坂林和重の技術士試験コラム
今のお勧めコース
試験問題で「知るところを述べよ」「論ぜよ」「意見を述べよ」を書き分ける。
3月から4カ月間勉強してきました。ここまで来ると試験問題で「知るところを述べよ」「論ぜよ」「意見を述べよ」と問われた時に解答を書き分けることができると思います。
きょうは念のため、それぞれの違いについて書いてみます。
1、知るところを述べよ。
この場合は、専門知識を問う問題になります。受験生が、専門知識について、どのような内容を、どの程度知っているか質問しています。そこで専門知識の現状をわかりやすく3個程度記述します。問題点や課題なども記述すると良いです。読者は、専門家で無く会社経営者だと思って、わかりやすく書いてください。
2、論ぜよ。
この場合は、論理的な説明を求めています。物事の結果や結論に対する、原理原則や原因などを論理的に筋道を立てて解説することを求めています。この場合は、結果や結論を理解できない読者を想定します。読者イメージは、原理原則や原因を理解して次のアクションをすべき会社役員を想定すべきかもしれません。
3、意見を述べよ。
この場合は、あなたの意見を求めています。問題や課題に対して、あなただったらどのように考えて行動するか、あるいはどのような結論になると思うかを記述します。問題としては、一番技術士らしい問題です。判断に困っている人が、あなたの意見を求めていると考えて記述すると良いです。
書き方としては、この3種類以外に細分化すれば細分化するほど複数あると思います。ですが、基本的には、この3種類です。与えられた問題に対して、三分割展開法で整理した知識を解答用紙に適切に配置すれば、合格が可能です。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。