坂林和重の技術士試験コラム
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技術士試験の受験で一番重要な事は。
技術士試験を受験する時に一番重要なのが、技術士らしい業務経歴かどうかです。業務経歴以外は、学習することで身に付ける事のできる能力ですが、業務経歴だけは無理です。なぜなら業務経歴は、過去の事実なので学習で変更できないからです。そのために技術士の受験の可否を問合せてくる人には、どのような業務経歴かを質問します。
質問は、次の内容です。
1、ワンパターンの仕事で無いですか?
2、マニュアルなどで決められた仕事で無いですか?
3、自分で考察する仕事ですか?
これらの質問をすることでほとんどの人は、受験資格の有ることが判明します。と言うのは、技術士試験で受験前に誤解されている事に「部長・課長と書いた方が良い」や「他の人ができないような高度な仕事でなければ受験資格が無い」などがあります。業務経歴に「部長・課長」と記載しても何のメリットもありません。今やっている仕事が、「他の人ができないような高度な仕事」で無くても問題ありません。さらにベテランの皆さんは、マルチで業務をこなしています。マルチでこなしている業務のうちで技術士にふさわしい仕事だけをピックアップすれば、技術士として十分な業務経歴であることがほとんどです。
技術士らしい仕事とは、普通の技術者が普通の仕事をどのように進めているか確認する試験です。確認内容は、「課題解決能力・専門知識・応用能力」をどのように発揮しているかです。論理的に仕事を進めていれば、多くの人がチャレンジできるのが、技術士試験なのです。
「作業者」と「技術者」で分類すれば、「自分は技術者です」と言える人で30歳を超えている人であれば、ほとんどの人がチャレンジできるのが技術士試験です。
以上から、より多くの人が自信をもって夢の資格である技術士試験にチャレンジされることをお勧めします。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。