技術士試験専門予備校 全部門 完全対応宣言
JESは技術士試験専門予備校として、全部門(21部門)の合格ノウハウを教えることを宣言いたします。【代表取締役:坂林和重】 各コース一覧表(PDF)

坂林和重の技術士試験コラム

今のお勧めコース

動画コース(A+B+C)
【技術士第一次試験】動画学習コース
今のお勧めはこちらです
2023年度のセミナーは、全て終了いたしました。
多くの参加をありがとうございました。

参考書は自分で作る

2022.05.28

【コラム本文】参考書は自分で作る

今日は、技術士試験の勉強で模範解答やまとめた資料が欲しいという人について書いてみます。

技術士試験の受験指導をしている多くの講師と話をするのですが、模範解答・予想問題・まとめた資料が欲しいと言われても、ほとんどの講師が自分で作った方がいいですよと回答しているそうです。そしてどのように資料を作るか、サンプルを示して指導しているそうです。

この「自分で作った方が良い」は、技術士試験における勉強方法の重要な考え方を含んでいます。

一般的な資格試験の場合は、知識の有無によって合否が決まります。知識量が多いほど合格に近づきます。そのため、知識を増やす意味で結論の書いてある模範解答予想問題まとめた資料を暗記するのが、受験対策の一つになります。

しかし、技術士試験は、ある程度専門知識を増やした後は、知識量を増やしても合否に影響無いのです。技術士試験は、専門家として必要な知識量が有れば、それ以上の知識を要求しません。すなわち技術士試験は、知識量の多さを目指して無いのです。技術士試験は、専門家としていま持っている専門知識で納得できる結論を出すのが重要なのです。

そのため、正反対の結論が出ても合格できる場合があります。例えば、設備投資を検討するときに「いま設備投資する」と「設備投資を延期する」のどちらの結論を出しても合格できる可能性があります。重要なのは、結論を出す過程で試験官の納得できる検討をしたかどうかです。

逆に言えば、模範解答・予想問題・まとめた資料で得られた結論だけを解答に書いても不合格です。どれだけ正しい結論でも合格できる可能性は、ほぼ0%(ゼロ%)です。試験官は、どのように考えて結論を出したかを見ています。結論は、矛盾が無ければそれ以上結論を重要視していません。よって結論の出し方を勉強するという意味で、模範解答・予想問題・まとめた資料を多くの講師は、サンプルを示して自分で作った方が良いと回答しているのです。技術士試験の最短合格を目指している人は、参考にしてください。

では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。

7月18日(月・祝)に実施される技術士二次試験の筆記試験まであと51日です。頑張って勉強しましょう。

<第一次試験>今日の第一次試験 です(今日は、電気電子に関する問題です)

来年の試験予想日である2022年11月27日(日)第1次試験まであと183日です。 2022年は、ぜひ合格しましょう。

JESでは、第一次試験の過去問題も分析しています。繰り返し出題される問題を知りたい人は、動画ページ(←ここをクリック)から確認してください。

第一次試験の勉強用に基礎科目、適性科目、専門科目(機械部門、電気電子部門、建設部門)について第一次試験の動画をvimeoにUPしています。 2021年の合格を目指している人は、vimeoに登録して視聴してください。

もしご視聴されたい人は、下の科目名をクリックしてご覧になってください。

 ・基礎科目(←ここをクリック)

適性科目(←ここをクリック)
機械部門(←ここをクリック)
電気電子部門(←ここをクリック)
建設部門(←ここをクリック)

 ・環境部門(←ここをクリック)

 なお、倍速再生すれば、半分の時間で視聴できます。

では、今日のコラムです。さて今日の第一次試験の問題 です。(今日は、電気電子に関する問題です)

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

皆さん、おはようございます!
電気電子 担当講師の永澤 一也です。
一日が始まる前に、復習クイズに取り組んでみましょう!!

【復習クイズ】
電力系統に関する次の記述のうち,内容が誤っているものの
組合せは次のうちどれか。


ア.非接地方式は,他の中性点接地方式に比べて地絡電流や
健全相の電圧が抑制できる。

イ.系統の電圧調整を行うには,重負荷時には電力用
コンデンサ,軽負荷時には分路リアクトルを接続する。

ウ.系統電圧を調整するため,負荷時タップ切換変圧器の
タップを切り換える。

エ.電力用コンデンサの高調波対策には限流リアクトルが,
送電系統の短絡電流を抑制するには直列リアクトルが
用いられている。

オ.消弧リアクトル接地方式及び非接地方式は,直接接地方式
や抵抗接地方式に比べて,通信線に対する誘導障害が少ない。


(1)アとウ (2)イとウ (3)アとエ (4)ウとエ (5)イとオ


【正答】(3)


【解説】本問は,電力系統に関する知識問題です。
ア.×。非接地方式は,他の方式と比べて地絡電流を抑制
できるものの,線路の静電容量によって充電電流が
流れるため,中性点の電位が上がり,健全相の電圧は
大きくなります。

イ.〇。電力用コンデンサは重負荷時の系統電圧低下を
改善し,分路リアクトルは軽負荷時に系統電圧上昇を
抑制します。

ウ.〇。負荷時タップ切換変圧器は,負荷を接続したまま
変圧器のタップを切り換えて変圧比を変化させることで,
電圧を調整します。

エ.×。コンデンサの高調波対策としてコンデンサと
直列に直列リアクトルを,短絡電流制限のため主回路と
直列に限流リアクトルを,それぞれ接続します。

オ.〇。地絡電流が大きく流れることで,付近の通信線に
対して電磁誘導障害を与えるといった,悪影響を及ぼします。

いかがでしたか?
上記のクイズは、テーマ「9)発送配変電-送配電-」に
関する内容でした。


本科目について少しでも疑問点がある場合には、お気軽に
ご質問ください。
お一人お一人の知識レベルは違って当然ですので、何でも
お聞きいただければと思います。
本日も一日頑張っていきましょう!

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

では、次の試験での合格を目指して頑張りましょう。このコラムは、拡散希望です。 1人でも多くの人に技術士になっていただきたく思います。このコラムが、読者の励みになればと思います。 転記転載転送をよろしくお願いいします。