坂林和重の技術士試験コラム
今のお勧めコース
相手が理解できる高度な説明をしましょう。
2010.12.05
技術士試験を受験する技術者で、「理解困難な高度なこと」を、説明して自分の能力の高さを見せようとする人がいますが、良い方法でありません。技術士試験の筆記試験での論文でも同様です。
説明を受ける人のほとんどは、「理解できる高度なこと」の説明を望んでいます。すなわち「理解できる」のが前提です。
これを外してしまうと「訳の解らないことを説明する、説明能力の無い技術者」という評価になります。
どのように良いことを説明しても理解できなければマイナス評価です。相手が理解できない内容は、説明しないほうが良いです。
ですが、相手が全て知っている内容だけの説明も評価を下げてしまいます。「誰もが知っていることしか説明できない技術者」という評価です。
相手が一番満足する説明は、知っていることを50%にして、残りの50%は、知っていることで理解できるように説明することです。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。