坂林和重の技術士試験コラム
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内容が伝わる事が、合否判定の最低条件です。
ときどき見かけるのですが、内容の伝わらない文章を書く人がいます。今日は、内容を伝える重要性について書いてみます。
添削指導を受ける前の文章を拝見すると、約半数の人が、何を書いているのか内容の伝わらない文章を書いています。特に複数年で不合格になる人に多い傾向にあります。当然ですが、文章を書いている本人は、内容をよく理解しているので内容が伝わると思っています。本人は、大丈夫と思っています。だから複数年で不合格なのです。複数年で不合格になっている貴方の事です。
技術士試験の解答で採点官に内容が伝わらないとどのように採点されるか説明してみます。
まず採点官は、解答を読んで意味が理解できないと「何を書いているのだろうか?」と一瞬考えます。ですが、解答文を読み返しません。なぜなら、膨大な手書き文章を手渡されて「期限までに採点して下さい」と試験センターから指示されます。そのため、内容の理解できない文章の場合は、「意味不明の文章」として採点します。すなわち、不合格です。これは、内容の正否を問いません。内容が正しくても意味が不明であれば、不合格判定します。
私(坂林)が考えるに、不合格の大部分が、内容の伝わらない文章で不合格判定されていると思っています。複数回不合格になっている貴方も同じです。貴方の書いた文章の内容が、採点官に伝わらないのです。
今年の試験で合格したい貴方は、内容を伝える事を最優先にしてください。内容が伝わって初めて採点してもらえます。内容の伝わる範囲で一番高度な内容を記述してください。内容が伝わらなければ、即決で不合格判定です。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。