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坂林和重の技術士試験コラム

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「合格するため資料を自分で作る」の意味は。

2015.05.25

今日は、技術士試験の勉強で模範解答やまとめた資料が欲しいという人について書いてみます。

技術士試験の受験指導をしている多くの講師と話をするのですが、模範解答・予想問題・まとめた資料が欲しいと言われても、ほとんどの講師が「自分で作った方がいいですよ」と回答しているそうです。そしてどのように資料を作るか、サンプルを示して指導しているそうです。

この「自分で作った方が良い」は、技術士試験における勉強方法の重要な考え方を含んでいます。

一般的な資格試験の場合は、知識の有無によって合否が決まります。知識量が多いほど合格に近づきます。そのため、知識を増やす意味で結論の書いてある模範解答・予想問題・まとめた資料を暗記するのが、受験対策の一つになります。

しかし、技術士試験は、ある程度専門知識を増やした後は、知識量を増やしても合否に影響無いのです。技術士試験は、専門家として必要な知識量が有れば、それ以上の知識を要求しません。すなわち技術士試験は、知識量の多さを目指して無いのです。技術士試験は、専門家としていま持っている専門知識で納得できる結論を出すのが重要なのです。

そのため、正反対の結論が出ても合格できる場合があります。例えば、設備投資を検討するときに「いま設備投資する」と「設備投資を延期する」のどちらの結論を出しても合格できる可能性があります。重要なのは、結論を出す過程で試験官の納得できる検討をしたかどうかです。

逆に言えば、模範解答・予想問題・まとめた資料で得られた結論だけを解答に書いても不合格です。どれだけ正しい結論でも合格できる可能性は、ほぼ0%(ゼロ%)です。試験官は、どのように考えて結論を出したかを見ています。結論は、矛盾が無ければそれ以上結論を重要視していません。よって結論の出し方を勉強するという意味で、模範解答・予想問題・まとめた資料を多くの講師は、サンプルを示して自分で作った方が良いと回答しているのです。技術士試験の最短合格を目指している人は、参考にしてください。

では、「最短合格」を目指してJES技術士合格セミナー(←ここをクリック)で一緒に頑張りましょう。