技術士試験専門予備校 全部門 完全対応宣言
JESは技術士試験専門予備校として、全部門(21部門)の合格ノウハウを教えることを宣言いたします。【代表取締役:坂林和重】 各コース一覧表(PDF)

坂林和重の技術士試験コラム

今のお勧めコース

動画コース(A+B+C)
【技術士第一次試験】動画学習コース
今のお勧めはこちらです
2023年度のセミナーは、全て終了いたしました。
多くの参加をありがとうございました。

なぜ論文試験なのか

2022.12.31

【お知らせ】2023年合格を目指す人募集

2023年度ABCコース募集中

現在JESでは、2023年度ABCコースの受講生を募集しています。近年では、技術士試験の出題傾向が変化しています。最新の出題傾向で技術士試験を一発合格しましょう。

JESでは、貴方の弱点にフォーカスして最短合格を目指します。20部門では、そのための三分割展開法ひな型論文テンプレート法機械的合格論文作成法を駆使して余裕を持った最速合格とします。また、総合技術監理部門専用コース(←ここをクリック)では、択一対策や総監ならではの勉強方法をお教えいたします。

他の受験生の1歩先を行く学習を開始しましょう。

申込みを希望される人は、2023年度ABCコース(←ここをクリック)から申込みください。

 

【コラム本文】なぜ論文試験なのか

技術士試験は、なぜ論文の記述式試験であるか考えたことがるでしょうか? 論文の記述式試験にする理由があります。論文試験は、文書を記述する試験の一種です。

まず文書記述について考えてみます。文書を記述させる目的は、考えている事を正しく相手に伝える能力を確認しています。正しく伝わる文書が記述できない人は、話し言葉も正しくできないと言う解釈です。すなわち、正しく伝わる文書を記述できない人は、会社の業務において報告や指示命令ができない人と言う事です。これは、明らかにリーダー=技術責任者として不適格です。難解な計算問題を解答できる事や専門知識が豊富でも単なる担当者にすぎません。伝わる文書の記述できないリーダー(=技術責任者)は、致命的です。

さらに論文です。論文は、貴方の考え()を文書()にすることを意味しています。考え(論)の無い人は、単なる担当です。リーダー(=技術責任者)に不適格です。だからJESの技術士セミナーでは、『貴方の考えを記述しなさい』と指導しています。そして貴方の考え(論)は、貴方の頭の中にしかありません。すなわち、貴方が記述すべき模範解答は、貴方の頭の中にしかないのです。

以上が、技術士試験を論文の記述式試験にする理由です。

では、最速合格テクニックで最短合格を目指しましょう。

きょうから2023年7月17日(月・祝)の第2次試験まで198日です。(ついに200日を切りました)

 

<第一次試験>今日の第一次試験 です(今日は、適性科目に関する問題です)

2023年の試験予想日である2023年11月26日(日)第1次試験まであと330日です。 2023年は、ぜひ合格しましょう。

JESでは、第一次試験の過去問題も分析しています。繰り返し出題される問題を知りたい人は、動画ページ(←ここをクリック)から確認してください。

第一次試験の勉強用に基礎科目、適性科目、専門科目(機械部門、電気電子部門、建設部門、環境部門、上下水道部門)について第一次試験の動画をvimeoにUPしています。 2023年の合格を目指している人は、vimeoに登録して視聴してください。

もしご視聴されたい人は、下の科目名をクリックしてご覧になってください。

基礎科目(←ここをクリック)

適性科目(←ここをクリック)
機械部門(←ここをクリック)
電気電子部門(←ここをクリック)
建設部門(←ここをクリック)

環境部門(←ここをクリック)

上下水道部門(←ここをクリック)

 

では、今日のコラムです。さて今日の第一次試験の問題 です。(今日は、適性科目に関する問題です)

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

皆さん、おはようございます!
適性科目 担当講師の永澤 一也です。
一日が始まる前に、復習クイズに取り組んでみましょう!!

【復習クイズ】
1992年,ブラジルのリオデジャネイロで「国連環境開発会議」
が聞かれ,「環境と開発に関するリオ宣言」が採択された。
リオ宣言の第15原則の予防的取組方法から,「因果関係が
科学的に確実でない場合や,未だ結論に到達していない場合,
脅威の解明はその時点において科学の限界と認め,さらなる
時間を科学分析にのみ費やすことなく,必要であれば,
社会的行政的見地から早期に対策を講じるべきである」
ということを導くことができる。
予防的取組で考えるべき次の記述のうち,不適切なものは
どれか。

(1)技術的評価と公共政策の策定において,不確実性と
リスクのみならず,無知も認め,配慮すること。

(2)科学的知識にある「盲点」と欠落を特定し,対応する
こと。

(3)仮想の世界の状況が規制の評価に適切に考慮される
ことを保証すること。

(4)情報と意見に対する全てを含んだアプローチを保持する
とともに,利害関係者の規制的独立性を維持すること。

(5)合理的な懸念がある場合には,潜在的な危害を低減する
ために,分析による麻痺に陥らないようにすること。

【正答】(3)

【解説】本問は,「環境と開発に関するリオ宣言」からの
出題です。国連環境開発会議(地球サミット)ではこの
「環境と開発に関するリオ宣言」のほか,「アジェンダ21
(環境保護行動計画)」,「気候変動枠組み条約」,
「生物多様性条約」の5つの宣言や条約が採択されています。
SDGsが目指す「持続可能な開発」の概念を世界に広める
きっかけとなっています。

記述(1)~(5)は,欧州環境庁(EEA)により作成された
「2013年の報告書 早期警告からの遅ればせの教訓」に
記載があります。
誤りは(3)であり,「仮想の世界」ではなく「現実の世界」
です。
この教訓は全部で12個あり,以下のとおりです。


1.技術的評価と公共政策の策定において,不確実性と
リスクのみならず,無知も認め,配慮すること

2.早期警告に適切で長期的な環境と健康の監視及び
研究をすること

3.科学的知識にある「盲点」と欠落を特定し,対応する
こと

4.学習に対する分野間の障害を特定し,減らすこと

5.現実の世界の状況が規制の評価に適切に考慮される
ことを保証すること

6.主張されている正当性と便益を潜在的なリスクと
共に系統的に検証すること

7.評価中の選択肢とともに必要に合う広範な代替案を
吟味し,予想外のコストを最小にし,革新の便益を最大に
するために,堅実で,多様性があり,適用可能な技術を
推進すること

8.評価において関連する専門家の専門性のみならず,
”普通の人”と地域の知識の使用を確実にすること

9.異なる社会グループの前提と価値を十分に考慮すること

10.情報と意見に対する全てを含んだアプローチを保持
するとともに,利害関係者の規制的独立性を維持すること

11.調査と行動に対する制度的障害を特定し,減らすこと

12.合理的な懸念がある場合には,潜在的な危害を低減
するために,分析による麻痺に陥らないようにすること

【参考文献】
EEA Report No 1/2013 Part A Summary 1 Introduction
(European Environment Agency)



いかがでしたか?
上記のクイズは、テーマ「11)環境問題/保全」に関する
内容でした。

本科目について少しでも疑問点がある場合には、お気軽に
ご質問ください。
お一人お一人の知識レベルは違って当然ですので、何でも
お聞きいただければと思います。
本日も一日頑張っていきましょう!

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

では、次の試験での合格を目指して頑張りましょう。このコラムは、拡散希望です。 1人でも多くの人に技術士になっていただきたく思います。このコラムが、読者の励みになればと思います。 転記転載転送をよろしくお願いいします。