坂林和重の技術士試験コラム
今のお勧めコース
平成25年度も技術的体験論文が必要になる!?
技術的体験論文を来年の平成25年度も使うことを考えてみたいと思います。
このように書くと、「来年は、技術的体験論文の提出が不要です」と言う声が聞こえそうです。
ですが、あえて来年も技術的体験論文を使うことを今日は書いてみます。なぜこのように書くかと言うと来年は、口頭試験で業務経歴の質疑応答があるのです。質疑応答は何かと言うと、技術的体験です。すなわち、論文の有無が違うだけで実質は、技術的体験(論文)なのです。
と言うことは、口頭での質疑応答と言えども、課題・問題・技術的成果・今後の展望など整理しておく必要があるということです。課題も成果も無い技術的体験をどのように流暢(りゅうちょう)に説明しても、口頭試験では、不合格になります。(我々は、技術者です。噺家で無いので流暢に説明する必要ありません。誠実に説明すればよいのです)
よって、平成24年度の受験生と言えども、技術的体験論文は、平成25年度の試験でも技術的体験として使えると考えて準備してください。(アハハ(*^。^*)。平成25年度に使えると言うのは、縁起が悪いですね。一番良いのは、もちろん平成24年度で合格することです)
おそらく平成25年度は、技術士らしい技術的体験を3~4例程度準備することになると思います。(この3~4例と言うのが、また難易度上昇につながりますね)
まとめ方は、まさに次になります。
------------技術的体験論文の課題を改定、技術的体験の口頭説明資料------------------
あなたが受験申込書に記入した「専門とする事項」について、実際に行った業務のうち、受験した技術部門の技術士にふさわしいと思われるもの3~4例程度を2例挙げ、それぞれについてその概要を述べよ記述せよ。さらに、そのうちから1例を選び、以下の事項について述べよ記述せよ。
(1) あなたの立場と役割
(2) 業務を進める上での課題及び問題点
(3) あなたが行った技術的提案
(4) 技術的成果
(5) 現時点での技術的評価及び今後の展望
-----------------------------------------------------------------------------------
まさに平成25年度も技術的体験論文を作成するのと同じことを口頭で説明する事になります。よって、筆記試験の結果を判断しかねて、技術的体験論文の作成をちゅうちょしている人は、迷わずに技術的体験論文を準備してください。
今年作ったものは、無駄になりません。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。