坂林和重の技術士試験コラム
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口頭試験。1件の解答が長時間の人は、不合格です。
きょうは、口頭試験について書いてみます。
口頭試験は、高級技術者を中途採用する面接試験のようなものです。「受験申込書及び業務経歴票」と「筆記試験の解答」を使って諮問し、貴方が高級技術者(指導者、責任者)にふさわしい人材か準備された判定基準で評価します。
この諮問で貴方と試験官の意見が違う場合に注意が必要です。多くの場合、試験官の意見を否定すると厳しい結果になります。これには理由があって、試験官は、きわめて多くの諮問事項を予定しています。1件の諮問を1分間以内で終了させて諮問を進めます。もし貴方と試験官の意見が違ったとしても1分間で終了して×を付けて次に移ります。
すなわち、試験官は、貴方と意見が違ったとしても意見の合意するまで議論せずに次の諮問に移るのです。試験官と意見が違った場合は、十分注意してください。(10秒以内で試験官を納得させられるのであれば、試験官の意見を否定しても良いですが、ほとんどの場合不可能です)
それから、1件の諮問に対する解答は、10秒以内で終了してください。そうしなければ、1件の諮問を1分間以内で終了しません。長時間の解答をする受験生は、試験官にとって迷惑な受験生となります。1分間以上の解答は、途中で解答を止めさせられると思ってください。そして、的確に説明できない受験生として、厳しい結果になります。
ただし、「業務経歴を3分間以内で説明して下さい」などの時間指定がある場合は、例外です。3分間以内で説明して下さい。当然3分間を超える場合は、解答を止められます。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。