坂林和重の技術士試験コラム
2013年3月
最終判断は、指導者が行うのがベスト。
あなたは、「受験申込書及び業務経歴票」・「筆記試験対策」・「口頭試験対策」が合格できるレベルになったかどうかを誰に判断してもらっていますか?
もし自分で判断しているのであれば、誰かに見てもらう事をお勧めします。なぜかと言うとあなたが初めて受験するのであれば、正しい判断かもしれません。しかし、複数回受験しているのであれば、判断が間違えているのを過去の試験結果が証明しています。
JES技術士セミナーにおいては、受講生の意見を聞きながら最終判断を講師が行っています。例えば、3月と4月は、「受験申込書及び業務経歴票」と「キーワード学習」です。なるべく早く「受験申込書及び業務経歴票」を終了して「キーワード学習」に専念するように担当講師が判断しています。なぜなら、受験生本人は、良く分からずにとにかく不安だからです。
みなさんも正確に判断してくれる人に指導をもらって効率的に勉強してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
すでに技術士試験は、始まっています。
720文字で記述する業務ですが、簡単に書けると思っている人もいるようです。簡単に書けると思っている人は、厳しい結果が待っています。安易に記述すれば、口頭試験で質問攻めになり、撃沈するのが予想されます。なぜなら、口頭試験のはじめに5分間前後で説明を求められると思うからです。
720文字で記載する業務は、技術士らしい業務から選ぶのが必須です。技術士らしい業務とは、単発的な業務でなくプロジェクトとも言える程度の業務が普通です。そのため最低でも1年程度の期間にわたって行った業務になるはずです。場合によっては、数年のときもあると思います。
そのような大きな業務であるのに720文字で全てを理解できるように記述する必要があります。本来であれば、数百ページにわたる報告書にまとめる値打ちのある業務かもしれません。それをほんの720文字で表現するのです。しかも図表を使わずにです。試験官に理解をしてもらえなければ、不合格です。
720文字で記述する業務は、「てにをは」に至るまで細心の注意を払って記述すべきです。推敲は、2人程度で最低3回以上行うべきです。できればベテランの人と2人で5回以上の推敲が望ましいと思います。どのような質問をされるか考えながら推敲をしてください。
受験申込書及び業務経歴票の作成から受験が始まっていると理解して頑張ってください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
貴方は指摘を是正する人ですか?でもそれではダメ。
あなたは、何か指摘されたらどのように考える人でしょうか?指摘された事について是正して指摘者に返す人でしょうか?
しかし指摘を是正して返すのでは、単なる担当者です。指導的立場にある技術責任者(=技術士)とは、言えません。指摘されたことを考えて是正するのは、当然です。技術責任者(=技術士)は、1を聞いて2を考え、2を聞いて4を考える人でなければなりません。あるいは、考えようとする人でなければなりません。(ことわざに「1を聞いて10を知る」というのがありますが)
そういう意味で何か指摘されたときは、壁にぶつけたボールのように直ちに指摘項目だけを是正して返すのは不適切です。指導的立場にある技術責任者(=技術士)のあなたは、指摘された文字を見るので無く指摘された意味を読み取り、指摘されて無い部分も考えて下さい。あるいは、考えるように努力してください。
なぜならば、技術士試験(考え方試験)の勉強は、考えるのが勉強だからです。指摘を是正して正しくするのは、一般の資格試験(知識試験)における勉強です。
なお是正して直ちに返信するのは、業務において有効です。なぜなら業務は、個人の能力向上よりも効率的な結果を重視するからです。業務は、結果とスピードが重要です。勉強は、結果やスピードよりも途中経過が重要です。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
勉強をするならモチベーションを高くして。
みなさんは、モチベーションを高くして勉強していますか?勉強の成果を出すには、モチベーションを高くする必要があります。例えば、やる気のない勉強では、時間だけ過ぎて何も残りません。何か成果を出すときに必要なのは、能力とモチベーションです。
能力×モチベーション=成果
ここで掛け算になっているのは、いずれかがゼロのときに成果が出ないことを意味しています。一般的に能力は、急激に変化しません。例えば、1日にして何かの達人に成る事ができないのと同じです。能力は、安定要因(ゆっくり上昇)です。しかし、モチベーションは、日々0~100%の間で急激に変化します。すなわちモチベーションは、コントロールすべき変動要因です。
ではモチベーションが高くなるのは、どのようなときでしょうか?それは、目的や目標が明確になってうまくいっているときモチベーションが高くなります。目的や目標が理解できないときや何をやってもうまくいかないときは、モチベーションが下がります。
もしモチベーションが下がっていると思ったら、技術士試験の合格後を思い描いてください。目的や目標が明確になります。さらに簡単な勉強をして成果をだすと、モチベーションが上がります。モチベーションを高くしてから難しい勉強に取り組んでください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験の勉強は、毎日やっていますか?絵日記状態ですか。
貴方は、子供のころに夏休みの宿題をいつやりましたか?多くの人は、夏休みの最後の日に必死で終わらせると聞きます。また、絵日記です。毎日やるべき絵日記も夏休みの最後にまとめて書く人が多いと聞きます。夏休みの終わりには、1か月間のお天気を問合せる人が多いと聞きます。
これは、1カ月以上の夏休みの中で実際に勉強するのが、最後の数日だけという状態です。
貴方は、技術士試験の勉強をどのように進めていますか?ひょっとして、子供のころの絵日記状態ですか?
もし今でも長い期間の中で納期の最後に完了させる習慣が抜けない人は、やり方を変えてください。絵日記であれば、1カ月の最後に完了も何とかできます。しかし、技術士試験は、ダメです。どんなに「私は技術士試験に合格したいです。真剣に合格したいと思っています」といっても絵日記状態では、合格できません。
技術士試験は、難関試験と言われていますが、やるべき事をやれば合格できる試験です。しかし、やるべき事をやらなければ不合格です。技術士試験は、絵日記と違うのです。
JESの担当講師は、受講生に厳しい要求を言います。それは、受講生の勉強を絵日記状態にしないためです。受講生が、その厳し要求に応えてやるべき勉強をするから合格するのです。
貴方も今年の技術士試験合格を願うのであれば、厳しさを求めて勉強してください。
では、合格に向けて一緒に頑張りましょう。
どれだけ努力しても不合格になる理由は。
「孫子の兵法」に「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」というのがあります。この事は、技術士試験においてもあてはまります。
「敵」とは、技術士試験です(敵というより一つの目標という方が適切かもしれませんが)。そして「己」は、あなた自身です。
技術士試験は、難関試験と言われています。しかし、難関試験といえども合格のために求められている能力があります。そして、あなたは、その求められている能力を発揮するれば合格です。試験の合否判定は、受験生全員に平等なのです。難関試験だから不合格なのでなく、あなたが、求められている能力を理解せずに受験している、だから不合格なのです。
例えば、「受験申込書及び業務経歴票」の重要性です。不合格になる人は、重要性を理解できていません。提出すればよいとしか考えていません。またさらに技術士試験が求めている論理的考察力です。応用能力です。不合格になる人は、求められている能力が正しく理解できていません。だからどれだけ努力しても不合格なのです。ムダな努力を繰り返しているのです。
今年の合格を目指している人は、敵を知り己を知ることで「どうすれば合格するか」を知ることです。そうすれば、貴方は、今年の試験で合格できます。(それとも同じことを繰り返しますか?)
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
貴方の合格の可能性は何%か?
みなさんは、どれだけ勉強されているでしょうか?
みなさんが、勉強量を定量的に判断する基準を説明したいと思います。
判断基準は、キーワードシートの作成枚数です。1枚のシートには、1個のキーワードに対して「原理原則基礎技術」「課題」「問題点」「将来動向」を記述してください。300個超のキーワードを目標にしているので、原稿用紙で300枚超のキーワードシートを目標にしてください。さてキーワードシートは、何枚作成できましたか?
1個のキーワードに対するシートは、複数枚作成しても1枚とします。(Maxで1枚ということです)1個のキーワードで1枚にならない場合、面積で枚数を換算します。例えば、原稿用紙1枚の50%を記述していれば、0.5枚とします。1枚の10%を記述していれば、0.1枚とします。以上の計算方法でキーワードシートを集計したときに300枚にどこまで到達していますか?
100枚以下の人は、このままでは絶対に不合格です。過去に合格した人が0人なので極めて厳しいです。根本的な対策をしてください。幸運で合格することなどありません。このままで受験すれば、合格の可能性は、限りなく0%に近いと思ってください。
100~200枚の人は、合格できるかもしれません。しかし全国平均の合格率14%よりも少し高い程度かもしれません。たぶん20~30%程度かもしれません。よほど優秀な人であれば、合格できるかもしれません。
200~300枚の人は、合格する可能性があります。このまま頑張ってください。キーワードシートを暗記する時間も考えて、出来るだけ早くに300枚に到達してください。しかし今の時点での合格の可能性は、40%を超えた程度と思ってください。まだ不合格の可能性の方が高いです。
300枚超に到達した人は、キーワードシートの充実と暗記に頑張ってください。新しく得た情報を追記して暗記することの繰り返しです。筆記試験を楽しみに頑張ってください。
5月からは、キーワード学習の知識を使って合格論文の作成方法を学習します。逆に言えば、キーワード学習の知識無しには、合格論文の作成方法を学んでも意味がありません。ジグソーのピース無しでジグソーパズルをするようなものです。ピース(知識)無しで合格論文というジグソーパズルは、作成できません。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士らしい人材とはどのような人か。
先日、技術士らしい人材になるのが、正しい技術士試験対策と説明しました。それでは、技術士らしい人材とはどのような人だと思いますか?
技術士らしい人材とは、次のような人です。あるいは、次のような人を目指す人です。
1、実務家です(研究者ではありません。評論家でもありません)
2、何か専門分野を持っている高級技術者です(自分以外の人の専門知識を活用するマネージャーではありません)
3、技術指導の出来る、あるいは、プロジェクトリーダーの出来る技術責任者です(自分の仕事だけを考える担当でありません)
4、企業の経営者や自治体の首長に将来像を考えた技術的助言のできる人です(今後の有るべき姿を語る事のできる人です)
5、公衆の利益を考えて行動する人です(考える範囲の広い人です)
6、自分から積極的に行動する人です(待ちの仕事をする消極的な人でありません)
7、トラブルを自責として、他責にしない、困難を乗り越えて結果を出す人です(失敗を周りの責任にして自分は努力しない人、トラブルがあると結果の出せない人でありません)
8、周りの意見をよく聞き自分で考える人です(独善的であったり、自分で考えない思考停止の人でありません)
9、自己研鑚をして自分で成長できる人です(過去の技術者でなく現役の技術者であり続けようとする人です)
10、好奇心旺盛で新しい知識・知見を常に吸収する人です。
上記「1、~10、」のいくつかが当てはまり、そして、いくつかが当てはまらずとも目指している人が、技術士にふさわしい人材です。8月の筆記試験で「あなたの考えを述べよ」の問題のときに上記の考えが文面に出ます。11月~12月の口頭試験のときに質疑応答で貴方がどのような技術者か試験官は見ています。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
720文字で詳細に記述する業務に何が必要か?
720文字で詳細に記述する業務ですが、業務の成果だけを書く人が多いようです。しかし、業務成果だけを書いてはいけません。確かに「こんなすごい実績を出しました」は、迫力があります。
ですが、その成果は、貴方だからできたことですか?それとも誰でもできたことですか?さらに言えば、貴方の努力でできたことですか?それとも何もしなくても幸運だけでできたことですか?
すなわち詳細に記述する業務は、貴方の技術士にふさわしい能力があったからできた成果だと試験官に理解してもらう必要があります。あなたの技術士にふさわしい能力とは、何をどのように考え判断したか思考のプロセスです。
詳細に記述する業務は、貴方がどこまで緻密に考えて業務を実行したかを記述して「だから技術士にふさわしいので技術士として認めて下さい」と記述するのです。
成果だけを書いたのでは、「幸運でできた誰でも出せる結果ですか?」と言われてしまうのです。
業務成果を出すまでにどのような考え方で進めたかを書いてください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験の学習で合格のための小手先テクニックは。
技術士試験の受験対策が、とにかく何も考えずに試験に合格するテクニックを覚えることと誤解している人がいます。確かに試験に合格するために学習するのですが、試験の目的に合わせて学習するのが、真の受験対策です。
試験の目的は、受験生が技術士にふさわしい人材かどうかを判定することにあります。そのため、技術士試験の受験対策は、受験生に技術士にふさわしい人材になって戴くことが正しい学習です。JES技術士セミナーの全ては、この技術士にふさわしい人材になって戴くことがベースです。
例えば、「受験申込書及び業務経歴票」の書き方指導です。受験生は、技術士にふさわしい業務をしているにもかかわらず、自分で気づいていません。なぜなら、自分で普通に出来る事なので普通の事だと思っています。受験生本人の気づかない技術士らしい業務を試験官に正しく伝わるように指導するのが、JES技術士セミナーの書き方指導です。
またさらに、筆記試験対策です。筆記試験対策は、受験生の持っている能力や知識をどのように表現すれば、合格できるかを指導します。貴方は、すでに技術試験に合格できる能力があるのに合格できないでいるのです。別の言い方をすれば、試験問題は、受験生に貴方のどの様な能力や知識を求めているかを理解してもらいます。
口頭試験においても同様です。どのような考え方や言動が、技術士にふさわしい人材かを理解してもらいます。そして求められている言動が、出来るようになるのが、受験対策になるのです。
このように受験生が、技術士らしい人材になれば初めて見る問題に遭遇しても必ず合格します。なぜなら、すでに技術士としての能力を発揮している人は、試験官もその能力を認めて合格と判定するからです。
もし技術士試験対策が、小手先テクニックと思っている人は、試験の合格までまだ時間がかかると思ってください。そして技術士としての考え方や言動を発揮しようと学習している人は、試験の合格も近いと思って楽しみに勉強してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
あなたは、本当の事が知りたいでしょうか?
真実は、ほろ苦いと言うのをご存知でしょうか?
例えば、みなさんは、「本当のことを教えて下さい」と言われて本当のことを話したら、相手が怒り出したという経験があると思います。
JESのセミナーでも毎年20人に1人程度の人が、講師とトラブルでセミナーに来なくなることがあります。これは、私(坂林)が、講師の皆さんに「言葉を優しく、しかし妥協せずに指導をお願いします」とお願いしているからです。受講生の提出した文書が、赤ペンで真っ赤になって返却されます。受講生の皆さんとしては、数時間かけて作成した文書を真っ赤にされて心穏やかで無いのだろうと思います。よく理解できます。
それでも、私(坂林)は、講師の皆さんに「言葉を優しく、しかし妥協せずに指導をお願いします」のお願を続けるつもりです。たとえその結果として20人に1人のトラブルが発生してもです。
JESのミッションは、受講生に技術士試験に合格してもらう事です。気持ち良くなって戴くことでありません。もし大量に赤ペンを入れてトラブルになる人は、「まだ周りの意見を吸収する準備の出来て無い受験生」と判断しています。周りの意見を聞く準備ができてから再度受験してもらえればと願っています。
このコラムを読んでいる皆さんも、短期間に技術士試験合格を目指しているのであれば、赤ペンを遠慮なく入れてくれる指導者を見つけることです。なぜならば、あなた自身の気づけない弱点補強(赤ペン)が、最短の合格ルートだからです。真実は、ほろ苦いと覚悟して今年の合格を目指してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
受験申込書と業務経歴票は、想定質問と模範解答を考えて記述する。
皆さん業務経歴票は、かけていますか?
JESでは、3月でほぼ下書きが完成します。4月から第2段階に入ります。特に重要なのが、「専門とする事項」に適合した約10年間の業務です。あなたが、入社したての頃の業務を質問しても意味が無いと試験官は、判断します。ですが、最近10年間については、質問します。特に受験条件の7年間や4年間は、厳しく質問します。どのような質問をされても良いように、充分資料集めをしてください。技術士法第二条を折り込むのは、必須項目です。
JESでは、想定質問と模範解答を考えながら業務経歴書を作成します。実際に模範解答を作成するのは、8月~10月になりますが、今の時点で模範解答を作成できる確証だけは、確認しておきます。
それから、有力な資格・特許・学会発表などは、もれなく記述してください。採点官が、貴方の技術レベルを高く評価する材料になります。すなわち採点官は、安心して合格点を出せます。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士らしく話し記述するには、必要な事がある。
勉強は、順調に進んでいますでしょうか?
ある人から「技術士らしさ」についてアリストテレスの話を伺いました。アリストテレスは、相手を納得させるためには、下記が重要だと説いています。
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logos(ロゴス、言論) - 理屈による説得
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pathos(パトス、感情)- 聞き手の感情への訴えかけによる説得
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ethos(エートス、エトス、人柄)- 話し手の人柄による説得
確かに結論だけを説明したのでは、ダメです。論理立てて説明しなければ、相手は納得しません。これが、logos(ロゴス、言論)です。
また、TPOを考えて聞き手の心に響く内容でなければ相手は納得しません。相手の聞きたい事を気持をこめて話せば、相手に納得を得られます。これが、pathos(パトス、感情)です。
そして、貴方の印象です。聞き手があなたを専門家と理解して信頼を寄せれば、聞き手も納得しやすくなります。これが、ethos(エートス、エトス、人柄)です。
これらがそろうと相手も納得します。例えば、技術士試験の「筆記試験」です。筆記試験は、論理立てて、出題者の意図を理解して、専門的な内容で記述すれば、採点者の納得を得られて合格できます。「受験申込書及び業務経歴票」や「口頭試験」も同様です。ぜひ、参考にしてください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
キーワード学習の品質を自分で確認する方法は。
キーワード学習は、進んでいますでしょうか?
キーワード学習の品質を時々は、自分で確認して下さい。どのように確認するかというと過去問題を1問準備します。そしてその問題に必要な調査済みキーワードシートを3~4枚だけ横に置きます。そして、キーワードシートを見ながら問題を解答できるか確認します。キーワードで調べた内容を転記するだけでほぼ解答できればキーワード調査の品質に問題ありません。
しかしキーワード学習で調査した内容だけで解答できない場合、キーワードシートの内容に調査不足があります。このままで5月から論文添削を受けてもムダです。なぜかと言うと論文というジグソーパズルを作成するピースが不足しているのです。
論文は、ジグソーパズルです。そして論文添削は、ジグソーパズルの作成方法を勉強するイメージです。そしてキーワード学習は、論文を作成するジグソーパズルのピースをそろえるイメージです。
ピースの無いジグソーパズルは、永遠に完成できないのです。すなわち、不合格です。
不合格にならないためには、5月から始まる論文添削の前に至急キーワード学習を充実させてください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験に合格するには、あと一つ必要な事が。
技術士の受験生で長時間勉強すれば合格できる(?)と思っている人がいます。しかし、技術士試験は、勉強時間に比例して合格することなど、ありません。勉強時間に比例して合格する試験は、暗記すべき事が大量にある試験です。
暗記することが大量にある試験は、勉強時間と共に暗記した量が増えて合格に近づきます。「勉強時間=暗記時間」です。
技術士試験は、暗記すべき事が少ないです。キーワード300個超における「1、原理原則基礎技術」「2、課題」「3、問題点」「4、将来動向」と「ひな型論文」と「合格論文機械的作成法」のこれだけ暗記すれば良いです。(逆に言えば、暗記しなければ、不合格です)
しかし、技術士試験に合格するには、あと一つ必要な事があります。それが、技術士らしい考え方です。この技術士らしい考え方は、勉強時間に比例しません。勉強する前から技術士らしい考え方の人もいます。そのような人は、暗記すべき事が終了すれば、その時点で合格できます。ですが、技術士らしい考え方がダメな人は、何年勉強しても不合格です。今年も不合格です。
キーワード学習など暗記すべき事が終了しても合格しない人は、技術士らしい考え方を勉強してください。(念のため、暗記が終了して無い人は、暗記必須です)
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験の準備は、第2段階に入りました。
技術士試験の準備は、第2段階に入りました。第1段階は、「受験申込書及び業務経歴票」に書くべき内容や書くとダメな内容を理解しました。さらに、口頭試験での試験官への質問誘導について理解しました。
第2段階では、具体的な「受験申込書及び業務経歴票」の作成です。作成に際して集めた情報からより合格に有利な情報を選択して合格に有利な記述を実施してみます。実際に記述してみると、案外難しいのが現実です。
一般的に「受験申込書及び業務経歴票」は、担当講師と二人三脚で5回程度の推敲を重ねます。プロと5回もの推敲を重ねた「受験申込書及び業務経歴票」は、誰が見ても技術士にふさわしい人材と評価される内容になります。あなたの真の力が正確に表現された書類になるのです。
会社の代表者印が必要なので準備できるのは、4月中旬までです。あと1カ月、頑張りましょう。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
課題と問題点を区別して書ける人は、少数です。貴方は?
キーワード学習で注意してほしいのですが、次の問題をきちんと書き分けることができるか確認して下さい。
1、「・・・課題を3つ挙げてあなたの考えを述べよ」
2、「・・・問題点を3つ挙げてあなたの考えを述べよ」
違いは、課題と問題点です。設問の要求が違うので、解答も違います。しかし課題と問題点を区別できる人が20人に1人程度です。残りの19人は、区別して無いので上記問題が出題されたときに書き分けることができずに不合格となります。なぜなら要求を満足した解答になって無いからです。
JESでは、これを是正するのにキーワードシートを書いて提出してもらい指導しています。何故ならば、言葉で説明すると正しく説明できるのに、文書にすると正しく書けない人が大半だからです。
このコラムを読んでいるあなたは、大丈夫ですか?課題と問題点の違いを正しく説明できても具体例で正しく区別して書く事ができますか?
できると思っている人も、誰かに見てもらってください。大多数の人は、出来て無いと思います。
試験の近くになって気づいても手遅れになるだけです。時間を無駄にしないように早めに確認することをお勧めします。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
貴方は、苦手な事から逃げていませんか?
勉強とは、苦手な事の克服です。貴方は、勉強しなければならない事で何か後に回している事は無いですか?不合格になる人は何か苦手な事があると理由を作って後回しにします。今やるべき勉強は、下記になります。
1、貴方のジョブ分析
2、貴方の得意分野の分析
3、業務経歴票の記述と推敲
4、キーワードシート300枚超の作成
5、キーワードの解説の暗記
この中で1つでも逃げている事があれば技術士試験は、残念な結果になります。
仕事などは、自分の得意な事に集中しても良いと思います。なぜなら仕事は、チームプレーだからです。仕事は、チーム全体で最高のパフォーマンスを発揮すればよいのです。
ですが、勉強は、個人プレーです。試験会場でチームプレーなど発揮できません。試験会場では、全てを貴方一人で処理しなければならないのです。貴方ただ一人での能力確認が試験なのです。
勉強とは、苦手な事の克服です。もし貴方が、苦手な事から逃げているとすれば、逃げている間は試験に不合格です。苦手な事から逃げる技術責任者など不要です。例え、万人が納得する理由を考えだしても結論は、変わりません。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
試験の情報交換をすれば、合格に有利です。
JESセミナーでは、同じ受験部門の人は、同じグループで勉強します。これは、合格するのに有利になるからです。有利になる理由は、受験生どうしで情報交換できることです。なぜなら、困っている事がほぼ同じだからです。例えば、キーワードで将来動向を調べるのは、一人では大変です。ですが、仲間がいれば情報交換できます。積極的に名刺交換していつでも連絡を取り合っています。
さらに受験生どうしで予想問題を作ることもできます。複数人で話し合いながら予想問題を作れば、高精度の問題が完成します。
口頭試験でも良い事があります。口頭試験の試験官は、試験官会議でどの様な事を質問するか質問リストを作成します。なぜなら、同じ質問をして解答できる人を合格とし、解答できない人を不合格とするためです。そのため先に受験した人から情報をもらえば、事前に模範解答を準備できます。
上記以外でも受験生どうしで試験の情報交換をすれば、合格に有利です。みなさんも同じ受験仲間を見つけて合格を果してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験に合格する理想的な業務内容とは。
業務経歴票に記載する業務は、技術士法第二条に沿って記載するのが必須です。もし沿って無ければ、「技術士にふさわしくない業務内容」として不合格になります。そして、「技術士=技術責任者」ですから、責任者らしい内容で記載してください。さらにもし可能であれば、部下に技術的指導を行っている業務内容が良いと思われます。なぜなら技術的責任者だからです。
さらにベテランである技術責任者は、1つの仕事だけをしているのは、不自然です。同じ年度の中に複数の仕事(例えば、研究と設計など)を実施しているはずです。
以上を考えたときに30歳前後の人の受験は、よほど十分に検討して業務経歴票を記載しなければ、技術責任者に見えません。もし貴方が、30歳前後であれば、現役の技術士に十分に指導を受けながら記載してください。
逆に50歳前後の人は、部下に技術的指導を行っているのが当然とみられます。もし技術的指導を行って無い人は、十分検討して業務経歴票を記載してください。貴方が、技術責任者に見える必要が有ります。そうでなければ、技術士に不適格として不合格になります。
この内容は、口頭試験での受け答えでも同様です。過去に口頭試験で不合格判定の人は、今のうちから技術責任者の質疑応答を研究してください。一夜にして自分の受け答えの癖は、変更できないからです。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験は、積極的な人が合格します。それは。
貴方は、積極的に考えて行動していますでしょうか?このコラムでは、「技術士=技術責任者」と説明しています。責任者とは、積極的に考えて行動するのが常です。例えば、自分の部下が業務でトラブルの時どうするでしょうか?消極的でしょうか?積極的でしょうか?もちろん部下が解決できる問題のときは、そのまま部下に任せるでしょう。しかし、解決困難と判断したときは、積極的に問題解決のため行動します。責任者とは、行動的です。
そして貴方は、「技術士=技術責任者」になろうとしています。積極的でなければなりません。「技術士試験に合格してから積極的になります」という考えは、ダメです。その時の試験官の判断は、「技術士らしく考えて行動できるようになってから再度受験してください」と判定されて不合格です。もし消極的な責任者がいたら本人もその部下も不幸になるからです。
なぜ積極的か消極的かが、試験に影響するかというと技術士試験が考え方試験だからです。もし技術士試験が、知識試験であれば別です。知識試験であれば、問題の答えを知っていれば合格で知らなければ不合格です。すなわち知識試験は、暗記力の確認試験です。ですが、技術士試験は、考え方試験です。試験問題は、「あなたの考えを述べよ」と出題されます。そして解答は、貴方の考えを記述した論文となります。
だから貴方の考えが、試験の合否に影響するのです。「技術士=技術責任者」になろうとしている貴方は、試験勉強においても責任者らしく積極的に考えて行動してください。あなた自身が合否を決めていると自覚して頑張ってください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
セミナーでは、「受験申込書及び業務経歴票」を書き始めました
今日からJESセミナーでは、「受験申込書及び業務経歴票」を書き始めました。みなさんは、いかがですか?記入には、いくつもの注意事項があります。例えば、部長・課長と書いても空白よりましという程度で、あまり御利益が無いと説明しました。効果的な表現にしてください。業務内容も効果的な表現があります。試験官が、貴方を合格させたいと思う内容にしてください。
それと業務経歴は、学校を卒業してから現在まで連続で記載して下さい。断続で書くと「書けない事の有る受験生」と判断されます。事実として書けない事があるから書かないのでしょうが、試験官に悪い印象を与えます。
ここのコラムでは、多くの注意事項をお知らせしました。すばらしい「受験申込書及び業務経歴票」を完成させてください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
キーワードを抽出しただけでは、ダメです。
今日は、3月9日です。筆記試験まで147日です。キーワード学習は、どこまで進みましたか?原稿用紙で300枚を超えている人が、すでに何人もいます。ノートであれば、300ページを超えている状態です。貴方も現状で100枚を超えていたいですね。
念のためですが、「キーワードを300個抽出した」は、ダメです。抽出だけでは、何もやってないのと同じです。1個1個のキーワードを三分割展開法でキチント調べたページ数で300枚超えを目標にしてください。たとえキーワードを600個抽出しても800個抽出しても、あるいは、1,000個抽出しても、抽出しただけでは、時間の無駄です。
なおページ数で数えるときに便宜上ですが、1ページの半分まで書いてある場合は、0.5枚と数えて下さい。1ページ以上の場合は、全て1ページとして下さい。そして300個のキーワードを何ページ調べたか数えてください。そのページ数がどうなったか下記と比較してください。
0~100ページ:たぶん不合格です。(今まで合格した人がいません)
100~200ページ:過去に極めて優秀な人で合格した人が何人かいます。過去に合格した人は、2万人~3万人の企業で技術責任者の技術部長さん(または、同等の人)でした。
200~300ページ:合格する可能性があると考えても良いです。
300ページ以上:ここまでくれば、かなり合格の可能性があります。
キーワード学習は、キーワードの内容を調べて原稿用紙に書くのが勉強です。キーワードの抽出は、勉強の事前準備です。まだ勉強前の状態です。
今年の合格をあきらめている人は、キーワードの抽出でも良いでしょう。しかし、今年合格したい人は、やるべき事をキチントやりましょう。合否を決めるのは、貴方です。試験官では、ありません。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
効率的に勉強するために、目的意識を持ってください。
今日は、同じ時間勉強しても効率を上げる方法の一つを説明します。それは、目的意識を持って勉強することです。人間の感覚は、漫然と過ごす時間の場合、ただ単に時間が流れるだけになります。時間が経過しても何も残りません。
例えば貴方の昨日の時間です。どのような時間を過ごしたか思い出してください。打合せなどで目的をもって経過した時間は、覚えていると思います。ですが、何も目的を持って無い時間は、覚えていないはずです。その覚えて無い時間にも誰かと話したり、誰かとすれ違ったりしているはずです。ですが、覚えていません。
この違いは、目的を持って過ごしているかどうかで大きく影響されます。例えば、「誰かと意見が違うので説得するために一生懸命説明した」や「誰かに意見を理解したくて一生懸命話を聞いた」などは、忘れられません。
技術士試験の勉強でも同じです。キーワード学習などの目的を理解せず、ただ単に300個を超えるためにやっているのでは、効果がありません。キーワードを300個抽出して「1、原理原則基礎技術」は、なぜ必要なのか?「2、課題」は、なぜ必要なのか?「3、問題点」は、なぜ必要なのか?「4、将来動向」は、なぜ必要なのか?それぞれの目的は、DVDやその他のセミナーで説明しています。目的が理解できれば、集める情報も目的に合わせて変化してきます。効率的になります。
ぜひ、目的を理解して効率的に勉強してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
短期で勉強の成果を出す方法は。
きょうは、短時間で良い成果を上げる方法を説明したいと思います。
1、終わらせる時間を決める。
一つ目は、終わらせる時間を決めることです。誰でもそうだと思うのですが、「いつかやれば良い」という目標であれば、いつまでも終わりません。「いつか」という日は、永遠に来ないのです。何かの計画をしたとしても終わらせる日程があるからその日程を目標に頑張るのです。
2、〆切をいくつも設定する。
二つ目は、〆切効果を狙うことです。皆さんは、仕事をするときに〆切間際が一番進むと思いませんか?最後の追い込みで納期に間に合わせる感覚です。そこで〆切をいくつも作ります。毎日の〆切を作れば、毎日最後の追い込みができます。
3、何かを始めるときに全体の俯瞰をする。
三つめは、何かを始めるときに進むべき方向を間違えない事です。始めを間違えると最後に大きな間違いになります。そこで何かを始める前に全体を見て方向性を確認してから始めます。ただし、あまり正確な確認は、不要です。というよりも正確な確認をしようとすれば、スタートできません。始める前に正しい確認などできないのが普通です(だから勉強するのです)。ある程度の方向性が解ったら始めてください。多少の方向修正は、途中でできます。
4、大人の勉強は、正確に記憶する事でない。
四つ目は、正確に記憶すことにこだわらない事です。中学生や高校生の勉強は、正確に記憶する事が勉強です。例えば、円周率は、3.14です。大化の改新は、西暦646年です。中学生や高校生の勉強は、このような数値を正しく暗記することです。大人の勉強は、正確に暗記でなく知識を正しく使うことです。例えば、「円周率は、約3であり直径を円周率倍すると円の周囲長が計算できる」などと理解します。
5、常にアウトプットを考える。
五つ目は、アウトプットを考えることです。勉強した知識は、常に使うことを考えてください。経営の神様であるドラッカーは、「人に教えることほど自らの勉強に成る事は無い」と言っています。勉強した知識を使う一番簡単な方法は、人に教えることです。人に教えることができれば、理解が深まります。
以上を考えながら、早く勉強の成果を出してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
30問の質問に耐えられる受験申込書及び業務経歴票を作成する。
JESでは、3月10日(日)に2回目の有料セミナーを実施します。2月の1回目で業務の棚卸と自分の得意分野の棚卸を実施しました。2月のセミナーで受験申込書及び業務経歴を作成する準備ができました。ここで重要なのが、棚卸を見ながら口頭試験での質問を想定して受験申込書及び業務経歴を記載することです。
何故ならば、今回記載する内容をもとに口頭試験で質問されるからです。特に高等テクニックでは、質問されるところを作ってください。質問されるところがあらかじめ解っていれば、模範解答を準備できます。ただし、不明点があって質問されるのは、ダメです。興味をもたれて質問されるように工夫してください。
何しろ最大で30分間質問攻めにされるのです。質疑応答が、簡単完結明快に進んだとして30問程度の質問でしょうか?長い質疑応答は、話題が盛り上がった場合、良いですが、ほとんどの場合、長い質疑応答は、悪い傾向です。長い質疑応答は、質問の解答を1回で完了できなかったという意味だからです。1回の解答で簡単完結明快に解答すれば、1分間以内で解答できるとして30問です。
JESでは、3月と4月で30問の質問に耐えられる受験申込書及び業務経歴票を作成します。皆さんも注意深く質問される内容を想定して作成してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験の合格法を学びましょう。
昨日3/4(月)に技術士試験の合格発表がありました。合格された人は、おめでとうございます。
これから、技術士として活躍して戴きたく思います。後進の指導もよろしくお願いします。
残念な結果に終わった人は、諦めないでください。資格試験は、諦めた時がおしまいです。合格するまで諦めなければ、結論は、合格です。究極の合格のコツは、最後まで諦め無いことです。
諦めないと言っても今年も同じ勉強をしたのでは、来年も同じ結論になります。
「昨年は、あまり勉強しなかったから今年は、勉強する」と思っている人は、確認して下さい。昨年は、サボるつもりでいたのですか?そんなことは無いと思います。昨年は、一生懸命勉強するつもりだった。そして今年も一生懸命勉強するつもりだと思います。
結論を変えるには、途中のやり方を変えるしかありません。
JESでは、参加型とインターネット型のセミナーは、〆切ました。しかし、DVDで支援できます。DVDの中で説明しているキーワード学習・ひな型論文・合格論文機械的作成法・口頭試験対策を参考にしてください。DVDの中には、サクセスストーリーが収録されいます。
【論理的DVD独学攻略コース】もあります。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
【追伸】昨年以上に今年もまた合格率が厳しくなったようです。早く合格するのが得策です。
「やればできる。必ずできる」の意味と勉強判定基準。
きょうは、私がよく記載する「やればできる。必ずできる」の意味について少し書いてみます。そして勉強をやっているかどうかの判定基準も示してみます。
さて「やればできる」は、逆に言えば、「やらなければできない」という意味になります。技術士試験を受験する人の大多数は、技術責任者やその予備軍です。そのため「やればできる。やらなければできない」を大多数の人は、理解しています。
しかし、ごくまれに勉強しないで合格しようと考える人がいます。これは、ダメです。どのように頭の良い人でも勉強しなければ、技術士試験に合格できません。勉強しないで合格する魔法は、ありません。
そして勉強しているかどうかの判断として目安となるのが、キーワード学習です。キーワード学習で300個超のシートを三分割展開法で作成します。300個超まで完成できれば、きちんと勉強している事になります。「やればできる」と表現して良い人です。反対に少ない人は、それなりの人です。試験結果も想像できます。
貴方は、どちらですか?
さてキーワードの品質は、論文を書く事ができるかどうかで判断してください。論文を書くネタになって無いキーワードシートは、時間をかけても無意味です。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
なぜ月に1日の指導で合格できるようになるのか。それは。
きょうは、セミナーや指導者の活用方法について説明しようと思います。
同じセミナーや指導者に同じ指導を受けても不合格の人と合格の人がいます。何が違うと思いますか?
違いは、指導を受けて合格しようとするか、指導を受けて自分で勉強して合格しようとするかの違いです。なぜかと言うと、指導を受けるのは、1カ月の30日で1日~2日です。比率にすると1日で1日÷30日=0.033すなわち3.3%です。2日でも2日÷30日=0.067なので6.7%です。残りの大部分97%~93%は、自分で勉強することになります。もしこれが、3日間指導を受けても同じです。3日÷30日=0.1なので10%の指導です。残りの90%は、指導内容に従って自分で勉強することになります。すなわち、自力を無しにして指導だけの勉強で合格は、極めて難しいのです。
これが高校などの場合は、別です。1週間で7日間のうち5日間を通学して指導してもらいます。すなわち、5日÷7日=0.714なので71.4%もの指導を受けます。自力は、28.6%です。だから学校に行っている学生と社会人とで勉強方法が違うのです。社会人は、指導に従って自力で勉強するのが正しい勉強方法です。自力を無しにして指導だけで勉強する人は、合格できません。
ここで「どうせ自力で勉強するのだから独学と同じ」と思ってはいけません。なぜならば、独学は、自分の勉強方法が正しいかどうか自分で判断する必要があります。しかし、ほとんどの人は、自分の勉強方法を正しいと勘違いしています。自分の勉強が間違えていると分かって勉強している人などい無いからです。だから何度も不合格になるのです。人間は、自分自身の判断基準で自分自身の事を正確に評価できないのです。
貴方が、もし今年の一発合格を考えているのであれば、3.3~6.7%で正しい勉強方法の指導を受けて、指導に従って97~93%を自力で勉強すれば合格できます。
逆に、指導をいくら増やしても回数に意味無しです。指導回数よりは、上記の例で示したように、正しい勉強法の指導(1日)とそれに従った自力の勉強(残り29日間)の努力が重要です。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
いま試験問題が作成されているはずです。
そろそろ試験問題が作成され始めていると思います。今年は、例年よりも早く作成するはずですので、いまがその時期かもしれません。
試験問題を作成するのは、貴方と同業者です。客先の技術部長かもしれません。同業者の中で今の話題になっている事は、なんですか?ボーイング787のトラブルなど試験に出しやすいですね。あるいは、原子力発電所で話題になっている活断層なども注目です。貴方の受験部門・選択科目では、どのように出題されるか想定してください。
先日流した試験委員会の配布資料などは、今後の技術士試験を考えるのに重要な情報です。しっかりと内容を理解してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
悩むことは、良い事です。成長の出発点です。
先日、あることについて自分が出来ない事にすごく悩んでいる人に出会いました。貴方はいかがでしょうか?例えば、キーワード学習や論文が書けないなどです。目の前の仕事についてできなくて悩んでいる事があるかもしれません。
しかし思った通りにできなくて悩むことは、良い傾向だと思います。思った通りにできなくて悩むということは、思った事があるということです。
世の中には、求められている品質に到達して無いのに何も思わず次々と終らせてしまう人がいます。そのような人は、何も進歩がありません。思うことが無いからです。しかし貴方が、悩み多き人であったならば、幸いだと思います。これからどんどん成長する伸びしろがあるからです。
ただし、問題なのは、悩むことで萎縮したり立ち止まったりすることです。悩みに理性を支配されてしまうことです。
さしずめ技術士試験で言えば、キーワード学習が理解できないなどがあります。あるいは、合格論文をかけない事だと思います。ですが、悩みに支配されて先に進まないという事の無いようにしてください。もし悩んでいるとすれば、「いま自分は、問題に気づき成長しようとしているのだ」と理解してください。そして立ち止まらないでください。悩んでいる人は、必ず解決策を見つけます。悩まない人は、解決策を見つけられないと理解してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
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