坂林和重の技術士試験コラム
今のお勧めコース
論文を書く前に構成を検討する時間を30分間以上取ること。
きょうは、筆記試験で【見通し良い論文構成・空白少なく・記載漏れなく・短時間で書く】論文について書いてみます。この論文を【よく考えられた論文】と表現します。
上記【良く考えられた論文】を書く人は、書く前に論文構成を検討する時間をとっています。
検討する内容は、下記です。
1、論文構成をメモ書き
解答用紙の欄外で余白部分に鉛筆ですぐ消せるように薄い字で記述内容をメモ書きします。解答用紙で3枚に記述する場合は、3枚すべてにどこに何を書くかメモ書きします。
2、図表記述スペースを設定
さらに、解答用紙の解答記述部分に図表の記述スペースを鉛筆で薄く枠設定します。
上記「1、」と「2、」の記述が、詳細であれば詳細であるほど【よく考えられた論文】になります。
なぜ【よく考えられた論文】になるかという理由は、次になります。
1)あらかじめ何をどこに書くかを考えることで二重に記述したり、記述忘れが無くなります。
2)記述の前後逆転が無くなります。(記述の順番を間違えることが無い)
3)記述文字数を事前に考えることで、空白の発生しない記述量を考えます。
4)記述内容をまとめて検討してから一気に記述するので、検討時間を含めても総計解答時間が短縮できる。(早く解答を記述できる)
5)図表の記入を最後にすれば、図表の大きさで記述スペースを調整でき、空白を少なくできる。あるいは、指定された解答用紙枚数に収まる記述量にできる。
以上から論文を書く前に構成を検討する時間を30分間以上取ることをお勧めします。(長くても45分間以内にする)
試験時間開始から、いきなり解答を記述する人は、最後になって空白の目立つへんてこな論文になると心して下さい。例え近くの受験生が、解答を書き始めても自分のペースを守り解答してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。