技術士試験専門予備校 全部門 完全対応宣言
JESは技術士試験専門予備校として、全部門(21部門)の合格ノウハウを教えることを宣言いたします。【代表取締役:坂林和重】

技術士合格者の声・先輩技術士からのアドバイス

技術士合格者の声・アドバイス

先輩技術士機械部門総合技術監理部門からのアドバイス

技術士への挑戦

技術士への挑戦は、これまでの世界から新たな世界を切り開く第1歩である。技術士の資格を得ることにより、新たな活動の場を得ることができる。技術士には、活動を支援する環境が準備されている。この環境を活かし、活動すれば、視野が広がり、活動の場が広がり、ネットワークを広げることができる。

その結果、新しい世界を広げ、自己の技術レベルの向上を図れる。また、新たな業務分野を開拓できる。この環境を活かすのも、活かさないのも自分の意欲、決断、行動次第である。今、技術士への挑戦を検討している方は、ぜひ、迷わず踏み出して欲しい。参考に、機械部門、総合技術監理部門の技術士として活動している私の体験を紹介したい。

技術士としての活動の第1歩

技術士として活動するには、日本技術士会へ登録するのが早道である。日本技術士会では、機械を始め建設、電気・電子等の各部門ごとに部会がある。また、地域ごとにも技術士会がある。部会や地域技術士会に参加するのが、まずは活動の第1歩となる。

機械部門では、機械部会が毎月開催されていて、門戸を開いている。機械部会に出席すると、実に多様な方がいる。部会では、毎回、技術をテーマとする発表があり、その後、懇親会を開いている。

技術発表では、これまで聞くことのできなった自分の知らなかった世界の貴重な話を聞くことができる。ベテランの技術者が実体験に基づいた興味ある話を毎回提供するので、自分の世界が広がって行くことが感じられる。

技術発表、諸事務連絡のあとに懇談会が開催されている。簡単な飲食とともに、出席した技術士がそれぞれ、自由に歓談し、交流を深める。機械部門とはいえ、実にさまざまな分野がある。似た分野、違う分野の人とフリーに歓談し、交流を深めて行くことができる。その他、技術士会では業務斡旋委員会もあり、外部から寄せられた仕事を斡旋している。また、機械部会の中でも業務紹介がある。

技術士としての体験

私は資格取得後、すぐに日本技術士会に登録し、機械部会に参加し、懇親会への参加、また部会の活動にも積極的に参加してきた。その間で培ってきたネットワークによって業務を開拓し、現在、多方面でのコンサルティング業務などに携わっている。その一端を紹介する。

(1)コンサルティング業務

  • 産廃処理工場技術監査
    技術士会の会合で学生時代の友人とばったり会った。歓談の中で彼が当面していた問題が話題となり、私が工場建設時の機械設備の監査を支援することとなった。
  • 製造工場の経営支援
    技術士ネットワークから、機械を得て技術セミナー講師を努めることとなった。受講者から、企業の経営状況の診断、工場の技術者の教育などを約2年にわたって行った。

(2)省エネルギー診断

機械部会の中で、中小企業基盤整備機構(当時は、中小企業支援センター)で中小企業の省エネルギー診断を行う専門技術者を求めていることが紹介され、それに応じた。これを機会に、省エネルギー診断を継続しており、現在が財)省エネルギーセンターの技術専門員として活動している。

(3)技術士育成業務

機械部会の紹介で技術士育成のテキストを執筆する機会を得た。その後、機会部会での懇親会仲間を通じて、連絡があり、日本技術サービスでの指導の業務が紹介され、現在に至っている。

おわりに

技術士に限らず、資格取得で、世界が広がる可能性がある。そのパスポートを得ることができる。

機械部門の技術士の場合、機械部会などがその入り口となる。さまざまな話は、部会等での、いわばオフィシャルな場でもあるが、その他に人的ネットワークを通じたアンオンフィシャルな場にも多い。

積極的にネットワークを活用すれば、新しい道を開くことができる。私は、積極的にそして興味を持って活動し、ネットワークを構築し活用している。技術士の受験は新しい世界の開拓の第1歩である。ぜひ挑戦し、新しい道を切り開いて欲しい。