坂林和重の技術士試験コラム
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JESセミナーで講師は、受講生に答えを教えません。なぜか?
JESの技術士セミナーでは、受講生へ答えを教えないように先生方にお願いしています。なぜかと言うと技術士試験における勉強は、考えることだからです。覚えることが勉強で無いのです。
受講生の中には、講義を聞くことが勉強と考えている人がいます。確かに講義を聞くのが勉強の資格もあります。私(坂林)は、技術士以外でもセミナー講師を行っています。技術士以外では、積極的に答えを教えることもあります。それは、答えを覚えるのが勉強の場合です。
技術士試験は、違います。答えを覚えるのが勉強で無く、どのように考えて答を出すのかが勉強です。たとえば、2月4日のコラムです。会社の今後の経営は、新製品開発が答えだとします。貴方の会社の社長や上司に「答えは新製品開発です」と言ってみてください。誰も同意しないと思います。場合によって話を途中から聞いてもくれないだろうと思います。
そうでなくて、ライバル社の実情・業界の動向・自社の過去の実績などを分析し最後に「ゆえに新製品開発が答えです」と論理的に説明すれば、「確かにその通りである」と納得してくれるはずです。すなわち技術士は、答えを覚えて解答するのでなく、答えを論理的に考察して導くのが仕事なのです。だから論理的考察力が重要なのです。
よってJESの技術士セミナーで講師は、受講生に答えを教えません。講師が教えるのは、考え方です。そして受講生の考え方が、一般的に認められるかどうかを判断助言します。なぜなら、答を覚えても技術士試験に合格できないからです。技術士試験の合格に重要なのは、どのように答えを出すか、論理的考察力なのです。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。