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ガリレオやコペルニクスは技術士に不合格です

2010.03.05

受験生の多くの人が、「試験の回答は、正しいことを書けば良い」と考えています。

確かに多くの場合はその通りです。「間違ったこと」を書けば不合格になるのが普通です。

でも本当にそうでしょうか?

「正しいこと」「間違ったこと」をだれが判断しているのでしょうか?

判断するのは、採点官です。採点官は、元をたどると国からの委託を受けて採点します。

すなわち国の判断を基にして採点しています。よって、国の判断と自分の判断が違う場合は、論文の表現に十分注意する必要があります。

例えば、国は、「地球温暖化は、対策すべき問題」としています。ですが、対策不要としている学者もいます。おそらく対策不要としている学者は、技術士試験を受験しても不合格になります。

この地球温暖化は、国の意見が多数派にあります。

ですが、国が少数意見の場合もあります。例えば、薬害問題の場合は、国が少数派の時がありました。

国が少数派の場合に、技術士試験で回答するときは、いずれの意見にも偏らない両論併記が良いと考えます。(ご自身の意見が違っているとしてもです)

なぜなら、採点する基準が国にあるからです。

地動説を唱えたガリレオやコペルニクスなどの偉大な学者は、技術士試験を受験すると「周りが理解できないがゆえに」不合格になると思います。(コペルニクスなどは、当時「宗教裁判」を受けたそうです)

もっとも我々は、ガリレオやコペルニクスほどの天才でありませんので、国の意見のほうが正しいと思いますが。(いままでの考えを変えるような、最先端の研究をされている人は、注意が必要です)