坂林和重の技術士試験コラム
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試験センターが、過去問題を公表した目的。
先日(2/28)、試験センターから過去問題が公表されました。試験センターの大英断ですが、非常に良い事だと思います。
公表場所は、下記です。
第一次試験 H16年~H23年
http://www.engineer.or.jp/c_categories/index02021.html
第二次試験 H21年~H23年
http://www.engineer.or.jp/c_categories/index02022.html
なぜ大英断かと言えば、次の事を考える必要があるからです。
1、過去問題を有料で販売している会社について。
2、過去問題でミスが見つかった場合について。
以上の問題が考えられますが、それでも私は公表して良かったと思います。
もともとJESは、過去問題を公表すべきと思い無料で配布していました。毎年試験センターにお願いして、全部門の問題をいただいてました。データ化するのに1カ月かかります。試験センターが公表してくれれば良いのにと思いながらの作業でした。JESの思いが、試験センターに通じたのかもしれません。大変良かったです。
試験センターが、過去問題を公表する目的は次になります。
1、過去問題を公表して過去と同じ問題は、二度と出題しないと主張する。
2、過去の問題を勉強させることで、受験生のレベルアップを狙う。
3、平成21年まで公表して「少なくともここまで勉強して」と主張する。
これ以外でも公表する目的があります。受験生は、勉強方法をどのように変えるか考える必要があります。詳しくは、別の機会に話します。3月11日(日)の無料セミナーでは、お話しできると思います。(たぶんです)
いずれにしても、試験問題の著作権者は、受験生です。試験問題という財産が、著作権者の受験生に還元できたということは、大変良い事です。
試験センターのこの思いやりに感謝しつつ、一発合格を目指して頑張りましょう。他の国家試験を実施している協会も日本技術士会を見習ってほしいものです。(試験実施機関みずからが試験問題を公表しているのは、日本技術士会だけだと思います。素晴らしいです)
では、一発合格を目指して頑張りましょう。