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坂林和重の技術士試験コラム

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A評価・B評価・C評価、それぞれは、どこで区分されるか。

2012.11.16

きょうは、記述試験でC評価やB評価されている人に向けて書いてみます。

C評価をBやA評価にするのは、簡単といいませんが、それほど難しいことでありません。C評価されている人は、次のどちらかに問題のある論文を書いている人です。

1、指定枚数の解答になって無い。

2、問題の要求を満足して無い。

まず「1、」です。問題文で「2枚以内に記述しなさい」と書かれていれば、2枚に記述します。空白行は、2枚目の最後の行程度以内になるようにします。なぜかと言うと試験官は、「技術士試験を受験する人は、枚数を指定しなければ5枚でも6枚でも解答を書く人のはずです。5枚や6枚書くところを2枚以内に収めてください」と考えているからです。それにもかかわらず空白の多い解答では、「記述量不足」とされてC評価になります。

次に「2、」です。問題文では、「問題、課題、解決策を記述しなさい」とある場合に問題課題解決策きちんと分けて記述します。さらに「問題を3件書きなさい」と問題にあれば、キチント3件記述します。多くの人は、問題と課題を区別せずに記述しています。さらに問題や課題と共に同じ場所に解決策を書く人も多いです。そして指定件数が3件であるにもかかわらず2件や4件記述では、C評価となります。

AやB評価にするには、「1、」や「2、」に注意して普通の解答を書く事で達成できます。

そしてB評価をA評価にするには、採点官の納得できる解答であれば達成できます。奇抜な解答を書く必要ありません。採点官が納得すれば、A評価になります。A評価の可否を判断するのは、皆さんで無く採点官です。A評価の解答は、皆さんの満足する解答で有りません。採点官の納得する解答が、A評価となります。

では、一発合格を目指して頑張りましょう。