技術士試験専門予備校 全部門 完全対応宣言
JESは技術士試験専門予備校として、全部門(21部門)の合格ノウハウを教えることを宣言いたします。【代表取締役:坂林和重】

坂林和重の技術士試験コラム

今のお勧めコース

謙虚さと自信

2024.07.05

【コラム本文】謙虚さと自信

技術士試験を受験する人は、他の試験に比べて自信を持っている人が多いようです

この自信は、結果に良く作用する場合は良いのですが、悪く影響する場合もあります。

結果に良く作用する場合は、「私は合格できる」と信じて勉強することです。

ですが、自信が有りすぎるあまりに、自分の勉強スタイルを変えない人がいます。

自分の勉強スタイルを変えないのは、悪い結果になる場合が多いです。

例えば次の例です。

1、始めて受験する人は、技術士試験の特徴を知らずに勉強すると効率が悪いです。

2、再受験の人は、前と同じ勉強スタイルですと同じ結果になります。

お勧めするのは、自分を信じて勉強するがアドバイスは謙虚に聞き入れることです。

技術士試験で残念な結果になった人の2~3割の人が、自分の勉強スタイルを変えない人です。

では、一発合格を目指して自信を持って謙虚にしっかりと勉強しましょう。

平成24年度無料セミナー開始

きょうから2024年7月15日(月・祝)の第2次筆記試験まで10日です。

<第一次試験>今日の第一次試験 です(今日は、適性科目に関する問題です)

2024年の試験日である2024年11月24日(日)第1次試験日まであと142です。2024年は、ぜひ合格しましょう。

さて、JESでは、第一次試験の過去問題も分析しています。繰り返し出題される問題を知りたい人は、動画ページ(←ここをクリック)から確認してください。

第一次試験の勉強用に基礎科目、適性科目、専門科目(機械部門、電気電子部門、建設部門、環境部門、上下水道部門)について第一次試験の動画をvimeoにUPしています。 2023年の合格を目指している人は、vimeoに登録して視聴してください。

もしご視聴されたい人は、下の科目名をクリックしてご覧になってください。

基礎科目(←ここをクリック)

適性科目(←ここをクリック)
機械部門(←ここをクリック)
電気電子部門(←ここをクリック)
建設部門(←ここをクリック)

環境部門(←ここをクリック)

上下水道部門(←ここをクリック)

 

では、今日のコラムです。さて今日の第一次試験の問題 です。(今日は、適性科目に関する問題です)

 

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皆さん、おはようございます!
適性科目 担当講師の永澤 一也です。
一日が始まる前に、復習クイズに取り組んでみましょう!!

【復習クイズ】
文部科学省は,2014年に「リスクコミュニケーションの
推進方策」を取りまとめた。
この中で,リスクコミュニケーションを推進するに当たって
の重要事項(基本的な視座)を,いくつか挙げている。
次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

(1)リスク情報の効果的な発信をするには,科学的な正確性を
重視して細部の精微な情報発信を心がけるよりも伝えるべき
メッセージを整理して明確にし,
端的でわかりやすい情報発信を実践することが重要である。
この際に,発信側(専門家や行政等)で責任を持って十分に
検証したリスク情報であれば,受け手側(一般市民等)の
検証可能性を確保するために必要な情報公開を行わなくても
信頼を得ることができる。

(2)リスクコミュニケーションを実施する際,多くの場合に,
発信側(専門家や行政等)と受け手側(一般市民等)との間
の情報の非対称性,リスクに係る権限と責任の非対称性,
そしてリスクそのものを引き受ける度合いの非対称性の
課題が伴う。発信側は多くの情報を持ち,リスク対処の
権限・責任を持つ一方で,リスクを引き受けるのは受け手側
ということが多い。これらの特性を踏まえいかに非対称性に
配慮し,双方向性を担保したコミュニケーションの場に
近づけていくのかが重要なポイントとなる。

(3)一般に,社会全体のリスクを俯瞰(ふかん)的に把握
しようとする行政や専門家の「統治者視点」では統計的・
確率論的な見方をするのに対して,リスクに直面する一人
一人の「当事者視点」では,危害の確率がいくらであれ
個人がその危害を受けるか受けないかの二者択一として
リスクを捉えたり,アウトレージの要素による価値判断に
基づいた個別的な見方をしたりする。これらはどちらかが
正しいというわけではなく,対等に比較できるものでも
ない。リスクコミュニケーションは,この2つの視点が
存在することを前提に取り組まねばならない。

(4)ステークホルダ(利害関係者)間での信頼関係の確保は
リスクコミュニケーションを成立させる上での前提である。
この信頼関係は,対話・共考・協働を互いに積み重ねること
によって初めて次第に構築されていくものであるが,その際
リスクコミュニケーションの実践を企画・運営する,又は
場の進行やまとめを行う機能を担う人材(媒介機能を担う
人材)の中立性がとりわけ重要となる。一般に,専門家が
媒介機能を担う人材となる場合,専門家には特定のステーク
ホルダの利害によらない,科学的な根拠に基づいた独立性の
ある発信をすることが求められている。

(5)リスクの概念は多様であるが,忘れてはならないリスク
認知のモデルとして,個人はリスクを「ハザード」と
「アウトレージ(怒りや不安,不満,不信など感情的反応を
もたらす因子)」の和として捉えるという考え方がある。
ハザードが十分小さくてもアウトレージが大きければリスク
として無視できない,というリスク認知を踏まえるならば,
一方向の説得ではなく「対話・共考・協働」が重要となる。

【正答】(1)

【解説】本問は,リスクコミュニケーションに関する出題です。
リスクコミュニケーションとは,消費者,事業者,行政担当者
などの利害関係者間で情報や意見を交換し,意思疎通を図る
ことです。日々の業務で実践されている方々は,業務を思い
浮かべながらこの問題に向き合うと解きやすいです。

(1)×。リスク情報の根拠や検討過程,情報の修正・更新の
履歴を含めた迅速な情報公開が求められます。立場や見解の
異なるステークホルダーが独立に検証し,結果の相互参照が
行われたとき,そのリスク情報・根拠となるデータは信頼性が
高まると考えられます。
さらに,発信側を含めた各ステークホルダーに対する受け手
側の信頼も高まります。

(2)〇。記述のとおりです。

(3)〇。記述のとおりです。

(4)〇。記述のとおりです。

(5)〇。記述のとおりです。

【参考文献】
リスクコミュニケーションの推進方策(文部科学省)

いかがでしたか?
上記のクイズは、テーマ「8)リスクマネジメント」に
関する内容でした。

本科目について少しでも疑問点がある場合には、お気軽に
ご質問ください。
お一人お一人の知識レベルは違って当然ですので、何でも
お聞きいただければと思います。
本日も一日頑張っていきましょう!

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では、次の試験での合格を目指して頑張りましょう。このコラムは、拡散希望です。 1人でも多くの人に技術士になっていただきたく思います。このコラムが、読者の励みになればと思います。 転記転載転送をよろしくお願いします。