坂林和重の技術士試験コラム
2014年5月
読みやすい文章と読み難い文章の違いとは。
今日は、読みやすい文章と読み難い文章の違いについて書いてみます。
まず読みやすい文章とは、何が書いてあるか解り易い文章です。例えば、問題文で要求されているものがあれば、そのまま表題にします。問題文で「課題を3つ挙げてそれぞれに解決策を提案せよ」とあれば下記のようにします。
1、課題
(1)・・・・・
(2)・・・・・
(3)・・・・・
2、解決策
(1)・・・・・
(2)・・・・・
(3)・・・・・
それぞれの記述内容は、(1)と(1)、(2)と(2)、(3)と(3)で対応させます。こうすることで課題が3つ記載されているのが一目瞭然です。また、解決策が3つ記載されているのも一目瞭然です。記載内容が対応しているので、迷う事もありません。
また「起結承転結」という書き方もあります。ここで「結」は、これからどのような結論を書くのか想像できるように「起」を書くと言う事です。そうすれば試験官は、「これから結を説明してくれるのかな?」と思いながら読みます。そして予想通りの結論が記述してあれば、「なるほど」となります。試験官の期待を裏切らない予想通りの論文が、良い論文です。
1文は、なるべく短文にします。1文の長い例は、法律の条文です。法律の条文は、1文が長い難解な文章の典型です。
一文一意も重要です。一文にいくつもの意味を入れると理解し難い文章になります。いくつもの意味を記述する必要あれば、箇条書きとします。
また、上から下へ1回だけ読んで理解できる構成とします。試験官は、忙しいので理解できるまで読み直すことなどありません。1回読んで理解できなければ、意味不明の論文と評価します。そのため、1回だけ読んで理解できる文章にします。これを一読了解の文章と言います。
本件以外でもわかりやすい文章を書くコツがあります。研究してみてください。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
技術士論文を「だ・である調」で記述する理由は。
貴方は、技術士論文を書く時に「だ・である調」(常体)で書きますか? それとも「です・ます調」(敬体)で書きますか? 技術士論文は、常体で記述するのが常識になっています。何故だかわかりますか? 今日は、その理由を話してみたいと思います。
まず常体は、断定的な文章となります。そして相手に対して何かを啓示する文章に適しています。これに比べて敬体は、自身について述べたり、控えめに書く時に適しています。このように、用途が違うために常体と敬体が混在した文章は、読み難い文章となります。上司などから「どちらかに統一しろ」と言われるのは、このためです。
では、技術士論文は、なぜ常体にするのでしょうか?
その理由は、技術士法第2条にあるように技術士が、高度な専門知識を持っている指導者だからです。その指導者が、技術的な意見を述べる文章(啓示する文章)だからです。
よって、控えめ的な文章を書く敬体でなく、断定的な常体が、技術士論文に適しているのです。貴方がもし「我こそは、技術士にふさわしい人材」と考えるのであれば、技術士論文を常体で記述してください。それが、技術士論文全体の評価を決めるのです。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
そろそろ合否が見えてきました。貴方は?
貴方は、昨日キーワードを何個やったでしょうか? 実施個数で貴方の合否が解ります。今日は、キーワード個数から貴方の筆記試験結果を予想してみます。
まず8月3日(日)までに300個に到達する人は、合格の可能性が高いです。そのまま勉強を続けてください。
ですが、300個に到達しない人です。300個に到達しないのにキーワード学習をやらない人は、合格を自分から諦めた人です。もしキーワード学習以外の方法で勉強しているのであれば、話は別です。その勉強を続けてください。
ただし、論文の作成数で合格は、無理です。別の機会でも書いたのですが、過去の論文作成数で最高数は、27通です。5月から7月までに27通の論文を作成した人がいました。ですが27通では、不合格でした。「論文の作成数で頑張っても合格できませんよ」と説明したのですが、ムダでした。講師の指導を受け入れずに27通に到達して結果は、不合格でした。講師の指導を受け入れないのですから、独学と同じです。(お金を払って学習するのであれば、講師の指導に従って勉強すべきです)
論文の作成数で合格を目指してもムダなのです。論文数は、3通程度(多くても5通)を合格論文になるまで無制限に添削を受けるのが最適です。そしてその合格論文に記載する内容は、キーワード学習で勉強すれば良いのです。すなわちコンテンツの無い論文は、27通作成しても不合格なのです。ただし、3通程度で合格できる条件は、キーワード個数です。キーワード個数で300個超が条件です。3通程度の論文を無制限に添削してもキーワード学習が無ければ、不合格です。
貴方は、何個キーワード学習ができましたか? 確実に合格を狙う300個超ですか? それとも諦めの100個以下ですか? 100個以下では、不合格です。 少なくとも200個を超えましょう。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
青本の読上げ音声データを準備しています。
勉強は、順調でしょうか? 技術士試験を受験する人は、業務多忙な人が多く勉強時間が取れないと思いますが、頑張ってください。今日は、そんな人に向けて書いてみます。
まず勉強できない理由をあげる人は、多くの場合不合格者です。例えば次のような理由をあげます。
1、「業務多忙で勉強できない(だから勉強しない)」
2、「技術士試験は、超難関資格だ(だから勉強しない)」
3、「何を勉強すれば良いのかよく分からない(だから勉強しない)」
上記のように、勉強できない理由をあげる人は、勉強できないのでなく、勉強しない理由(逃げる理由)を考えているのです。このような人は、問題が解決しても別の理由を考えて勉強しません。
これに比べて、合格する人は、勉強できる理由を考えます。例えば、次のような理由を考えます。
1、「食事をした後で寝るまでに少しだけ時間がある(だから勉強できる)」
2、「朝起きてから出勤までに時間がある(だから勉強できる)」
3、「通勤時間が長い(だから勉強できる)」
こんな頑張る人のために、JESでは、DVD動画を配布しています。JES受講生の中には、スマートフォンに動画を入れて見ているようです。
さらにJESでは、総合技術監理部門を受験する人用に「総合技術監理部門の技術体系(通称青本)」の読上げ音声データを準備しています。現在、第4章まで完成しました。あと1~2週間で全ての章が完成する予定です。現在受講生には、完成した章から順次配布しています。プロゴルファーの石川遼選手が英語で実践したように聞き流し勉強法ができればよいと思っています。
JESでは頑張る人の全員が技術士試験に合格できるように全力で支援していこうと思っています。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
現在の標準的な進捗状況と今後の学習は。
貴方は、どこまで筆記試験の準備ができましたか? 今日は、現時点で合格する人の標準的な準備状況を書いてみたいと思います。ぜひ貴方は、ご自分の進捗度と比較してください。
まずキーワード学習は、約200個できているのが基準です。筆記試験まであと67日間です。残りの日にちであと100個上乗せしてください。そして100個のキーワードを上乗せしつつ過去に書いたキーワード200個について振り返ってください。キーワード学習が、試験場で使えなければ意味がありません。特に数値は、しっかりと暗記する事をお勧めします。数値の無い論文は、文科系の論文です。技術者の論文でありません。
それから、論文の記述は、2選択科目の専門知識と応用能力を今月中に終了してください。JES技術士セミナーでは、専門知識の問題をほぼ終了して応用能力の問題を練習しています。それぞれ書き方が違うのでしっかりと練習してください。
さらに、必要な人は、文字の練習も手書きで始めてください。貴方も経験があると思いますが、美しい文字と癖のある汚い文字では、評価が違います。文字が美しいだけで中身もあるように見えます。汚い文字では、「読み難い論文だな。どのような欠点があるのだろうか?」と欠点探しの採点になります。美しい文字では、「読みやすい論文だな。どのような良い事が書いてあるのだろうか?」と長所探しの採点になります。結果はおのずと決まってきます。
さて来月からは、3選択科目の課題解決能力の問題に取り組みます。そして、キーワード学習は、残り67日間で上乗せして300個を目指します。試験会場でしっかりと能力が発揮できるように学習してください。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
資料を転記している人は、今年も不合格です。
合格論文は、作成できるようになりましたか? 今日は、論文作成の目的について書いてみます。
受験生の中には、合格論文作成を目的にしている人がいます。合格論文作成を目的にする人は、技術士試験に不合格です。極端な例でいえば、合格論文作成が目的であれば、インターネットで合格論文(または、資料)を見つけてコピー&ペーストすれば完成です。まさに理化学研究所のSTAP細胞で話題になった論文転記(コピー&ペースト)と同じです。何かを見ながら合格論文を作成するのは、ムダです。今年の試験に不合格となり来年も同じ論文転記(コピー&ペースト)をやっているはずです。
何かの資料をそのまま書き写して合格論文を作成している貴方は、STAP細胞の論文と同じことをやっているのです。
貴方の本当の目的は、合格論文作成でなく技術士試験に合格することのはずです。技術士試験に合格するのが目的であるならば、何も見ないで合格論文を作成することです。8月3日(日)の本番と同じ条件で合格論文を作成できる人が、試験に合格できるのです。
もし貴方が、試験に合格するのが目的でなく、合格論文を作成するのが目的であるならば、私(坂林)にメールをください。私(坂林)に「合格論文を多数作成したいので手持ちの合格論文を送って下さい」とメールしてください。私(坂林)の返信は、「合格論文作成が目的の貴方は、今年の試験に不合格です」となります。コピー&ペーストなどしても技術士試験に不合格です。
何かの資料を転記するのでなく、自分の実力で合格論文を作成できるように勉強してください。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
独学で合格に6年間~10年間必要な理由は。
貴方は、一般の試験が、独学可能なのに対してなぜ技術士試験が独学困難か理解できるでしょうか? 今日は、技術士試験の独学が困難な理由を説明したいと思います。
まず一般の試験とは、危険物・エネルギー管理士・計量士・大学試験・電験・建築士などを言います。これら一般の試験は、問題に対する暗記すべき模範解答が1つだけあります。例えば、水の化学式は、H2Oです。これは、誰が答えても同じ答えになります。もし違う答えを言った人は、参考書などで勉強し直します。すなわち、参考書に模範解答が記述されています。そのため、参考書などで模範解答を見て独学できるのです。問題とその答えをセットで暗記すれば、合格できるのが一般の試験です。
これに対して技術士試験は、違います。このコラムで私(坂林)は、何度も記述しています。技術士試験に模範解答は、ありません。例えば「人の幸せは何ですか?」という問いに対して「人それぞれです」という答えになります。すなわち、人それぞれで、例えば「長生きが幸せです」という人や「健康です」という人もいるのです。なので、問題と答えをセットで暗記できないのです。模範解答が無いので、参考書で答えを見るという勉強が、できません。
さらに一般の試験であれば、参考書などの模範解答で正しい答えを知ることができます。ですが、技術士試験は、自分の頭で正しいと考えている答を自分の頭で訂正することができないのです。なぜなら、参考にすべき模範解答が無いからです。
技術士試験で合格する方法は、次のいずれかしかありません。
1、添削指導を受ける。(←これが有料セミナーです)
2、複数年受験して合格するまで様々な解答を試してみる。(←これが独学です)
だから、独学で合格するのに6年間~10年間必要なのです。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
効果的な勉強方法を考えすぎて勉強できない人は。
今日は、勉強が進まない貴方に向けて書いてみます。
まず勉強は、始めなければ何も変化しません。特に独学の人は、何を勉強すれば良いのかわからずに勉強が始められないでいます。何をすれば良いのかわからないのは、何が効果的な勉強かわからないという意味です。ですが、勉強しなければ、効果が高い低いという以前に効果ゼロです。
例えば、運任せの勉強と比較するために1~6のサイコロを考えてみます。サイコロで6を出したいとします。効果的に6をどのように出そうかと考えて何もしなければ、6の出る可能性は、ゼロです。効果が悪くても意を決して1回サイコロを転がせば、1/6の可能性で6が出ます。1回目で6がでなければ、再度サイコロを転がします。2回目、3回目とサイコロを転がせば、いつか必ず6が出ます。
勉強も同じです。勉強の効果が低くても続けていれば、必ず合格します。合格できない人は、勉強を始めない人と合格前に諦める人です。合格するまで諦めなければ、結論は、合格しかないのです。
もし貴方が何を勉強すれば良いかわからない独学者であれば、次の事をやってください。過去問題で平成19年から平成25年までの問題文を暗記してください。問題文を暗記すると出題傾向が見えてきます。そして、必要な勉強がなんとなくわかってきます。
さて論文添削を受けている人に比べて問題文の暗記は、勉強効果が低いかもしれません。添削を受ける人は、添削を受ける中で出題傾向を担当講師と話し合うからです。ですが、何もしないよりもよほどましです。勉強しなければ、合格の可能性は、ゼロです。効果が低くても勉強をすれば、合格の可能性があります。勉強をしない貴方は、勉強を始めて下さい。
考えて何もしない人より、考えなくても、まず始める人の方がましです。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
やるべき事をやらなければ、不合格です。
貴方は、キーワード学習ができているでしょうか? 予定通り出来ている人は、良いと思います。今日は、予定通りキーワード学習のできて無い人について書いてみます。
貴方がキーワード学習できない理由は、困らないからです。今日キーワード学習ができなくても困ることがありません。困った状態になるのは、筆記試験の8月3日(日)です。筆記試験の時に解答が書けない状態になる事で困った状態になります。
貴方は、毎日食事をして夜は寝ます。これは、食事や睡眠を無くすと困った状態になるからです。そこで、食事や睡眠と同じようにキーワード学習でも毎日学習しなければ、困った状態にすれば良い事になります。
例えば、毎日の〇×星取表を他の人にも見える所に掲示します。ここで「×が続いたら恥ずかし」と思う人は、既にダメです。自分からできないモードに入っています。恥ずかしいと思う人は、おそらく今日も目標が達成できない人です。出来ない事を前提に考えているからです。全てを〇にしようと考えて無いからです。
努力せずに結果を出せる人は、いません。結果を出した人は、必ず努力しています。貴方は、どちらにしますか?
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
予想問題や模範解答で勉強する人は、合格できるか?
技術士試験の勉強で重要な事は、記憶する事でなく、知ることです。今日は、この違いについて書いてみます。
技術士試験の受験生の中には、予想問題や模範解答を欲しがる人がいます。ですが、予想問題や模範解答を欲しがる人は、試験に不合格です。何故ならば、予想問題で勉強しても完全に一致した同じ問題がでません。必ずどこか違います。模範解答を暗記しても合格できません。暗記力試験で無いからです。そのため、予想問題や模範解答で勉強する人は、今年も不合格です。ただし、予想問題や模範解答を自分で作ることは、良い勉強になります。何故なら、試験官の考え方が理解できるからです。
技術士試験以外で一般的な試験では、記憶する事が重要です。例えば、化学系の試験では、化学薬品の名前や化学的性質を暗記します。物理系の試験では、物理法則や計算式を暗記します。勉強本で暗記法の解説がされているのは、そのためです。年号などを暗記するときは、ゴロ合わせなどをしたと思います。
ですが技術士試験は、違います。何故ならば、暗記すべき模範解答が無いからです。例えば、一般的な試験では、YesとNoの正反対の解答であれば、どちらかが不合格です。ですが技術士試験は、同じ問題で正反対の解答でも合格できます。重要なのは、解答を出した過程が、試験官に納得できるかどうかです。よって、予想問題や模範解答で勉強する人は、今年も不合格です。ただし、上にも書いたように、自分で予想問題や模範解答を作るのは、良い勉強になります。今年合格できる人です。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
合格というゴールが見えてきましたか?
さて技術士試験で筆記試験が実施される8月3日(日)まであと73日間になりました。勉強は、進んでいるでしょうか?
JESが貴方にお勧めしている目標は、300個超のキーワード学習と3通の合格論文でした。達成しそうですか? 合格論文は、5月から開始しているのでそろそろ1通目が完成になるかもしれません。合格論文の採点基準をしっかりと理解して勉強してください。(まだ1通完成して無い人も73日間で3通の完成が可能です)
では、キーワード学習は、いかがでしょうか? 1日1個で学習すると残り73日間では、73個しか出来ません。いままでの学習と合わせて300個を超えることができますか? JESがお勧めしているやり方であれば、1日2個できます。さらに1か月間であれば、1日3個できます。そのため、残り73日間であれば、146個のキーワード学習が可能です。
今までに実施したキーワード学習と146個を足し算すれば、200個を超える人も大勢いると思います。JESの受講生は、大多数が200個を超えています。一番多い人は、300個をはるかに超えています。
キーワード学習には、コツがあるというのを理解して試験日までしっかりとキーワード学習を進めてください。
JESのカウントダウンは、昨年の8月に「あと365日間」からスタートしました。昨年の8月から1日1個のキーワード学習を進めていれば、もうすぐ300個を超えているはずです。
技術士試験は、ジグソーパズルと同じです。キーワードというピースが無ければ、合格というジグソーパズルは、完成しません。今までに100個以下で合格した人は、いません。どのような大天才でもキーワードというピースが無ければ、合格できないのです。
JESの受講生ができて、貴方ができない理由などありません。もちろん貴方が独学であれば、学習も自己管理です。でも自己管理すれば、達成可能です。試験の合否は、貴方が決めているのをしっかりと理解して合格を目指してください。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
赤ペン指導の少ない人は、合格直前です。
受講生には、さまざまな実力の人が来ます。人によっては、「いつでも合格できる」実力者がいます。また「合格まで時間のかかる」人もいます。JESでは、能力のある人とまだまだの人で教え方が違います。
実力者に教える場合は、「ここの表現がおかしいので考えて下さい」と問題点の場所を指摘します。訂正方法を説明しません。また、同じ内容で訂正すべき場所は、代表の1カ所のみ指摘します。訂正する内容や訂正すべき場所は、自分で考えてもらいます。この自分で考えるのが、一番実力のつく勉強方法です。なぜなら、技術士試験の勉強は、暗記するのが勉強でなく自分で考えるのが勉強だからです。ただし、訂正すべき場所だけは、指摘します。なぜなら、自分で自分の訂正すべき場所は、実力者でも気づかないからです。
これに比べて初心者の場合は、「ここをこのように訂正してください」と訂正する内容と場所を赤ペンで記述します。場合によってこちらで文章を書きかえてしまいます。本当は、この「こうやってください」という指導は、受験生自身で考えないので実力がつかないのですが、やむおえません。本人の実力がついて自分で考えられるまでこの方法を行います。
以上から、自分にどの程度の実力があるかを赤ペンの記述で判断できます。赤ペン記述の少ない人は、実力者です。もうすぐ合格できる人と判断されている人です。これに比べて、赤ペンで具体的に訂正方法を指導される人は、合格までまだまだの人です。赤ペンが入らないように懸命に勉強してください。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
貴方は、忙しくて勉強できない?
受験生の中には、勉強できない理由を他人の責任にする人がいます。今日は、その様な人について書いてみます。
勉強できない理由を他人の責任にする一番多いのが、「忙しくて勉強できない」という理由です。「毎日仕事です。残業もあるので勉強する時間がありません」と言います。ですが、実態は、毎日の食事をして人気のTV番組を欠かさずに見ています。週刊漫画をこよなく愛読しています。スマホのチェックは、毎日行います。土日の休日は、貴重な時間を目的も無くムダに過ごしている人もいます。このような人は、時間の余裕ができた時には、別の勉強できない理由を探します。このコラムを読んでいる貴方は、その様な人で無いことを期待しています。
次に多い勉強できない理由は、「勉強方法が解らない」という人です。「応用能力」や「課題解決能力」さらに「論理的思考力」をどのように文書で表現したら良いのか解らないという人です。ですが、本当に解らないのでしょうか? 解らないという人は、知っている人に教えてもらいに行きましたか? 技術士試験に合格した人は、どのように文書表現するか知っているから合格しています。貴方は、合格した人に教えてもらいに行ったでしょうか? 目の前に知っている人がいるのに教えてもらわない人は、自分ひとりで悩んでムダな時間を過ごしています。プライドが勉強のじゃまをしているのかも知れません。このコラムを読んでいる貴方は、その様な人で無いことを期待しています。
貴方は、勉強が計画通り進んでいますか? まさか計画が無いなどと言わないですね。いまの時期にやるべき事は、「キーワード学習・論文記述・手書き訓練」です。合格論文作成法は、理解できましたか? 8月3日(日)の筆記試験までもうすぐです。貴方には、ムダに悩んでいる時間などありません。いまは、勉強してください。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
論文添削は、合格論文作成が目的でない。
現在、貴方は、過去問題で合格論文を作成していると思います。この時にどのように考えて合格論文を作成するか考えてみたいと思います。
多くの人は、合格論文の作成が目的になっています。ですが、本当の目的は、合格論文の作成方法の理解です。そのために、問題内容の把握の仕方や解答方法の考え方を理解するようにしてください。場合によって、合格論文が完成しなくても問題ありません。
重要なのは、何か指摘された時に「なぜ指摘されたのだろうか?」「他に同じ指摘はあるだろうか?」「どのようにすれば、指摘されないように出来るだろうか?」と考えて下さい。指摘された部分の修正に全力を注ぐ人がいますが、ムダです。指摘の修正が勉強の目的でありません。
そして、2問目を解答するときは、1問目で指摘されたと同じ内容では、指摘されないようにしてください。同じ指摘を何度も受ける人は、勉強の目的が解っていません。また、指摘された部分を修正してすぐに再提出する人も勉強の目的を理解していません。勉強の目的を正しく理解しなければ、勉強の効果は、出ません。目的を理解して勉強してください。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
合格論文の記述で求められている能力とは。
筆記試験では、「専門知識・応用能力・課題解決能力」と論理的思考力が、確認されます。今日は、これらについて書いてみます。
専門知識は、受験申込書に記載した「受験部門・選択科目・専門事項」で4年間や7年間の経験にふさわしい専門家であるか確認します。専門家としての知識の有無が確認されます。
応用能力は、教科書的な知識でなく実務的な知識が有るかどうかです。そのため、実務に対してどれだけ応用能力があるかを記述する必要があります。
課題解決能力は、与えられている課題に対して具体的で現実的な解決策が提示できるかどうかを問われています。評論家的な解決策では、ダメです。
そして、これら全体を通して、論理的な思考であることが求めれれています。場当たり的な思考では、ダメだと言う事です。
以上に注意して記述すれば、合格論文になります。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
今年出題されそうな問題で考えてみる。
試験センターへ「受験申込書及び業務経歴票」を提出して筆記試験対策を進めているでしょうか? JES技術士セミナーでは、すでに論文添削を開始しました。今日は、論文について書いてみます。
まず筆記試験は、次の3つで受験します。
1、必須科目(択一式、専門知識)
2、選択科目(記述式、専門知識・応用能力)
3、選択科目(記述式、課題解決能力)
記述式でも「2、」と「3、」で求められる能力が違います。そのため、同じ問題でも解答内容が違います。例えば、次の「CO2」の問題の時に「2、」と「3、」でどのような解答を書きますか?
問題:CO2削減において、貴方の受験部門で考えられることを記述しなさい。(解答用紙1枚以内)
この問題で、「2、」と「3、」で同じ解答になる人は、不合格です。
さらに次の問題であればどのように考えますか? 今年出題されそうな問題で考えてみてください。
「TPP交渉、STAP細胞、韓国船事故、地下鉄事故、地方都市の消失、IPCC、炭鉱火災」
どの問題も貴方の部門に関係する内容です。21部門全ての問題として考えて下さい。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
選択科目で守るべき記載ルールがある。
選択科目の解答記述には、いくつかのルールがあります。ルールと言っても必ず守るべきルールや出来れば守った方が良いルールなど多彩です。今日は、その様なルールについていくつか書いてみます。
まず解答は、横書きで1マスに1文字を記載してください。ただし、英数字や記号は、1マスに2文字記載してください。
原則は、左詰めで記載してください。ただし、段落の先頭は、1マスを空としてください。空行も無いように行を詰めて記載してください。空マスが多いと「記載する知識の少ない受験生」と判断されます。厳しい結果になりますので空欄を少なくなるように記載してください。
1文字の大きさは、1マスの80%程度にしてください。80%よりも大きくても小さくても見づらくなります。
図表は、右側に記載してください。図表内の文字は、マス目に制限されないで記載しても構いません。ですが、あまり小さな文字は、見づらくなるのである程度の大きさで書いてください。
図表のタイトルは、図のとき下に記載して表の時上に記載してください。
項目番号は、解り易い番号としてください。例えば、課題を1、2、3、とした場合は、対策も1、2、3、として番号を対応させてください。
文章は、である調で記載してください。ですます調は、ダメです。
その他でお勧めする記載ルールが、あります。例えば、主語の記載ルールなどです。研究してみてください。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
無制限の添削を受ける効果的学習は。
先日のセミナーで合格論文作成法を説明しましたが、理解できたでしょうか? 理解できていると良いのですが。
さて5月からは、合格論文の作成練習を行ってください。そして、ペースとしては、1か月に1通程度の合格論文を作成できるようにしてください。1か月に1通のペースは、余裕があるように感じますが、厳しいです。なぜかというと、論文の添削に対する修正が、1週間程度必要だからです。また、論文添削は、1通で複数回を受ける必要あるからです。(JESは、基本的に合格論文になるまで無限に添削を実施します)
もちろん添削に対して何も考えずに訂正してその日のうちに再提出も可能です。ですが、何も考えずに指摘部分の訂正だけでは、勉強になっていません。速攻で提出しても担当講師から、別の場所で同じ内容の指摘をされて、再度の訂正になります。すなわち「指摘しているのになぜ訂正しないのですか?」となります。
指摘されたところだけを訂正する人に効果的な学習は、できません。効果的な学習をしたいのであれば、1か所指摘された時に、「同じ訂正すべきところは、他にないだろうか?」と確認してください。
しっかりと考えて訂正する人と何も考えないで訂正する人の学習効果の違いを理解してください。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
筆記試験で漢字の間違いは、不合格か?
きょうは、筆記試験で誤字による減点と失格について書いてみます。
筆記試験で「誤字があると失格ですか?」と質問される人がいます。回答としては、「重大な間違いは、厳しい結果になります」と言う事です。(失格の場合もある)
例えば、薔薇(バラ)という漢字です。「私は、農業部門のバラの専門家です」と受験したとします。そこで薔薇という漢字を間違えたとします。あるいは、漢字で書くことができずにカタカナで書いてあったとします。貴方が試験官だとしてどのように考えるでしょうか?
私が試験官であれば、この受験生は、薔薇の専門家ではないと判断します。自分の専門の用語を間違える人が、専門家とは、理解できません。おそらく他の部分も同じように怪しい内容が記載されているはずです。(←と考えてしまいます)
結果として重要な文字の間違いは、すべてについて疑問の目で採点されて厳しい判定になります。
これが、重要でない文字の間違いであれば、多少は、許容されます。人間であれば、多少の間違いもあると判定されます。しかし、複数個所の間違いは、「ミスの多い人」と判定されてしまいます。場合によって厳しい評価となります。
さらに読み難い癖字や略字なども悪い評価になります。試験官が苦痛を感じながら読む解答は、厳しい評価になる場合もあります。
もし貴方が上記に該当する人であれば、丁寧な手書きの記述練習する事をお勧めします。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
合格論文を作成する手順について。
技術士試験の選択科目で解答を作成するときに手順があります。この手順を守らないで解答を作成して不合格になる人が多いので今日は、解答作成の手順について書いてみます。
【1】問題文の理解
まず始めに行うべき事は、問題文の理解です。問題文を理解せずに解答を書く人は、ほぼ100%不合格です。「問題文を理解せずに解答を書く人がいるのだろうか?」と思われるかもしれませんが、います。試験会場で試験開始と同時に解答を書き始める人が該当します。試験会場で必ず「カリカリ」と解答を書く音が聞こえてきますが、貴方は惑わされてはいけません。いきなり解答を書いている人は、不合格です。まずやるべき事は、問題文をよく読んで質問事項を理解することです。
【2】解答文構成の作成
次にやるべきは、解答文の文書構成です。この構成を考えない人は、空白ページができたり指定枚数に解答が収まらずはみ出したりします。さらに解答を書いている途中で「何を書こうか?」と悩んでしまう人や解答時間の不足する人も構成を考えない人です。文書構成をしっかり考えると、1ページ20分間で最後の行までしっかりと書き切ることができます。
【3】解答文の記述
上記の【1】と【2】をしっかり考えた後は、一気に解答を記述します。この時に「あれもついでに記述しよう」と迷ってはいけません。致命的な事は、記述した方が良いですが、「どちらかと言えば記述した方が良いかな?」と思う内容は、記述しないでください。多くの場合、その場で思いついた記述は、文書構成を壊します。ページの過不足が発生して致命的になる場合があるので思いつきは、記述しないでください。
【4】誤記の訂正
解答を書き終われば、試験終了の10分前程度に誤記訂正をします。致命的な誤記は、一発不合格です。誤記が無いようにしっかりと最終確認をしてください。
【5】解答文の復元メモ作成
試験が終了した休憩中には、解答文の復元のために記述内容のメモを作成します。口頭試験では、筆記試験の解答を見ながら質問されますので何を書いたか解答文の復元をします。しっかりとした復元は、夜にでも行うとして復原材料のメモだけは、いま作成しておきます。
以上が、筆記試験の手順です。以上の手順ができればB評価以上は、確実です。B評価以上でA評価にするには、記述内容です。記述内容は、キーワード学習をしっかりやっていれば、かならずA評価になります。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
論文添削の目的は、合格論文作成で無い。目的は。
5月からは、筆記試験対策です。筆記試験対策で一番良い勉強法は、キーワード学習と論文添削です。キーワード学習は、説明しているので、今日は、論文添削について少し説明したいと思います。
論文添削で1回目に解く問題は、なるべく簡単な問題を選んでください。添削を受ける目的は、合格論文作成法の理解です。論文に書き込むコンテンツは、キーワード学習です。そのため、添削は、合格論文作成法を理解するのが目的なのでなるべく簡単な問題で添削を受けてください。特に1回目は、なるべく簡単な問題にしてください。
この時に赤ペンで添削された場合は、「なぜか?」を良く考えて下さい。さらに同じ修正すべき場所が、「他にないか?」確認してください。
悪い勉強方法は、指摘された場所のみを指摘された通りに何も考えないで修正することです。1~2日間で簡単に訂正して再提出する人の大部分が、該当します。指導者が勉強しているのであれば、それでもかまいません。ですが、貴方が勉強している事になりません。悪い勉強方法では、試験に合格するのが、貴方でなく指導者になります。
論文添削の目的は、合格論文を作成するのでありません。合格論文作成法を理解するのが、論文添削の目的です。そのため、場合によって合格論文が、未完成でも構わないのです。完成を目指すのでなく、合格論文作成法の理解を目指してください。
2回目に解く問題は、1回目と違うパターンの問題を選んでください。例えば、1回目に選んだ問題が、「知るところを述べよ」であれば、2回目の問題は、「考えを述べよ」等にしてください。パターンを変える理由は、パターンによって合格論文の作成法が違うからです。どのように違うかは、指導者に確認してください。違いを理解しなければ、永遠に不合格です。
3回目に解く問題は、貴方の苦手な問題で勉強してください。苦手な問題でも合格論文をどのように書くかスキルを身に付ける必要があります。得意な問題でなければ合格できないのでは、合格までに数年かかります。今年の合格を目指す貴方は、苦手問題でも合格論文を作成できるように勉強してください。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
質問の仕方で能力の有無が分かります。
コラムの前に講師に応募して頂いている人ありがとうございます。昨年H25年度やH26年度の必須科目の模範解答作成から、協力いただいて順次講師をお願いしたいと思います。何人か応募がまとまってから連絡します。少しお待ちください。
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今日のコラムです。さて質問の仕方で合格する実力の有無が解る場合があります。今日は、質問の仕方の違いについて書いてみます。
まず論外は、質問しない人です。自分だけで見つける答は、限界があります。自分の能力を伸ばすには、質問する事が重要です。では、次に質問する人について考えてみます。
1、自分で考えないでとにかく質問する人
何も考えないで質問する人は、学生の時の考えが抜けて無い人です。社会人と言えません。質問の仕方としては、「答を教えてください」や「私はどうすれば良いでしょうか?」という質問です。自分で考えられない人には、解答例を示しますが、できるだけ早く自立して欲しいところです。
2、自分で考えるけれども決められない人
質問する前に自分で考える人は、良いと思います。ですが、2つ考えて「AとBでどちらが良いでしょうか?」は、普通の人のレベルです。技術士にふさわしい人と言えません。というのは、自分で決めようとしてないからです。技術士は、自分で答えを見つける人です。にもかかわらず、「AとBでどちらが良いでしょうか?」は、ダメです。
3、自分の考えを確認する人
一番良いのは、「AとBが、考えられますが、私は、Aが良いと思います。いかがでしょうか?」と質問する人です。この質問の仕方は、答えを自分で決めようとしています。自分で決める前に周りの意見を求めています。このような質問をする人は、質問するたびに実力が伸びます。まさに技術士にふさわしいと言えます。
4、しかし自分だけで決めてしまう人は、最悪です。
意見を聞かずに自分で決めてしまう人は、最悪です。「AとBがありますが、Aが良いと思うのでAに決めました」という人です。あるいは、「いくら言われても私は、Aが良いと思うのでAにします」という人です。このような人は、能力を伸ばすチャンスを自分から閉ざしている人です。このような人は、技術士に成れません。
さて以上から、自分で考えて周りの意見を取り入れて自分で決めるのが最良と考えて下さい。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
情報をうまく活用して最短合格しましょう。
今日は、いつものコラムの前に来年度である平成27年度の講師募集です。現在JESでは、少人数制でセミナーを実施しています。そのため、受講生の応募が急増すると講師が不足します。まさに、平成26年度は、ギリギリで少人数制を維持しましたが、平成27年度で講師不足が予想されています。そこで、平成27年度に講師をお願いできる現役技術士を募集いたします。
No | 部門 | ◎印優先 | No | 部門 | ◎印優先 | |
1 | 機械部門 | 〇 | 12 | 農業部門 | 〇 |
|
2 | 船舶・海洋部門 | ◎ | 13 | 森林部門 | 〇 |
|
3 | 航空・宇宙部門 | ◎ | 14 | 水産部門 | 〇 |
|
4 | 電気電子部門 | 〇 |
15 | 経営工学部門 | 〇 |
|
5 | 化学部門 | 〇 |
16 | 情報工学部門 | 〇 |
|
6 | 繊維部門 | ◎ | 17 | 応用理学部門 | ◎ | |
7 | 金属部門 | 〇 |
18 | 生物工学部門 | ◎ | |
8 | 資源工学部門 | ◎ | 19 | 環境部門 | 〇 |
|
9 | 建設部門 | 〇 |
20 | 原子力・放射線部門 | ◎ | |
10 | 上下水道部門 | 〇 |
21 | 総合技術監理部門 | 〇 |
|
11 | 衛生工学部門 | ◎ |
21部門全てについて募集ですが、特に上記で◎印の部門について「必須科目の模範解答作成」と「選択科目の添削指導」のできる講師を優先で募集いたします。応募は、下記リンクから応募をお願いします。(◎に加えて〇など2部門以上を指導できる技術士が、ありがたいです。例えば、建設部門+応用理学部門などです)
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さて、今日のコラムです。
独学の人は、「何を・どこまで・いつまで・どのように」勉強すればよいか自己判断になります。このコラムで何回か説明していますが、それでムダが出ます。自己判断なので必要のないところまで勉強したり、勉強の漏れがあります。
簡単な試験であれば、ムダがあってもそれでも合格できます。技術士試験は、難易度の高い試験です。ムダな勉強をするほど余裕は、ありません。貴方は、必要ない勉強をしているから不合格なのです。ムダ無く勉強している人が、合格できるのです。
そこでJESで重視しているのが、情報交換です。受講生同志や担当講師との情報交換によって、ムダの削除です。さらにお互いに分担し合う事によって、効率的に勉強できます。昨年までの蓄積を活用することもできます。今年の合格を目指している貴方は、情報をうまく活用してください。貴方は、今年の注目情報が、何か知っていますか? 試験に出る問題を勉強しましょう。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
合格法を理解するまで面談とE-mailで指導を受けてもらいます。
さて今日が、「受験申込書及び業務経歴票」の提出〆切です。提出することが、スタートです。どのような不備があっても提出してくださいね。後から訂正できる場合もあります。
提出した後は、筆記試験対策です。筆記試験対策は、要領よく勉強する必要があります。JESでお勧めしているのは、過去問題で解答を作成して添削する事です。まず1問目は、自分の得意な問題を見つけて解答してみます。得意な問題なので知識は、十分なはずです。そして、模範解答の書き方を学んでもらいます。
次に2問目は、若干自分の苦手な問題を見つけて解答してもらいます。自分の苦手な問題なのでスムーズには、解答が書けないと思います。ですが、その様な時でもどのように解答するかを学んでもらいます。どんな問題でも解答が書けるテクニックを身に付けてもらいます。
そして最後は、3問目として前の2問から自分のやるべき問題を考えて探してもらいます。おそらくどのような問題が試験に出そうか解る時期です。その予想問題で解答を書いてみます。
ここまで勉強すれば、ほぼ合格が見えてきます。合格論文作成法も十分使いこなせているはずです。なぜなら、添削指導は、合格論文が書けるまで無限に繰り返すからです。合格の実力が付くまで無制限に添削指導を繰り返すからです。ここまで勉強した貴方は、筆記試験が楽しみになっています。「合格できる」と思える時です。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
筆記試験まで87日間です。お急ぎください。
さて今日で8月3日(日)の筆記試験まで87日間となりました。キーワード学習は、進んでいますでしょうか? キーワードの個数の目安は、下記であると1年前から今まで説明しています。
0~100個 :今までに合格した人は、いません。
100~200個:ごくまれに合格した人がいます。
200~300個:合格の可能性があります。
300個~ :合格の可能性が高いです。
合格論文を作成して合格を目指す人がいますが、論文の数での合格は、難しいです。過去に27通の合格論文を作成した人がいますが、不合格でした。もし論文の数で合格を目指すのであれば、27,000,000通の作成が必要です。この数が必要な理由は、無料セミナーで説明しました。人間では、不可能な数です。
合格論文は、3通が最適です。多くても5通です。5通以上でも合格論文作成法を理解できない場合は、勉強方法を間違えています。5通以上必要な人は、勉強方法を見直しましょう。あるいは、指導者を別の人に変えましょう。要領よく理解する人は、2通でも合格論文作成法を理解できます。
以上から、皆さんに示している合格の目標は、300個超のキーワード学習と3通の合格論文作成です。私(坂林)は、1日2個のキーワード学習ができました。1か月間の短期であれば、1日3個のキーワード学習ができました。
8月3日(日)の筆記試験まで87日間です。いままでのキーワード学習個数と1日何個のキーワード個数を学習するか勉強計画を立ててください。300個超になるように勉強計画を立ててください。
まだ間に合いますが、残り日数が少なくなっています。もしやり方が解らない場合は、5月11日(日)のセミナーで質問して(←ここをクリック)ください。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
人間は、自分が苦労して成し得た業務を高く評価してしまう。
受験生の多くが陥りやすい苦労した業務について書いてみます。
多くの人は、自分が苦労した業務を高く評価します。例えば、「この業務は、大変な苦労をして実施しました。ほぼ1か月間休日返上で対応しました。取引先にも何度も足を運び調整に調整を重ねました。この業務の間は、ほとんど定時で変える事もできませんでした。だからこの業務を720文字詳細業務にしました」という具合です。
確かに寝る間も惜しんで実施した業務は、思い入れがあると思います。私自身も経験があります。何日も会社に泊まり込んで実施した業務は、今でも記憶にあります。
しかし、貴方の苦労は、試験官にとって何の関係もありません。試験官にとって興味があるのは、貴方がどのような能力を発揮してどのような実績を残したのかです。むしろ苦労したのを強調すれば、「その程度の業務でそれほど苦労されたのであれば、大変でしたね。もう少し業務に慣れた人にお願いしたらいかがですか?」と言われてしまいます。貴方の能力を疑われてしまいます。
貴方が業務を振り返るときは、どのような苦労をしたかではなく、どのような検討をしたかを考えて下さい。やっとの思いで業務をこなしている人は、評価が低いです。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
5/11(日)は、同じ受験部門・選択科目の情報交換です。
5月11日(日)のセミナー(←ここをクリック)では、受講生間での名刺交換も予定しています。今日は、受験仲間を作る効果について書いてみます。
JESでは、5月11日(日)のセミナー(←ここをクリック)は、【第1組】と【第2組】合同で実施します。そして新しくBコースから参加する人も加わります。実施内容は、詳しくはホームページの解説ページで確認して欲しい(←ここをクリック)のですが、機械的合格論文作成法の考え方を解説します。以降のセミナーでは、作成法を理解しているのを前提に問題演習を実施する予定です。
さてこのセミナーの時に受講生同志で名刺交換して戴こうと思っています。その目的は、同じ受験部門・選択科目の受験生同志で勉強の情報交換して欲しいからです。
同じ受験をするので、悩んでいる事は、同じです。その悩みのいくつかは、お互いにカバーしあう事で解決できます。例えば、キーワードです。10人が30個を分担すれば、300個を実施できます。また出題傾向の分析も分担できます。その他でも情報を集める方法や資料なども共有できます。受験生同志での情報交換は、良いことずくめなのです。
なので、5月11日(日)のセミナー(←ここをクリック)は、頑張って参加して欲しいと思っています。当日名刺は、必需品です。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
今年の試験問題の傾向と対策資料について。
キーワード学習は、何個できましたか? キーワード学習で、キーワードの抽出は、過去問題を第1しています。これにも理由があります。今日は、キーワードの抽出の資料について書いてみます。
私たちの学習目的は、技術士に成って活躍する事です。技術士に成るためには、技術士試験に合格する必要があります。そのためにキーワード学習をしています。よってキーワードの抽出を過去問題にしているのにも意味があります。過去問題でキーワードを抽出すると、試験で求められている知識が見えてきます。何となく出題傾向が見えてきます。
キーワードの個数にして200個を超えたあたりから、「ひょっとして今年の試験は、こんな問題が出るかも」と思えてきます。それは、毎年の問題をキーワードで分析する事で、今年の重要項目が見えてくるからです。そのために、キーワード抽出で第1にやって戴きたい資料が、過去問題なのです。
つぎに、第2の資料として白書と業界誌をあげています。白書と業界誌を第2にあげているのにも理由があります。どちらの資料が優先かは、部門によって異なるので講師と相談してください。(両方やるべきですが)
まず白書をあげる理由は、国の考えを理解するためです。技術士試験は、国家試験です。そのため国が、「このような人を技術士にしたい」と考えています。国の考えに反する人は、国家試験に不合格です。よって、国の考えを理解するために白書からキーワードを抽出するのです。
また、業界誌をあげる理由は、業界の動向を理解するためです。試験問題を作成する人は、貴方と同じ業界の人です。同じ業界の人が良く読む資料は、業界誌です。試験問題を作成する人がどのような考えを持っているかを知るために、業界誌からキーワードを抽出します。
以上、過去問題で出題傾向を知ります。白書で国の考えを理解します。業界誌で作問委員の考えている事を知ります。こうすれば、キーワードの数で300個超えたころに合格の実力がついています。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
合格できる「受験申込書及び業務経歴票」とは。
きょうは、「受験申込書及び業務経歴票」を完成して無い人にむけて書いてみます。日にちが無いので急いでください。
まず記述で最低ラインは、試験センターが出している「申込み案内」です。「申込み案内」よりも記述内容の不足している場合は、厳しい評価になります。0点以下のマイナス点と考えて下さい。「申込み案内」と同程度で初めて、0点です。「申込み案内」よりも良い内容を書いた時に初めてプラス点と考えて下さい。なぜならば「申込み案内」は、受験生全員が見る資料です。受験生全員が見ている資料より記述内容の不足は、厳しい評価が当然と考えて下さい。
例えば、「申込み案内」の23ページを見てください。地位・職名で技術員・主任技術員・課長などと書いていますが、ダメです。この通り書いた人は、この部分で0点です。ここには、そのような事を書いてはいけません。どのような責任者なのかを書いてください。
さらに、業務内容です。23ページには、実施した業務が、書きならべてあります。ここを書く時に最低ラインは、技術士法第2条に適合させて記述してください。技術士法第2条に適合せず記述した人は、マイナス点と考えて下さい。最低限は、適合させて0点です。そして、適合させた後にどれだけ優れた内容にするかによってプラス点になります。
720文字詳細業務も同様です。720文字しか書けないのに業務概要を記述している人がいますが、ダメです。ここは、業務概要を記述する場所でありません。詳細業務を記述する場所です。減点されないと思いますが、720文字の制限があるので業務概要は、記述不要です。
また、最低限25ページの項目は、記述してください。ただし、現時点での評価も項目として加えてください。CPDを課せられている技術士として、現時点での評価の記述は、必須と考えて下さい。
それから、課題の無い業務を書いている人がいますが、ダメです。課題の無い業務は、技術士にふさわしくないNG業務です。課題があって初めて技術士にふさわしいOK業務です。もし課題が記述できない場合は、問題点を記述してください。ただし、問題点を記述した場合は、低い評価と考えて下さい。特に重大な問題点を記述した場合は、減点される場合もあることを考えて下さい。よって問題点を記述で無く課題を記述するのが常道です。
そして、貴方の提案と成果も記述してください。貴方の提案や成果の記述は、必須です。なぜなら貴方の存在価値だからです。提案や成果が出せないのであれば貴方は、不要です。他の人と選手交代を告げられても反論できない厳しい評価です。例えば、プロ野球やサッカーのJリーグで結果の出せない選手と同じです。罵声を浴びて選手交代させられる状況を想像してください。提案と成果は、極めて重要なので記述しない場合、減点と考えて下さい。
そして、文書全体をデーターで説明して下さい。定性的な記述は、技術者の文章でありません。定量的な内容としてください。成果のデータは、金額がお勧めです。
以上を同時に満足する記述がプラス評価される、合格できる「受験申込書及び業務経歴票」です。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
筆記試験の準備ができて無い貴方に激励です。
さて8月3日(日)の筆記試験まであと92日間になりました。キーワード学習は、どこまで進みましたか? もし1日に1個できていれば、あと92個できることになります。1日に2個できていれば、あと184個できることになります。そして、2日間で1個であれば46個しか出来ません。
このコラムでは、平成25年8月から「1日に1個実施すれば、1年間で365個できます」と説明してきました。貴方は、実施できているでしょうか?
JES技術士セミナーの受講生は、私(坂林)や担当講師から叱咤激励が飛んでいます。厳しく「頑張ってください」と激励が飛んでいます。そして、JES技術士セミナーの受講生は、頑張っています。
もし貴方が、予定通りキーワード学習が進んで無いのであれば、5月11日(日)からのJES技術士セミナー(←ここをクリック)に参加してください。私(坂林)が1日2個実施した方法をお教えします。貴方であれば、私(坂林)と同じように1日2個できるはずです。あるいは、貴方の方が優秀なので、1日3個できるかもしれません。事実として私(坂林)は、1か月間の短期間でしたが、1日3個できました。
まだ間に合います。ですが、もう余裕は無いです。今すぐに始めなければ、間に合いません。頑張りましょう。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
指導者(セミナーの場合は、講師)と自分で考えが違う時は。
人間は、自分の判断基準で物事を判定します。そのため、その人の判断基準が、その人の行動を決定します。きょうは、そのいくつか注意点を話してみたいと思います。
まず判断基準に合わないものは、間違っていると判断します。そのため、指導者(または講師)が何かを教えても受け付けない人がいます。もし指導者が自分の判断基準と合わない事を教えた時は、自分の判断基準を疑ってみることも必要です。
また、自分の判断基準に無い事は、判断しません。そのため、セミナーや講習会などで「こうすれば、合格します」と教えても合格できない人がいます。毎年セミナーや講習会に参加する人がその例です。この場合は、自分の判断基準で何が不足しているかを指導者とじっくり話す必要があります。
次に講師や資料で同じ説明のはずなのに違う事を言っていると感じる事があります。2つの意見を聞いて「どちらが正しいのだろうか?」と考える時です。同じ事を言い方を変えているだけです。言い方を変えているだけで違うと感じるのは、判断基準が不完全な時に起こります。その時は、違う言い方をしているけれども共通している意味を考える必要があります。
これら以外でも貴方の判断基準で違う結果になる事が多数あります。同じことを教えてもらっても、どんどん実力を付ける人、何も感じず変化しない人、反発して悪くなる人、どのようになるかは、貴方次第です。同じ時間を過ごすのであれば、どんどん実力を付ける人になりましょう。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
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