坂林和重の技術士試験コラム
今のお勧めコース
専門知識だけでは不合格です。
2016.05.18
技術士試験を受験する人で『専門知識の量で合否が決まる』と思っている人がいます。それは、大きな間違いです。今日は、そんな事を書いてみます。
技術士は、何かの分野の専門家です。そのため、筆記試験で必須科目(択一式)と選択科目(記述式)で専門知識を確認します。しかしながら、専門知識の確認は、確認項目の一部(1/11です)にすぎません。
このコラムで技術士は、技術士=技術責任者と説明しています。すなわち、技術責任者にふさわしい人材が、技術士として認められて合格します。技術士試験における確認項目は、専門知識・応用能力・課題解決能力・論理的思考力・7つの資質です。
例えば、貴方は、リーダーシップを表現する勉強をしていますか? コミュニケーション能力を表現する勉強をしていますか? これらの能力を表現できなければ、貴方は、技術士試験に不合格です。例えば、専門知識だけ豊富で技術者倫理の無い人は、危険人物です。技術士(=技術責任者)に合格させるのは、国益に反するのです。だから、専門知識だけを勉強している人は、技術士試験に不合格なのです。
貴方が技術士試験に一発合格したいのであれば、専門知識は、専門家に必要な程度で十分です。その先は、技術責任者としての勉強をしてください。
では、最短合格を目指して頑張りましょう。