技術士試験専門予備校 全部門 完全対応宣言
JESは技術士試験専門予備校として、全部門(21部門)の合格ノウハウを教えることを宣言いたします。【代表取締役:坂林和重】

坂林和重の技術士試験コラム

今のお勧めコース

気づかないのは本人だけ

2024.09.21

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【コラム本文】気づかないのは本人だけ

きょうは、技術士試験を複数年受験している人を対象にコラムを書いてみます。(ただし難関試験で2年未満の1回程度の不合格は普通です。ここでいう複数年受験とは、3年以上を言います)

まず3年~5年間不合格の人は、不合格に理由があります。ほとんどの場合、理由は、次のいずれか片方です。(両方の人も少しだけいます)

1、勉強方法が間違えている。

2、本気で合格しようと思って無い。

5年~10年間不合格の人は、ほとんど次の理由です。

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1、勉強方法を間違えている。

さて勉強方法を間違えている場合は、何が間違えているか指導してもらう必要があります。親しい人などに教えてもらうのが良いでしょう。受験生の多くは、勉強を教えてもらう方が、短期合格できる事を知っています。

ですが、多くの人は、独学で勉強しようとしています。独学の問題点は、勉強方法の間違いに気づけない事です。なぜなら、正しいと思って勉強している事を自分で修正できません。大学受験までの勉強であれば、独学でも合格できました。また、普通の資格試験では、独学で勉強できました。

独学で勉強できるのは、問題集があるからです。問題集があれば、解答練習して、模範解答と自分の解答を比較します。そして、自分の解答を修正する事で勉強するのが独学です。

しかし、技術士試験は、模範解答がありません。そのため、技術士試験は、解答練習して、指導者に問題点を指摘してもらって勉強します。独学では正しい勉強ができないのです。

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2、本気で合格しようと思って無い。

本気で合格しようと思って無い人は、指導を受けるというより、考え方を変える必要があります。

本気で合格しようと思って無い人の特徴をあげてみると、次のいずれかが当てはまります。

1、試験を申込んだが、試験日に予定ができて受験しない時がある。

2、勉強せずに過ごす日が週に2日以上ある。

3、2~3年以内に合格しようと思っている。

4、勉強で良いと言われてもやらない事がある。

5、受験勉強の期間中でも趣味や家族との時間を大切にしている。

この「1~5」のどれか1つでも当てはまる人は短期合格が無理です。合格までにあと数年かかると思ってください。どの様な困難があっても、何があっても次の試験で必ず合格すると強く思っている人が短期合格を果たせます。

では、一発合格を目指して頑張りましょう。

平成24年度無料セミナー開始

きょうから2025年7月21日(月・祝)の第2次筆記試験まで303日です。

<第一次試験>今日の第一次試験 です(今日は、金属の変形や破壊に関する問題です)

2024年の試験日である2024年11月24日(日)第1次試験日まであと64です。2024年は、ぜひ合格しましょう。

さて、JESでは、第一次試験の過去問題も分析しています。繰り返し出題される問題を知りたい人は、動画ページ(←ここをクリック)から確認してください。

第一次試験の勉強用に基礎科目、適性科目、専門科目(機械部門、電気電子部門、建設部門、環境部門、上下水道部門)について第一次試験の動画をvimeoにUPしています。 2023年の合格を目指している人は、vimeoに登録して視聴してください。

もしご視聴されたい人は、下の科目名をクリックしてご覧になってください。

基礎科目(←ここをクリック)

適性科目(←ここをクリック)
機械部門(←ここをクリック)
電気電子部門(←ここをクリック)
建設部門(←ここをクリック)

環境部門(←ここをクリック)

上下水道部門(←ここをクリック)

 

では、今日のコラムです。さて今日の第一次試験の問題 です。(今日は、金属の変形や破壊に関する問題です)

 

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金属の変形や破壊に関する次の(A)~(D)の記述の,[   ]に
入る語句の組合せとして,最も適切なものはどれか。

(A)金属の塑性は,[ ア ]が存在するために原子の移動が
比較的容易で,また,移動後も結合が切れないことによる
ものである。

(B)結晶粒径が[ イ ]なるほど,金属の降伏応力は大きく
なる。

(C)多くの金属は室温下では変形が進むにつれて格子欠陥が
増加し,[ ウ ]する。

(D)疲労破壊とは,[ エ ]によって引き起こされる破壊の
ことである。

.   ア   イ    ウ   エ
(1)自由電子 小さく 加工軟化 繰返し負荷
(2)同位体  大きく 加工硬化 経年腐食
(3)自由電子 大きく 加工軟化 経年腐食
(4)自由電子 小さく 加工硬化 繰返し負荷
(5)同位体  小さく 加工軟化 繰返し負荷




****************
【正答】(4)
材料に関する穴埋め問題。
(A)
金属の塑性は,自由電子が存在するために原子の移動が比較的
容易で,また,移動後も結合が切れないことによる。
塑性とは,力を加えて変形させたとき,永久変形を生じる
物質の性質のことをいう。

(B)
結晶粒径が小さくなるほど金属の降伏応力は大きくなる。

(C)
多くの金属は室温下では変形が進むにつれて格子欠陥が増加し
加工硬化する。金属に応力を与えると塑性変形によって硬さが
増す現象。冷間加工により変形が進むほど,転位は増加・
重層化して抵抗が大きくなり硬さを増していくこととなる。
これを加工硬化という。

(D)
疲労破壊とは繰返し負荷によって引き起こされる破壊のこと。
材料疲労は,物体が力学的応力を継続的に,あるいは繰り返し
受けた場合にその物体の機械材料としての強度が低下する
現象。金属で発生するものは金属疲労として一般に知られて
いるが,金属だけはなく樹脂やガラス,セラミックでも起こり
得る。

(ア)自由電子。金属の塑性は,金属原子間の自由電子の
存在による。

(イ)小さく。ホール・ペッチの関係式より,降伏応力は
結晶粒径の1/2乗に反比例するため,結晶粒径が小さくなる
ほど降伏応力は大きくなる。

(ウ)加工硬化。骨子欠陥の増加によって変形に対する抵抗力
が増す現象を加工硬化という。

(エ)繰返し負荷。疲労破壊は,繰返し負荷が作用して最終
破断が生じる破壊。

したがって,(4)が正答となる。



「こんなこと聞いていいのかな?」など気にせず、何でも
質問してください。(過去問のこの問題を解説してほしい
などもOKです。)
質問をお待ちしております。(^^)

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では、次の試験での合格を目指して頑張りましょう。このコラムは、拡散希望です。 1人でも多くの人に技術士になっていただきたく思います。このコラムが、読者の励みになればと思います。 転記転載転送をよろしくお願いします。