技術士試験専門予備校 全部門 完全対応宣言
JESは技術士試験専門予備校として、全部門(21部門)の合格ノウハウを教えることを宣言いたします。【代表取締役:坂林和重】 各コース一覧表(PDF)

坂林和重の技術士試験コラム

2010年12月

合否を分けるのは、それほど大きな差ではない。

2010.12.31

JESは、技術士試験の合格率が60~70%と高い値です。ですが全員合格するわけでありません。毎年合格する人と不合格の人がいます。今日は、合格しやすい人と合格しにくい人を考えてみます。

合格しやすい人は、不合格の人よりも頭が良いかというと明確な差がありません知識量も明確な差がありません。努力する量もそれほど差がありません。どちらの人も優秀な人ばかりです。

考えてみるに、合否を分けるのは、わずかな差で決まってくるようです。例えば次のような差です。

1、合格する人は、合格前提で考えます。

 「合格する人:何をすれば合格できるだろうか?」

 「不合格の人:私にも合格できるだろうか?」

2、合格する人は、勉強することを考えます。

 「合格する人:効率的に勉強するにはどうするか?」

 「不合格の人:なるべく少ない勉強で合格するにはどうするか?」

3、合格する人は、合格に良い事であれば何でもやります

 「合格する人:合格するためには、あと何をやればよいか?」

 「不合格の人:合格するために最低限やるべきことは何か?」

まだまだありますが、違いを理解できますでしょうか?それほど大きな差ではありません。ですが、合格する人の多くは、合格に前向きな人が多いです。

ぜひあなたも、合格に向かって前進していただければと思います。

では一発合格を目指して頑張りましょう。

心に決めたら、行動を起こしましょう。

2010.12.30

あなたは、このコラムをご覧になっています。技術士興味を持ち、技術士試験に挑戦しようと思っています。

では、いま行動を起こしていますか?どのような些細なことでも構いません。何か行動を起こしていますか?

物事は、何か行動を起こすことで実現できます。

人の話を聞き、意見を聞いて感動し、そしてモチベーションを上げるのは、重要なことです。ですが、それだけでは、物事が進まないのです。

まず心に決めたら行動を起こしましょう。そして、行動を起こしながら修正すればよいのです。人間は、過去を変えることはできませんが、未来を自分で決めることができます。早く始めれば、やり直しができますが、過ぎ去ってしまえばやり直しができません。

早く始めて、結果を出し、結果が思わしくなければ、間に合ううちにやり直せば良いのです。

遅く始めて、やり直しができないのは、手の打ちようがありません。

さあ、一発合格に向けてがんばりましょう。

一発合格するために「先人を真似る、学ぶ」のが最短の方法です。

2010.12.29

結果を出す最短の方法に「先人を真似る、学ぶ」があります。

これは技術士試験でも当てはまることです。JESのセミナーに初めて来る人の多くが、技術士試験を複数回受験している人です。

そのほとんどの人が、実力が有りながら同じパターンで不合格に成っています。もったいない話です。(本人の損失ですし、公共の損失です。私が技術士教育を始めた原点です)

一番多いパターンが、技術士に求められている事を理解しないまま解答している事です。統計を取っていないのですが、不合格者のおおよそ7割の人が当てはまる気がします。残りの3割の人は、勘違いや受験資格のミスマッチです。

求められている解答で無ければ、どんなに頑張っても不合格です。

この理解しないで受験し不合格に成るのを防ぐには、先人を真似て学ぶことです。不合格に成った先人は、同じ失敗をしています。一発合格している人は、事前に準備しているから合格しています。

ぜひ皆さんは、一発合格をしてください。

悩む人には、未来があります。

2010.12.28

今日は、「夢」「悩み」について話してみたいと思います。

夢は、実現しないから見ないほうが良いという人がいます。私は、違うと思っています。夢は、大いに見るべきだと思っています。

皆さんは、何かに向かって努力しています。その努力は、次のどちらでしょうか?

1、夢に向かっての努力。

2、現実的な目標に向かっての努力。

皆さんは、夢に向かって努力する方が、頑張れると思いませんか?それに、達成した時の喜びもどちらが大きいでしょうか?人間は、夢に向かって努力するものです。夢が頑張る力になるのです。夢は、実現するためにあります。夢に向かって頑張りましょう。

ですが、夢を実現するまでは、夢と現実とのギャップで苦しいものです。「なぜ俺は(私は)、できないのだろう」「俺には(私には)、能力がなのだろうか」と悩みます。

悩みというのは、夢があるから悩むのです。目標があるから悩むのです。悩む人には、未来があります。悩むことは、夢や目標がある良い事なのです。

悩んだときは、次のように考えましょう。

1、俺は(私は)、今まさに夢に向かって努力しているのだ。大きな夢があるのだ。

2、この悩みは、夢に向かっている単なる通過点だ。

3、俺の(私の)限界点は、こんなところではない。もっと先にあるまだまだ夢に向かって頑張れる

そして、夢を達成したときを思い描きましょう。夢を現実にして何をするか思いをはせましょう。

最後に夢を実現するために今すべきことを見直し、悩みから気持ちを立て直し、明日に向かって頑張りましょう

では、技術士試験の合格に向けてがんばりましょう。

技術士試験に合格した後「給料が上がる・地位が上がる・大きな仕事ができる」など夢を見る。

2010.12.27

皆さんは、技術士試験に合格した後を考えていますか?

技術士試験に合格した後「給料が上がる・地位が上がる・大きな仕事ができる」など夢を見る人は、合格できると思います。

ですが、ただ単に「合格したい」だけだと、勉強が苦しくなった時に挫折してしまいます。(合格が目標の人です)

技術士試験は、夢を達成するための単なる通過点と考えると、挫折し難くなります。

そこで、もてる夢ですが、次のようなものがあります。

1、給料が上がる。

全ての会社でないですが、資格手当を出す会社があります。資格手当は、技術士資格の場合2万円が相場のようです。電力会社では、合格祝い金として30万円出しているようです。ただ、技術士資格を持っているのが前提の会社は、地位を上げることで評価しているようです。

2、地位が上がる。

多くの会社では、大型資格を取得した技術者を活用しようとします。例えば、課長や部長などへの登用です。地位が上がるということは、当然ですが給料も上がります。

3、大きな仕事ができる。

技術士を取得すると公けが技術力を認めたことになります。対外的にも実力者として認められるのでプロジェクトの責任者へ採用されることがあります。例えば海外プロジェクトの責任者です。(技術士は、海外で特に評価の高い資格です)

人それぞれ、どのような夢を持つかは、わかりませんが、合格した後を考えておくと挫折し難くなります。

では、合格に向けてがんばりましょう。

今から技術士試験直前の夏休みを計画しましょう。

2010.12.26

2011年8月の休暇の予定を今から決めておいてください。

技術士試験は、総合技術監理部門が8月6日(土)で、その他の部門が8月7日(日)です。

もし可能であれば、試験の前日は、有給休暇が取れるように今から準備をしてください。

また7月下旬は、あまり業務が集中しないように、年間業務計画を組みましょう。

それから、5月連休明けは、試験願書の提出締切になるはずです。

また10月下旬から11月上旬にかけては、技術的体験論文の作成と提出です。

試験スケジュールと業務計画がぶつからないように計画してください。

では、合格に向けてがんばりましょう。

技術士試験で、論文に自分の意見を書く・教科書に無い事を書くという意味。

2010.12.25

技術士試験で、次のように指導されることがあると思います。

1、技術士試験では、論文に自分の意見を書きなさい。

2、教科書に書いて無い事を書きなさい。

この指導は、正しい指導なのですが、次のように勘違いする人が多くいます。

勘違いその1:どこにも無い新しい原理や理論を書く必要がある。

勘違いその2:誰も気の付かない斬新な方法などを書く必要がある。

この考えは、大きな勘違いです。技術士試験で記述する論文は、「1、」や「2、」である必要があります。ですが、その論文は、ベテラン技術者であれば、誰もが理解し同感する内容で記述します。

すなわちオーソドックスな考え現場に合わせて現実的に記述することが求められています。ベテランの高度な専門技術者が、細部にわたって広範囲に考慮して「私は次のように考える」と記述します。

これが、「1、」や「2、」を満足する書き方です。

では、合格に向けてがんばりましょう。

技術士試験は、文書力で合否が決まる。

2010.12.24

技術士試験は、論文試験なので文書力で合否が決まります。

文書力を鍛えるために、要約文を書くのも訓練になります。例えば、業務文書です。

通常の業務文書を書いてその上部に100字程度で要約文を書くのです。次のよう文書構成です。

1、要約文

2、本文

業務文書を読む人が、「1、要約文」だけで理解できるものになれば成功です。長い本文を読まずに、要約文で理解できるということは、ポイントをつかんだ文章が書けていることになります。

記述式試験である技術士試験では、文書力で合否が決まります。(もちろん、内容があるのは、必須の前提です)

2011年の技術士試験は、文書力をつけて一発合格を目指しましょう。

一発合格を狙っている人は、ぜひ理解して勉強して。

2010.12.23

このホームページでは、理想的な合格対策スケジュールを発表しています。

スケジュールによれば、本格的な受験準備は、3月からです。2011年受験する人にこの時期やってほしい事は、技術士試験の参考書を読み込むことです。

参考書を読み込む目的は、これから受験する技術士に求められている能力を理解することです。

この求められている能力を知らずに勉強している人が多数います。技術士試験の合格率が10%であれば、残りの90%の人が理解せずに勉強して不合格に成っていることになります。

それだけ求められている能力を理解せずに勉強をスタートしている人が多い事になります。

一発合格を狙っている人は、ぜひ理解して勉強してください。

では、合格に向けてがんばりましょう。

技術士一次試験と二次試験の勉強の違い。

2010.12.22

技術士一次試験と二次試験の勉強の違いを意識していますか?

一意試験を簡単に合格できた人のほとんどは、二次試験も同じ方法で勉強して合格しようとしています。

ですが、同じ勉強方法で合格できる人は、1%以下です。

一次試験は、知識試験です。知識が豊富かどうかを確認しています。そのため、勉強時間に比例して合否が決まります。四当五落の世界です。

二次試験は、考え方試験です。一次試験で確認された知識程度を業務にどのように活用しているかを確認しています。そのため、合否は、勉強時間に比例しません。合格する考え方を身に付けるのは、3か月あれば十分です。

では、一発合格を目指して頑張りましょう。

実力を正しく発揮して技術士試験の一発合格を。

2010.12.21

私は、技術士試験で多くの人が実力が有りながら、不合格に成っていると思っています。その根拠は、JES技術士セミナーに受講に来る人の多くが、話をすると実力者なのに、論文を見ると明らかに不合格論文だからです。

これは、非常に残念なことで、実力が正しく発揮できて無い事になります。技術士試験指導をしているときにいつも考えているのが、「この人に、ここを理解してもらえば合格できる」という思いです。

残念ながら全員に理解してもらうことができないのですが、多くの人に理解してもらえています。その結果が、JES技術士セミナーでの合格率60~70%に表れていると思っています。

皆さんには、次の思いで勉強していただければと思います。

1、皆さんには、合格する実力が有る

2、実力の発揮方法を学べば合格できる。

3、指導者は、実力の発揮法を教えてくれている。

ぜひ独学の人も参考にして、一発合格をしてください。

技術士に求められている事を正しく理解して、一発合格。

2010.12.20

皆さんは、技術士試験で一番重要なことはなんだと思いますか?

私は、「技術士に求められている事を理解すること」と思っています。

通常の資格試験は、理解や知識を問う試験です。そのため普通は、知識量が一番重要になります。知識量は、勉強量に置き換えることもできます。(勉強量は、勉強時間や解答した問題数です)

技術士試験は、理解や知識を必要としますが一番でありません。一番重要なのは、「技術士に求められている事を理解すること=考え方」です。

そのため、何でも知っている人でも不合格に成ることもあれば、そこそこに知識があり技術士に求められている事を理解していれば簡単に合格する人もいます。

知識量=合格と理解すると、合格までに長い時間がかかります。皆さんは、手早く合格するために、技術士に求められている事を正しく理解して、一発合格を目指しましょう。

現役技術士(試験に合格した人)の意見を参考に勉強しましょう。

2010.12.19

多くの人は、試験直前まで不安になりつつも「自分が、信じる方法で一生懸命勉強した」と思います。この思いは、重要です。自分が信じることのできない勉強方法は、成果が出ません。

ですが、判断基準は、本人の中にあります。今までの経験から自分の中に作った判断基準と他者の判断基準は、別物です。他者の判断基準を信じるのも重要です。

また他者は、思い込みがありません。思い込みが無い分だけ冷静な判断となります。

皆さんにぜひ参考にしてほしいのは、現役技術士の意見です。現役技術士は、どうすれば試験に合格するかを理解できたので試験に合格しています。現役技術士の意見を聞いて一発合格を目指してください。

では、合格に向けてがんばりましょう。

来年は、手書きの業務スタイルへシフトすることをお勧めします。

2010.12.18

来年(2011年)技術士を受験される皆さんは、パソコンを使う業務スタイルから手書きの業務スタイルへシフトすることをお勧めします。なぜなら技術士試験は、見せ方も重要だからです。

皆さんは、来年(2011年)技術士試験を受験します。その時の試験は、記述式の試験です。この時に小学生のような文字で書かれた論文と社会人のしっかりした文字で書かれた論文を比較したとき、どちらに信頼感を持つでしょうか?

小学生のような文字で書かれた論文は、「内容が大丈夫だろうか?」と疑いながら読み始めて採点されます。他方で、社会人のしっかりした文字で書かれた論文は、「多分しっかりした内容が書かれている」と好意的に読み始めて採点されます。

一方が、問題点を探しながら採点されるのと、他方が、良い点を探しながら採点されるのです。合否は、論文内容で採点されるのですが、可能であればしっかりした文字で論文を書いたほうが良いと思います。

来年(2011年)技術士を受験する皆さんは、今から業務でもパソコンを使わずに手書きで業務して見やすい文章を書くことに慣れるのをお勧めします。良い手書き論文を書く練習は、時間がかかります。(念のため、本筋は、論文内容ですが、少しでも良いと思う事は全てやりましょう)

では、一発合格を目指して頑張りましょう。

技術士試験に合格するには、自分が信じることのできる勉強方法が一番です。

2010.12.17

人間は、何事も信じることが成功につながります。技術士試験同じです。まず「自分は、合格できる」と信じるのが最初です。「合格できない」と思うと絶対に合格しません。「合格できるかどうかわからない」と思うのも合格の可能性を下げてしまいます。「やればできる、必ずできる」と思うのが最良です。(やらなければ、何もできないという意味もあります)

勉強方法も同じです。「この方法で勉強すれば合格できる」と思って勉強するのと「合格できるかどうかわからない」と思って勉強するのでは、結果に大きな違いが出ます。

勉強方法で疑問を持ったら、すぐに別の方法に変えたほうが良いです。迷っている勉強方法では、良い効果が得られないからです。何事も迷ったら、心の底で「行動を起こしたい」と思っているのです。迷ったら行動を起こすのが良いです。今という時間は、一度だけです。二度と来ない貴重な時間です。迷ったらすぐに行動しましょう。

ただし、迷ってばかりいる人も良い結果が得られません。迷ったら、大いに迷って行動し、一度決めたら心底信じて迷わないのが一番良いです。迷わないようにするには、迷う原因を「見ない・聞かない・近づかない・近づけない」ことです。

では、一発合格を目指して頑張りましょう。

技術士試験は、勉強量で無く求められることを理解して一発合格を目指しましょう。

2010.12.16

技術士試験は、受験者の技術士としての能力の有無確認です。とすれば、技術士試験対策は、技術士と同じ事ができるようになる事です。

何回も受験している人は、「多くの問題を解答練習して、本番で出題された問題が解答できた年に合格できる」と考えている人です。問題数量で合格を目指す人です。

多くの問題を解答練習して合格する手法では、解答練習を300~400問題実施すれば、合格できるかもしれません。ですが、この解答練習数量は、実現の極めて困難な問題数です。

技術士試験は、論文試験です。論文問題を1題合格論文にするのに、初めのうちは、2週間程度かかります。どんなに慣れてきても1題合格論文を作成するのは、1~2時間かかります。おそらく300~400問題の解答練習は、数年かかる問題数です。数年かけて毎日1~2時間問題を解答練習するのは、極めて困難な勉強量です。

皆さんは、問題解答数量で合格を目指さないでください。技術士試験に求められている事を理解してください。そして技術士と同じ事ができる事を目指してください。そうすれば、1回の受験で一発合格が可能になります。

では、合格を目指して頑張りましょう。

技術士試験は、「私の実績・私の判断・私の考え」と記載できる実績で受験して。

2010.12.15

技術士は、昨日に指導的技術者と書きました。だとすると実績の成果を表現するときも重要です。

日本人は、農耕民族が理由なのか「謙遜や控えめ」が美徳とされています。

しかし、技術士試験では、「謙遜や控えめ」が必ずしも美徳になりません

例えば試験において、「私は、まだまだ勉強中の身でこれからです」と表現するとします。試験においての評価は、「では、実績が出てから再度受験してください」と不合格に成ります。

また、次のような表現もダメです。「会社の命により。上司の指示により」などです。会社や上司は評価しますが、受験生のあなたは不合格です。

技術士試験は、「私の実績私の判断私の考え」と記載できる実績で受験してください。

では、一発合格を目指して頑張りましょう。

皆さんは、技術的指導者(技術士)を目指しています。

2010.12.14

技術士に求められている事の一つに、技術的指導者があります。

このコーナーで何度も書いているように、技術士は、技術コンサルタントです。技術コンサルタント(技術士)は、技術的指導ができなければなりません。

業務経歴票でもそのように表現する必要があります。地位職名などの記載方法もそのように記載する必要があります。

一番有効な表現が、「〇〇責任者・△△主任」などです。これを「〇〇部長」などと記載しても技術的指導者と見えません。たとえ社長と記載しても意味がありません。(経営者的な責任者としての立場を表現するのであれば良い記載ですが)

皆さんは、技術的指導者を目指しています。経営者を目指しているのでありません。これを理解して業務経歴票を記載しましょう。

では、一発合格を目指してがんばりましょう。

技術士試験を正しく理解して一発合格。

2010.12.13

平成23年度に技術士試験を受験する人がいますべきは試験問題の研究です。今までにどのような問題が出題されて、自分に解答できるのかを確認することです。また何が試験で問われているのかを調べることです。

ここで、何度も受験しているから技術士試験をよく知っていると思っている人は、考えが間違っています。技術士試験を知らないから、不合格なのです。実力不足だから不合格なのでありません。求められている解答をしないから、不合格なのです。

合格できる実力があるのに、技術士試験を正しく理解してないから、不合格なのです。

毎年JESの技術士セミナーに初めて参加する人が多数います。初めて参加する人の多くが、複数回受験です。実力がありながら複数回受験している人が多数います。早くから理解していれば、もっと前に合格できたのに、もったいない事です。(もちろんJESに来た人は、技術士試験を正しく理解して一発合格してもらいます)

実務の経験豊富で複数回受験している人、「同僚のアイツが合格できて、なぜ俺が合格できない?」と思っている人。技術士試験を正しく理解して一発合格を目指しましょう。

理解・暗記型の勉強から、論理的に考える勉強へ切り替えて、一発合格を目指す。

2010.12.12

勉強するとき「教えてもらう」という方法は、理解・暗記型の勉強になります。理解・暗記型の勉強は、技術士試験に向かない勉強法です。(高校や大学などの学校教育では、理解・暗記型の勉強を行っています)

技術士試験は、論文試験なので論理的な思考を必要としています。理解・暗記型の勉強では、論理的な思考を養うことができません。論理的な思考は、自分の脳で思考することによってのみ養うことができます

では、どのように自分の脳を使うかですが、論理的思考のできている人や論理的思考をしようとしている人と意見を交わすことで可能となります。

これが、独学で合格できない理由になります。独学では、自分の近くに技術士がいません。論理的思考を鍛える場が限られているのです。

もし独学で合格を目指している人は、近くで意見交換のできる技術士を見つけるか、または、技術士受験生を見つけることです。

理解・暗記型の勉強から、論理的に考える勉強へ切り替えて、一発合格を目指しましょう。

合格論文を書くには、どのように考えて書く必要があるのかを理解する。

2010.12.11

論文の記述勉強法に次の方法もあります。その勉強法とは、写経です。評価の高い優れた論文を自分のノートに書き写すのです。

書き写すときは、次のようにします。

1、手書きで書き写す。パソコンを使用しません。

2、書き写す時に1行先を予想しながら書き写します。筆者が、次に書こうとしている事を考えるのです。

3、なぜ評価が高いのかを分析しながら書き写します。どうすれば評価の高い文章になるかを考えるのです。

何回か書き写すと、筆者の考えや評価の理由が理解できてきます。筆者の思考を自分のものにできます。

合格論文を書くには、どのように考えて書く必要があるのか理解できます

では、合格に向けてがんばりましょう。

「受験申込書と業務経歴票」は、技術士受験で一番重要な書類です。

2010.12.10

みなさんは、「受験申込書と業務経歴票」の重要性について理解されていますでしょうか?

多くの受験生は、「記入漏れや記載ミスが無ければ良い」と考えています。それは間違った理解の仕方です。

「受験申込書と業務経歴票」は、技術士試験で作成する一番初めの書類です。そのため以降の書類作成の全てに影響します。

まず「受験申込書」に「受験部門・選択科目・専門とする事項」を記載します。すると、「業務経歴票」は、「専門とする事項」に一致した業務経歴を記載する必要があります。

例えば、「専門とする事項」で道路工事の専門家と記載して受験するのであれば、「業務経歴票」に道路工事の経験が豊富で無ければなりません。経験の無い事を専門家と記載できないのです。

また経験が豊富という内容も吟味する必要があります。受験条件の経験年数4年や7年が、「専門とする事項」で満たされている事が必要です。記載内容も、技術士法第二条を満足させる必要があります。技術士にふさわしい経験内容が必要です。

筆記試験においても、受験申込書で記載した「受験部門・選択科目」で解答できる問題なのかを吟味必要です。過去の問題を数問解答してみると判断できると思います。

さらに、技術的体験論文です。技術的体験論文は、「受験部門・選択科目・専門とする事項」に一致する必要があります。論文に記載できる専門とする事項の経験がなければ、技術士に成れません。

そして技術的体験論文と業務経歴票も一致する必要あります。業務経歴の中から技術的体験論文を記載する必要があるからです。年数もなるべく最近の経験を記載するほうが良いです。

最後に口頭試験です。口頭試験でも「受験申込書」・「業務経歴票」・「技術的体験論文」の一致した説明が求められます。同じ人が受験するのですから、説明の時に一致していることが求められます。

以上から「受験申込書と業務経歴票」が、すべての書類に影響するのが理解できたでしょうか?

では、合格に向けてがんばりましょう。

技術士試験の参考書を選ぶときは。

2010.12.09

技術士試験で勉強する参考書は、2種類購入することをお勧めします。参考書は、「良い本」と思えば迷わず購入すればよいと思います。購入して自宅でじっくり読んでみてよい本であれば、しっかり勉強しましょう。

1、考え方を解説した参考書

技術士とは、どのような思考をすべきかを解説した参考書です。この思考が全ての問題解答内容に影響しますので重要です。1例としては、合格論文の掲載されている参考書などが選択肢の一つです。

2、考えを表現するテクニックを解説した参考書

技術士に必要な考え方を理解したとしても、考えを表現できなければ意味がありません。選ぶ本としては、「短文で書く」「箇条書きを使う」「である調で書く」などより具体的に解説した本を選ぶのが良いです。

3、1冊で済ませたいとき

良い本であれば、1冊で2種類の本と同じ効果があるものもあるでしょう。「まえがき」と「目次」を確認して選択するとよいでしょう。

では、合格に向けてがんばりましょう。

技術士受験対策は、どのようにして能力を認めてもらうかを対策する事です。

2010.12.08

技術士試験は、短期合格する人長年かかる人に分かれる試験です。短期合格は、1~2年での合格です。長年かかる人とは、5年以上かかる人です。

この長くなる人は、技術士試験で求められている事が理解できて無いからのようです。

論文を拝見した後で、不足する事をいろいろと話をしてみると「書く必要が無いと思っていました」という回答が多いです。

話を聞けば書くべき内容を持っているのですが、書か無いのが不合格の理由です。書けるのに書かないで不合格に成るのは、何を書くべきか理解できていない。すなわち、求められている事が理解できて無いから不合格に成るようです。

口頭試験もしかりです。口頭試験で求められている事を、しっかりと話すことが重要です。

試験とは、能力を確認するために行われます。能力があると試験官が理解すれば、合格です。どのようにすれば、能力があると認めてもらえるかを理解して受験しましょう。

では、一発合格を目指して頑張りましょう。

口頭試験での注意事項です。

2010.12.07

きょうは、口頭試験の注意事項です。

試験官から見たときに、決断のできない人や自信無さげな人(またはそのように見える人)は、口頭試験でご注意ください。

少なくとも技術士試験を受験するときは、自信を持って決断できる人になってください。

なぜかといいますと、技術コンサルタント(技術士)が、決断できない人や自信の無さげな人だとクライアントに不安を与えてしまうからです。

クライアントに不安を与える技術コンサルタント(技術士)は、失格です。

ただし、あまりにも即断即決は、よくありません。口頭試験の試験官が、諮問する内容をしっかり確認して、確認できたらあいまいな回答をしない姿勢が重要です。

相手の内容が理解できない場合も、想像で回答してはいけません。諮問内容を復唱して確認してから回答しましょう。

信頼される技術者像を思い描いて口頭試験に臨んでください。

では、一発合格を目指して頑張りましょう。

技術士の考えは、内発的でなければならない。

2010.12.06

技術士の考えは、内発的でなければならないです。内発的の反対が外発的です。

内発的と外発的の例は、次のようになります。

内発的:私は、技術者に倫理観が重要だと思う。なぜなら私は、技術者倫理が社会へ重大な影響を与えると思うからです。

外発的:私は、技術者に倫理観が重要だと思う。なぜなら本には、技術者倫理が社会へ重大な影響を与えると書いてあるからです。

内発的な考えは、技術者本人の評価です。ですが、外発的な考えは、書いている本の評価です。技術士に成りたいと思う技術者は、評価してほしい自分の考えを述べる必要があります。本に書いてあることを言っても意味がありません。(本を評価しても意味がありません)

技術的体験論文などに記述した技術的判断などもすべて自分の(あなたの)考えを述べてください。技術士として評価してほしいのは、技術士に成りたい自分だからです。「会社・上司・チームなど」を評価しても意味がありません

では、合格に向けてがんばりましょう。

相手が理解できる高度な説明をしましょう。

2010.12.05

技術士試験を受験する技術者で、「理解困難な高度なこと」を、説明して自分の能力の高さを見せようとする人がいますが、良い方法でありません。技術士試験の筆記試験での論文でも同様です。

説明を受ける人のほとんどは、「理解できる高度なこと」の説明を望んでいます。すなわち「理解できる」のが前提です。

これを外してしまうと「訳の解らないことを説明する、説明能力の無い技術者」という評価になります。

どのように良いことを説明しても理解できなければマイナス評価です。相手が理解できない内容は、説明しないほうが良いです。

ですが、相手が全て知っている内容だけの説明も評価を下げてしまいます。「誰もが知っていることしか説明できない技術者」という評価です。

相手が一番満足する説明は、知っていることを50%にして、残りの50%は、知っていることで理解できるように説明することです。

では、一発合格を目指して頑張りましょう。

専門知識を要求しない解答が、理想です。

2010.12.04

技術士試験は、試験センターが発行している「受験申込み案内」によれば、次の区分に分類されます。

1、技術部門:21部門

2、選択科目:約69科目

3、専門とする事項:約1,000専門事項

この数値は、皆さんの解答を採点する採点官が、皆さんと同じ専門家で無い可能性が高いということです。むしろ約1,000の専門家の中から意図して皆さんと同じ専門家とするのは、不可能に近いと思ったほうがよいでしょう。

これは、受験対策をするうえで重要な要素です。皆さんと専門が違う技術者に理解してもらえる解答をする必要があるということです。

すなわち、採点者に専門知識を要求する解答は、「わかり難い解答」と判断されて不合格に成ると考えるほうが良いです。

すなわち技術コンサルタントである技術士が、相手に理解できないコンサルティングをすれば、当然不合格です。

皆さんが目指す解答は、高度な内容でありながら、相手に専門知識を要求しない誰でも理解できる理想的な解答です。

「相手の理解できる理想的な解答=合格」です。

では、一発合格を目指して頑張りましょう。

試験問題で求められている解答は、あなたの書きたいことでありません。

2010.12.03

技術士試験で合格までに複数年かかっている人は、試験問題出題者の求めている解答を理解できているか考える必要があります。

特に筆記試験は、解答用紙に書かれた論文のみで合否判定されます。あなたが解答用紙に書いた論文は、試験問題出題者の求めている解答で無いから不合格なのです。

あなたは、試験問題の解答を書き始める時に「試験問題出題者の求めている解答」を意識していますか?あなたは、自分の書きたい事を解答として記述していませんか?

試験問題出題者が求めている解答は、問題文に表現されています。その問題文表現を理解して、一発合格を目指しましょう。

では、頑張ってください。

技術士試験で高学歴の人が陥りやすい落とし穴。

2010.12.02

抜群の学歴の持ち主ですが、何年たっても技術士に合格できない人が稀にいます。全国的に有名な大学や大学院卒の技術者です。今日は、そのような高学歴の人が陥りやすい落とし穴を説明してみます。

高学歴とは、学校教育を意味しています。日本の学校教育は、江戸時代から明治時代に入った時に大変革が起きました。

明治時代に移行するときに、欧米の科学技術との差を急速に詰めるための教育がスタートしました。

どのような教育かというと、知識習得偏重の教育です。欧米の科学技術を知り、理解し、利用するという教育です。そのため、学校教育でも、知識詰め込み型の教育重視されました。

いまでも知識量豊富な人が、高学歴者に多い要因になっています。ここが高学歴者で技術士試験に合格できない原因です。

技術士は、海外の資格をモデルに作られています。「技術士=技術コンサルタント」ですからある程度の知識が必要です。ですが、ある程度以上の知識があれば、知識量で合否を決めているわけでありません。

高学歴で成功体験のある人は、知識量で合格しようとします。知識量をいくら増やしても合格できません。技術士試験で求められているのは、高度な専門的応用能力です。

この部分が理解できる人は、比較的速やかに合格できます。

では、合格に向けてがんばりましょう。

お金をかけてでも短期合格を目指しましょう。

2010.12.01

技術士試験は、同じ合格するならお金を使ってでも早く合格するのが得策です。

ときどき見かける人で、「投資効果は、独学が一番」と言っている人がいます。

確かに一回の受験で合格するのであれば、独学は、投資効果が一番良いです。ですが、一回の受験で合格できるのは、難易度の低い資格試験です。

技術士は、難易度が高いので独学で一回で合格できません。(ごく稀に独学で一回で合格する人がいますが特別な人です)

もし2回で合格すると考えれば、1年間無駄になります。1年分の資格手当や勉強時間を金額換算すると高額になります。おそらく数十万円になるはずです。

2年を無駄にすれば、さらに高額になります。時間を無駄にすることを考えれば、お金をかけてでも短期合格を目指しましょう。

では、一発合格を目指して頑張りましょう。

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