坂林和重の技術士試験コラム
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キーワード学習を進めるには、乗り越えるべき壁がある。
キーワード学習には、いくつかの壁があります。きょうは、その壁について書いてみます。
1つ目の壁
1つ目の壁は、始めるという壁です。キーワード学習を始めない人の多くは、「もう少し先で始める」と思っています。ですが、もう少し先で始めるつもりの人は、始めた時には手遅れになっています。この壁を乗り越えるには、何も考えずにまず始めることです。
2つ目の壁
2つ目の壁は、続けることです。1個目のキーワードを作成するのに1週間かかる人もいます。そして、1日で1~2個作成できるまで何日も時間がかかります。1日2個作成できる前に、「できない」と思ってやめてしまいます。この壁を乗り越えるには、1日2個作成できるまでやめないことです。途中で諦めるからできないのです。
3つ目の壁
3つ目の壁は、キーワード学習の品質です。多くの人は、キーワードに三分割展開法を適用できないと言います。「1.原理原則基礎技術」は、書けるが「2.課題」「3.問題点」「4.将来動向」は、無いから書けないと言います。しかし本当は、無いから書けないのでなく気付かないから書けないのです。なぜなら、将来性の無い技術・法律・社会制度など無いからです。必ず将来性があります。この壁を乗り越えるには、あとから追記できるように空欄にすることです。
4つ目の壁
4つ目の壁は、技術士試験の筆記試験への適用です。キーワード学習が目的になる人がいます。キーワード学習の目的は、筆記試験対策です。この壁を乗り越えるには、常にキーワード学習で筆記試験の解答が書けることを確認してください。
以上でいくつかの壁を書きましたが、1つ目の壁が最難関です。1つ目の壁さえ乗り越えれば、あとは楽です。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。