坂林和重の技術士試験コラム
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三分割展開法で一番重要なのはどれか。
キーワード学習に関連して三分割展開法の重要度について解説したいと思います。
三分割展開法は、「1、原理原則基礎技術・2、問題点・3、課題・4、将来動向」です。
まず「1、原理原則基礎技術」は、専門知識になります。専門知識は、書籍を調べることで得られます。学生でも解答できますので技術者としては、基本的能力になります。初級技術者の能力と言っても良いかもしれません。平成25年度新・試験制度の必須問題の対策になります。(平成25年度新・試験の詳細は、上記アイコンのDVDで解説しています。←興味があれば参照して下さい)
次に「2、問題点」です。問題点は、技術者であれば困ったことを挙げればよいので、初級や中級技術者としての能力です。問題意識を持っていれば問題点に気づく事を考えると、中級技術者の能力と言っても良いかもしれません。
3番目は、「3、課題」です。課題は、本来あるべき姿を知っている事で初めて気づくことです。そのため、課題設定能力は、ベテラン技術者に求められる能力です。そのため、「3、課題」が記述できる技術者は、高級技術者となります。
最後に4番目は、「4、将来動向」です。将来動向は、実務家の持っている能力です。現状を踏まえて将来どのような方向に向かっているかを洞察する能力です。あるいは、どのような方向へ向かうべきかを考える能力になります。すなわち実務家である技術士としての必要不可欠な能力になります。
個々のキーワードは、「1、~4、」の全てを記述できるものもあれば、「1、」だけなど一部だけ記述できるものもあります。例えば、理論などは、「1、」しか記述できません。しかしながら極力「1、~4、」の全てを記述するように頑張りましょう。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。