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A評価・B評価・C評価に分かれる解答の違いとは。

2013.07.24

筆記試験では、次の項目をしっかり守って記載してください。

1、受験番号・受験部門・選択科目・専門事項・問題番号・ページ番号を必ず書く

2、解答用紙の最後の行まで記載する。

3、問題で問われていることを漏らさず記載する

4、採点官が読みやすい文章を記載する。

「1、」については、記載漏れがあると採点してもらえません。合否判定としては、ABC評価で無く失格となります。なので、解答用紙を白紙提出になるとしても必ず書洩らしの無いようにしてください。

「2、」については、空白ページがあるとC評価になります。B評価以上をもらう条件として空白行を2行以内にしてください。空白行が、3行や4行でも合格できるという人もいますが、お勧めできません。特に1ページで解答を記述する場合は、2行の空白でも厳しい評価になると思います。安心なのは、最後の行まで記述する空白行無しです。なぜそのようになるかというと、試験官は、貴方を「5ページでも6ページでも幾らでも解答を記述できる知識と経験の豊富な専門家」と思っています。そのため、例えば3ページ以内で解答してくださいという問題は、「5~6ページ記載したいでしょうが、要点をまとめて3ページにおさめて解答してください」という意味になります。これを1~3ページで解答して良いと誤解してはダメです。解答に空白が多いと「知識が乏しく経験の少ない人」と評価されます。

「3、」については、解答する知識が無いと評価されてC評価となります。例えば、「問題と課題をそれぞれ3項目ずつ挙げてその対策を述べなさい」の問題に対して、問題を3項目と課題を2項目で記載した場合、課題を3項目挙げられない人と理解されます。すなわちC評価です。内容を間違えて記載するのもだめです。問題・課題・対策・将来動向などは、すべて書き分ける必要があります。当然ですが、3項目と言われているのに4項目書くのもだめです。指示されたことのできない技術者として厳しい評価になります。

「4、」については、理解できない文書は、C評価になります。文書である以上は、理解されて合否判定されます。理解できない文書は、C評価です。技術士を受験する一部の人は、難解な文書を書く必要があると誤解している人がいます。難しいことを理解しやすく書くのが技術士です。難しく書くのは、一般の技術者です。

以上の「1、~4、」をしっかり守って記述すれば、B評価以上を得ることができます。

B評価をA評価にするのは、採点官に納得してもらえる内容とすることです。試験官が貴方の解答を見て「本当にそうだろうか?」と疑問を持てば、B評価です。「確かにその通りである」と納得すれば、A評価になります。以上を十分に理解して、8月4日の筆記試験では、合格論文を記述してください。

では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。