技術士試験専門予備校 全部門 完全対応宣言
JESは技術士試験専門予備校として、全部門(21部門)の合格ノウハウを教えることを宣言いたします。【代表取締役:坂林和重】 各コース一覧表(PDF)

坂林和重の技術士試験コラム

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独学で一発合格できない理由は

2021.12.25

【お知らせ】教材は届いていますでしょうか?

2022年度の合格を目指す短期集中コースの人へ教材をE-mailでお送りしていますが、届いていますでしょうか? 迷惑フォルダーに保存されている場合があります。特にGmailをお使いの人は、ご注意ください。

最近Gmailで変更があったようで、迷惑フォルダーに移動される可能性が高いようです。もし届かない場合は、JES事務局まで問い合わせいただければと思います。再送いたします。

12/26(日)は、短期集中コースの初日です。短期集中コースに参加される人は、教材を確認してセミナーに参加してください。

【コラム本文】独学で一発合格できない理由は

今日は、来年度に新規受験する人に向けて技術士試験で第2次試験独学による合格の難しさを説明してみたいと思います。第二次試験は、1回の受験で合格できる人がほぼゼロです。

まず技術士第1次試験は多くの人が独学で勉強します。勉強方法は過去問題集を購入して、複数年にわたり合格点が取れるように繰り返し勉強します。最低でも5年間分の過去問題で合格点が確実に取れるようになれば、独学で合格可能となります。この勉強が成り立つ理由は、誰が解答しても唯一無二の答えが存在する事に起因します。例えば、「【問題】水の化学式を解答せよ。【解答】H2Oです。」のような問題です。誰が解答しても答えは唯一無二のH2Oです。そのため、勉強は、問題と解答をセットで暗記する事です。暗記量が多ければ知っている問題が出題されて合格の可能性が高まります。暗記量が少なければ、知らない問題を出題されることもあるため不合格の可能性があります。

しかしながら、第二次試験記述式ダメです。第1次試験と大きく問題が異なります。第二次試験(記述式)は、複数正解の有る問題や正解の無い問題が出題されます。例えば、「【問題】貴方の受験部門でTPP協定の締結で良否を論ぜよ。【解答】人によって解答が異なる。」となります。さらに、受験部門や選択科目によっても解答が違います。例えば、建設部門で選択科目で道路と建設環境では違う解答を書く必要があります。さらに専門事項や業務経験によっても解答を変える必要があります。すなわち、第二次試験(記述式)の問題では、唯一無二と言える解答が無いことになります。100人いれば100通りの解答を考える必要があります。同じ解答では不合格です。

さらに問題なのが、試験官の要求している内容になっているかどうかの判定が難しい事にあります。貴方が合否を判定するのでなく、試験官が合否を判定します。そのため、貴方が要求内容を判定できません。試験官の合否判定基準と比較して、合格内容である必要があります。

以上から、技術士試験の第2次試験は、自分で暗記すべき解答が無いことと自分で合否判定できないのです。よって、第2次試験は、独学が困難なのです。

貴方が、来年の試験で一発合格を考えているのであれば、試験制度に熟知している人に指導してもらう事です。そうすれば、合否判定基準に沿って勉強できて最短合格可能となります。

もし近くに指導してくれる人がいなければ、JESに相談してください。JESの 技術士合格セミナー(←ここをクリック)で最短合格を支援します。

では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。

2022年7月18日(月・祝)に実施される技術士二次試験の筆記試験まであと205です。頑張って勉強しましょう。

<第一次試験>今日の第一次試験 です(今日は、製図の基本についての問題です)

来年の試験予想日である2022年11月27日(日)まで あと337です。 来年は、ぜひ合格しましょう。

JESでは、第一次試験の過去問題も分析しています。繰り返し出題される問題を知りたい人は、動画ページ(←ここをクリック)から確認してください。

第一次試験の勉強用に基礎科目、適性科目、専門科目(機械部門、電気電子部門、建設部門)について第一次試験の動画をvimeoにUPしています。 2021年の合格を目指している人は、vimeoに登録して視聴してください。

それから、12月から環境部門(←ここをクリック)を追加しました。環境部門を受験される人も申し込みをお待ちしています。

もしご視聴されたい人は、下の科目名をクリックしてご覧になってください。

基礎科目(←ここをクリック)
適性科目(←ここをクリック)
機械部門(←ここをクリック)
電気電子部門(←ここをクリック)
建設部門(←ここをクリック)

環境部門(←ここをクリック)

なお、倍速再生すれば、半分の時間で視聴できます。

では、今日のコラムです。

さて今日の第一次試験 です。(今日は、製図の基本についての問題です)

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皆さん、おはようございます!
適性科目 担当講師の永澤 一也です。
一日が始まる前に、復習クイズに取り組んでみましょう!!

【復習クイズ】
気候の変化による災害が多発している。また,平成23年の
東日本大震災を通じてさまざまな施設の安全には限度が
あるのではないかと市民は考えるようになった。事実,
施設の強度や高さの設定根拠を上回る外力により,施設が
危険な状態になることがあることも想定し,これは受容
すべきリスクとして施設等を設計することが行われている。
また,一般の産業や工事においても,安全を確保していると
される機械や施工において事故が発生している。

これら安全の認識と対応に関する次のア)~エ)の記述に
ついて,正しいものは◯,誤っているものは×として,最も
適切な組合せばどれか。

ア)自然災害や産業において安全性を高める手法としてリスク
マネジメント手法が用いられる。リスクアセスメントにより
リスクの重大性が評価されたものに対する対処方法としては,
リスク回避,リスク低減,リスク移転,リスク保有などがあり,
これを担当する科学者や技術者は最適な選択を行うように努力
することが必要である。

イ)未経験なリスクに対して市民は過大や過小に評価する一般的
傾向があるため,科学者や技術者は,自然災害や産業災害の
リスクが一般市民に正しく伝達されるように,適切な助言を行う
必要がある。

ウ)産業においては,職場の潜在的な危険性や有害性を見つけ
出し,低減・除去するための手法としてリスクアセスメント等の
実施が努力義務化されている。これは災害が発生していない職場
であっても潜在的な危険性や有害性は存在しており,これが
放置されるといつか災害が発生する可能性があることを考慮した
ものである。

エ)さまざまな施設を設ける際に受容すべきリスクが存在する
のであればリスクマネジメントを担当する科学者や技術者は,
その受容すべきリスクがどのようなものであるのかを説明すべき
であるが,もしリスクが顕在化した場合の被害については,
知見の外なので説明の必要はない。

  ア) イ) ウ) エ)
(1)
(2) × × ×
(3) × ×
(4) × ×
(5) ×

【正答】(5)

【解説】本問は,リスクアセスメントからの出題です。
リスクとは目的に対する不確かさの影響であり,「結果の
重大性×発生の可能性」で表せます。

ア)○。リスクの重大性が評価されたものに対する対処法
  として,この4つがあります。 

イ)○。知識や経験がないために判断基準が分からず,
  過大・過小評価する傾向にあります。

ウ)○。労働安全衛生法第28条の2第1項「事業者の
  行うべき調査等」に規定のとおりです。

エ)×。リスクが顕在化した場合の被害も説明する必要が
  あります。

【参考文献】労働安全衛生法(e-GOV検索)
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=347AC0000000057

いかがでしたか?
上記のクイズは、テーマ「8)リスクマネジメント」に
関する内容でした。

本科目について少しでも疑問点がある場合には、お気軽に
ご質問ください。
お一人お一人の知識レベルは違って当然ですので、何でも
お聞きいただければと思います。
本日も一日頑張っていきましょう!

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 では、次の試験での合格を目指して頑張りましょう。このコラムは拡散希望です。 1人でも多くの人に技術士になっていただきたく思います。このコラムが、読者の励みになればと思います。 転記転載転送をよろしくお願いいします。