坂林和重の技術士試験コラム
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2013.03.30
720文字で記述する業務ですが、簡単に書けると思っている人もいるようです。簡単に書けると思っている人は、厳しい結果が待っています。安易に記述すれば、口頭試験で質問攻めになり、撃沈するのが予想されます。なぜなら、口頭試験のはじめに5分間前後で説明を求められると思うからです。
720文字で記載する業務は、技術士らしい業務から選ぶのが必須です。技術士らしい業務とは、単発的な業務でなくプロジェクトとも言える程度の業務が普通です。そのため最低でも1年程度の期間にわたって行った業務になるはずです。場合によっては、数年のときもあると思います。
そのような大きな業務であるのに720文字で全てを理解できるように記述する必要があります。本来であれば、数百ページにわたる報告書にまとめる値打ちのある業務かもしれません。それをほんの720文字で表現するのです。しかも図表を使わずにです。試験官に理解をしてもらえなければ、不合格です。
720文字で記述する業務は、「てにをは」に至るまで細心の注意を払って記述すべきです。推敲は、2人程度で最低3回以上行うべきです。できればベテランの人と2人で5回以上の推敲が望ましいと思います。どのような質問をされるか考えながら推敲をしてください。
受験申込書及び業務経歴票の作成から受験が始まっていると理解して頑張ってください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。