坂林和重の技術士試験コラム
今のお勧めコース
口頭試験で試験官と議論してはならない理由とは。
2012.11.07
きょうは、口頭試験のときの注意点を1件書いてみます。
口頭試験では、試験官と議論してはいけません。例え試験官が間違えたことを話しても決して【論破】しようとしないでください。
理由は、試験時間にあります。試験官は、限られた時間内に行うべき質問事項が決められています。おそらく、1件の質問時間は、1~2分間というイメージです。
この短時間に試験官と意見の違いを合わせるのは、ほぼ不可能です。例え貴方が正しいことを話したとしても、試験官の理解を得られなければ、「間違いを説明する受験生」と評価されます。すなわち、不合格です。
もちろん1~2分間で意見の一致を見ることができれば試験官に異論をとなえても問題ありません。ですが、試験官もある分野の専門家です。ある分野の専門家が正しいと思って話す内容を1~2分間で考えを変えると思えません。
ほとんどの場合は、1~2分間の時間切れで評価が下されて次の質問に移っていきます。すなわち、不合格です。
以上から、よほど一言で試験官が納得すること以外は、試験官と議論しない方が得策です。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。