技術士試験専門予備校 全部門 完全対応宣言
JESは技術士試験専門予備校として、全部門(21部門)の合格ノウハウを教えることを宣言いたします。【代表取締役:坂林和重】 各コース一覧表(PDF)

坂林和重の技術士試験コラム

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指導を受けるのが最短

2023.12.26

【コラム本文】指導を受けるのが最短

きょうは、技術士試験が、一般の資格試験と違ってなぜ指導を受ける必要があるかを説明してみます。

まず一般の資格試験では問題に対して模範解答があります。例えば次のような問題です。

問A:日本の首都はどこですか? 答:東京都です。

このように必ず答えのある問題が出題される一般の資格試験は、予想問題集などを手に入れて、問題と答えをセットで暗記します。あるいは、計算問題の場合は、問題と計算方法をセットで暗記します。

これに対して技術士試験は、問題に対して模範解答がありません。例えば次のような問題です。

問B:人間の幸せはなんですか? 答:人によって答えが違います。

このように技術士試験は、人によって答えの違う問題が出題されます。そのために、技術士試験は、問題と答えをセットで暗記するという勉強方法ができません。そこで自分の考えた答をどのように表現するか指導を受ける必要があります。

例えば、問Bの答えとして、「長寿です」と書きたいとします。単純に、「長寿です」と解答したときは、試験官から「どのような不幸な状態でも良いですか?」と指摘されて良い評価を得られません。このときに、指導者に長寿と書くときの方法を教えてもらいます。例えば、「健康でお金に困らない長寿です」と書くのが良いと教わります。

また別の人は、「やりがいのある仕事のあるのが幸せ」と書きたいとします。このときに、指導者にどのように書くのが良いか教えてもらいます。例えば、「社会に貢献できるやりがいのある仕事のあるのが幸せ」と教わります。

このように、問Bのような問題の場合は、採点官に評価してもらえる解答をどのように書くかを指導者に教えてもらうのです。

すなわち、自分の書きたい答をどのように表現すれば合格点になるかを指導者に教えてもらうのです。

技術士試験がなぜ指導してもらうと合格できるか理解してもらえたでしょうか?

では、一発合格を目指して頑張りましょう。

平成24年度無料セミナー開始

きょうから来年(2024年7月15日(月・祝))の第2次筆記試験まで202日です。

<第一次試験>今日の第一次試験 です(今日は、環境に関する問題です)

2024年の試験日である2024年11月24日(日)第1次試験日まであと334日です。2024年は、ぜひ合格しましょう。

さて、JESでは、第一次試験の過去問題も分析しています。繰り返し出題される問題を知りたい人は、動画ページ(←ここをクリック)から確認してください。

第一次試験の勉強用に基礎科目、適性科目、専門科目(機械部門、電気電子部門、建設部門、環境部門、上下水道部門)について第一次試験の動画をvimeoにUPしています。 2023年の合格を目指している人は、vimeoに登録して視聴してください。

もしご視聴されたい人は、下の科目名をクリックしてご覧になってください。

基礎科目(←ここをクリック)

適性科目(←ここをクリック)
機械部門(←ここをクリック)
電気電子部門(←ここをクリック)
建設部門(←ここをクリック)

環境部門(←ここをクリック)

上下水道部門(←ここをクリック)

 

では、今日のコラムです。さて今日の第一次試験の問題 です。(今日は、環境に関する問題です)

 

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皆さん
JES講師、環境部門 一次試験講師の濱崎です。

今回取り上げるのは、 
(自然生態系及び風景の保全×環境の状況×植生×世界の植生分布)
のマトリックスセルに分類される平成28年3-28番からの出題です。
3-28世界の植生に関する次の記述のうち,最も不適切なものは
どれか。

(1)ツンドラは亜寒帯や高山帯の植生である。夏の生育期間は
2~3か月と極めて短く,地衣類,蘇類に交じって,ツツジ科や
ヤナギ科の群落が見られる。タイガと接する箇所では,カラマツ類
(マツ科)が多くなる。

(2)サバナは,熱帯の夏雨地域における低木を交えた草原を指す。
主としてC4(C4回路とカルビンーベンソン回路とによってCO2
固定を行う。)のイネ科植物が分布する。

(3)亜寒帯(垂直分布としては亜高山帯)では,生育に不適な
冬季の低温期間が長く,針葉樹林が発達する。シベリアのタイガ
などがこれに含まれる。日本では,北海道にトドマツやエゾマツ
(マツ科)が優占する森林,本州の亜高山帯にはシラビソ,
オオシラビソ(マツ科)が優占する森林がある。

(4)硬葉樹林は,冬に降雨があり夏の乾燥が厳しい地中海性気候の
地域に広がる。オリーブ(モクセイ科)やコルクガシ(ブナ科)
など,堅い葉を持つ常緑樹が優占する。

(5)夏緑樹林は,冷温帯に発達する落葉広葉樹林をいう。ブナ林は
中央ヨーロッパ,中国,北米東部から中央部,日本の特に
日本海側などに見られる。そのほかに,コジイ(ブナ科)などが
優占するシイ林や,タブノキ(クスノキ科)林などがある。

解答(5)

(5)「夏緑(かりょく)樹林は,冷温帯に発達する落葉広葉樹林を
いう。ブナ林は中央ヨーロッパ,中国,北米東部から中央部,
日本の特に日本海側などに見られる。そのほかに,コジイ(ブナ科)
などが優占するシイ林や,タブノキ(クスノキ科)林などが
ある。」の不適切箇所は以下の通り。
コジイ(ブナ科)などが優占するシイ林や,タブノキ
(クスノキ科)林は、常用照葉樹林である。「」ヒアリは
南アメリカ原産である。従って、「そのほかに,コジイ(ブナ科)
などが優占するシイ林や,タブノキ(クスノキ科)林などがある」
全体が不適切です。

環境部門の受験対策は頻出過去問の演習が重要です。
(自然生態系及び風景の保全×環境の状況×植生×世界の植生分布)
のマトリックスセルに分類される本問題と同じ問題が、平成26年の
3-31に出題されているので併せてご確認下さい。
以上
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では、次の試験での合格を目指して頑張りましょう。このコラムは、拡散希望です。 1人でも多くの人に技術士になっていただきたく思います。このコラムが、読者の励みになればと思います。 転記転載転送をよろしくお願いします。