技術士試験専門予備校 全部門 完全対応宣言
JESは技術士試験専門予備校として、全部門(21部門)の合格ノウハウを教えることを宣言いたします。【代表取締役:坂林和重】 各コース一覧表(PDF)

坂林和重の技術士試験コラム

2010年11月

口頭試験で事前準備可能なことが多数ある。

2010.11.30

口頭試験準備をされている人は、どのような質問をされるか調べるのが一番の対策になります。

毎年質問される内容があります。毎年質問される内容は、事前準備が可能です。

技術士法・倫理・技術的体験論文です。暗記すべき条文が何件かありますので、しっかりと暗記しましょう。

また専門知識は、皆さんプロなので問題ないと思います。次の点に注意する事です。

1、聞かれた内容に忠実に答える。

試験官の聴きたい事とあなたの喋りたい事が違う場合が多いです。試験官の聴きたい内容に答えなければ、零点です。

2、聞かれて無い事には、答えない。

試験官が質問してないことに答えるのも問題があります。試験官が聞いていないことを話すと、不要な情報になります。不要な情報は、ノイズ(雑音)と同じです。何のプラスにもならないばかりか、場合によってマイナスになります。慎みましょう。

3、答えが解らない場合に備えておく。

人間だれしも知らないことがあります。あるいは、とっさに答えが出てこない場合もあります。ですがその時に、「わかりません」や「知りません」では、技術士失格です。なぜなら技術コンサルタントが、「知りません」と答えた場合、クライアントの不安につながるからです。「わかりません」や「知りません」と答えなくてすむ方法も事前に準備可能なので、準備しておきましょう。

「1、2、3、」は、事前対策が可能なのでしっかりと対策してください。

では、合格に向けてがんばりましょう。

60%正解の有無をどのように判断するか。

2010.11.29

昨日に技術士試験の解答で60%の正解が得られているかどうかが、合否を決めると書きました。

では60%を誰に判断してもらうかです。一番安心なのは、試験の採点官に事前に判断してもらえばよいのですが、不可能です。

可能なのは、「自己判断かベテランによる判断」のいずれかです。ベテランに判断してもらう場合は、平成19年度で求められている能力が「どのように変わったか」を理解している人にしてください。

平成18年度以前の古い受験対策法では、合格できません。

では、合格に向けてがんばりましょう。

来年度の技術士試験にどのような問題が出るか。

2010.11.28

みなさんは、来年度の技術士試験にどのような問題が出るか知りたいと思いませんか?

来年度に出題される問題を知る方法が、一つだけあります。それは、過去問題です。

過去問題は、どのよな目的で作成するかといいますと「この問題の60%以上が解ける人を合格させたい」というものです。

技術士に求められている能力は、平成19年度以降で変わっていません。(平成19年度に法律改正があり、求める能力に変更がありました)

平成19年度~平成22年度の問題を自力で解答してみて、60%以上の正解であれば、合格できます。また60%未満であれば、不合格です。求められている能力は、これ以上でも、これ以下でもありません。

平成23年度に出題される問題は、平成19年度~平成22年度に出題された問題と同じ目的で(同じ能力の有無を確認する問題が)出題されます。

みなさんは、平成19年度~平成22年度と同じ問題が出題されると理解して「同じ問題が出題されても安定して60%以上の正解できる能力」を養ってください。そうすれば、合格できます。

では、合格に向けてがんばりましょう。

「意見を述べて、意見を聞き、自分の頭で思考する」のが重要です。

2010.11.27

きょうは、技術士試験を受験する人に少し厳しいことを書いてみます。

技術士試験では、頻繁に論理的思考能力を問う問題が出題されます。

この論理的思考能力は、自分の頭を使い思考することで身に付けることができます。

「意見を述べて、意見を聞き、自分の頭で思考する」(意見交換する)ことで身に付けることができます。

重要なのは、次の3点です。

1、自分の意見を述べる。

2、人の意見を聞く。

3、自分の頭で思考する。

この3点を行うことで、自分の意見が磨かれて論理的思考能力を身に付けることができます。

学校教育では、先生の講義を聞くという「2、人の意見を聞く。」が重視されています。「2、人の意見を聞く。」で、知識を身に付けることができますが、論理的思考能力を身に付けることはできません。

自分に論理的思考能力を身に付けるには、「1、2、3、」の3点すべてが不可欠です。

では、合格に向けてがんばりましょう。

司法試験の受験対策が、技術士試験の受験対策の参考になる。

2010.11.26

皆さんは、司法試験と技術士試験がよく似ていることを知っていますか?

司法試験とは、ご存じの通り裁判官・検察官・弁護士など法曹に成るときに受験する試験です。

司法試験では、短答式試験や論文式試験が行われます。この論文式試験が、技術士試験の筆記試験と同じように記述式で行われています。

論文式試験は、法曹と成ろうとする者に必要な専門的学識並びに法的な分析、構成及び論述の能力を有するかどうかを判定するために行われる試験です。

司法試験でどのような受験対策をしているか調べてみると一つの方法に「受験生同士でゼミ」を行っているそうです。すなわち、意見交換です。

自分の意見を述べて相手の意見を聞き、自分の能力を磨いているそうです。

皆さんも「受験生同士のゼミ」に参加して能力を磨いてください。

では、合格に向けてがんばりましょう。

ハーバード大学の白熱教室が、技術士試験対策の参考になる。

2010.11.25

ハーバード大学の白熱教室で行われている授業は、技術士試験の受験対策に役立ちます。この勉強のやり方をソクラテス・メソッドといいます。

技術士試験の設問は、問題や課題についてどのように考えて解決するかを回答します。設問としては、「〇〇の課題につて、あなたの考えを述べよ」や「〇〇の▲▲について説明せよ」などです。

極論すれば、技術士試験の設問は、技術士としての考え方を問いにしていると言えます。

では、技術士としての考え方をどのようにすれば、磨くことができると思いますか?

技術士としての考え方は、技術士を受験する者同士で意見交換することで磨くことができます。ハーバード大学の白熱教室で行われている授業が意見交換の典型です。

皆さんも受験生同士で意見交換して、受験対策をしましょう。

では、合格に向けてがんばりましょう。

資格取得の王道というのは、あります。しかし、

2010.11.24

資格取得の王道というのは、あります。しかし、何も対策しないで資格取得する方法は、ありません。

特に難易度の高い資格ほどしっかりと対策する必要があります。

では何をどれだけ対策すればよいか、どのように判断するか、次のステップで説明します。

ステップ1

まず試験合格基準を調べます。どのように成れば合格するか知らなければ、対策の立てようがありません。合否判断基準を確認します。

ステップ2

目標は、合格です。目標までの距離を確認します。確認方法として昨年の問題を解答してみます。当然歯が立ちませんが、最後まで解答します。この問題解答で、合格までの距離がわかりました。

ステップ3

合格までの距離をどのように埋めていくか、勉強計画を立てます。勉強計画は、アバウトな長期計画と詳細な短期計画を立てます。長期計画は、合格までの全体計画です。短期計画は、1週間程度の計画です。短期計画は、予定外が発生しても挽回できる余裕を入れておきます。

ステップ4

計画の実行と実績の確認です。計画したことが実行できなければ、合格できません。実績の確認は、毎月過去問題を解答してみます。勉強の方向性が正しければ、解答ができるようになってきます。解答できなければ、勉強方法を見直して、長期計画にフィードバックします。

以上が合格までの対策です。対策が正しくできているかどうかは、常に確認しましょう。

では、一発合格に向けてがんばりましょう。

口頭試験での説明練習は、素人(アマチュア)相手に行って。

2010.11.23

口頭試験での説明練習は、素人(アマチュア)相手に行ってください。

と言いますのは、プロに説明できるのは、普通の技術者です。技術士に求められているのは、アマチュアに説明できる力量です。

口頭試験で難解な説明をすると試験官は、次のように考えます。

「何やら難解な説明である。たぶん専門家だから正しいのだろうけれど、相手に分かるように説明できない技術者である。技術士としての力量不足で失格」

なぜならば、技術士は、技術指導を行うコンサルタントです。技術コンサルタントである技術士が、技術指導を行う相手(顧客)は、会社役員や一般技術者など専門外の人です。相手に理解できない説明をする技術コンサルタントは、コンサルタント失格です。

そのような専門外の人に説明する技術士は、相手に専門知識を求めてはいけません。技術士は、専門外の技術者が理解できる言葉で説明できるように練習してください。

特に注意すべき人は、学会発表や業界内での講演が多い高度な専門技術者です。専門用語が、日常用語化して無意識に使っている場合があります。(専門家集団内で活躍する技術者は、専門用語を駆使して説明しても問題ありません。相手に理解する知識を求めても問題ないのです)

口頭試験は、専門家に高度な説明をするという姿勢でなく、アマチュアに理解できる説明をするという姿勢で臨んでください。

よって、口頭試験は、専門用語に慣れてない素人(アマチュア)相手に説明練習してください。(例えば配偶者です)

では、合格に向けて頑張りましょう。

悪い条件でも合格できるように120%の力を目標にする。

2010.11.22

2011年8月資格試験までの勉強は、合格に必要な力100%+αとして120%の能力を目標にしましょう

100%のギリギリを目標にすると、体調不調などがあれば、不合格になります。不合格になった後で体調不調を説明しても、何の解決にもなりません。「残念でしたね。体調を整えて、また来年きてください」となるだけです。

では、120%の内容ですが、技術士試験の場合は、時間です。筆記試験の解答を書く時に既定より20%短い時間で解答してみます。短い時間での解答練習をすると、だんだん慣れてきて、解答可能になります。

また解答練習する場所は、少し騒音のする場所が良いかもしれません。あるいは、少しだけ話し声のある場所で練習してみるのも良いかもしれません。

2011年は、あなたにとって、あまり良くない環境で受験することになるかもしれません。例えばエアコンの故障などです。あるいは、エアコンの風が直接当たる場合などです。

そのため、普段の勉強環境も「周りの人に、あまり協力してもらえない環境」も経験しておくべきでしょう。(もちろん、常識的な範囲内の悪い環境です)

では、合格に向けて頑張りましょう。

技術士試験の合格のために今は苦しくともがんばりましょう。

2010.11.21

皆さんは、来年(2011年)技術士試験に合格するための準備をしています。

技術士試験の合格が、春の季節だとすれば、いまは、準備段階という秋の季節だと思います。

秋を過ぎると、本格的な試験勉強という冬の季節になります。

ですが冬が訪れるからと言って恐れる必要ありません合格者が全員経験したことです。

冬に備えて挫折しないように準備をしておけば大丈夫です。事前に挫折しそうになった時の対策を考えておきましょう。受験指導を受けるのであれば、指導者とコミュニケーションを図っておきましょう。独学であれば、受験の決意を貼り出しておくのも方法です。

寒い冬を経験しなければ、春が訪れません。苦しいときは、技術士試験の合格という良き日が訪れるのを信じて頑張りましょう。

春の来ない冬はありません。春の来ない人は、挫折するから来ないのです。最後まであきらめなければ、必ず合格できます。

では、合格に向けて頑張りましょう。

短期で合格するために、どのように気づきをするか。

2010.11.20

今日は、前回書いた、気づきについて書いてみます。

前回は、気づきによって短期合格するか、複数年かかるかが決まると書きました。誰でも短期合格したいと思っているはずです。

では、どのようにすれば気づくかが重要になります。

一番良い方法は、指導者とのディスカッションです。ハーバード大学の白熱教室をまねて、技術士の受験指導をしている現役技術士とディスカッションするのが最適です。(この方法は、哲学者ソクラテスが実施したことから、ソクラテス・メソッドと言われているようです)

ディスカッションの中で自分の意見を述べて指導者の意見を聞くことの繰り返しが、未知の気づきを引き出します。

皆さんが、短期合格を考えているのであれば、次の条件に合う指導者を見つけてディスカッションするのが良いです。

1、平成19年技術士法の改定内容と新試験制度を理解している人。

2、技術士試験指導の経験が豊富にある人。

3、現役技術士である人。

では、一発合格を目指して頑張りましょう。

技術士試験が、短期間で合格できる人と長年かかる人の違い。

2010.11.19

きょうは、技術士試験が、短期間で合格できる人長年かかる人違いを考えてみます。

技術士試験は、合格してみれば、それほど難易度の高い試験でありません。この「合格してみれば」の部分が重要です。合格する前は、難易度が高いという意味です。

もちろん合格前後で試験の難易度が、変わるわけで、ありません。合格前後で難易度の感じ方が違うだけです。

この違いは、なんだと思いますか?

違いは、技術士試験に合格するために実施すべき事はそれほど難しくないが、何を実施すべきか気づくのが困難であることを意味しています。

何を実施すればよいか「気づけば短期合格、気づくまで合格できない」という意味です。この気づきが、短期合格と長年かかる人の違いです。同じ勉強をしても、気づきによって合否の結果が違ってきます。合格まで複数年かかるのは、気づくまでの期間です。(早く気づく人は、数時間で気づく内容です)

実施すべきことは、10年経験程度のベテランであれば数か月(200~400時間程度)で実施できる内容です。

気づくことは、「技術士に求められている事が何か」です。この「技術士に求められている事」に合わせて数か月勉強すれば、技術士試験に一発合格できます。

皆さんは、短期で気づいて一発合格していただければと思います。

では、合格に向けて頑張りましょう。

技術士試験の確認目的に合わせた勉強をする。

2010.11.18

皆さんは、試験の確認目的を考えて勉強していますか?

今日は、大学入試試験資格試験を例に考えてみます。

さて試験には、それぞれ目的があります。例えば、大学の入学試験を例に考えてみます。

1、大学入試試験の例

例えば、音楽大学で、ピアノ科の入学試験の場合です。皆さんが、音楽大学の教授で試験問題を担当するとします。皆さんは、どのようなことを考えますか?

おそらく次の事を考えると思います。ピアノについて将来の才能あふれる学生を合格させたい。今は、荒削りでもよい。自分が指導して、名声の取れる演奏家に育てたい。一人でも多く合格させて指導したい

では、どのような問題を作成するかです。ピアノの才能を見るのですから、作曲や演奏などだと思います。ピアノの才能を見るのに不要な試験は、実施し無いはずです。

2、技術士試験の例

つぎに皆さんの資格試験である技術士試験です。

技術士試験の場合、出題者は、次のように考えると思います。技術士試験に合格させた場合は、直ちに登録申請して技術士を名乗るはずです(技術士試験合格=技術士の表明)。であるならば、合格させる人間は、技術士と名乗っても問題ない実力者にしたいと考えるはずです。将来の才能は、考慮されません。確認するのは、今の実力です。

また試験実施者は、技術士資格を普及拡大したいと思っているはずなので、可能であれば、実力ある人をより多く合格させたいと考えているはずです。

では、どのような問題を作成するかです。試験問題は、技術士であれば、正しく解答して欲しい問題になるはずです。解答内容は、技術士にふさわしい内容を要求するはずです。

3、試験の目的を考えた勉強

以上を考えた時に、大学入試は将来性を見てもらえるが、資格試験は今の実力を確認される事になります。

実力とは、昨年などの過去問題が問題無く解答できる実力です。問題無くとは、現役の技術士と同等以上のレベルです。

すなわち、過去問題を解くときに、「現役技術士は、どのように解答するか?」を考えながら、解答することです。

これが「実力ある人を合格させたい」という目的に合わせた勉強になります。

では、頑張りましょう。

技術士試験に合格して活躍するという夢に向かって成長し続けましょう。

2010.11.17

皆さんは、技術士試験に合格して活躍するという夢に向かって努力しています。そこできょうは、夢について書いてみます。

人間だれしも夢を持っています。「こう成りたい」「ああ成りたい」など実現したい夢を持っています。

夢の無い人間は、成長しません夢があるから人間は、夢に向かって成長しているのだと思います。

また人間は、実現できる事を夢に描きます。実現できない事は、夢に描きません。

しかし、残念ですが、夢を実現する前に挫折する人がいます。

では夢を実現するには、どうすればよいのでしょうか。

それは、次の3点に集約されます

1、強烈に実現したいと思うこと。

2、夢に向かって常に学び努力すること。

3、最後まであきらめないこと。

この3点がどれだけ強烈であるかで夢を実現できるかどうかが決まります。この3点が軟弱であれば、夢を実現できません。

私は常々言っています。「究極の受験対策」は、合格するまであきらめない事です。たとえ何年かかっても、合格するまであきらめなければ、結論は、合格しかありません。あきらめた時に、不合格という結果が残ります。

皆さん、技術士試験に合格して活躍するという夢に向かって努力しましょう。成長し続けましょう。

では、合格に向けて頑張りましょう。

独学の人は、業務報告書で記述力を鍛えましょう。

2010.11.16

独学で技術士を勉強されている人は、論文添削を受ける事が少ないと思います。

そのような独学の受験生は、日々の業務を利用するとよいです。日々の業務で業務報告書があるはずです。

業務報告書でなくて別の名称でも構いません。業務で作成する報告や説明書類です。

その書類は、技術士の論文作成に極めて似ています。(まさに、「あなたの考えを述べよ」という想定問題です)

この業務報告書を上司に口頭説明せず、見せるだけでOKになるように解りやすく記述しましょう。

また作成時間も筆記試験を想定して、短時間で記述しましょう。

また上司が、説明を求めれば何が不足なのか、ぜひ添削してもらいましょう。

給料をいただきながら勉強させていただくのです。喜んで教えていただきましょう。

そして上司から、「解りやすい報告書」とお墨付きを頂けば、技術士試験の合格もまじかです。

では、合格に向けて頑張りましょう。

技術士試験の合格率は、気にしない。合格は、自分が決める。

2010.11.15

技術士試験の合格率を気にされる人がいます。ですが、あまり気にしない方が良いです。気にする気持ちは、良く理解できます。インターネット上に、全国平均やセミナーハウス毎に公表されているようです。

検索サイトで「運営者 料金 受講生数 受験者数 合格者数 合格率」をキーワードにして調べると「全国平均」や「セミナーで勉強した場合」の合格率を調べる事ができますが、どのような数値を見つけても皆さんの合格の可能性ではありません

皆さんの合格の可能性は100%(合格)か0%(不合格)か、いずれかです。技術士試験では、中間的な、60%合格や30%合格という制度がありません。○か×かのいずれかの二者択一しか無いです。

であれば、皆さんは、100%(合格)を選べば良いです。合格率を気にするのは、受動的な考え方です。合格は、自分で決めましょう。今日からは、「合格率」でなく、「どうすれば合格するか」を考えましょう。

さてどのように合格するかですが、一番重要なのは強い受験動機です。強い動機があれば、スランプに打ち勝つこともできます。また、同じ勉強でも創意工夫をして、勉強の効率を上げる事もできます。

強い動機ができたら、常に見えるように紙に書いて掲示しましょう。モチベーションの維持です。

この「強い動機」と「モチベーション維持」ができれば、ほぼ合格できたようなものです。

あとは、「自分の実力を確認」して、「合格までにやるべき計画を立て」て、「実行する」だけです。これが、「サクセスストーリー」です。

では、合格に向けて頑張りましょう。

口頭試験までに準備しておくこと。

2010.11.14

口頭試験の日程は、決まりましたですか?

大多数の人は、先週に筆記試験の合格通知とともに口頭試験日程が連絡されていると思います。

本番試験までに次の事を準備されるとよいと思います。

1、業務経歴票+技術的体験論文を5分・10分・15分のそれぞれで説明する練習

2、説明直後にある諮問に対する解答練習(想定問答)。

3、技術士法の重要条文や倫理の暗記

練習相手は、配偶者が一番お勧めです。配偶者に理解できるように説明できれば、一番良い説明ができていると思います。(専門家を相手に説明練習すると、専門用語や業界用語の意味が通じてしまうため、要注意です)

さて私の口頭試験の時は、面接官が2人でした。諮問内容から1人は受験部門と同じ部門の技術士(選択科目は、分かりませんでした)で、残りの1人は技術士で無く大学の先生のようでした。

業務経歴票と技術的体験論文は、充分な準備をしていたため、ほとんど諮問がありませんでした。

諮問は、大学の先生が中心でした。大学の先生は、リニアモーターカーが専門のようで「リニアモーターカーによる人体への影響」の諮問がありました。(一般常識をどの程度知っているかを確認する目的のようでした)

それとストークスの定理・アンペアの周回積分・divD=ρとdivB=0の違いなどを聞かれました。といっても、数式での説明でなく考え方を口頭で説明しました。数式で説明だと説明しきれなかったかもしれません。考え方のみの説明で助かりました。終始良い雰囲気でした。

さて技術士の口頭試験は、技術コンサルタントとしての力量も確認されています。誰にでもわかる、分かり易い説明を練習しておくとよいでしょう。(厳格な説明というよりは、専門外の人に分かり易く説明するイメージです)

では、合格に向けて頑張りましょう。

技術士試験で合否の決定権は、皆さんにあります。

2010.11.13

平成23年度に技術士試験を受験される人は、下記の本を読まれると参考になります。

【「要領がいい」と言われる人の、仕事と勉強を両立させる時間術 佐藤孝幸/著 クロスメディア・パブリッシング 2010年6月14日発行、¥1280円+税、114ページ】

この本は、弁護士である佐藤孝幸氏が勉強の考え方について書かれた本です。1~2時間で読める本です。

司法試験の二次試験と技術士二次試験は、試験方法が極めて似ています。そのため、本に書かれている内容が、非常に参考になります。

また全ての勉強に共通ですが、佐藤氏の「時間があるればできるなんて思うな」という解説が30ページにあります。

確かにその通りで、結果を出せる事と時間には、あまり関係がありません

皆さんの1日は、24時間です。ほかの人の1日も24時間です。

平成21年度に合格した人平成22年度に合格しようとしている人と皆さんの時間は、同じ24時間です。

結果に違いが出るとすれば、24時間の使い方が違うだけです。

それから24時間をどのように使うかは、皆さんに決定権があります。

すなわち、平成23年度の合否の決定権は、皆さんにあります。今から1年間で毎日の24時間をどのように使うかで決まります。

では、合格に向けて頑張りましょう。

なぜ技術士試験が難しいかを考えてみる。

2010.11.12

今日は、なぜ技術士試験が難しいかを考えてみます。

技術士試験を難しく感じる人には、3種類のタイプがあります。

1、勉強時間の確保できない人(二割程度)

2、知識試験と思って勉強する人(五割程度)

3、いままでの勉強方法を変えない人(三割程度)

まず「1、」の人は、あまり詳しく説明する必要ないでしょう。技術士第二次試験を詳しく知らない人でも効率的に勉強すれば、100~200時間程度勉強すれば、合格できます。ですが、この勉強時間を確保できない人は、合格が難しいと思います。(ただし、だれでも100~200時間で合格できるわけでありません。これだけ短時間で合格できる人は、極めて少数です)

次に「2、」の人は、多数存在します。多いのが、高学歴の人です。日本でも有数の一流大学を卒業していたり、大学院を卒業していたりする人に多いタイプです。大学入試などは、多くの知識を記憶し、そして多くの理論を理解して受験します。この大学入試を乗り越えてきた人は、知識量で技術士試験を合格しようとします。知識量で技術士試験を合格しようとすると、極めて難易度の高い試験です。

最後に「3、」の人も多くいます。「3、」の人は、博士号・一級建築士・弁理士・電験一種など難易度の高い資格を取得している人に多いです。難易度の高い資格を取得した経験があるために、同じ方法で技術士を取得しようとします。ですが、資格が違えば求められる能力も違います求められる能力に合わせて勉強方法を変える事ができる人は、比較的簡単に合格できます。

技術士試験は、上記の「1、~3、」をクリアすれば一発合格が可能です。頑張りましょう。

忙しい人の勉強時間の考え方。

2010.11.11

今日は、勉強時間について書いてみます。

皆さんは、勉強時間が取れていますか?勉強時間を取る余裕がありますか?

おそらく皆さんは、毎日極めて忙しいと思います。日々押し寄せてくる業務をどのように処理するかで苦心されていると思います。思いは、「忙しい」の一言でしょう。

しかし、あなたよりも暇そうな同僚や後輩に「忙しい?」と聞いてみてください。どのような回答が返ってくるか簡単に予想できます。「忙しいです」の回答のはずです。

世の中で暇な人などいないのです。全員が、自分の持ち時間の中で、懸命に仕事をしているのです。

では、皆さんの持ち時間は、何時間だと思いますか?

この答えも簡単です。24時間が全員共通の持ち時間です。多い人も少ない人もいません。全員同じ24時間です。

しかも全員が余すことなく24時間を使い切っています1秒も翌日に繰り越すことなどありません

全員が等しく24時間を忙しい思いをしながら使い切っています。ですが、毎年3月の技術士試験合格発表では、合格する人と不合格の人がいます

この時間的違いは、優先順位です。(ここで、勉強の方法や効率などは考えていません)

皆さんは、優先順位の高い順に毎日24時間を割り当てています。

まず生きていくのに必要な「寝る・食べる・」などを優先に時間を割り当てて、最後に勉強の優先順位が低いだけなのです。そのため、勉強が重要であると理解して優先順位を上げれば、勉強時間が確保できます。それがモチベーションにつながります。その証拠に、冠婚葬祭の時には、時間を確保して参加します。

また、1年365日のうちで仕事をしているのは、約250日ほどです。1年で約100日は、休暇です。この約100日にも仕事をさせている会社は、労働基準法で規制している日本に存在しないはずです。(もし365日働かせている会社があれば、法律違反です。転職を考えた方が良いでしょう)

さて休日は、何をしていますか?テレビを見ているのでないですか?1時間テレビを見ないだけでも年間で100時間の勉強時間ができます。

以上を考えると、24時間をどのように使うか意識してみましょう。必ず勉強に割り当てる時間があります全ては、優先順位です。

では、合格に向けて頑張りましょう。

来年度に技術士を受験する人は、論理的思考力を磨いて。

2010.11.10

来年度に技術士を受験される人は、論文試験に備えるため、論理的思考力を磨いていただきたいと思います。

皆さんが受けてきた学校教育は、知識教育です。何でも知っている知識人を育てるのが目的です。その源流は、明治維新で開国した直後の教育政策までさかのぼります。

従来の受験勉強と同じ勉強方法では、技術士試験に合格するまで10年以上を必要とします。知識教育で論理的思考力を理解するのは、時間がかかります。

技術士試験が求めているのは、豊富な知識量でありません。技術士試験が求めているのは、論理的思考力です。(知識は必要ですが、論理的思考力の方が重要です)

この論理的思考力を磨くには、ハーバード大学の白熱教室で行われているソクラテス・メソッドが最適です。白熱教室で行われているのは、教授と学生が意見を述べ合い相手の意見を取り入れて自分の思考を磨くことです。

重要なのは、自分の頭で考えて自分の意見を述べる事です。論理的思考力は、自分の頭で考え意見を交わす事でのみ、身に付ける事ができる能力です。周りに教わる知識と別物です。

では、合格に向けて頑張りましょう。

2011年度に技術士試験を受験する人が、真っ先にやる事。

2010.11.09

2011年度に技術士試験を受験する人が、真っ先にやる事は、次の3件です。

1、本番試験と同じやり方で過去問題の解答

2、合格体験談の作成。

3、合格記念写真の撮影。

1、について

過去問題を解答することは、自分が合格するまでの実力差を確認することです。

陸上競技で言えば、ゴールが、5km先なのか?10km先なのか?あるいは42.195km先なのか?で走り方が違います。試験に合格する勉強とは、いまの自分の実力と合格までの距離を1年かけて詰めていく学習作業になります。

また過去問題を正しく解けない人が、突然2011年度の問題を正しく解答できる実力者に成る事などありません。

複数回解くことで、自分の実力確認と勉強の方向性を確認できます。今後も1か月に1度は、過去問題で実力確認しましょう。

2、について

合格体験談の作成は、やがて来るであろうスランプに備えるためです。合格体験談には、スランプに陥った時の苦しかったことや、スランプからどのように立ち直ったかを、記述してください。これを書いておくことで、本当にスランプが訪れた時に、「予定通りスランプが来たな!」となります。

このスランプを立ち直る方法は、あらかじめ決まっています。スランプに陥っても予定通り立ち直るだけです。

勉強を開始する前に合格体験談を書くのは、スランプに陥った時の対策です。合格体験談を書く事で、スランプから極めて早く立ち直れます。

3、について

合格記念写真を撮影することは、自分の目標を明確にすることです。合格記念写真を撮影して、写真スタンドに入れて机の上に飾ります。パソコンの壁紙にしても良いかもしれません。また小さい手持ちサイズにプリントして、手帳などに入れて持ち歩いても良いでしょう。常に見えるところに飾るのが重要です。

満面の笑みを浮かべた合格記念写真を見ながら「このために勉強するんだ」とモチベーションを引き上げてください。モチベーションが上がれば、学習効果抜群です。

では、合格に向けて頑張りましょう。

技術士試験の受験条件と合格条件の違い。

2010.11.08

きょうは、技術士合格資格について書いてみます。ここで技術士受験資格と書いて無いことに留意してください。

技術士受験資格は、下記のURLに19行にわたって書いてあります。

http://www.engineer.or.jp/c_news/001/001094.html

技術士試験に合格するには、これ以外に技術士法第二条に適合した人であることが必須条件です。

この技術士法第二条に適合しているが、「受験申込書」と「業務経歴票」に法に適合していると表現し無いで受験している人が多いです。

ちなみに技術士法第二条は、下記になります。

第二条  この法律において「技術士」とは、第三十二条第一項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く。)を行う者をいう。

技術士法第二条に適合して無い場合、受験資格が有るが、合格資格が無い状態になります。(受験できて合格できない状態です)

来年度に技術士試験を受験される人は、「受験申込書」と「業務経歴票」を技術士法第二条に適合しているように書いてください。適合しているのが解るように書くのが重要です。(これは、合格するために必須です)

では、合格に向けて頑張りましょう。

技術士試験の合格に技術士法に適合した一貫性は、必須です。

2010.11.07

2011年に技術士試験を受験する人は【1】「受験申込書」と【2】「業務経歴票」の重要性を理解して欲しいと思います。

技術士試験に合格する人は【1】【2】を作成するとき「技術的体験論文の概要」を作成します

この概要を作成せずに、筆記試験に合格した人で【3】「技術的体験論文」を作成できない人が、多数いるのです。

この【1】【2】【3】に一貫性が無いため、【3】を作成できないのです。作成できずに未提出であれば、不合格です。また、【1】【2】【3】に一貫性が無ければ、やはり不合格です。

現在、せっかく筆記試験に合格していながら、厳しい状況なのです。

2011年に受験する人は、十分ご注意ください。

迷ったら行動しよう。

2010.11.06

何かやっている時で、迷うことがあります。「やろうか?やめようか?」と迷う時があると思います。

そんな時わたしは、行動する方を選択するようにしています。

なぜかと言いますと、心のどこかでやりたいと思ったから、迷っているのだと考えるからです。

やりたいと思っているのに、やらないで失敗すると悔やむ気持ちが残ります。「やればできたかもしれないのに、何故やらなかったのだ」と悔やむと思います。

ですが、やってみて失敗したのであれば、自分の力不足が原因です。原因も結果もはっきりするので、納得できると思います。次に活かせる経験ができます。

皆さんの参考にしてください。

来年受験者は、「合格記念写真と合格体験談」の作成をお勧めします。

2010.11.05

来年受験させる人には、「合格記念写真と合格体験談」の作成をお勧めします。

合格記念写真満面の笑みを浮かべ、手には「合格」と赤字で書いた紙を持ちましょう。

合格体験談は、合格までの苦労を書き綴りそれをどのように乗り越えて合格したか書きましょう。

作成した後は、いつも見えるところに掲示してください。

さて、なぜ合格する前に「合格記念写真と合格体験談」の作成をお勧めしたか、お話しします。

あなたは今までいろんな勉強をしてきたと思います。今回は、技術士試験です。

今までの勉強で、苦しいこともあったと思います。人間ですから、中には挫折した時もあったかもしれません。

今回は、挫折して欲しくない。

お勧めしている「合格体験談」でこれから来るであろう苦難を先に経験しておくのです。

その「合格体験談」にこれから来るであろう苦難をどのように乗り越えるか、あらかじめ書いておくのです。

講師に相談するのも良いです。家族に相談するのも良いです。これから来るであろう苦難の乗り越え方を今のうちに書いておくのです。

それと、「合格記念写真」は、あなたの目標です。1年間勉強して到達する目標を明確にしておくのです。

合格したあなたの写真は、満面の笑みを浮かべています。誇らしげに「合格」の二文字を手にしています。

勉強して苦しくなったときは、「合格記念写真と合格体験談」を見て苦難を乗り越えて栄冠を勝ち取りましょう。

では、合格に向けて頑張りましょう。

勉強は、目的意識を持って勉強しましょう。

2010.11.04

勉強するときに目的を理解して勉強すると効果が上がります。

例えば、キーワード集を作成するときに、なぜキーワード集を作成する必要があるのかを理解して作成することです。知識整理の場合と、知識習得の場合では、書き方が違います。

また、論文を書く時に、何を表現するために書いているのかを理解することです。説明のために書くのと、論理展開のために書くのでは、書き方が違います。

すなわち、目的が理解できてない場合は、目的が達成できないという意味です。

勉強は、目的意識を持って勉強しましょう。

論文試験に必要な論理力を鍛える最適な方法。

2010.11.03

皆さんは、ハーバード大学が行っている「白熱教室」をご存じだろうと思います。

サンデル教授の「JUSTICE(正義)」を見たときに衝撃を受けたと思います。

授業の進め方は、教授の問いかけと受講生の回答などから新しい疑問などが生まれ、さらに議論を深めていくものです。

あの講義方法は、論理力を鍛えるのに最適な授業です。(この講義をソクラテス・メソッドとも言います)

最適な点は、自分の考えを相手に説明する点にあります。自分の考えを相手に説明するためには、自分自身が良く理解していなければなりません。中途半端な理解では、相手を納得させる説明をできないのです。

このことが、論理的な思考力を養います。JESでは、「講師と受講生」「受講生と受講生」議論(意見交換)してもらうように促しています。

これが、論理力を養うのに最適なのです。技術士試験で合格率60%を超える源になります。

みなさんも、大いに議論(意見交換)して論理力を鍛えてください。短期間で技術士試験に合格できますよ。

技術士試験(論文試験)は、言葉が重要になります。

2010.11.02

技術士試験は、論文試験です。論文試験は、言葉が重要になります。

例えば、技術士の問題で良く出題されるのに、次の文があります。

1、「・・・について、あなたの考えを述べよ」

2、「・・・について、論ぜよ」

3、「・・・について、知るところを述べよ」

この他によく出題されるパターンがあります。あなたは、書き方を変えて解答を書く事ができますか?

「1、」は、あなたの考えを述べる必要があります。出題者が、解答者の考えを確認しているのです。

「2、」は、論理的に考えを記述できるかどうかを確認しています。

「3、」は、知識確認をしています。どのようなことを知っているか記述する必要があります。

この他にも論文で出題されるときに「問題」と「課題」を区別して記述する必要があります。あなたは、「問題」と「課題」の違いを説明できますか?

「問題」とは、解決すべきトラブルです。「課題」とは、達成したい目標です。

次のような場合は、どのように解答しますか?

4、「・・・の意味を説明しなさい」

5、「・・・の意味の理由を説明しなさい」

「4、」は、「・・・」を聞いています。そのため、「・・・」を説明すれば解答になります。

「5、」は、「・・・」に至る理由を聞いています。そのため、「・・・」以外のところに説明すべき解答があります。

では、一発合格を目指して頑張りましょう。

自分の限界は、自分が決める。

2010.11.01

受験勉強している人で、挫折すると能力の限界を口にする人がいます。

個人の能力がどこまで伸びるかですが、限界は、その人が決めた限界まで伸びます

別の言い方をすると、本人が限界と決めた壁を越えて、能力が伸びる事は、絶対にありません

なぜなら人間は、限界近くまで努力します。そして努力は、限界近くになると急激に衰えます

皆さんの限界は、まだ先にあります。もし成長し続けたいと願うならば、常に限界を先へ設定してください。

あるいは、やりたい事があれば、やりたい事の先に限界を設定してください。

間違っても、やりたいことの手前やすぐ近くに限界を設定しないことです。

では、頑張りましょう。

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