坂林和重の技術士試験コラム
今のお勧めコース
本を勉強するときは、次に書いてあることを想像しつつ勉強してください。
2011.07.15
「はやぶさ」プロジェクトマネージャーの川口淳一郎氏が、少し前のTVインタビューで次のように話したことがあります。
「新人に、研究を始めるとき1か月間は、本を読むなと指導している」のコメントがありました。
理由は「本に書いてある内容は、過去のことで新しい発想はない」とのことでした。
部分的には、理解できる内容です。技術士試験においても、本をよく読む人の中に「知識が豊富だけれども自分の考えのない人」がいます。
自分の考えが無い技術士は、致命的です。なぜなら技術的指導をする立場の人(技術士)が、自分の考えが無いのは、指導する内容が無いのと同じだかです。
しかし技術士は、知識も重要です。知識が無ければ、評論家的で信ぴょう性を疑われます。
私が受講生にお勧めするのは、「自分の考えを持ちながら資料を勉強する」ことです。技術士試験では、1か月待つことできません。自分の考えは、少しだけ先行させて「自分の考えを持ちながら勉強」してください。
本を勉強するときは、「自分だったらこう考える」と次に書いてあることを想像しつつ勉強してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。