坂林和重の技術士試験コラム
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「受験申込書及び業務経歴票」の必須項目
【お知らせ】令和3年度技術士第二次試験実施案内が公表される
令和3年度技術士第二次試験実施案内が公表されました。今回は、衝撃の変更がありました。大きな変更点は、3点です。
★昨年度からの変更点
(1)申込書類の提出方法: 郵送(書留)又は持参(試験センター窓口のみ)としていましたが、新型コロナウイルス感染症対策から郵送(簡易書留)のみとします。
(2)申込書様式: ホームページに掲載する受験申込書のダウンロード版をPDF形式からExcel形式に変更します。昨年度まで提供していたPDFファイルは使用できません。
(3)実務経験証明書の押印: 実務経験証明書への押印を廃止し、代わりに証明者が電話番号とメールアドレスを記入することをもって証明を受けたものとします。
この中で、過去複数回受験生は、(2)にご注意です。昨年の願書を2021年用に書き換える時、文字をうまくレイアウトできないかもしれません。4/1(木)に公表されるExcelファイルを確認しましょう。
(3)は、通常会社代表者印で捺印していました。簡単に言えば、会社社長の印を捺印です。ですが、2021年からは、電話番号とメールアドレスの記述に変わりました。「社長の電話番号とメールアドレス?」と思って試験センターに問い合わせると「社長様の電話番号・メールアドレスでなくても大丈夫です」とのことでした。
(2)(3)については、受験の可否にもつながりますので十分注意してください。詳細は、下記URLから確認ください。
https://www.engineer.or.jp/c_topics/007/007659.html
【コラム本文】「受験申込書及び業務経歴票」の必須項目
「受験申込書及び業務経歴票」の下書きは、できましたか? 来週の4月1日(水)には、試験センターから「受験案内」の配布が始まります。来週からは、清書をしてください。
さて今日は、「受験申込書及び業務経歴票」の必須項目と試験官に質問させるテクニックを説明したいと思います。
まず一番重要なのが、技術士法第二条です。第二条第1項に次のように記載されています。
(定義)
技術士法第二条 この法律において「技術士」とは、第三十二条第一項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く。)を行う者をいう。
すなわち技術士試験は、上記ができる人でなければ不合格なのです。業務経歴票は、この赤文字部分の条件をできれば10年間、最低でも受験条件の4年間や7年間の年数分だけ満足させる必要があります。もちろん技術士ですからベテラン技術者です。「計画・・・評価」が、2項目以上あるのが望ましいです。さらに、技術的な指導をしているのが望ましいです。これらの条件を満足して無い人は、ほぼ絶望的です。合格の必須条件とも言えます。ただし、「計画・・・評価」の言葉を書くと説明を求められます。例えば、計画と書いた場合、計画について5W2Hで説明できるようにするなどの準備が必要です。
さらに720文字の詳細業務では、課題も重要です。720文字の詳細業務は、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする技術士らしい課題のある業務であることが必須条件です。これらを満足しない業務は、技術士に不適切業務として不合格判定になります。貴方でなければ成し得なかった業務である必要があります。誰でもできる業務では、「貴方でなくても誰でもできた業務ですね」と判定されて不合格となります。
質問させるテクニックとしては、「大きな課題として3つありました。そのうちの1つを詳しく説明すると・・・となります。」と書けば、誰でも残り2つを聞きたくなります。その他でも「重大な問題がありました」と書けばどのような問題か聞きたくなります。さらに試験官は、貴方と同じ業界の技術者です。業界の中で興味のある話を記述すると質問したくなります。それらのテクニックを駆使して720文字詳細業務を記述してください。予定通り質問してもらえば、事前準備してある模範解答を説明して合格できます。
これらを十分踏まえて20分間の質問に耐えられる、合格判定してもらえる「受験申込書及び業務経歴票」を作成してください。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
今日で7月11日に実施される技術士二次試験の筆記試験まであと110日です。頑張って勉強しましょう。
<第一次試験>今日の第一次試験は、専門科目(建設部門)です
2021年度の技術士第一次試験は、11月28日です。今日から、250日後 ,です。勉強は、進んでいますでしょうか?
第一次試験の勉強用に基礎科目、適性科目、専門科目(機械部門、電気電子部門、建設部門)について第一次試験の動画をvimeoにUPしています。2021年の合格を目指している人は、vimeoに登録して視聴してください。3/19(金)までで下記の動画を追加しました。今回は、2020年10月11日に実施された試験問題の解説動画です。
★機械部門
<全動画データをUP完了しました>
★電気電子部門
20)電気設備-電源配電設備と法令(20:46)
★建設部門
2020年10月11日実施試験問題_06)海岸・海洋解説(05:54)
もしご視聴されたい人は、下の科目名をクリックしてご覧になってください。
・基礎科目(←ここをクリック)
・適性科目(←ここをクリック)
・機械部門(←ここをクリック)
・電気電子部門(←ここをクリック)
・建設部門(←ここをクリック)
なお、倍速再生すれば、半分の時間で視聴できます。
では、今日のコラムです。
さて今日の第一次試験は、専門科目(建設部門)です。(貴方は正解できますか?)
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では、来年の合格を目指して頑張りましょう。このコラムは、拡散希望です。1人でも多くの人に技術士になっていただきたく思います。このコラムが、読者の励みになればと思います。転記・転載・転送をよろしくお願いいします。