坂林和重の技術士試験コラム
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貴方と試験官の合否判定基準は違う
【お知らせ】令和3年度技術士第二次試験実施案内が公表される
令和3年度技術士第二次試験実施案内が公表されました。今回は、衝撃の変更がありました。大きな変更点は、3点です。
★昨年度からの変更点
(1)申込書類の提出方法: 郵送(書留)又は持参(試験センター窓口のみ)としていましたが、新型コロナウイルス感染症対策から郵送(簡易書留)のみとします。
(2)申込書様式: ホームページに掲載する受験申込書のダウンロード版をPDF形式からExcel形式に変更します。昨年度まで提供していたPDFファイルは使用できません。
(3)実務経験証明書の押印: 実務経験証明書への押印を廃止し、代わりに証明者が電話番号とメールアドレスを記入することをもって証明を受けたものとします。
この中で、過去複数回受験生は、(2)にご注意です。昨年の願書を2021年用に書き換える時、文字をうまくレイアウトできないかもしれません。4/1(木)に公表されるExcelファイルを確認しましょう。
(3)は、通常会社代表者印で捺印していました。簡単に言えば、会社社長の印を捺印です。ですが、2021年からは、電話番号とメールアドレスの記述に変わりました。「社長の電話番号とメールアドレス?」と思って試験センターに問い合わせると「社長様の電話番号・メールアドレスでなくても大丈夫です」とのことでした。
(2)(3)については、受験の可否にもつながりますので十分注意してください。
【コラム本文】貴方と試験官の合否判定基準は違う
今日は、多くの人に貴方自身と周りの人の判定基準の違いに気づいてもらおうと思い、書いてみます。
まず、貴方の会社の中を見回してください。貴方の上司や管理監督者で「この人は、責任者に不適切」な人がいると思います。「いる」と言うよりは、不適切な人の方が多い。自分がやればもっとできる」と思っている人が多いと思います。
ですが、その考えは、多くの場合、間違えています。貴方が考える「責任者に不適切」と思う人を「適切です」と判断した人が複数人います。会社・組織で昇進するためには、複数人の同意が必要です。貴方の上司や管理監督者は、複数人が「責任者にふさわしい」と判断したのです。だから貴方の上司や管理監督者になったのです。貴方が不適切と考えるのは、貴方一人の基準です。貴方以外の人は、貴方と違う基準を持っているのです。
同じことが、技術士試験でもいえるのです。技術士は、技術責任者です。貴方は、「私は、技術士にふさわしいので技術士として認めて下さい」と主張して技術士試験を受験します。ですが、試験官は、不合格判定します。試験官もまた、複数人で合否判定しています(最低二人以上です)。複数人が貴方を「技術士に不適格」と判定したのです。念のためですが、「技術士=技術責任者にふさわしくないけど合格判定してください」と主張する人は、100%不合格です。「技術士=技術責任者にふさわしい人材になってから再受験してください」と判定されます。
もし貴方が今年の技術士試験で一発合格したいのであれば、貴方以外の複数人に「貴方は、技術士にふさわしい」と評価してもらう事です。貴方が自己評価で「私は、技術士にふさわしい」と言ってもダメです。技術士試験は、人材試験です。いまの貴方の能力試験であることを理解して受験勉強して下さい。よって、正しい受験対策は、テクニックを学ぶ事でなく技術責任者としての考え方を学ぶことです。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
今日で7月11日に実施される技術士二次試験の筆記試験まであと111日です。頑張って勉強しましょう。
<第一次試験>今日の第一次試験は、専門科目(電気電子部門)です
2021年度の技術士第一次試験は、11月28日です。今日から、251日後 ,です。勉強は、進んでいますでしょうか?
第一次試験の勉強用に基礎科目、適性科目、専門科目(機械部門、電気電子部門、建設部門)について第一次試験の動画をvimeoにUPしています。2021年の合格を目指している人は、vimeoに登録して視聴してください。3/19(金)までで下記の動画を追加しました。今回は、2020年10月11日に実施された試験問題の解説動画です。
★機械部門
<全動画データをUP完了しました>
★電気電子部門
20)電気設備-電源配電設備と法令(20:46)
★建設部門
2020年10月11日実施試験問題_06)海岸・海洋解説(05:54)
もしご視聴されたい人は、下の科目名をクリックしてご覧になってください。
・基礎科目(←ここをクリック)
・適性科目(←ここをクリック)
・機械部門(←ここをクリック)
・電気電子部門(←ここをクリック)
・建設部門(←ここをクリック)
なお、倍速再生すれば、半分の時間で視聴できます。
では、今日のコラムです。
さて今日の第一次試験は、専門科目(電気電子部門)です。(貴方は正解できますか?)
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では、来年の合格を目指して頑張りましょう。このコラムは、拡散希望です。1人でも多くの人に技術士になっていただきたく思います。このコラムが、読者の励みになればと思います。転記・転載・転送をよろしくお願いいします。