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坂林和重の技術士試験コラム

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なぜ応用能力・課題解決能力が、重要か。

2014.09.18

今日は、技術士試験の筆記試験で確認される応用能力と課題解決能力について考えてみたいと思います。なお、専門知識は、ほとんどの人が問題無く解答できるので省略します。

さて、応用能力ですが、なぜ技術士試験で確認されると思いますか? 技術士試験で確認されるのは、受験生が、実務家であるかどうかを確認しています。すなわち、専門知識は、勉強すれば身に付けることができます。極端な事を言えば、実務経験が無くても専門知識は、勉強できます。ですが、技術士は、実務家です。そのため、実務経験から獲得した知識を解答に記述することが重要となります。とくに会社などで「どこかの本に書いてあるような事を書くな」と注意される人は、気をつけて下さい。

さらに課題解決能力です。この課題解決能力は、問題解決能力と書いて無いことに注意してください。受験生の中には、課題と問題を区別せずに記述する人がいます。キチンと区別してください。特に課題を書くべきところに問題を書いた場合は、評価を下げてしまいます。極端な場合は、「理解して無い」と誤解される場合もあり、厳しい評価(=不合格)になります。どうしても課題が思いつかない場合は、問題を記述しても良いですが、その時なるべく小さな問題を記述してください。大きな問題を記述した場合は、最悪の評価になります。この課題解決能力を確認する目的は、技術責任者(=技術士)にふさわしい人材かどうかを確認しています。すなわち、問題は、新人からベテランまで指摘できます。ですが、課題を指摘できるのは、ベテランだけです。よって、課題解決能力を備えているのが、ベテランの技術責任者(=技術士)にふさわしい人材となります。今まで課題と問題を区別して無かった人は、これから区別してください。

以上、技術士試験は、専門知識・応用能力・課題解決能力を確認します。専門知識は、どのような資格試験でも確認されます。専門知識は、専門家であるかどうかを確認するためです。ですが、応用能力と課題解決能力を確認するのは、技術士試験だけです。技術士試験特有なので、十分注意して解答できるように勉強して下さい。

では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。