したものです。そして②「文書を修正する基準」も自分の基準です。①②両方とも同じ自分から出てきています。②基準①文書を修正しようとしても差異が無いのです。出どこが同じだからです。

修正の可能な範囲は、②基準を使って正しく①文書化したかどうかです。①と②の違いを修正する程度です。すなわち可能な修正は、自分の考えを解答用紙へ正しく転記したかどうかです。

ですが、技術士試験で問われている問題は、②あなたの考えを述べることです。②あなたの考えを技術士試験に適合させるには、③外部の基準(共通の採点基準)を使う必要があります。

来年の一発合格を目指すには、誰でも構わないので③誰かの指導を受けることをお勧めします。

では、一発合格を目指して頑張りましょう。

2022年7月18日(月・祝)に実施される技術士二次試験の筆記試験まであと221です。頑張って勉強しましょう。

<第一次試験>今日の第一次試験 です(今日は、水質汚染についての問題です)

来年の試験予想日である2022年11月27日(日)まで あと353日です。 来年は、ぜひ合格しましょう。

JESでは、第一次試験の過去問題も分析しています。繰り返し出題される問題を知りたい人は、動画ページ(←ここをクリック)から確認してください。

第一次試験の勉強用に基礎科目、適性科目、専門科目(機械部門、電気電子部門、建設部門)について第一次試験の動画をvimeoにUPしています。 2021年の合格を目指している人は、vimeoに登録して視聴してください。

もしご視聴されたい人は、下の科目名をクリックしてご覧になってください。

基礎科目(←ここをクリック)
適性科目(←ここをクリック)
機械部門(←ここをクリック)
電気電子部門(←ここをクリック)
建設部門(←ここをクリック)

なお、倍速再生すれば、半分の時間で視聴できます。

では、今日のコラムです。

さて今日の第一次試験 です。(今日は、水質汚染についての問題です)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

今回取り上げるのは令和元年度の再試験の問題です。
(平成元年の再試験は、豪雨で試験が延期になった関東地方のみで
実施されました。)
III-7「水質汚濁に係る環境基準(水質環境基準)」に関する次の
記述のうち,最も不適切なものはどれか。
(1)人の健康の保護に関する環境基準の公共用水域における達成率は,
2017年度において99.2%と,ほとんどの地点で環境基準を満たし
ている。

(2)人の健康の保護に関する環境基準項目の中でふっ素及びよう素に
ついては海域には適用されない。

(3)生活環境の保全に関する環境基準のうち,有機汚濁の指標として
BODが河川に,CODが湖沼及び海域に適用される。

(4)生活環慶の保全に圃する環境基準のうち,有機汚濁の代表的な
水質指標であるBOD又はCODの2017年度の河川,湖沼,海域での
水岐別の康境基準建成率を比較すると,湖沼の達成が依然として
低くなっている。

(5)生活環境の保全に関する環境基準のうち,全窒素及び全りんの
2017年度の湖沼と海域での水域別の環境基準達成率を比較すると,
湖沼の達成率が依然として低くなってる。


答えは(2)です。
環境省のホームページに環境基準が記載されています。
環境省_水質汚濁に係る環境基準 (env.go.jp)
「別表1 人の健康の保護に関する環境基準」の備考3には以下の
記載があります。

「3 海域については、ふつ素及びほう素の基準値は適用しない。」
これより、(2)の「よう素(元素記号I)」が間違いで、正しくは
「ほう素(元素記号B)」であることがわかります。

『「水質汚濁に係る環境基準(水質環境基準)」に関する次の
記述のうち,最も不適切なものはどれか。』という設問は、
平成30年III-4,平成28年III-16,平成27年III-16,平成26年III-16と
頻出の問題です。しかし、本問のように重箱の隅をつつくような
出題で、専門外の人には非常に難易度が高い問題です。しかし、
出題パターンが似ているので、それを確実に暗記することと、
それから、毎年の環境白書で、水域の環境基準の達成状況を
確認することです。

例えば、平成28年の選択肢では、フッ素とホウ素は正しく
記載されていますが、

(3)生活環境の保全に関する環境基準のうち,有機汚濁の指標として
BODが河川及び湖沼に,CODが海域に適用される。
(平成28年設問)⇒誤り

(3)生活環境の保全に関する環境基準のうち,有機汚濁の指標として
BODが河川に,CODが湖沼及び海域に適用される。
(令和元年再試験設問)⇒正しい

どこが間違っているかは、各自で考えて下さい。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 では、次の試験での合格を目指して頑張りましょう。このコラムは拡散希望です。 1人でも多くの人に技術士になっていただきたく思います。このコラムが、読者の励みになればと思います。 転記転載転送をよろしくお願いいします。