技術士試験専門予備校 全部門 完全対応宣言
JESは技術士試験専門予備校として、全部門(21部門)の合格ノウハウを教えることを宣言いたします。【代表取締役:坂林和重】 各コース一覧表(PDF)

坂林和重の技術士試験コラム

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多くの参加をありがとうございました。

合否を決めているのは自分

2024.02.20

【コラム本文】合否を決めているのは自分

技術士試験は、試験に合格するまで極めて難易度の高い試験です。ですが、合格してみれば、「それほどでもなかったと思うはずです。

皆さん過去に受験した試験を思い出してください。過去に受験した試験も合格するまでは、「こんなに難易度の高い試験に合格できるのだろうか?」と考えていたはずです。でも合格してみれば、「こんなものか」と思ったはずです。

このギャップは、試験に合格する方法理解する前理解した後ギャップに原因があります。

合格方法を理解すれば、技術士試験と言えども普通の努力で合格できる試験です。

合格方法は、長年受験指導している人が持っています。合格方法を教えてもらうか、自分で考えるか、決めているのは自分です

JESの無料セミナーに複数年参加する人がいます。合格方法を自分で理解するのは複数年かかります。

1回受験で合格するか、複数回受験で合格するか、決めるのは自分です。

複数回受験したい人は、独学でも良いですが、技術士として早く活躍したい人は1回で合格しましょう

では、一発合格を目指して頑張りましょう。

平成24年度無料セミナー開始

きょうから2024年7月15日(月・祝)の第2次筆記試験まで147日です。

<第一次試験>今日の第一次試験 です(今日は、環境に関する問題です)

2024年の試験日である2024年11月24日(日)第1次試験日まであと279です。2024年は、ぜひ合格しましょう。

さて、JESでは、第一次試験の過去問題も分析しています。繰り返し出題される問題を知りたい人は、動画ページ(←ここをクリック)から確認してください。

第一次試験の勉強用に基礎科目、適性科目、専門科目(機械部門、電気電子部門、建設部門、環境部門、上下水道部門)について第一次試験の動画をvimeoにUPしています。 2023年の合格を目指している人は、vimeoに登録して視聴してください。

もしご視聴されたい人は、下の科目名をクリックしてご覧になってください。

基礎科目(←ここをクリック)

適性科目(←ここをクリック)
機械部門(←ここをクリック)
電気電子部門(←ここをクリック)
建設部門(←ここをクリック)

環境部門(←ここをクリック)

上下水道部門(←ここをクリック)

 

では、今日のコラムです。さて今日の第一次試験の問題 です。(今日は、金属の変形や破壊に関する問題です)

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

金属の変形や破壊に関する次の(A)~(D)の記述の,{   }に
入る語句の組合せとして,最も適切なものはどれか。

(A)金属の塑性は,{ ア }が存在するために原子の移動が
比較的容易で,また,移動後も結合が切れないことによるもの
である。

(B)結晶粒径が{ イ }なるほど,金属の降伏応力は大きく
なる。

(C)多くの金属は室温下では変形が進むにつれて格子欠陥が
増加し,{ ウ }する。
(D)疲労破壊とは,{ エ }によって引き起こされる破壊
のことである。

______________
(1)自由電子_小さく_加工軟化_繰返し負荷
(2)同位体__大きく_加工硬化_経年腐食
(3)自由電子_大きく_加工軟化_経年腐食
(4)自由電子_小さく_加工硬化_繰返し負荷
(5)同位体__小さく_加工軟化_ 繰返し負荷



****************
【正答】(4)
材料に関する穴埋め問題。
(A)
金属の塑性は,自由電子が存在するために原子の移動が
比較的容易で,また,移動後も結合が切れないことによる。
塑性とは,力を加えて変形させたとき,永久変形を生じる
物質の性質のことをいう。

(B)
結晶粒径が小さくなるほど金属の降伏応力は大きくなる。

(C)
多くの金属は室温下では変形が進むにつれて格子欠陥が
増加し,加工硬化する。金属に応力を与えると塑性変形
によって硬さが増す現象。冷間加工により変形が進むほど,
転位は増加・重層化して抵抗が大きくなり硬さを増していく
こととなる。これを加工硬化という。

(D)
疲労破壊とは,繰返し負荷によって引き起こされる破壊
のこと。材料疲労は,物体が力学的応力を継続的に,あるいは
繰り返し受けた場合にその物体の機械材料としての強度が
低下する現象。金属で発生するものは金属疲労として一般に
知られているが,金属だけはなく樹脂やガラス,セラミック
でも起こり得る。

(ア)自由電子。金属の塑性は,金属原子間の自由電子の
存在による。

(イ)小さく。ホール・ペッチの関係式より,降伏応力は
結晶粒径の1/2乗に反比例するため,結晶粒径が小さく
なるほど降伏応力は大きくなる。

(ウ)加工硬化。骨子欠陥の増加によって変形に対する
抵抗力が増す現象を加工硬化という。

(エ)繰返し負荷。疲労破壊は,繰返し負荷が作用して
最終破断が生じる破壊。したがって,(4)が正答となる。



「こんなこと聞いていいのかな?」など気にせず、何でも
質問してください。(過去問のこの問題を解説してほしい
などもOKです。)
質問をお待ちしております。(^^)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

では、次の試験での合格を目指して頑張りましょう。このコラムは、拡散希望です。 1人でも多くの人に技術士になっていただきたく思います。このコラムが、読者の励みになればと思います。 転記転載転送をよろしくお願いします。