坂林和重の技術士試験コラム
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試験問題で解答枚数の条件は、合格のための必須条件の一つです。
2011.06.10
技術士試験のセミナーで次の質問を受けたことがあります。
「問題で2枚以内に記述の条件のときに、内容が良ければ、1枚の記述でも良いですか?」の質問です。
これは、100%ダメです。
内容がすばらしいと自己判断しても2枚以内に記述の条件であれば、2枚に記述します。
理由は、次によります。
1、まず1点目として、内容の良し悪しは、自己判断できません。内容を判断するのは、採点官です。
2、次にベテランの技術者で熟知している内容は、記述項目を多く持っています。知識の無い人は、記述項目を持っていません。よって「記述が少ない」=「あまり知らない」と判定されます。
3、最後に2枚に記述できる人は、枚数指定を3枚としたとき3枚に記述できるかもしれないと判断されます。2枚と指定して1枚しか記述できない人は、当然3枚を記述できない人と判断されます。
4、指定通りに書く人は、記述条件を守れる人と判定されます。記述条件を守れない人は、他のことも守ることできない人と理解されます。
以上から、記述条件が1枚のときは1枚に、2枚のときは2枚に、3枚のときは3枚に記述します。決して自己判断で解答枚数を変更しないようにしてください。合格のための必須条件の一つです。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。