坂林和重の技術士試験コラム
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高校生までの勉強と大人の勉強の違い。
貴方は、勉強とはだれがするものだと思いますか?
このように質問すると、技術士試験を受験する人のほとんどは、「勉強は、自分でするものです」と答えます。では、JES技術士セミナーで「試験に出るキーワード300・ひな型論文・合格論文機械的作成法」などを解説します。この解説をどのように考えますか?
このように説明すると、「予習+講義+復習」が勉強だと答える人もいます。しかしこれも本来の勉強でありません。「予習+講義+復習」は、高校までの勉強方法です。大人の勉強は、自習にあります。
考えてみてほしいのですが、高校で勉強していた時は、講義が毎日でした。そのため、毎日であれば、予習2時間+講義6時間+復習2時間でも良かったのです。講義を中心に勉強を進めても良かったのです。しかも定期試験は、講義で学んだことを覚えているかどうか確認する試験でした。ところが、大人の試験は、講義を覚えているか確認する試験でありません。要求した仕事をできるかどうか確認する試験です。
さらに大人の勉強における講義は、月に1回です。要求能力を身に付けるのですから月に1回の講義を勉強のメインにしてはいけません。月に1日の勉強では、1/30です。大多数の29日間を中心に勉強する場合は、自習がメインになるはずです。すなわち、大人の勉強は、自習をメインにしなければならないのです。
では、講義をどのように考えるかです。月に1日の講義は、29日間の勉強方法の確認や不明点の質問に充てるべきです。たとえ「試験に出るキーワード300・ひな型論文・合格論文機械的作成法」を1日の講義で学んだとしてもそれを自分のものにするのは、29日間の自習なのです。これが大人の勉強なのです。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。