坂林和重の技術士試験コラム
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人は自分に都合の良い情報を集める
【お知らせ】
日本技術士会の試験センターから下記が公表されています。
口頭試験を受験される人は、確認して下さい。
【コラム本文】人は自分に都合の良い情報を集める
人間には、自分に都合の良い情報を積極的に受け入れる傾向があります。それは、冷静に物事を分析したり、事実に基づいて判断する貴方でも同様です。たとえ、『私は、見た事実で判断する』人でも同じです。
たとえば、血液型による人格判断です。私(坂林)の血液型は、A型です。A型の人は、几帳面だといわれています。私が身の回りや机の上などを整理整頓していると家人が『やっぱりA型は、几帳面』と言います。確かに整理整頓しているのを見れば、几帳面と言いたくなるかもしれませんが、整理整頓する前は、散らかっていました。よって、整理整頓する前は、A型と違う面があります。ですが、整理整頓する時をとらえてA型は、几帳面と判断します。すなわち、人間は、自分の考えに都合の良い面をとらえるのです。整理整頓する前を見無いのです。
血液型になじみのない人は、野球で例を挙げてみます。野球でよくヒットを打つ人の代表例で現役時代の鈴木一郎選手がいます。スポーツニュースで連続ヒットが話題になりました。ですが、鈴木一郎選手でも打率は、3割です。ヒットを打て無い7割の方が圧倒的に多いのです。ですが、人間は、ヒットを打てない鈴木一郎選手を見ると『今回は、たまたま打てなかった』と考えます。そしてヒットが出ると『やっぱり鈴木一郎は、ヒットを打つ』と考えます。すなわち、人間は、自分の都合の良い情報を選択して集めるのです。さらに普通のバッターでも3割近くの打率です。鈴木一郎選手と大差ありません。ですが、鈴木一郎選手がヒットを打つ都合の良い情報は、積極的に集めます。
この傾向は、人間の言動に大きな影響を与えます。たとえば、技術士試験の勉強です。勉強方法で過去の成功体験があると、その成功体験にとらわれます。『こうやればうまくいく』と考えて勉強します。そして、うまくいく事例を集めて『ほら上手くいった』となります。ですが、この自分の都合の良い情報を集めるにも限界があります。技術士試験で複数回受験している人です。複数回受験している人は、過去の成功体験を使って勉強しています。不合格になったときは、『勉強量が不足していた』や『たまたま今回は運が悪かった』と考えます。すなわち、過去の成功体験に都合の良い情報だけを集めようとするのです。
もしあなたが、来年の試験で確実に合格したいのであれば、あなたの勉強方法に当てはまらない情報も集めてください。都合の良い情報だけを集めたのでは、一発合格できません。
では、最短合格を目指して頑張りましょう。
きょうから2023年7月17日(月・祝)の第2次試験まで233日です。頑張りましょう。
<第一次試験>今日の第一次試験 です(今日は、流体力学における連続の式に関する問題です)
来年の試験予想日である2022年11月27日(日)第1次試験まであと01日です。 2022年は、ぜひ合格しましょう。
JESでは、第一次試験の過去問題も分析しています。繰り返し出題される問題を知りたい人は、動画ページ(←ここをクリック)から確認してください。
第一次試験の勉強用に基礎科目、適性科目、専門科目(機械部門、電気電子部門、建設部門、環境部門、上下水道部門)について第一次試験の動画をvimeoにUPしています。 2023年の合格を目指している人は、vimeoに登録して視聴してください。
もしご視聴されたい人は、下の科目名をクリックしてご覧になってください。
・適性科目(←ここをクリック)
・機械部門(←ここをクリック)
・電気電子部門(←ここをクリック)
・建設部門(←ここをクリック)
では、今日のコラムです。さて今日の第一次試験の問題 です。(今日は、流体力学における連続の式に関する問題です)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 復習クイズ(流体力学) ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ |
では、次の試験での合格を目指して頑張りましょう。このコラムは、拡散希望です。 1人でも多くの人に技術士になっていただきたく思います。このコラムが、読者の励みになればと思います。 転記・転載・転送をよろしくお願いいします。