坂林和重の技術士試験コラム
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試験官は、口頭試験や筆記試験で何を見ているか?
2012.11.23
試験官は、皆さんが試験に合格した後で技術士の役割を果たせるか人かどうかを見て合否判定しています。その確認方法が、「受験申込書及び業務経歴票」・「技術的体験」・「口頭試験」になります。
では皆さんは、技術士とはどのような人かわかりますか?
多くの人は、「技術的な事が何でも解る人」と勘違いしています。確かに技術的な事をよく知っている事は重要です。ですが、よく知っている事は、技術士以外の他の資格も同じです。技術士のみの特徴でありません。
技術士特有の特徴は、技術の将来動向を示す「技術的責任者」です。研究者で無く・評論家で無く・テクニシャンでもありません。実務の技術的責任者です。そして技術の将来動向を助言する相手は、会社経営者です。
技術的責任者であるからには、責任者にふさわしい言動を求められます。
来年筆記試験を受験する人は、貴方が考える責任者像を思い描きながら勉強してほしいと思います。
これから口頭試験を受験する人は、貴方が考える責任者像を思い描きながら口頭試験にのぞんでほしいと思います。
責任者にふさわしい回答・聞かれなくても言うべき事・言ってはならない禁句・どこまで説明すべきか・・など十分に考えて試験にのぞんでください。(場合によっては、一言で不合格になる禁句もあります)
では、一発合格を目指して頑張りましょう。