坂林和重の技術士試験コラム
2013年10月
筆記試験、合格を決めたのは、貴方の実力です。そして。
貴方がこのコラムを読んでいるときは、技術士第二次試験の筆記試験結果を見た後でしょうか?
筆記試験に合格した人、おめでとうございます。貴方の努力が実を結びました。技術士になるための4つの関所のうちで最難関の筆記試験に合格できたのは、貴方の努力のたまものです。貴方の努力が、合格を決めたのです。
しかし、油断をせずに口頭試験にのぞんでください。筆記試験に合格した優秀な技術者でも5人に1人が不合格になるのが、口頭試験です。特に筆記試験の成績が、ギリギリで合格した人は、要注意です。口頭試験の試験官は、「この人に本当に合格する実力があるのか?」を確認するため厳しい質問をします。口頭試験で残念な結果になると来年また筆記試験から受験です。十分準備して口頭試験を受験してください。
次に筆記試験で残念な結果になった人です。残念な結果になったのも貴方がその結果を決めたのです。そして、今年の春からどのような勉強をしたか振り返って来年の準備をしてください。キーワード学習は、300個以上のキーワードで勉強したでしょうか?論文は、どこまで勉強しましたか?
残念な結果になった人は、まだやり残している事があるはずです。でも大丈夫です。合格まで諦めない貴方は、必ず合格します。このコラムで何回か書いているように「合格するまで諦めなければ、最後は、合格」です。諦めた時がお終いです。
今日から頑張れば、来年の筆記試験まで275日間あります。時間は、十分あります。来年こそは、貴方の本当の実力を発揮してください。大丈夫です。やればできます。必ずできます。最後まで頑張る貴方であれば、必ずできます。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
1年間を無駄にしないためにどうするか?
来年度の技術士試験で合格を目指している貴方に自身の勉強を確認してもらいたいと思います。何故かと言うと「昨日までの自分が今日の自分を作り、今日までの自分が明日の自分を作る」と思うからです。
貴方は、今日までどれだけ勉強してきたでしょうか? 今日まで勉強してきた結果が、明日の自分です。 特に難関資格の技術士試験は、努力しても残念な結果になる場合があります。努力しても全員合格するわけでありません。ですが、努力しない人は、全員不合格になります。努力することが最低条件なのです。
合格する人は、全員努力しています。努力している人の中で、正しい努力をしている人だけが合格できる、その様な資格試験が、技術士試験なのです。
貴方は、正しい勉強を予定通り行っているでしょうか? もし不安になる人は、誰かに勉強を見てもらうのをお勧めします。
何故ならば、多くの人は、自分の評価基準で自分の勉強方法を評価します。自分の評価基準で自分を評価するのですから、正しいと評価するに決まっています。そうでなくて自分を評価するには、自分以外の評価基準が必要です。
貴方が信頼している人に「正しい勉強を行っているか?」確認してください。もし間違っている場合は、1年間を無駄にします。いま正しくすれば、十分間に合います。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
新制度の合格法DVDと必須科目の解答解説をプレゼント。
現在、技術士試験の勉強方法全体を理解するDVDを作成中です。何故DVDを作成しているかと言うと、筆記試験や口頭試験など技術士試験全体を理解して「受験申込書及び業務経歴票」を記述するのと、何も考えないで記述するのでは、結果に大きな差ができるからです。
そこで「受験申込書及び業務経歴票」を作成する前に見て戴きたい合格ノウハウを収録したDVDを作成しています。現在最終段階に来ていますので、11月には、完成すると思います。完成しましたら非売品として謹呈しようと考えています。楽しみにお待ちください。
それから、技術士第2次試験の必須科目の択一式問題についても解答の解説が、間もなく完成予定です。こちらも非売品として謹呈する予定でおります。おそらく11月には、配布開始できると思います。楽しみにお待ちください。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
一発合格するために来年1年間の勉強計画は。
今日は、来年の勉強計画を少し説明してみます。
来年2月~4月の3か月間は、「受験申込書及び業務経歴票」の作成期間です。
2月:「受験申込書及び業務経歴票」の作成に必要な情報を集めます。
3月:業務の分析をしてもらい「受験申込書及び業務経歴票」の下書きをします。
4月:「受験申込書及び業務経歴票」を清書して提出します。
5月~7月は、筆記試験対策です。キーワード学習の成果が学習効果にプラスとなりますので、可能であれば、多くのキーワードを先行して勉強してください。
5月:合格論文をどのようにして作成するか解説して1通目の論文を作成し添削をうけます。
6月:1通目の論文で学習した内容を折込んで2通目以降の複数の論文を作成し添削を受けます。
7月:試験直前の学習として合格論文の作成を勉強します。この時には、複数の論文で添削を受けて合格の自信がついているはずです。
8月~10月は、口頭試験対策です。
8月:筆記試験の復元論文から口頭試験で諮問されることを想定して資料を準備します。
9月:「業務経歴票」に記載した720文字以外の第2の720文字詳細業務を業務経歴票から書きだし想定質問と解答を準備します。
10月:さらに第3の720文字詳細業務を準備して想定質問と解答を準備します。
11月~12月は、模擬口頭試験です。
11月・12月:模擬口頭試験で想定外の質問や貴方が困る質問をされた時にどのように解答するか練習します。同じ解答でも答え方によって結果に違いが出ます。
さて以上が、来年1年間の学習計画です。この中で現在進めているキーワード学習は、5月~7月の準備になります。何故かといいますと、5月~7月で合格論文の記述方法を学びます。この時に合格論文に入れ込む内容が、キーワード学習の内容になります。キーワード学習が進んでいると合格論文もスムーズに理解できます。一発合格を目指す人は、積極的に学習することをお勧めします。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
いま勉強すべきは、キーワード学習です。
昨日は、今年8月の筆記試験問題を解くことをお勧めしました。解いてみましたか? 解いてみて解答を記述できませんでした。記述する内容の勉強ができて無かったから解答できなかったのです。その記述内容(ネタ)を準備するのが、キーワード学習です。例えば次のような試験問題があったとします。
問1:燃料電池における原理・課題・問題点・将来性を記述しなさい。
この問題の解答は、燃料電池と言うキーワードを勉強していれば、簡単に記述できます。さらに、次の問題です。
問2:地球温暖化対策に燃料電池が使われている。さらに今後この技術を応用してどのようにすべきか貴方の考えを述べなさい。
この問題の解答は、地球温暖化対策と燃料電池のキーワードを勉強していれば、簡単に記述できます。最後に次の問題です。
問3:地球温暖化対策について、貴方の知る所を述べなさい。
この問題の解答は、地球温暖化対策のキーワードを勉強していれば、簡単に記述できます。
このようにキーワード学習は、解答を記述するためのネタを整理して勉強していることになります。
これら3つの問題は、2個のキーワードを勉強することで解答を記述できます。さらに勉強して300個のキーワードを勉強すれば、ほぼ無限の問題を解答できるようになります。いま勉強すべきは、記述ネタの準備になるキーワード学習です。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
早めに模擬試験を受けることをお勧めする。
さて今日は、来年初めて技術士試験にチャレンジする人に向けて書いてみます。
貴方は、今年8月の試験問題を解いてみただろうか? もしまだならば、解いてみることをお勧めします。条件も試験とできるだけ同じ時間でのチャレンジをお勧めします。
当然ですが、解答できないのが普通です。そして、その悲惨な解答結果を額に入れて飾っておくのをお勧めします。「いまは、この解答だけれども来年の8月までに解答できる実力が付く」と自分に言い聞かせる事ができます。その決意を常に見ることができるように、額に入れて飾るのできます。
また、あらかじめ今年の試験を経験しておくと勉強方法が具体的になる効果もあります。経験して勉強でどのような能力を身に付ける必要があるのか理解できます。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
第2次試験を合格する方法。
第1次試験と第2次試験の違いをもう1つ書いてみます。第1次試験は、五肢択一の問題です。そのため、正解が1~5のどれか1つです。残りの選択肢4つは、間違いになります。勉強方法としては、問題と正解をセットで暗記するのが勉強になります。例えば、下記になります。
問:水の化学式は何ですか?
答:H2Oです。
そのため、合否は、暗記量で決まります。暗記量の多い人が合格して、少ない人が不合格になります。
第2次試験は、必須科目が択一式で選択科目が論文式になります。必須科目は、第1次試験と同様に暗記量で合否が決まります。それに対して、選択科目は、違います。選択科目は、論文式なので受験生の人数分の解答があります。すなわち、無限個の解答がある事になります。例えば、下記になります。
問:貴方の幸せは、なんですか?
答:(人によって違います)
よって選択科目は、問題と正解をセットで暗記する勉強ができません。暗記すべき模範解答が無いからです。第1次試験と第2次試験は、勉強方法を変える必要があります。同じ勉強方法で第2次試験は、不合格です。合格するには、論文式試験の仕組みを理解する必要があります。1年で合格する人と、10年以上不合格の人の違いは、論文式試験の理解にあります。貴方は、論文式試験を理解して1年での合格を目指しますか?
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
技術士第1次試験と第2次試験の違い。
10月21日(月)に技術士第1次試験の正答が発表されました。正答を確認して、合格に自信を持った人が多数いると思います。
そこで今日は、技術士第1次試験の合格予定者向けに、技術士第1次試験と第2次試験の違いについて書いてみようと思います。
まず受験生が、一番気にするのは、専門知識の難易度です。「第1次試験に比べて格段に高度な専門知識なのだろうか?」と思うようです。しかし、そんなことは全くありません。第2次試験で要求している専門知識は、第1次試験とほぼ同程度です。第2次試験の難易度を上げているのは、専門知識以外の部分です。
第1次試験が、択一式の試験で確認しているのは、下記です。
1、科学技術全般にわたる基礎知識
2、技術士法第四章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性
3、技術部門に係る基礎知識及び専門知識
これに対して第2次試験が、記述式試験で確認しているのは、下記です。
【筆記試験】
1、「技術部門」全般にわたる専門知識
2、「選択科目」に関する専門知識及び応用能力
3、「選択科目」に関する課題解決能力
【口頭試験】
Ⅰ 受験者の技術的体験を中心とする経歴の内容及び応用能力
Ⅱ 技術士としての適格性及び一般的知識
すなわち、合格するためには、専門知識・応用能力・課題解決能力を論文形式で表現する必要があります。技術士にふさわしい経歴の内容及び応用能力や適格性を口頭で表現する必要があります。
しかも一般の記述式で無く論文形式で表現するのです。その解答は、自己流で作成できません。1回の受験で合格するには、一般の記述式と論文形式の違いを理解する必要があります。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
何でも相談できる人を見つけるのが、最短合格の第1歩。
貴方は、技術士試験の勉強を相談できる人がいるでしょうか? 相談できる人が傍にいないのが普通です。 しかし、普通相談できる人がいないのに、貴方だけ相談者がいれば、大きなアドバンテージになります。
大多数の人は、難関資格である技術士試験に合格するのに、何をやるべきかわからないのが普通です。何をやるべきか解っている人は、簡単に合格できます。解らないから簡単に合格できないのです。それは、参考書で勉強しても同じです。なぜなら、受験生の大多数が、参考書で勉強しても合格できないという事実が証明しています。
では、どのように対策するかです。JESでは、相談できる人を見つけるのを提案しています。貴方の同僚や先輩でも良いと思います。いつでも気軽に相談したり、貴方の気づかない問題点を教えてくれる人を見つけるのを提案しています。相談者の条件としては、新試験制度と採点基準を知っている人です。相談者に指導を受ければ、無駄をせずに効率的に勉強できます。最短合格できます。
相談方法としては、E-mailで休日などいつでも連絡の取れるようにするのが良いです。貴方が遠慮せずにいつでも相談できて、相談者も貴方のためになんでも指導する人が、最適です。
もし貴方のそばに相談できる人が見つからなければ、JESが、相談相手になります。頑張って1回の受験で合格しましょう。
ちなみに、JESの模擬口頭試験では、次のように納得できるまで相談に乗っています。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
「知らない」ことを解答する具体的な手段。
さて模擬口頭試験の午前中で「どのような問題でも動揺しない」ことを学びました。そして「できません」や「知りません」と解答すれば、不合格と学びました。
では、貴方は、知らないことを聞かれたら、どのように解答しますか? 「持ち帰って自宅で勉強します」は、ダメです。「勉強します」は、「知らない」と言っているのと同じことです。そして、口頭試験のやるべき事を勉強したとします。
でも学んだとしても本当にできますか? できると思う人は、どのようにやるのですか? 技術士に合格する人は、窮地に追い込まれても何とか解答する手段を具体的に持つ必要があります。さらに「ゆっくり話した方が良いですよ」などフィードバックを言われてもどの程度かわからない人もいます。実際に自分でやってみて初めて理解できることもあります。
JESでは、それを模擬口頭試験(←クリック)の午後に確認します。初めて聞く事でも、今までの知っている知識から解答するのです。(もちろん100%の解答でないですが、合格点までは、解答できます)
自分でやってみて「出来る事」を確認するのです。
ここまでできた技術者が、信頼される技術責任者(=技術士)として合格評価をもらえるのです。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
奇問難問を越える実力者が、試験に合格する。
昨日のコラムで「口頭試験は、個人によって違う諮問が合否を決める」と説明しました。さらにその質問のされ方も重要です。今日は、質問のされ方について説明したいと思います。
まず、「技術士は、技術責任者です」とこのコラムで説明しています。技術責任者は、窮地に追い込まれたり、自分の知らないことを質問されたとしても、責任者らしく解答する必要があります。何故ならば、貴方もそうだと思うのですが自分の所属するグループの責任者が、窮地に追い込まれたり知らないことに直面した時「できません」や「知りません」と解答したらどうしますか?
「できません」や「知りません」と解答する責任者は、責任放棄(職場放棄)です。貴方は、そんな責任者など「クビだ!!」と思いませんか? 貴方が考える責任者は、困難があっても何とか解答を見出してくれる人だと思いませんか?
技術士試験では、わざと難題や難しい質問をすることがあります。難題や難しい質問は、受験生が、責任者にふさわしい人材か確認する質問です。JESで、それを次の漫画のように訓練するのが、模擬口頭試験(←クリック)です。
何も準備をしないで不合格になる多くの受験生をしり目に、貴方は、この訓練をすることによって、奇問難問を乗り越える実力者になるのです。試験実施者(=文科省や試験官)もそのような実力ある責任者を育てたいと思っているのです。
貴方は、その要望に応えた実力者になって技術士試験に合格を果たしてください。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
口頭試験で質問される模範解答の準備は。
昨日、口頭試験は、「受験申込書及び業務経歴票」と「復元論文」が重要だと説明しました。4コマ漫画も読んでもらえたと思います。
さて、4コマ漫画を読んで理解してもらえたように、事前準備が重要です。
(↑JESの準備方法です)
口頭試験に合格するには、「貴方が何を質問されるか」が重要なのです。一般的な質問は、参考書などの「質問リスト」で勉強すれば十分です。参考書であれば、模範解答も記述されています。すなわち、一般的な質問は、模範解答の丸暗記で十分です。
さて貴方独自の質問が準備できたら、次は模範解答の作成です。模範解答は、試験官を経験したベテラン技術士と相談して作成するのが最適です。
貴方も口頭試験を受験する前に、自分の模範解答を準備してください。JESでは、どのように準備しているかを10月26日(土)の無料技術士セミナーで見学会(←クリック)を行います。もちろん、準備中の受講生の邪魔にならないようにするので限定的な見学になりますが、講師への質問時間を設けています。もしよかったら、参加してみてください。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
口頭試験、貴方だけに諮問される質問がある。
口頭試験の対策は、正しい準備をする必要があります。受験生全員に共通して諮問される質問がありますが、違いが出るのは、別のところです。何故ならば、合格するつもりで受験する人は、定番質問の答えを暗記して受験します。定番質問とは、義務・責務・技術者倫理など10問程度あります。なので定番質問で正しく解答しても合格しません。
合否が決まるのは、一人一人違う質問をされる部分です。何故かと言うと、何を聞かれるか予想して模範解答を準備できる人と、できない人がいるからです。予想質問は、貴方の「受験申込書及び業務経歴票」や「復元論文」から推測します。「復元論文」とは、筆記試験の解答です。
これらの資料から、貴方の職業に合わせて諮問される質問を正確に予想できるのは、試験官経験者です。受験生だけでは、無理です。よって、模範解答を準備できる人と、できない人がいて、合否が分かれるのです。そして、受験生の半分が、口頭試験で不合格になるのです。
以上を解り易く4コマ漫画にしました(←クリック)。良かったら読んでみてください。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
事前準備
午前の学習
午後の学習
その他
合格ノウハウ動画の公開、必須科目の解答解説の作成順調。
【1】新試験制度の合格ノウハウを収録した動画を掲載。
技術士試験の合格ノウハウを説明した動画(←クリック)を作成してみました。約6分間に凝縮して説明していますのでご覧になってください。短くまとめてあるのでご覧になりやすいと思います。特に説明したいのは、次の項目です。
1、口頭試験で不合格になる理由
2、試験に出る300個のキーワード
3、合否判定の採点基準について
4、試験で問われる能力
時間に制限があるので十分説明できないですが、合格のヒントになると思っています。もしさらに詳しい説明を聞きたい人は、10月26日(土)のセミナー(←クリック)に参加してください。質問の時間や個別の相談時間を準備しています。JESは、一人でも多くの人が、合格できることを願っています。
【2】平成25年度筆記試験での必須科目(択一)の解答解説の作成が順調です。
それから、平成25年度の筆記試験で実施された必須科目(択一)の解答解説の作成が、順調に進んでいます。作成は、JESの講師やこれから講師を予定している皆さんで「解り易くするにはどう解説すれば良いか?」などを協議しながら作成しています。
完成しましたら、【非売品謹呈】で平成26年度の筆記試験合格に役立てて戴こうと思っています。完成しましたら、連絡しますので楽しみにお待ちください。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
口頭試験の準備見学会を10月26日(土)に実施します。
JESでは、口頭試験の準備見学会を10月26日(土)に計画しています。
10月26日(土)は、平成26年度の技術士合格を目指す人対象のJES無料技術士セミナーですが、隣の部屋で同時に口頭試験の準備セミナーを実施しています。
そこでJES無料技術士セミナーに参加される人で、口頭試験も気になる人に口頭試験の準備見学会を10月26日(土)に計画しています。
口頭試験の準備は、ほぼ最終段階なので受講生の邪魔にならない範囲と限定的ですが、無料セミナーに参加される人に参考に見学して戴こうと思います。
参加される皆さんには、来年度にどのように準備するのか雰囲気だけでも理解してもらえればと思います。
もし参加したい人は、ここからJES無料技術士セミナー(←クリック)を申し込んでください。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
口頭試験。1件の解答が長時間の人は、不合格です。
きょうは、口頭試験について書いてみます。
口頭試験は、高級技術者を中途採用する面接試験のようなものです。「受験申込書及び業務経歴票」と「筆記試験の解答」を使って諮問し、貴方が高級技術者(指導者、責任者)にふさわしい人材か準備された判定基準で評価します。
この諮問で貴方と試験官の意見が違う場合に注意が必要です。多くの場合、試験官の意見を否定すると厳しい結果になります。これには理由があって、試験官は、きわめて多くの諮問事項を予定しています。1件の諮問を1分間以内で終了させて諮問を進めます。もし貴方と試験官の意見が違ったとしても1分間で終了して×を付けて次に移ります。
すなわち、試験官は、貴方と意見が違ったとしても意見の合意するまで議論せずに次の諮問に移るのです。試験官と意見が違った場合は、十分注意してください。(10秒以内で試験官を納得させられるのであれば、試験官の意見を否定しても良いですが、ほとんどの場合不可能です)
それから、1件の諮問に対する解答は、10秒以内で終了してください。そうしなければ、1件の諮問を1分間以内で終了しません。長時間の解答をする受験生は、試験官にとって迷惑な受験生となります。1分間以上の解答は、途中で解答を止めさせられると思ってください。そして、的確に説明できない受験生として、厳しい結果になります。
ただし、「業務経歴を3分間以内で説明して下さい」などの時間指定がある場合は、例外です。3分間以内で説明して下さい。当然3分間を超える場合は、解答を止められます。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
技術士試験は、やるべきことをやった人が合格です。
今日は、技術士試験は、普通の人が合格できる試験であることを書いてみます。
まず技術士試験の受験申込人数は、3万5千人前後です。そして、合格者が3千5百人前後です。平成24年度は、申込人数32,843人で合格者3,409人でした。この人数は、参加者が3万6千人の東京マラソンとほぼ同じ規模です。
さて皆さんは、東京マラソンの上位3千5百番目を想像できるでしょうか? 私は、それほど詳しくないので正確に説明できないですが、ごく普通の選手だと思います。TVで話題になるオリンピック選手級の人は、20番目以内だと思います。それに比べて3千5百番目は、市民マラソン級だと思います。やり方さえ理解していれば、誰でも到達できるレベルです。
まさに技術士試験の合格者は、合格方法を知っているごく普通の人です。例えば、キーワード学習で1日に出来るキーワード個数です。毎日複数個できる人が、優秀な人かと言うとそんなことなどありません。かえって普通の人が、複数個できて、優秀な人は、1週間に1個の場合も多くあります。この違いは、単純にキーワード学習のやり方を知っているかどうかの違いです。
すなわち、やり方を知っている人が、1日複数個のキーワード学習で合格に到達できるのです。ただし、複数個実施するには、それだけ作業時間が必要です。毎日忙しい人が、勉強時間を確保できるでしょうか? 毎日定時で帰宅すれば、可能かもしれません。ですが、現実的でありません。おそらく、1日1~2個の実施が現実的な数値だと思います。短期集中でも1日で2~3個だと思います。
以上から、技術士試験は、普通の人が合格できる試験です。しかし、勉強方法を知る必要のある試験だと言えます。やるべきことをやる普通の人が合格できる試験が、技術士試験です。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
キーワード学習方法について。
きょうは、キーワード学習のやり方について書いてみます。
まず手書きにするかパソコンにするかです。結論から言えば、パソコンの方が良いような気がします。手書きの良い点は、専門用語の書き方練習が出来る事です。筆記試験は、手書きで受験します。試験本番で専門用語を書き間違えた場合、不合格になる可能性が高いです。手書きによるキーワード学習は、魅力的です。しかし、パソコンの場合は、キーワードの数量をこなすことができます。データーとして再利用も可能になります。それぞれ一長一短です。
次に手書きの場合は、選択科目ごとに別のノートを使った方が良いです。抜き差しできる綴じるタイプのノートも良いと思います。キーワードは、1枚に1個を記載します。そして選択科目ごとに分類して整理します。
もしパソコンの場合は、Wordファイルを使うのが良いです。技術者は、Excelファイルに慣れているので、時々Excelファイルを使う人がいますが、あまりお勧めできません。文書データはWordファイル、数値データはExcelファイルと使い分けるのがスマートです。JESの受講生には、キーワード学習用のWordファイルを配布しています。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
口頭試験は、人材確認です。
きょうは、口頭試験について書いてみます。
口頭試験については、口頭試験対策(←ここをクリック)に詳しく記述していますが、その実施の重要事項の一つには、技術士にふさわしい人材かどうかの判定があります。
試験官は、技術責任者・技術リーダー(=技術士)にふさわしい人材を見つけて合格させたいと考えています。この口頭試験を正しく理解して試験にのぞむ必要があります。
例えば、口頭試験で試験官の質問に対して「知らない」と解答すると不合格になります。これは、何でも知っているかを判定していると誤解してはいけません。知らないことがあっても問題ありません。
もちろんある分野の専門家として、専門知識は必要です。ただ重要なのは、知らない事でも解答を導き出す能力の有無です。
貴方が、技術士試験に合格して技術的な指導や助言する立場になった事を考えてみてください。貴方が知らないことを聞かれたときに「知らない」と解答すれば、それでお終りです。貴方もそんな責任者は、不要と考えるでしょう。責任者は、知らない事でも情報を集めて解答を見出すのです。それが、技術責任者・技術リーダー(=技術士)にふさわしい人材なのです。
さらに失敗経験についても同じです。失敗経験は、貴重な経験です。大きな成功を収める人は、失敗経験も多いのがあたりまえです。しかし、口頭試験で試験官に失敗経験を質問された時に「私は失敗経験が多く、ほとんど失敗です」と解答すると、厳しい結果になります。そうでなくて技術士は、「1回目は失敗したが、2回目は経験を活かして大きな成功を収めた」となるべきなのです。なぜなら技術士は、技術責任者・技術リーダーとしてグループを成功に導く人材だからです。責任者は、グループを失敗と言う結果に導いてはいけないのです。
以上を踏まえて貴方は、技術士にふさわしい人材として口頭試験にのぞんでください。試験官は、貴方が技術士にふさわしい人であれば「合格させたい」と判断してくれます。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
キーワード学習の進め方。
きょうは、キーワード学習が順調に進んでいるか確認方法を説明したいと思います。
1、キーワード個数
キーワード個数は、100個未満では効果がありません。最低限100個以上を実施してください。ただし、100個以上で合格できる人は、極めて優秀な人です。普通の人が合格可能になってくるのは、200個以上からと考えて下さい。確実に合格を狙いたい人は、300個以上を目標にしてください。そこで、1日に何個のキーワードができるかです。1日に何個できるは、人によります。真面目な人は、こだわりがあるので1日1個できない場合もあります。かなりアバウトな人は、品質を気にしないので1日4個できるかもしれません。私(坂林)の実績では、1日2個が普通でした。ただし、試験前の1か月間平均は、1日3個でした。すでにキーワード学習を始めている人についてです。今の時点で1日2個できる人は、安心です。ですが、今の時点で1日1個できない人は、厳しいです。
ただし、過去の経験から指導を受けながら勉強すれば、1日2個できると考えます。
2、キーワードの見つけ方
キーワードは、過去問題から見つけるのが最適です。JESが配布している過去問題分析資料は、過去問題に重要ワードを2重下線にしています。この重要ワードを参考にして、キーワード集を作成してください。そして、三分割展開法で説明できないワードをキーワードとしてください。過去問題が終了したら、専門雑誌や白書などから見つけてください。いずれにしても三分割展開法で説明できないワードがキーワードです。
3、キーワード説明の品質
キーワード説明を三分割展開法で行います。その品質は、過去問題で確認してください。1つの過去問題でキーワードを抽出します。抽出したキーワードを三分割展開法で説明します。その説明を見ながら過去問題の解答を記述します。キチンと記述できれば、キーワード説明の品質は、問題無いと考えて下さい。もし解答が書けない場合は、三分割展開法の理解ができていません。再度三分割展開法を勉強してください。
4、合格論文記述法
合格論文は、キーワード学習の知識を使って記述します。イメージとしては、合格論文が、ジグソーパズルの枠に当たります。ジグソーパズルに当てはめるピースが、キーワード学習の知識です。合格論文の作成方法は、最短で1か月あれば理解できます。余裕を見て5月から2か月間勉強すれば、合格論文の作成方法を理解できます。論文数としては、「2選択科目」と「3選択科目」の各1問から合格論文を2通以上作成できれば大丈夫です。余裕を見て苦手問題を1問追加して、3通の合格論文を作成するのがお勧めです。
しかし、キーワード学習は、数量が重要です。早く学習を始めた方が、合格が近づきます。今日からでも頑張って学習を始めて下さい。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
貴方が技術士試験の受験に値する経験や実力の持ち主か?
きょうは、技術士の受験資格について書いてみます。受験資格と言ってもありきたりの1次試験合格などのような資格で無く、貴方が技術士試験の受験に値する経験や実力の持ち主かどうかと言う意味です。
私が重要だと思うのは、次の2つです。
1、受験条件以上の経験年数
2、専門知識を使った業務経験
この2つがあれば、ほとんどの人は、問題無いと思います。
なぜ問題無いかと言うと、技術士の業務にあります。技術士の業務は、会社経営者に対して技術的助言を行ったり、その業務経験から技術指導を行う事です。
よって、上記の2条件があれば、受験して、合格の可能性があります。
そして合格するためには、合格できる「受験申込書及び業務経歴票」「筆記試験の解答」「口頭試験の準備」が必要です。それが、JESの準備しているA+B+Cコースです。なおCコースは、あとから追加可能ですからA+Bコースは、必須です。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
キーワード学習を進めるには、乗り越えるべき壁がある。
キーワード学習には、いくつかの壁があります。きょうは、その壁について書いてみます。
1つ目の壁
1つ目の壁は、始めるという壁です。キーワード学習を始めない人の多くは、「もう少し先で始める」と思っています。ですが、もう少し先で始めるつもりの人は、始めた時には手遅れになっています。この壁を乗り越えるには、何も考えずにまず始めることです。
2つ目の壁
2つ目の壁は、続けることです。1個目のキーワードを作成するのに1週間かかる人もいます。そして、1日で1~2個作成できるまで何日も時間がかかります。1日2個作成できる前に、「できない」と思ってやめてしまいます。この壁を乗り越えるには、1日2個作成できるまでやめないことです。途中で諦めるからできないのです。
3つ目の壁
3つ目の壁は、キーワード学習の品質です。多くの人は、キーワードに三分割展開法を適用できないと言います。「1.原理原則基礎技術」は、書けるが「2.課題」「3.問題点」「4.将来動向」は、無いから書けないと言います。しかし本当は、無いから書けないのでなく気付かないから書けないのです。なぜなら、将来性の無い技術・法律・社会制度など無いからです。必ず将来性があります。この壁を乗り越えるには、あとから追記できるように空欄にすることです。
4つ目の壁
4つ目の壁は、技術士試験の筆記試験への適用です。キーワード学習が目的になる人がいます。キーワード学習の目的は、筆記試験対策です。この壁を乗り越えるには、常にキーワード学習で筆記試験の解答が書けることを確認してください。
以上でいくつかの壁を書きましたが、1つ目の壁が最難関です。1つ目の壁さえ乗り越えれば、あとは楽です。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
口頭試験では、貴方だけの諮問がある。
きょうは、口頭試験について書いてみます。
口頭試験は、説明コーナー(←クリック)で説明したように貴方の業務経歴票と筆記試験の解答を見ながら行われます。そして、定番の諮問と貴方だけの諮問が行われます。定番の諮問は、市販の書籍などを購入すれば、模範解答が書いてあるので対応可能です。口頭試験までに模範解答を暗記してください。定番の諮問は、誰でも対策しているので受験生の間で違いが出ません。定番の諮問では、合格が決まらないと思ってください。なぜなら受験生の全員が対策済みだからです。対応しておくのが当たり前だからです。逆に準備しない人は、全員不合格と思ってください。準備できるのに準備しない人は、不合格になるのが当然です。
重要なのは、貴方だけの諮問です。下記の「5.」と「6.」です。
- 毎年繰返される定番の諮問
- 今年度においては、全員に諮問される問題
- 同じ受験部門においては、全員に諮問される問題
- 同じ選択科目においては、全員に諮問される問題
- 貴方の筆記試験の解答や業務経歴票から諮問される問題
- 諮問で解答内容から派生して質問される問題
合否のほとんどは、この「5.」と「6.」の項目で決まると思ってください。
貴方だけの諮問は、貴方の業務経歴票と筆記試験の解答を見ながら、誰かに助言をもらうしかありません。助言をもらいながら、模範解答をしっかりと作成して試験にのぞめば合格可能です。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
キーワード学習の注意点です。
ついに平成26年8月3日(日)の筆記試験まで300日を切りました。順調に勉強は、進んでいますでしょうか?
300日を切ったと言っても、あと298日あります。まだ余裕があります。合格に向けて頑張りましょう。
ただし、キーワード学習を始めて無い人は、1日1個で試験に間に合いません。1日2個の実施で計画してください。1日2個であれば、来年春から始めても大丈夫です。
ただし、キーワード学習の注意点です。1日に何個キーワード学習ができるかは、事前に確認してください。できない計画では、努力がムダになります。人によっては、独学だと1日2個できない人もいるようです。
それと「課題」と「問題」は、きちんと区別して学習してください。いまのうちに区別しておかないと、本番試験の時に「課題を書きなさい」や「問題点を書きなさい」の時に正しい答えが書けません。すなわち、不合格です。
「将来動向」も記述が大変でしょうが、頑張って記述してください。「将来動向」は、最も技術士らしい内容です。書けない場合は、厳しい結果になる事も考えられます。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
長文問題(要求項目の多い問題)は、解答を書くのが容易です。
貴方は、技術士試験の筆記試験で長文問題が対処しやすいとご存知でしょうか? 例えば、試験問題が、2ページの長文や3ページの長文になっている場合などは、問題の要求項目が多いため容易に解答を書くことができます。例えば次のような問題です。
問:〇〇の原理を説明して、課題を3件挙げて、貴方の考えを述べよ。(解答は1枚以内)
この場合は、解答の文書構成は、問題の要求項目に合わせて次のようになります。
1、〇〇の原理
・・・・内容・・・・
2、課題
(1)課題1
・・・・内容・・・・
(2)課題2
・・・・内容・・・・
(3)課題3
・・・・内容・・・・
3、私の考え
・・・・内容・・・・
それぞれについて、内容を4行書き込むとすれば、内容の記述行数が、4行×5=20行になります。さらに項目が6あるので全行数は、26行になります。解答用紙は、24文字×25行=600文字の原稿用紙なので、「1、〇〇の原理」を3行の記述にして解答にします。このように文書構成を作成すれば、必ずB評価以上を獲得できます。そしてB評価をA評価にするには、現在勉強しているキーワード学習の知識を折込みます。
これに対して問題文が短い場合は、問題の要求項目が少ないため、解答を書くのが困難になります。例えば次のような問題の場合です。
問:〇〇について貴方の考えを述べよ。(解答は1枚以内)
この場合は、解答の文書構成が、下記だけになります。
1、私の考え
この項目以外は、自分で考える必要があります。そして、多くの人が、記述項目を考えだすのに苦労するのです。
皆さんは、長文問題が出題されたら解答を簡単に書けると思って頑張ってください。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
貴方の論(考え)の構築に最適な三分割展開法。
貴方は、『感想文』『報告書』『論文』の記述の違いについて理解しているでしょうか?
感想文は、貴方の感じた思いを記述する文書です。
報告書は、貴方の知った事実などを記述する文書です。
論文は、貴方の論(考え)を記述する文書です。
そして技術士の筆記試験は、記述式の試験の一種である論文試験です。そのため、貴方の論(考え)を記述する必要があります。さてこの論(考え)の記述ネタが、キーワード学習です。そして記述力を高めるのが、三分割展開法による勉強です。
受験生の多くは、自分の論(考え)を記述するのが苦手です。それは、今まで受験してきた資格試験などが、知識試験(暗記試験)だからです。
このコラムを読んでいる貴方は、三分割展開法でしっかりと自分の論(考え)を構築してください。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
技術士らしい検討とは。
貴方は、比較検討で次のような検討をしているだろうか?
A案 | B案 | |
判断条件 1 | 〇 | × |
判断条件 2 | 〇 | △ |
そして、貴方は、「技術士らしく比較検討してA案に決定した」と記載してないだろうか?
しかし、この表は、検討ではありません。単なる比較説明です。何故ならば、誰が考えてもA案に決めるからです。ここでB案に決める人は、いません。A案に決めるのが必然なのです。
では、技術士らしい比較検討とは、どのような検討かと言うと下記になります。
A案 | B案 | |
判断条件 1 | 〇 | × |
判断条件 2 | × | 〇 |
この場合は、どちらの案にも「×」があります。この両案を比較説明して一つの案に決めた場合は、技術士らしい検討になります。これが技術士らしい比較検討なのです。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
課題解決能力とは。
きょうは、課題解決能力について書いてみます。
課題解決能力は、次のように規定されています。
概念 | 内容 | |
課題解決能力 | 社会的なニーズや技術の進歩に伴い,最近注目されている変化や新たに直面する可能性のある課題に対する認識を持っており,多様な視点から検討を行い,論理的かつ合理的に解決策を策定できる能力 | 「選択科目」に係わる社会的な変化・技術に関係する最新の状況や「選択科目」に共通する普遍的な問題を対象とし,これに対する課題等の抽出を行わせ,多様な視点からの分析によって実現可能な解決策の提示が行えるか等を問う内容とする。 |
ここでどのように解釈するかと言うと、課題を提示してその課題に対する解決策を具体的に示せるかどうかだと考えて下さい。なおここで、提示するのは、問題で無く課題であることに注意してください。多くの人は、課題と問題を区別できないでいます。正しく区別できない場合は、不合格です。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
8月4日実施の必須科目(択一式)の解答解説準備中。
現在、技術士試験の筆記試験で実施された必須科目(択一式)の解答解説を10月下旬の完成を目標に作成中です。なぜ現在作成しているかといいますと、口頭試験で諮問される可能性があるからです。例えば次のような諮問をされた時にどのように解答しますか?
【試験官】貴方は、ご自分の専門分野の必須問題で間違えられましたね。何故ですか?
【試験官】貴方は、試験が終わってからなぜ間違えたのか調べなかったのですか?
おそらく絶句するだろうと思います。そして、頭の中が真っ白になり、20分間と言う短時間の口頭試験内で挽回できずに試験終了です。「昔のように試験時間が長ければ、挽回できたのに」や「事前に正しい解答を調べておけばよかった」と後悔しても後の祭りです。来年の3月の不合格通知を見て、また始めから勉強のし直しです。(また1年間の勉強です)
このような事にならないように、JESでは、今年の8月3日(土)と4日(日)に実施された必須科目(択一式)の解答解説を準備中です。解答の解説を見て「どのように考えれば正解できたのか」と「諮問されたらどのように解答するか」を事前に準備しましょう。
場合によって、11月になるかもしれませんが、完成したらこのコラムで連絡します。必要な人は、公表されたらすぐに申込んでくださいね。楽しみにお待ちください。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
応用能力を文書で表現するには。
きょうは、応用能力について書いてみます。
応用能力は、下記のように書かれています。
概念 |
内容 |
|
応用能力 |
これまでに習得した専門的知識や経験等に基づいて,与えられた条件に合わせて正しく問題点を認識し,必要な分析を行ない,適切な業務プロセスや留意すべき内容を説明できる能力 |
「選択科目」に関係する業務に関し,与えられた条件に合わせて,専門的知識や実務経験に基づいて業務遂行手順が説明でき,業務上で留意すべき点や工夫を要する点等についての認識があるかを問う内容とする。 |
簡単に言えば、実務に使えるように記述できるかどうかだと理解してください。教科書に書いてあるような内容では、ダメだと言う事です。
例えば、具体的な数値を記載することや、失敗しないように注意すべきことなどを記載できるかどうかが問われていると理解してください。
何故ならば、技術士は、研究者や評論家で無く実務家だからです。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
技術士が持っている高度な専門知識とは。
博士と技術士の専門知識について、比較されることがあります。技術士の専門知識は、実務に使える知識でなければなりません。技術士に比べて博士の専門知識、特に理学博士の知識は、今すぐに実務に使えるかどうかを問いません。工学博士の知識においても、実験室レベルの知識で問題ありません。
JESには、大学の先生や民間企業の研究者も受講生として学習しています。この時まず始めに確認するのは、専門知識が、実務に使える知識かどうかです。実務に使えない知識であれば、どれだけ高度な知識でも技術士としては、不要になります。
なぜこのようになるかと言うと、技術士の知識を必要としているのは、会社経営者だからです。
貴方が、研究職である場合、「技術士は、高度な専門知識を持った実務家」であることに注意して、受験準備を進めてください。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。
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