坂林和重の技術士試験コラム
今のお勧めコース
1か月以上前から口頭試験の受験準備を始めて下さい。
口頭試験の受験日程が決まり始めました。試験センターから日時指定のはがきが届いていると思います。今日は、口頭試験までに暗記すべき事について書いてみます。口頭試験の1か月以上前から受験準備を始めて下さい。暗記すべき模範解答は、膨大な量になります。時間がありません。限られた時間で全てを暗記する必要があります。
まず口頭試験では、手持ち資料が認められていません。何も持たない状態で回答します。そのため、必要な情報は、暗記しておくことが必須です。
1、技術士法
まず何と言っても技術士法の条文を暗記してください。技術士法は、皆さんを規制する法律です。技術士法を知らずに業務を行い、法律違反をすることの無いようにしなければいけません。技術士法を知らずに守らない事は、自動車の運転免許でいえば、道路交通法を守らないのと同じです。交差点の信号や一方通行を守らないと大惨事になるのを想像すれば、極めて重要です。暗記すべき条文は、20数条程度です。全て丸暗記してください。
2、技術者倫理関係
技術者倫理では、暗記すべき技術士倫理要領が公開されています。10項目の暗記とその解説文章の理解を深めて下さい。それぞれ関連性があります。項目どうしが競合した場合にどうするかも理解してください。例えば、秘密の保持が法律で決められていますが、不正行為を発見した場合にどのようにするか考えて下さい。
3、業務経歴票と筆記試験の解答
貴方が記述した資料です。質問されても回答できるように暗記してください。業務経歴は、720文字詳細業務も含めて3分間と5分間で説明できるようにしてください。もし余裕があれば、別の時間でも説明できるように練習してください。筆記試験の解答は、記述不足部分について、模範解答を暗記してください。インターネットで調べれば、情報が得られます。
4、Q&Aの模範解答集
Q&Aの模範解答集は、約2週間あれば暗記できます。しかしこれも、余裕があった方が良いかもしれません。資料としては、200ページ程度になると思います。
以上を暗記するには、1か月以上欲しいと思います。できるだけ時間を取って暗記してください。そのためなるべく早く口頭試験の練習を始めて下さい。
説明練習は、友人知人や家族を相手にするのも方法です。高度な技術を難しく説明するのは、普通の技術者です。高度な技術を解り易く説明するのが技術士です。家族に理解できるように説明できれば、完璧です。JESでは、11月16日(日)に準備を始めます。独学の貴方もお急ぎください。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。