坂林和重の技術士試験コラム
2011年11月
来年の筆記試験を確実に合格するには、キーワード300個超えを目標に。
きょうは、来年受験する人に向けて書いてみます。
来年受験する人は、筆記試験の準備を始めていますでしょうか?
いつ始めるかは人それぞれですが、初めて受験の人と複数回(3回以上)受験の人は、もう始めたほうが良いと思います。
JESでは、キーワード300個超えを目標にしています。初めて受験する人は、キーワードのたくわえが無いので筆記試験までに間に合わせるためにすぐに始めましょう。
また、複数回(3回以上)受験している人は、キーワード学習を正しく行って無いと思います。至急やり方を確認して筆記試験までに間に合わせましょう。
キーワードの目安は、下記になります。
0~100個:合格するのは難しいです。
100~200個:合格の可能性が出てきました。もう少し頑張りましょう。
200~300個:合格の可能性が高いです。上手くすれば合格できるかもしれません。
300個~:合格の可能性がかなり高いです。自信を持って頑張りましょう。
この個数は、私が受験したときの経験です。私がキーワードを300個以上学習したときは、本番で試験問題のどの問題でも解答できる気がしました。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験の口頭試験で最後の評価項目「技術士制度の認識その他」。
きょうは、技術士試験の口頭試験で最後の評価項目「技術士制度の認識その他」について書いてみます。
この項目も、倫理と同様に対処しやすい項目です。なぜならば、質問されるのが、ほとんど次の3点に集中するからです。
1、技術士法
2、技術士の資格制度
3、国内外の資格や規格
試験前の準備としては、暗記に徹するのが良いと思います。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
「技術者倫理」は、比較的クリアしやすい。
技術士としての適格性及び一般知識の「技術者倫理」は、比較的クリアしやすい採点項目です。
もちろん何も答えられなければ不合格ですが、多くの場合解答に困る諮問が少ないです。
諮問の例としては、「過去に気になった技術者倫理にかかわる問題は?」や例を挙げて「あなたならどのように考えますか?」などが多いです。
また、倫理に違反した場合の罰則規定や、倫理条項などが諮問されます。
罰則規定や倫理条項などは、暗記しておきましょう。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士にふさわしい考えを持っているか確認されるのが、「技術に対する見識」。
2番目の評価である「技術に対する見識」について書いてみます。
この時の質問は、技術士らしい将来を見据えた考えをしているか確認されます。例えばの質問では、「あなたはタイ王国の洪水被害について、どのように考えますか?」などがあります。
この時、「何も考えてない」などの回答は、論外です。「想定外」や「リスク管理」なども聞かれるかもしれません。
この時の回答が、技術士らしい回答であると試験官が判断すれば、合格できます。
あるいは、既存技術についての将来動向を質問されるかもしれません。
問題対策は普通の技術者、課題設定できるのが高級技術者です。技術士らしく課題設定ができるかどうかも問われるかもしれません。
いずれにしても、技術士にふさわしい考えを持っているかどうかを確認されるのが、「技術に対する見識」です。
良い回答を準備して本番に臨んでください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
2.必須科目及び選択科目に関する技術士として必要な専門知識及び見識
1番目の評価である「専門的体系知識」ですが、多くの場合、受験部門で常識とされる知識を質問されます。例えば、第一次試験の問題などのレベルで質問されます。
ただ、試験官の知識で質問されますので、大学教員が面接官のときは、大学で学習することが質問されます。実務家が質問するときは、実務的な知識が質問されます。
対策としては、第一次試験問題などを学習しておくのが良いと思います。
質問される問題数としては、3~5問程度です。的確な解答が速やかに返答できる場合は、質問数が多くなります。不適切な解答の場合や、返答にもたつく場合は、質問数も少ないです。
多く質問された人は、良い結果を期待できます。(合格?)
少ない質問の人は、ガッカリせずに落ち着いて解答してください。試験終了までに挽回のチャンスを期待しましょう。
最低でも守るべきは、「知らない」と言わないことです。言った瞬間に不合格と思って受験してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
口頭試験は、全ての項目で合格点が必要です。
技術士試験の口頭試験は、下記で合否判定されます。
確認事項 |
Ⅰ.受験者の技術的体験を中心とする経歴の内容と応用能力 (経歴及び応用能力) |
Ⅱ.必須科目及び選択科目に関する技術士として必要な専門知識及び見識 |
Ⅲ. 技術士としての適格性及び一般知識 |
||
体系的専門知識 |
技術に対する見識 |
技術者倫理 |
技術士制度の認識その他 |
||
成 績 |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
全てが○で合格です。(×が1個でもあれば不合格) |
ここで、示した例は、「技術的体験論文、業務経歴」が、不適切(×)
しかしその他の配点も重要です。その他の配点は、60点です。
専門知識の質問が解答できないと「体系的専門知識」で不適切(×)となって不合格です。
さらに「技術に対する見識」「技術者倫理」「技術士制度の認識その他」で1つでも不適切(×)となれば不合格です。
聞かれることが毎年ほぼ同じなので、合格点を得る対策は、模範解答を準備しておくことです。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
口頭試験では、専門知識の勉強も十分準備してください。
口頭試験の準備は、進んでいますでしょうか?
口頭試験では、専門知識も確認されます。専門知識のレベルは、毎年10月に実施される第一次試験の問題程度が、解答できるように準備してください。
特に第二次試験では、専門知識の質問数が3問前後と少ないので、1問でも間違えると厳しいです。(第一次試験の場合は、50%以上の正解で合格でした)
専門家が、専門知識の質問に解答できなければ、不合格です。間違っても「知りません」と言わないようにして下さい。専門知識が不足と判定されて、不合格になります。
と言っても、知らないこともあるはずなので、知らない事を聞かれても試験官から答えを引き出すなど、うまく答えるようにして下さい。そうすれば1回くらい知らない事を聞かれても切り抜けられます。
もし専門知識に不安があれば、第一次試験の問題集を購入して勉強することをお勧めします。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
口頭試験では、能動的な言動をしてください。
多くの日本人は、受け身的な言動が多いですが、技術士の口頭試験では、能動的な言動をしてください。
技術士は、技術的指導者です。その指導者が、受け身的な発言は似合いません。
例えば、あなたの上司が誰かの指示を待つような受け身的な人だったらどうでしょうか?あなたは、直ちにそのような上司を見限るでしょう。技術士(指導者)は、受け身であってはいけないのです。
また、何か行動を起こすとき、目的を持って結果を予測して計画的に行動を起こす人でなければなりません。偶然で結果を得る人であってはいけないのです。
あなたが、考えている理想的な指導者をイメージしてもらえば理解できます。技術士は、理想的な指導者(を目指す人)なのです。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験に合格しようとしている、あなたの本気度は?
あなたは、技術士試験に本気でしょうか?
突然お聞きして、解答に戸惑われたかもしれません。この問いかけには、意図があります。
多くの受験生は、「本気で合格したいと思っています」と回答します(ほぼ全員です)。
ですが、何か判断に直面したとき受験生の個々人で決断に違いが出ます。
【1】例えば、技術士の勉強をする予定日に休日出勤が入り、どちらに参加するか判断する場合があります。「あなたならどちらに参加しますか?」
【2】また、高額な書籍だけれど試験に参考になる書籍があるとします。「あなたなら何万円まで(あるいは何千円まで)支払うことを考えますか?」
私の場合は、【1】「基本的に会社員は、自分で無ければできない仕事など無い(そのような業務を無くすのが責務である)」、【2】「また1年間勉強することを金額換算すれば、百万円を超える。金額よりも本当に効果があるか吟味して購入を決断する」です。
最後に、次の言葉も添えておきます。
【もし、今年残念な結果に終わった人で、来年受験しない人へ『あなたに技術士資格は、本当に必要だったのですか?』と問いかけたいと思います。技術士資格が必要な人は、最後まであきらめません】
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
口頭試験は、充分な準備から良い結果が生まれる。
きょうは、セミナーで模擬口頭試験を実施しました。JESでは、本番と同じように一人一人が個室で実戦形式の模擬口頭試験を受験してもらいます。個別に個室で受験するので受験生本人の弱点を体験させることができ非常に効果的です。
1日で午前に1回、午後に1回面談を受けてもらいました。結果、ほとんどの人が午前の1回目は、不合格でした。それもそのはずで、初めて受験する模擬口頭試験で、厳しい質問を受けるのです。解答できるはずがありません。
ですが、2回目の模擬口頭試験では、全員合格できました。口頭試験を2回受験すると、どのような質問が出るか予想が付きます。困った質問の対処法も身に付きます。
これで1人でも多くの合格者が出ることを期待できます。皆さんも合格に向けて準備を十分してください。友人や知人に面接官役をお願いして、模擬口頭試験を実施すると良いです。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験不合格、真の原因対策をすれば一発合格です。
本日、錬成講座を実施しました。錬成講座を実施してつくづく思うのですが「受験生は、技術士試験の不合格の原因を誤解」います。
錬成講座以外の受験生でも多くの人が、試験不合格の原因を誤解しています。誤解して原因が、専門知識の不足(9割以上の人)と思っています。
本日の錬成講座を実施して再確認したのですが、真の原因は、論文の記述不適切です。
持っている知識を問題に合わせて適切に記述して無いのが不合格の原因です。本日受講した錬成講座の受講生の全員も専門知識が有りながら記述不適切でした。
このコラムを見ている皆さんもぜひ、技術士試験不合格の真の原因を確認されると良いかと思います。原因対策を間違えると、何年勉強しても不合格です。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
一番の節約は、早く合格する事。独学で合格する事でない。
わたしは、「1回で合格した方が良いですよ」と事あるごとに話しています。なぜかと言うと、1年間の勉強時間を金額換算すると大きな額になります。
また、技術士として活躍するのが、1年間先延ばしになります。技術士資格手当も1年間先延ばしになります。
これらを金額計算すると百万円~二百万円程度になるはずです。多少お金を使ってでも早く合格した方が良いのです。
人によっては、「早く合格したいと思っているが、合格できない」と言う人もいるかもしれません。ですが、それは、いいわけです。このコーナーで私が何度も言っています。「合格と不合格は、試験官が決めているのでなく、あなたが決めている」のです。
あなたが、今年合格するかどうかを決めているのです。
一番お金を節約するのは、早く合格することです。独学で複数年かけて合格する事でありません。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
複数年不合格の人は、結果(合格)に結びつかない努力をしている人。
きょうは、「幸運」について書いてみます。技術士試験を受験している人にとって「幸運」とは、試験の合格です。
試験が残念な結果になった人がときどき話す言葉に「運が悪かった」や「努力しているが合格できない」などがあります。努力されている内容をお聞きすると、感動するほどの内容もあり頭の下がる思いです。
ですが、感動すると同時に「合格までにあと数年かかりそう」と思うこともあります。別の言い方をすると、結果(合格)に結びつかない努力をしている人が多いのです。
「幸運(試験の合格)」は、適切な努力をした人にのみ訪れます。技術士試験に必要無い努力をどれだけ積み重ねても合格しません。
もし複数年にわたり、残念な結果に終わっている人は、今の努力が、技術士試験に必要な努力か確認された方が良いと思います。
なぜなら、技術士試験は、毎年四千人も合格する普通の試験です。技術士試験に必要な努力を適切にすれば、だれでも「幸運(試験の合格)」を掴み取ることのできる試験です。
「幸運(試験の合格)」を掴み取るかどうかは、あなたが決めています。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
口頭試験で不合格になる原因。
技術士試験で口頭試験は、8割が合格して2割が不合格の試験です。
きょうは、どのような人が不合格になるかを話してみます。
1、準備不足
まず不合格の原因で一番最初に挙げるのは、準備不足です。筆記試験においては、難関と言うのが良くわかっています。そのため十分な準備をしている人がほとんどです。(準備をしない人は皆無と思います)
平成19年以前に受験した人で「口頭試験は、雑談で合格できた」と話される人がいます。その人にとって雑談だったのかもしれません。いまは雑談で終わることなどありません。聞くべき事を厳しく質問されます。
受験前から聞かれるのが解っている質問は、重要な質問です。模範解答を準備しておきましょう。
2、「知らない」と言ってしまう
普段普通に話していることも、面接になると緊張して話せなくなります。専門家として当然知っているべき事を「知らない」と言えば、専門家で無くなります。当然不合格です。
ただし、試験官も人間なので「知らないこともあるだろう」と思っています。そこをうまく話して、試験官から解答を引き出します。
3、試験官と議論
受験生の中には、自分の専門事項を質問されて試験官と意見が違う場合があります。この時に、試験官を論破しようとする人がいます。この場合ほとんどが不合格となります。なぜなら、1件の諮問時間は数分です。その時間内で見解の違いを正すことなどほとんど不可能です。
見解が違うままで面談が終了して、試験官は、「専門知識に問題ある受験生」と判定します。不合格です。
不合格になる原因は、以上の3件でほとんどです。これから受験されるみなさんは、十分準備して合格を勝ち取ってください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
筆記試験失格者は、問題番号をきちんと書けば合格していたかもしれません。
技術士試験は、難関試験です。いつもは、合格率で話しているのですが、今日は、違った見方で話してみたいと思います。
下の表は、H23年度の技術士筆記試験のものです。
項目 | 申込者数 | 筆記受験者数 | 筆記欠席者数 | 筆記棄権者数 | 筆記失格者数 | 筆記合格者数 | 筆記合格率 | |
合計 | 34,276 | 26,686 | 6,429 | 658 | 503 | 4,747 | 17.8% |
それぞれの意味は、下記になります。
・筆記欠席者数:試験に申込んだが、受験しなかった人。6,429人
・筆記棄権者数:筆記試験を受験したが、棄権した人。658人
・筆記失格者数:最後まで受験したが、問題番号未記入などで採点されなかった人。503人
注目すべきは、「筆記欠席者数・筆記棄権者数・筆記失格者数」が、合計で7,590人と多いことです。筆記試験合格者4,747人よりもはるかに多い人数です。受験申込者数の約2割が、合否判定されずに残念な結果になっているのです。
さらに筆記試験失格者503人は、問題番号をきちんと書けば合格していたかもしれません。残念です。
来年受験するみなさんは、そのようなことの無いように頑張りましょう。
迷ったときに参考になることを書いてみます。
みなさんは、勉強や仕事などで迷った時にどうしていますか?きょうは、迷った時の参考になることを書いてみます。
みなさんは、マキャベリーの「君主論」をご存知でしょうか?
マキャベリーは、約500年前に活躍した地中海の小国の外交官です。そのマキャベリーが君主とはどうあるべきかを説いたのが、「君主論」です。(「君主論」は、現代の政治家や経営者に読まれている名著です)
その君主論の中でマキャベリーは、「君主は、決断すべきである」と説いています。その決断は、たとえ失敗したとしても決断すべきであると説いています。最悪なのは、決断しない事であると断言しています。
もし失敗したとしても、何か決断していれば、次に進めます。失敗が経験となり新たな道を考えることもできます。
ですが、決断しなければ、何も生まれません。何も決断しなければ、持っている物も古びていつか朽ち果ててしまいます。
何か事をなそうとする人は、迷った時に決断すべきなのです。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術的論文(あるいは、業務文書)の文書構成は、「起結・承転結」がお勧めです。
皆さんは、文章を書くときに「起承転結」と言うのをご存知ですか?
この方法は、よく用いられる文章を書く方法です。ですが、技術的論文や業務文書では、あと一歩です。
技術的論文や業務文書は、「起結・承転結」がお勧めです。
なぜかと言いますと、「起承転結」では、最後まで読むことで結論を知ることができます。1ページ程度の短い文章であれば問題ありません。ですが、長文になると困りものです。
なぜならば「起承転結」の最後まで読まなければならないからです。忙しい人は、最後まで文章を読む時間がありません。また、次に何が書いてあるか予想つかないとストレスになります。
「起結・承転結」では、最後まで読む前に結論を知ることができます。
結論に対する説明が後から来るので説明も理解しやすい文章になります。
例えば次のようになります。
起:事務所の省エネルギーについて
結:私は、省エネルギーを進めるべきと思います。
承:何故ならば、・・・・・・。
転:もし・・であれば、・・・。
結:ゆえに私は、省エネルギーを進めるべきと思います。
このような文書構成になっていれば、知識のある人は、「起結」だけ読むことでも理解できます。
理解しやすい文章を書く参考にしてください。
テクニックを使って試験官の質問に正しく解答してください。
口頭試験では、試験官から質問されたことに解答してください。
なぜこのように書くかと言うと多くの人が、「質問されたことでなく、自分の話したいこと」を解答しています。
皆さんも経験があると思うのですが、仕事で議論していると議論がかみ合わないことがあります。これは、お互いに別の事を話していることに原因があります。
仕事の場合は、話がかみ合うまで議論を続けますが、試験の場合は、違います。試験の場合は、質問に正確に解答できる力量を確認されています。そのため正しく解答できないと判断されると、「×」判定になって次の質問に移ります。
技術士試験は、「×」判定が1個でもあると不合格です。なので、以降の質問は、不合格を「B判定」にするか「C判定」にするか判断しているだけです。
皆さんは、テクニックを使って試験官の質問に正しく解答してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
試験官は、あなたと別の何かの分野で専門家です。
口頭試験では、試験官と口論してはいけません。
試験官は、あなたと別の何かの分野で専門家です。
その専門家が自信を持って話す内容を簡単に否定してはいけません。
たとえあなたがその道の専門家だったとしても、いったんは、相手の意見を認めてください。
専門家同士が同じように自信を持っている意見であれば、相手と自分とでどちらが正しいかわかりません。
もちろんあなたは「自分が正しい」と思っているはずです。ですが、試験官も正しいと思って発言しています。
専門家同士が、正しいと思って発言した意見です。もし相手の意見を否定した場合は、議論になります。
簡単な内容であればその場で「そっか!!」となりますが、ほとんどの場合、時間内で合意が取れないのが普通です。
合意が取れなければ、「この受験生は、専門知識に問題がある」と評価されます。試験結果は、不合格になります。
試験に合格したければ、試験官と議論しないことです。もしどうしても試験官と議論する場合は、不合格覚悟で議論してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
口頭試験では、緊張していた場合、評価が下がります。
口頭試験では、緊張しないで受験してください。
緊張していた場合、評価が下がります。
なぜ評価が下がるかと言うと、技術的に困っていることを「プロ技術者=技術士」へ質問します。
この時に、やっとの思いで解答していると、「技術的なレベルが低い」と評価されます。
プロには、技術的に頼れる安心感が必要なのです。
よって自信を持って堂々と説明してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
必ず聞かれる質問に模範解答を準備することで合格する。
技術士の口頭試験では、毎回質問することが決まっています。質問内容が同じで、違いは、聞き方だけです。
なぜかと言うと目的が同じだからです。
技術士として知っておくべき法律や常識的な知識が同じだからです。
さらに言えば、同じ年度内で聞くべき詳細内容は、試験官同士で統一されます。
なぜならば、各受験生に違う質問をしたのでは、試験にならないからです。
A受験生:難関な質問①に50%正解で解答。
B受験生:簡単な質問②に70%正解で解答。
この場合にどちらを合格にしますか?「難関な質問①」に50%正解した人の方が、実力があるかもしれません。
違う質問をしたのでは、実力評価ができないのです。
そのため質問事項や採点マニュアルが、試験官同士で共有されています。
みなさんは、必ず聞かれる質問に模範解答を準備することで合格をはたせるのです。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士は、プロ技術者です。「知らない」と言っては、いけません。
口頭試験では、「知りません」と言うことを言ってはいけません。もし一言でも言えば、不合格になると思ってください。
みなさんもそうだと思うのですが、「私はプロです」と自称している人が、「知りません」と言えば「この人本当にプロ?」と思うでしょう。
プロは、「知りません」と言わないのです。どのような質問が出されても、何らかの解答をしてください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
避けたいのが、緊張して普段の実力を発揮できず試験を終了してしまうこと。
口頭試験では、皆さん緊張すると思います。過度に緊張すると普段の力が発揮できません。
例えば、緊張すると笑顔が消えてしまいます。余裕の無い状態です。
皆さんそうだと思うのですが、余裕のない状態では、良い質疑応答ができないと思います。
口頭試験では、緊張しないように対策をして、試験にのぞんで戴きたいと思います。
緊張を防止する対策としては、面談の場数を踏むことです。家族や知人を相手に、面談の練習をします。
家族であれば緊張しません。流調に説明できるか練習すると良いと思います。
イメージトレーニングや、一人で練習するのも良いです。
一番避けたいのが、緊張して普段の実力を発揮できずに試験を終了してしまうことです。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
口頭試験で面接官と意見が違うとき、相手の意見を認め、自分の意見を主張。
口頭試験では、面接官を顧客と思って受験してください。
なぜかと言いますと、技術士の仕事は、顧客への技術コンサルタントだからです。
その技術コンサルタントができるかどうかを口頭試験で確認されています。
時々顧客が自分の技術知識と違う意見を言った場合、論破しようとする人がいます。
顧客を論破してはいけません。
通常業務で顧客と議論するのは、2回目があるから議論できます。
ですが、技術士試験では、2回目が来年です。
試験に合格するためには、1回で決める必要があります。
もしどうしても顧客と意見が違う場合は、相手の意見を認めつつ自分の意見を主張してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験の勉強方法について。
明日(11/05)の無料セミナーの準備でコラムへの書込みがおろそかになりました。すみません。
きょうは、技術士試験の勉強のやり方について少し書いてみます。
(1)学校で勉強した方法で技術士試験に挑戦する人。
多くの人は、学校・塾・予備校で勉強した方法をそのまま技術士の試験勉強に応用します。
参考書などで勉強して、不明点があれば、知っている人(多くは教師)に教えてもらい、内容を暗記します。
技術士の勉強では、この方法だと合格まで複数年かかります。
なぜかと言うと学校で勉強する科目は、答えが、教師の頭の中にあります。あるいは、答えが、参考書の中にあります。
そのため、その答えを暗記するのが勉強になります。
例えば、応仁の乱や大化の改新は、何年に起きた出来事かが決まっていて暗記すべき答えがあります。
その答えは、参考書に書いてあります。
論理である数学や物理においても同様です。数学では、定理や公式を暗記します。そして問題の解法を暗記します。物理でも効果や現象を暗記します。(最先端の研究は、暗記でなく思考でしょうが)
(2)仕事でやっている「知っている人に教えてもらって」勉強する人。
また普段の業務においては、「解らないことがあれば、先輩に教えてもらえ」と指導されています。知っている人に教えてもらう方が、仕事の効率が良いからです。
技術士試験の勉強でもこの方法で挑戦する人は、やはり合格までに数年かかります。なぜかと言うと、技術士試験は、受験生がどのように考えるかを確認します。確認して技術士にふさわしい考え方であれば、合格にします。
そのために、自分の頭の中に技術士にふさわしい考え方を構築するのが勉強です。自分の頭の中に考えを構築するのは、自分です。自分の頭を使うことで構築できるのです。
すなわち答えを教えてもらう人は、合格できるまでに時間がかかります。
(3)技術士試験の勉強方法は。
技術士試験の勉強方法は、まず自分で答えを探します。答えを現役技術士にみてもらいます。もし不正解であれば、再度自分で考えます。これを繰り返すことで自分の中に技術士らしい考えを構築します。
以上が技術士試験の勉強方法です。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
今年は、「失格」判定が多いようです。
今年は、「失格」判定が多いようです。判定理由は、問題番号の未記入です。
JESでは、毎年1名程度の失格判定が出るのですが、今年は多いです。すでに複数人出ております。
皆さんは、大丈夫だったでしょうか?
失格判定は、「実力を判定されたわけで無いです」が、評価されなかった残念さが残ります。
なぜ今年に失格判定が増加したのか?原因不明です。
いずれにしても、事実ですから受け入れるしかありません。
失格判定された人は、力を落とさずに来年頑張りましょう。
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