坂林和重の技術士試験コラム
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「受験申込書及び業務経歴票」の提出目的は。
貴方は、「受験申込書及び業務経歴票」を技術士試験用として意識して記載しているでしょうか? 今日は、そんな事を書いてみます。
貴方は、「受験申込書及び業務経歴票」の提出目的を理解しているでしょうか? もし「試験を受けるため」と思っている人は、ほぼ不合格直行です。「受験申込書及び業務経歴」の提出目的は、貴方が技術士にふさわしい人材かどうかの判断資料です。もし資料を見て不適格と判断されると不合格になります。そのため、貴方が技術士にふさわしいと判断できる情報を記載する必要があります。
ここで誤解してはいけないのが、貴方の業務実績から技術士にふさわしい内容をピックアップして記載すると言う意味です。時々「やって無い事も書いていいですか?」と質問する人がいますが、ダメです。事実と異なる内容を記載すると厳しく処分される可能性があります。
例えば、貴方が主催する会議で技術的資料をコピーして内容を技術論議したとします。この時に「資料のコピーをしていました」と記載すれば、コピーを主な業務と判断されて不合格になります。ですが、「技術論議をした」と記載すれば、技術士にふさわしいと判断されます。同じ人材でもどの部分を記載するかによって合否が分かれます。
すなわち貴方の長年の業務を1枚の用紙に記載するのです。全ての業務を記載できません。技術士にふさわしいものをピックアップして記載するのです。
当然ですが、記載すれば口頭試験で質問されます。例えば、調査研究と記載すれば、内容を質問されます。質問の例としては、「調査研究のメンバーは?」「予算の金額は?」「学会発表や特許申請は?」「貴方は責任者ですか?」等です。すなわち、「受験申込書及び業務経歴」に記載する内容は、口頭試験で質問されることを想定して技術士にふさわしい内容を記載するのです。
1月~2月は、これらに必要な情報を集めて下さい。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。